『ずっと隣で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの人の、何を見てたんだろう?
凄く安定した人に見えてたんだ。まともな大人に見えてたんだ。
あの人は、自ら命を絶ってしまった。
知らなかったんだよ。あんたが、精神疾患持ちだなんて。
俺は、何をしてたんだろう?
あなたをずっと隣で支えたい
そしてあなたにずっと隣で支えられたい
いつでも同じ歩幅で同じ早さで
一生を共にしたい
ずっと隣であなたを見ているから。
あなたもずっと僕を見ていて。
年老いて終わりの時が来ても。
あなたと見つめ合って終われるように。
ずっと隣で
この言葉が飛び込んできただけで辛くなった。
見たくなかった
笑っていてほしい
ずっと隣で、なんて欲は心の奥に閉じ込める
ただ、たとえ何処にいようと
この先もずっと君を笑わせるのが
僕であるようにと願わずにはいられない
「ずっと側で」
ずっと隣に居れることは可能ではない。
でもそれもわかってるのに、ずっと側にいるって言ってくれる人は本気なんだと思う。
心から大切に想う人は、星みたいだ。いつも側に居るとは限らないし、いつも見えるとこに居るとも限らない。でもきっとどこかには居る。
それを忘れなければ、独りじゃないって思えるはず。
いつもひとりで頑張ってきた
誰にも言えなかった
言ってしまえば負担になってしまう
頼ることができなかった
頼れば甘えになってしまう
頑張って
我慢して
頑張って
我慢して
頑張って
我慢して
頑張って
我慢して
頑張って
我慢して
プツンと切れた
何もできなくなった
誰かに助けてもらわないと
生きていけない自分になった
頼って甘えていかないと
生きていけない自分になった
それが辛いこともある
だけど気づいた
私はひとりではないのだと
ずっと誰かがそばにいてくれたのだと
隣には誰かいてくれたのだと
一緒にいてくれてありがとう
そばにいてくれてありがとう
心からの感謝を、君に
ずっと隣で
忘れてないよ
チョコも君もね
だから来た
ずっと隣で
この身朽ちても
【ずっと隣で】
―ずっと隣で―
魂の篭もった歌声を
ずっとずっと世界中に響かせる君の隣で
私もずっと舞っていたい
たくさんの人の目に映って
舞い落ちる桜の花弁のように
ずっとずっとずっと
ずっと隣で舞っていたい
君の隣に居たいとか
ずっと思ってたんだ、、
でも私じゃなかった...だめだった
それに私は君に見合ってないしさ
でも今なら.........なんて思ったりしてね
彼氏とどこまで行ったのかなぁとか
嫉妬で狂いそうになった時もあるけど
もうずっと一生君の隣には行けないって
諦めがやっと......ついたから
私はもう人が、みんな嫌いになったから
もう疲れたからさ
何となく生きていつか死ぬ時まで
君を思い出したくない
対人関係のトラウマがある自分は、多分一生、結婚はしないものだと思っていた。しかし、実際は良縁に恵まれ、ついに昨日結婚式をあげるに至った。まるで夢を見ているようだ。
親しい人もない淋しい人生に終止符を打とうとしたあの日、君という友人と出会えたから、君が僕の理解者であってくれたから、今自分は此処にいられる。
結婚式での友人のスピーチに、涙で顔をぐしゃぐしゃにする僕に、伴侶は目を細めて「良い友達をもったね」と言った。まったくそのとおりだ。
友人の紡ぐ言葉は、ひとつひとつ丁寧で、とても心がこもっていて、会場の多くの人が目に涙を湛えた。友人は今、小説家という夢に苦しんでいるが、その支えに、これからも自分がなれたらと思う。友人がずっと隣で、自分を支えてくれたように。
今日はそんな友人の家を、スピーチのお礼の品を持って訪問したのだが、何度インターホンを押しても反応がなかった。LINEも既読がつかない。電話も出ない。友人は出不精だから、もしかしたら、久々の外出で疲れて寝ているのかもしれない。無理に起こすのも忍びないと思った僕は、とりあえず出直すことにした。
玄関の扉が開くと、愛犬が迎えてくれた。その後ろから、パタパタとスリッパの音を響かせて愛しい人が現れる。
「ただいま」
「おかえりなさい」
愛犬がやたら僕に向かって吠えるのは、朝の散歩をサボったことへの抗議かもしれない。荒ぶる愛犬を宥めるために抱き上げようとした時、伴侶が言った。
「お客様を連れてくるなら、連絡のひとつ入れてほしいわ」
「え?」
見れば、愛犬と伴侶の視線は僕ではなく、その後方に向かっていた。一瞬キョトンとして、遅れて振り返る。しかし、僕の背後には人の姿などどこにもなかった。
“それら”はいつも一緒にいて
離れている
どちらかが強すぎると
どちらかは消えてしまう
どちらが良いかなんて分からない
要はバランスだよね
どちらも同じくらい必要で
人が勝手に決めていいものではない
どちらか片方無くなるだけで
世界は止まってしまうのだから
『ずっと隣で』より
ずっと隣で
貴方だけは信じられる
どんなに裏切られても、
貴方だけは、裏切らない。
そんな貴方が辛くなったとき
『ずっと隣で』見守りたい。
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久しぶりの投稿です。❤︎が600を超えました。初投稿から、約7ヶ月が経つのですが、私の作品をこんなに見てくださるとは思いませんでした。感謝ばかりしていて鬱陶しいと感じるかもしれませんが言わせて下さい。
いつもほんとうにありがとうございます。よければ、これからもよろしくお願いします。
本当は特別、仲が良いわけではなかった。
本好きの僕たちは委員決めでは毎回図書委員を選ぶから、一緒にいる時間が多いだけ。
それでいくらか話すようになったから、仲良しと思われて、入る曜日を一緒にされていただけ。
ずっと隣にいたけれど、僕は彼女のことをあまり知らない。
だから、どれだけ熱心に聞かれても、僕が答えられるはずもないのだ。
彼女が死んだ理由なんて。
図書室の受付は基本的に暇なもので、貸出の希望があるまでは、座って好きな本を読んでいることが多い。
私語は基本的に禁じられているので、話すことはほとんどない。
しかし、その日は1年生が集団宿泊に行っており、図書室内には僕たち以外、誰もいなかった。
いつもは静寂と呼んでいたものが、今日は沈黙として居るようで、お互い本を開いているだけの時間が気まずく思えた。
「何読んでるの?」
不意に聞いてみると、伊藤は本を開いたままで背表紙をこちらに向けた。
もう終盤に差し掛かっているようで、本の片側にはページはほとんど残っていない。
口遊んでみるが、タイトルも著者も聞き覚えがない。
「やっぱ知らないか」
伊藤は僕の表情を見て、残念そうに言う。
「聞いたことないな。何系?」
「恋愛、ミステリかな。あんまり読まないでしょ」
確かに僕は恋愛モノやミステリは読まない。
読むのはSFばかりだ。
「恋愛とミステリってなんか不穏な気配がするよな。見るからに縺れそうじゃん。痴情が」
「まあそれが一番動機になりやすいからね。でもこれは純愛だよ。出てくるのは両想いが一組だけ」
「ホント?そこからどうやってミステリになるのさ。動機と直接関係ないとか?」
「いや、めちゃめちゃ関係ある、と私は睨んでるけどね」
「えー、全然想像つかないな」
ふふ、となぜか得意気に笑って、伊藤は背表紙を撫でた。
「でも、私も少し共感できる気がするんだ」
「誰に?」
「犯人」
「ヤダちょっと怖いんですけど」
大袈裟に引いて見せると伊藤は、あはは、と体を曲げて笑った。
「興味持ってほしくなっちゃったから、ちょっとネタバレするね。この話、主人公の恋人の女の子は最初に死んじゃうの。その死に方がめちゃくちゃ不可解なんだ。犯人もその動機も方法ももう全然分からない。それで主人公はその真相を知るために手がかりを集めていくんだけど。証拠を集めれば集めるほど、犯人の候補が消えていくんだ」
「なるほど……」
聞きながら、色々な仮説を頭に組み上げてみるが、詳細が何も分からないので、手の打ちようがない。
それでも考えていると、伊藤がニヤニヤと僕の表情を覗いていた。
「気になっちゃった?」
「なんだよ、その表情」
「なっちゃったんだねぇ」
伊藤は満足そうに伸びをして、そのまま掛けられた時計に目をやった。
気づかなかったが、もう昼休みが終わりそうな時間だった。
「ヤバい、ギリギリじゃん」
言って立ち上がる。
伊藤は読みかけだった本に栞を挟んで、カウンター横にある棚に入れた。
2人きりの廊下に足音が忙しく響いていた。
# ずっと隣で
小学生の頃、シートン動物記を読むのが好きだった。ウサギやヤマネコ、キツネ、クマなど色々な動物が人間のように感情や考えを持って逞しく生きる姿が好きだった。特に、「オオカミ王ロボ」の話が一番のお気に入りだった。
オスオオカミのロボは、広い縄張りを持ち、一際大きく力強い体と賢い頭を持った群れのリーダーだ。少数精鋭の仲間たちと一緒に狩りをし、時に悪戯目当てで人里まで下りて家畜を荒らすこともあった。しかしロボは大変頭が良かったので、猟師たちの仕掛けた罠にも引っかからず、ロボは悪名高く辺りを騒がせた。
そんなロボは、ブランカというメスオオカミと番になっていた。猟師はそれに目をつけ、ある時ブランカを仕留め、その遺体を囮にロボを罠にかけた。ロボは捕まり、妻を失った悲しみから衰弱して亡くなってしまった。
猟師は最後、ロボの遺体を、先に亡くなったブランカの遺体の隣に置く。そして二匹の亡骸を見つめながらこう言う。
「ほら、お前はどうしてもこいつのそばに来たかったんだろう。これでまた一緒になれたぞ」
この猟師の台詞が、ずっと心に残っている。
𖤐ミ『ずっと隣で』#1
君と出会ったのは幼稚園の年長さんだったかな。
お互い自己中心的で、全く譲らなくて、
小学校中学年になるまでは遊ぶ度に喧嘩して、
なのに次の約束をするコトだけはやめなかったね。
君のシュッとした顔、
透き通った瞳、桜色の頬や唇、
それらが様々な表情を見せる度に
君と時間を共有できる喜びを噛み締めていたよ。
ー嗚呼でも、もう時間切れみたいー
10年間ものトキを同じ學び屋にて過ごしてきた友よ
“ずっと隣で”過ごしてきたトクベツな友よ
[素敵な時間をいつもありがとう]
~次の空欄に当てはまる言葉を書き入れなさい~
君のいない明日からの日々を私はきっと( )。
A.(充実したものにして魅せる✧*。)
「ずっと隣で」
大好きなあなたの横で笑っていたい
╴ずっと隣で ╴
つい、この間まで、
太陽の光が届いていたこの場所は、
もう闇に侵食され始めていた。
「懐かしいな、ここでみんなとよく
他愛もない話をして笑っていたな」と、
よく知る笑い声が聞こえて隣を振り向くが、
そこに友の姿はない。
いつもの場所も、ずっと隣にいた友人達も、
奪われていった。
そして己の命さえ奪われようとしている。
不思議と怖くは無い。姿は見えずとも、
きっと今も、友はずっと隣で……。
レモネードを飲んでいたら
窓から差し込む太陽の光が
グラスの中のレモンイエローに重なり
小さな太陽みたいに見えた
そんな小さな奇跡をずっと
君の隣で見つけていきたい
#ずっと隣で
「お前って夢とかあんの?」
ソファーからこちらを見上げて呟く男。さっきまでテレビを見ていてこちらを見ることすらなかったくせに。なんて悪態をつくのは簡単だが、話したかったのはやまやまなので見ていた雑誌を閉じ、素直に隣に座ることにした。
「お、お前にしちゃ素直だな」
「あんたが構ってくれなかったからね」
「しょうがねぇだろ、面白かったんだから」
「はいはい、で……急になに?」
ぱちぱち、と若干黄色じみた目が瞬いた。んー、だかうー、だか分からない声が部屋に響く。
眉は寄っていていかにも考えてますよ、って顔。分かりやすすぎる顔の変化にくく、と笑い声をもれそうになるのを奥歯を噛んで抑える。
「いや、特になんもねぇな」
こっちには答えを求めるのに自分は、理由いちいち考えなくね?と頭を掻くので困った人だと思う、ほんとに。
「じゃあこの話終わりね、ベランダで一服でも――」
「ちょっと待て! いま思いついたから、な?」
必死に止めてくる姿にまた笑い声が漏れそうになる、この人の反応を楽しみながらも頭の片隅では先程の質問について考えていた。夢ねぇ、小さい頃の夢はたしか会社員。可愛げのない子供だなと自分でも思う、いまと大して変わらない考え方で三つ子の魂百まで、とはこういうことか、と思い知らされた。
「えーっと……お前は未来を見てなさそうだから」
「未来?」
「俺はいつか離れるって思ってんだろ」
手がぴくり、と勝手に動いて飲み込んだ唾がごくっと音を鳴らす。図星だろ、と笑われてしまえばもう否定してもしょうがないと嫌でも分からされた。
「なんで知ってんの」
小さく呟けば、にやっと口角が分かりやすく上がる。
「そりゃ三年一緒にいればなんとなく分かんだろ」
そういうもん?と聞き返せば俺の今食べたいもんなんだと思う?という質問が返ってきた。
「さっきテレビでやってた炒飯、あんたミーハーだからすぐ影響されんだろ」
「正解、ほら言った」
「それとこれとは別じゃねぇの?」
「一緒だろ」
いきなりぱちんと手を勢いよく鳴らしたと思ったら、こちらへ体が急に向く。
「で、お前の夢は?」
「うーん……あ、一個あるかも」
「お、聞かせてみろい」
「あんた俺の考えてること分かるんだろ?当ててみなよ」
「は!? くっそ……ちょっと待ってろ、絶対当ててやっからな」
今度はあーだか、えーだか分からない声を出して悩む姿にこの人らしいな、と息が漏れた。
〝ずっと隣で〟生きていくこと、だなんて言ったら笑われてしまう。いやいっその事言ってしまって相手の反応を楽しむのもありだろう。
悩んでいる姿を横目にまだ見ぬ反応を期待しながら雑誌を一枚めくるのだった。