『それでいい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
それなりに手にしたまあるいオレンジで
どうにか腹を満たそうとする
題『それでいい』
それでいい
腐女子友達
君はそうじゃ無いと
私が調子狂うから
お願いだから
ずっとおかしな
腐女子でいてね
『なあ?霊夢』
「何?」
『何で俺はいきなり抱き締められてんの?』
少し時は遡る。博霊神社に遊びに来たリュウガは何時もは本殿の前を掃除しているはずの彼女が居なくて帰ろうとしたら
「リュウガ」
と呼ばれて振り返るとゴツン❗と頭に衝撃を感じその場に倒れた。意識が朦朧とするなか微かに見えたのは赤い服だった。
そして意識が戻ってズキズキと痛む頭を押さえながら起きようとして気付く手に触れた畳の感触と首の下に見覚えのある赤いリボンと黒髪。
ここで最初に戻る。
「女の子が男を抱き締めるなんて好きだからに決まってんでしょ」
『…何で俺を気絶させたんだ?』
「…あんたが…」
霊夢はガバッと頭を上げてリュウガを見下ろしながら
「モテすぎるのが悪いのよ‼️」
リュウガは?を浮かべ
『はい?』
と言った。霊夢はリュウガの胸ぐらを掴み
「あんたは誰にでも優しいし誰よりも強くて皆あんたの子種狙ってんのよ❗私の婿であるあんたを❗」
『う~ん?俺は霊夢以外と子供を作る気はないけど』
「なら早く襲ってよ。既成事実作る必要無いじゃない」
リュウガはため息を吐いて
『だから殴って気を失っている間にヤろうと?』
「紫がそうしないとダメだって」
(あのスキマ妖怪は後で殴ろ)
『霊夢の気持ちは嬉しいよ。でも意識無いとさ』
リュウガは霊夢の頬に手を当てて
『お前の感触味わえないじゃん』
霊夢の顔が赤くなり力が緩んだ瞬間にリュウガは逆に霊夢を押し倒す。霊夢の両腕を片手で押さえ込む。
「リュウ…ガ」
『俺は何時だってお前を抱こうと思えば出来るけどさ…俺手加減出来ないんだよ』
霊夢は
「…バカ。手加減なんて無用よ。私は博霊の巫女よ?あんたの全て受け止めてやるわよ」
リュウガは霊夢の言葉に一瞬驚いたがフッと笑うと押さえていた手を外して霊夢を抱き寄せた。霊夢はリュウガの背に手を回して抱き締め返す。リュウガは霊夢の耳元で
『今日は寝かせないぜ?』
「それで良いのよ。あんたの全ては私のものなんだから」
終わり
何度も自分に言い聞かせる
それでいい,それでいい,それでいい、と
#それでいい
「何度目だと思う?」
今回ばかりは目を瞑らなかった。腰に手を当てて、いかにも怒っていますよと態度に表す。彼はそんな私を見て一瞬だけ別の表情を出したあと柳眉を下げていく。まだ叱ってはないけど叱られた後の子犬の様な顔。
悪いことをしたのは彼のはずなのに私が悪いみたいになる。
私の首という首には赤い痕がいつも残っていた。首から始まり、手首に足首。痕、痕、痕…。虫刺されで誤魔化しようもない。服を着ても、カーディガンを羽織っても見えてしまう。ファンデーションも塗ったところで服に着く。もう真冬じゃないからタートルネックを着たところで場違いになる。
「『それでいい』訳があるなら聞きます」
「…可愛いから、つい」
「つい…」
つい、調子に乗ってしまうのだとか。自分のものだと視覚的にも認識したいし痕を見て恥じらう私を見たい等々。言い訳じゃなく痕をつける理由を散々聞かされ、しまいには付けた時の反応を痕に触れながら説明してくる。そういうことを聞きたいんじゃない。
「私は、怒ってるの…!外に出られないでしょ」
人と会う約束をしていたのだ。
「そのためだよ。君が約束してる男に見せつけるため」
「私…」
私は人に会うと伝えていたけど男に会うなんて一言も言ってない。疚しいことをするつもりはなく、彼のことを相談するつもりで…。
「このまま俺に愛されましたって見せてくる?それとも俺が断ってこようか?」
主導権が彼に渡ってしまった。相談相手は何事にも動じない人物だが私が無理だった。こんな姿で外に出られないし、もう諦めて手紙で相談するしかない。
「最初から外に出すつもりないんでしょ…」
「ふふっ、悪いね。すぐ戻るよ」
出掛ける彼を見送ると私の怒りも一緒に出ていったみたい。全部手のひらの上、私が諦めることも、こうなる事も。彼にはやっぱり敵わない。
今月から自分だけお弁当を作ってるんだけど、
毎日献立考えたり朝早く起きるの辛い。
ネットにあげてる人とかよくあんな凝ったの作れるよね。
現に今も遅刻しそうだし。
私はそんなのできないので冷食とか企業さまの利器を使わしてもらいますわ。
無理をしない弁当、私はこれでいい。
はーめっちゃ美味しい!
……でも無理をしない弁当なりに色々な便利グッズ買いまくってて逆にコスト嵩んでるんだけどね。笑
たまにはぶつかり合うのもいい
本音で語り合うのもいい
それで関係が変わっても
僕たちはきっと大丈夫
自分がしたいことを出来れば
それでいい
─────『それでいい』
迷ったら動いてみたらいい。
自分で考えてみたらいい。
間違えたっていい。
人生それでいいと思うんだ。
それでいい…
語尾に?か、!で随分と違ってくるよね。
!は、肯定的
?は、否定的だったり、不安だったり
!は、納得しているし、満たされているから、その気持ち、大事にして。
それでいい?に当たったら、実はチャンスかもしれない。
少なからず不安、疑問があるなら解消するチャンスだ!
それでいい?から、それでいいんだ!になるチャンス。
色々試して、人に聞いたりして、!にしていこう。
これがその靴かぁ。
流行りの。クラスで皆持ってる?
この靴買おうかね。
男子はほとんどか。俺らもあったなぁ。
後ろ側が光るのよ。ライト当たると、良く光るの。
うん。ああ、ママが? 皆一緒だから、やめなさいって?
良く言うのよ、個性を出しなさいっていうのね。
ダメダメ。皆一緒でそれでいいのよ。
いいか、個性なんてものを靴でだそうとしちゃ駄目だ。個性は内面から滲み出るものだからな。
良し、じゃあこの靴買うぞ。
ちょうど、偶然、安売りで良かったな。
それでいい、自分自身を好きになる事。
それでいい、相手を思いやる気持ちを持つ事。
それでいい、親を大切にする事。
それでいい、この世界を好きになる事。
それでいい、今日が悪くても明日は良くなると思う事。
それでいい、何気ない日常を精一杯生きて行く事。
それでいい、生きている事。
それでいい、時間が少しづつ過ぎて時が経過していく事。
それでいい、新しく何かを始めた事。
全ては、それでいい。
弟の誕生日ということで、バイト帰りに弟が欲しがっていたゲームを購入しラッピングも頼んで、落とさないように鞄にきっちりと仕舞って帰宅。
玄関のチョイくたびれた茶色の革靴を見て、父が既に帰ってきているのを確認、ドアの鍵とチェーンをかけた。
ただいまー、とリビングに入ると、直ぐに母が安堵したような声色で「おかえり」と返ってきた。
何故かソファで項垂れている父の側を素通りし、鞄をドサッと床に下ろす。
弟が居ないスキに、カーテンを留める布を引っ掛ける金具のとこにプレゼントを挟んで隠しておく。
ひと仕事終えたぜ、と振り向くと、テーブルの上、サラダや唐揚げ等に紛れて見覚えのあるゲームソフトが置かれているのが見えた。
思わずソファに目を向けると、どでかい溜息を吐く父。
ゲームソフトを手に取り、パッケージをよく見ると真ん中のモンスターのデザインが少しだけ違っていた。
これは、弟が欲しがっていたゲームソフトのかたわれ……通称「じゃないほう」だ!
こんなの見せたら弟ギャン泣きだよぉ、と思っていたら母が首を横に振った。とき既に。
父が鼻を啜る音が聞こえる、第二ラウンドは御免だ、こちとら学校から直接バイトで流石に腹ペコ。
セットにしちゃえば良いじゃん。
これぞ、天の声。
善は急げと綺麗に包装紙を剥がし、父の買ったゲームソフトを重ねて包み直して、涙腺決壊寸前の父に渡す。
部屋で不貞寝していた弟を俵抱きにし、問答無用で食卓に着かせると、涙目の父が持ってきたケーキのローソクの火を、半ば無理矢理に消させる。
お誕生日おめでとう、の「め」位で空腹に耐えきれず、目の前のバラ寿司を口いっぱいに頬張った。
テーマ「それでいい」
それでいい、
お前はいつもその頬の傷痕を気にしてる
その色違いな目の色のことも
「俺からしたら“それ”はお前の魅力だ」
こう言ったらお前は驚いた顔をして、
「ありがと」って笑った
その日から、もうお前は隠さなくなった
コンプレックスだったのに
一声でこんな嬉しそうに笑ってくれる
あぁお前はそれでいい、
お前を笑う奴なんて俺がやっつけてやるから
死にたい、消えたいって思っている人へ
今死にたい、消えたいって思っているかもしれない
でも死んだり消えちゃったら誰かは悲しむよ?
自分がいなくなっても誰も悲しまないって思っているかも
しれないけど誰かは悲しむんだよ
それに死にたくないのに生きたいのに何かの理由で
亡くなった人だっているんだよ
無理に死なないで消えないでとは言わない、
でも死にたくないのに生きたいのに亡くなった人だっている
ってことぐらいは覚えててほしい。
相談相手がいないなら一番頼れる人に相談してみな?
一人で抱え込まず自分の今辛いことしんどいこと
全部吐き出して。意外とスッキリするよ
ただその一つ、それだけでいい、それでいい
お題 それでいい
[今はそれでいいんだよ焦る必要はない今の君にはそれが精一杯の実力ならそれで僕は充分君のペースで進めればいい僕も手伝うからいつでも声掛けて]
そう言って教えてくれた。
クラスでみんなできる中私一人だけができない状況で焦りがあったのだ
教室で放課後に勉強していたら疲れて寝ちゃったんだろう
勉強を始めた頃は空色が澄み渡っていたのにもう赤と青のグラデーションだった。
焦ったいたのだと最初の声で気づいた。
おだい[それでいい]
No.19
君を救っている。
この救われない身体で。
君を慰めている。
この醜さがとれない心で。
精一杯の声をかけている。
似つかわしくない優しく澄んだ言葉を。
僕の外面ばかりに触れて、君は笑顔になる。
それを見て僕は、少し傷つく。
騙してしまったかのような罪悪感が込み上げ、僕を沈める。
苦しくなる。
でも、それでいい。
どうせ報われないんだから。
なんでもいい。
それでいい。
どっちでもいい。
つまりなんだよ。
自分のその瞬間の気持ちも言葉にできないのかよ。
なんでたったそれだけのこともできないのに、じゃあと出したものにケチをつけられなきゃならない。
いちいちいちいちいちいち、お前がさっさとどっちかはっきりさせてたらこんな鬱憤、蓄積なんてしなかった。
「――しなかったよ、ちゃんとぜんぶ、言ってくれてればさぁ」
「……ぁ、ヒッ、や、やめ……」
「なんでもいいんでしょ? どれでもいいんでしょ? なら、これでいいじゃん。なんでいっつもあたしが決めてから文句ばっかり言うわけ?」
おかしいってこと、まだわかんないの?
なら死んで治すしかなくない?
#それでいい
貴方にとって私はただのクラスメイト。
だけどそれでいいの。
ううん、そうじゃないといけないの。
貴方がもし友達になったら、恋人になったら、家族になったら…って考えた時もあったよ。
だけどそれはきっと神に逆らう行為だから。
私と貴方は結ばれちゃいけないってなんとなくそう思う。
だから離れるしかない。
最後に一度だけ微笑んでくれたら…思い残すこともなかったのかな。
「こんなところで、何を」
海風が吹き響くなか、薄着を心配したのか。それとも不審に思ったのか。きっとそんな程度の理由で月明かりの下、海風と共に会話は始まった。
「寒いでしょ、早く戻った方がいいよ」
「大丈夫。寒くない」
いくら夏でも、夜は冷える。少し肌寒い上に半袖半ズボンでは温まる手段もない。一点張りの言葉にため息をつき、彼は横に座り込む。
「私と話すつもり?」
「まあね」
満月はどこ一つ欠けることなく完璧なほどに光り輝いている。それに比べて私だけに伸びる影はとことん暗く濁っていた。
「あなたはなんでのぞみ壮に?」
そんなの分かりきっている。ここはそういう場所なはずだ。
「…ごめん。野暮だったね。けど、あなたの事情を聞きたいな」
「人って言うのは自分勝手なの。私も、君もね」
見るなり私より年上の彼は、何故か深く事情を知りたがった。全て話す義理もない私は気が向くだけの過去を話した。
「目の前には水平線しか見えないけど、後ろを見てみて。宿には光が灯ってて、あそこじゃ色んな人が支え合って生きてる。あなたはきっとそう言う場所に戻る方がいい」
「私はその水平線に行きたいの。支え合って、関係が生まれれば、いつかそれは消滅するの。それに依存するから人は醜くなるの」
ただ淡々と、コンクリートの壁に打ち付ける波を感じながら、水平線の向こう側を見つめながら、口は自然と動き始めた。あともう少し、手に力が入れば私は水平線へと吸い込まれていくのに。
「のぞみ荘の人たちはそんなこと知ってる。ここが嫌でも、何処かにきっとあなたを受け入れてくれる人は必ず…」
彼の口はそこまで軽くは動かなかった。
「じゃあ、君は私とずっと居てくれる?空っぽで、醜い私と」
「…ごめん。出来ない」
「知ってる」
彼のことは理解した、つもりだ。彼の口が重たくなった理由も、海風と共にここに現れた理由も。それでも、私の望みは。
「本当は、海だって、空だって、人だって、みんな助け合って生きてるはずなんだ。けど人ってのは不思議なもので、自分勝手に飲まれていくんだ。僕も、そうなんだ」
「私も君も、勝手ね。こんな寛容な世界でも生きられないなんて」
言っていて悔しさが込み出してしまう。きっと後ろの世界も、揉まれていけばなんてことないようになる筈なんだ。それでも海や空のように、受け入れてくれる世界に身を投じたくなるんだ。
彼はそれ以上私の過去について言及しなかった。気付けば私は抽象的な意見ばかりを述べて、具体的な過去は一切話すことはなかった。
「それでも、言うよ。君はまだ行っちゃいけない」
「ありがと。それでもね」
私は礼を言うと立ち上がった。
ここへ来た時から決まってる。
望みを叶えるための、この場所だ。
「私は、死ぬためにここに来たの」
きっと、この涙も大きな海の一部になっていく。
海風が消えると共に、もう彼は見えなくなっていた。
【それでいい】
そのままずっと周りの人と明るく生きて
俺の事を忘れるくらいに楽しく生きて
それでいい
ずっとそのままでいい