『ずっとこのまま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題:ずっとこのまま
『ずっとこのまま』に続きがあるのなら、
どんな言葉が相応しいだろう。
『時が止まれば良い』は無難だと思う。この夜が明けることを望まず、永遠の闇の中で過去だけを想起する。食卓の匂い、家族の笑い声、初めて握った手、その何とも言えない温度、愛しい日々、「過去だけで良い」と人生に幕を下ろす。それは、未来への諦観だろうか。反して、懐古だろうか。
『変わらないでいてほしい』はニュアンスが変わる。世界を固定するのではなく、誰かを固定する願いだ。言い換えるなら、その人らしくいてほしいと祈ることなんだろう。ただその言葉が呪いにならないとは言えない。その人が『その人らしさ』を問い続けるのなら、この言葉は澱になる。
『生きていてほしい』なら前述したものよりも切実で健気な願いになる。ただ生きていてくれるだけで良い、とも言い換えられるかもしれない。それは他の全てを赦す代わりに、死だけは赦さない紛うことなき呪いだ。それが吉と出るか凶と出るかは、受け取り手に委ねられる。言葉の真骨頂だ。
「と、考えるのは無粋だね」
僕は彼の遺書を読むのをやめ、眼鏡を掛け直す。そして、彼の最後の言葉を三つ折りにし封をした。
『最後に君へ、ずっとこのまま』
彼の物語の最後は、この文章で締めくくられた。何通りかの解釈はあれど、その続きなどありはしない。あるとすればそれは幽霊で、僕たち生者が生み出した錯覚だろう。それはただの言葉であった最期を捻じ曲げるという面もあるのだ。
けれども幽霊にこそ物語がある。届いてこその言葉で、錯覚するほどの愛だろう。僕はそれが読みたい。
「『ずっとこのまま』……なんちゃって」
独り言が夜に溶ける。その情景にいつか自分の言葉が文字になることを望まずにはいられなかった。
◯✉️の話
クラスのこの風景。「またね」と手を振る友達。部活動で泥だらけになりながら直向きに頑張るこの景色。
ずっとこのまま続けばいいのにと何度願ったことか。
思い返す過去の日々
何時(いつ)が幸せだったか考える
ずっとこのまま
好きな人と付き合えたこと
家族と来て幸せな空間
楽しい時間
誰でも、この時間がずっと続けばいいのにと思う時はある。でも、永遠じゃないのも理解してる。
辛さを乗り越える強さを持ってまたこの時に戻ってこよう。
そう私は決めた
《ずっとこのまま》
明日には変わってしまうから。
今この時だけは、何も知らない振りをして。
ずっとこのまま一緒に居られると信じさせて欲しい。
ずっとこのまま
すべてを委ね
沈みゆく
ずっとこのまま
夢うつつ
微睡む心地
ずっとこのまま
謙虚に
真面目に
ずっとこのまま
【書く練習】
今日の書く練習はお休みします。
昼から頭がくらくらする
気がそぞろとなり
判断力がばかになる
こういう時はなるべく省エネで過ごそうとするが
逆にばかな判断をしがち
具合悪いから、今のうちに仕事しとかなきゃっ!
ばかである。
風のように過ぎ去る月日
振り返ればずっと遠くにある昨日
自分がどこにいるのかもわからないような
忙しさという渦の中に溺れてしまいそうで
必死に走りきった時間
ふいに仕事が終わって
ふいに休みが始まった
あれほど疲れていたのに
世界中の誰よりも速く走って帰った
自然に笑みがこぼれる
走って走って、階段を駆け上がり
急いで扉を開けた
“ただいま”
やわらかい空気は私を出迎え
私をそのまま飲み込んだ
束の間の休息
ずっとこのまま
いつまでも同じ毎日が続くといいのに
ふり返りそう思うあたりまえの日々が
幸せな宝物だったと気付くのはなぜか
それが思い出になってからずっとあと
#ずっとこのまま
今日もなんか疎外感。
気にしないと思ってもね…ふと感じてしまう。
なんで、みんなはもっと気づかいが出来ないんだろう。なんか…偉そうで。
そういう空気、私は嫌いだ!どんなに良い仕事が出来ても、私から言わせてもらえば、それが何だ?って言いたい!
もっと穏やかに、周りにも気を使えて相手をたてて。。。
本当生きづらい時代だ。
世の中いろいろ進歩してるけど…それが何だ?
もっと穏やかに、季節の色、風の匂いを感じて生きようじゃないか。
お題:ずっとこのまま
〇ずっとこのままではないこと
人、老いる。肉、腐る。氷、溶ける。星、燃える。木、朽ちる。コンビニのおにぎり、小さくなる。親、小さくなる。体、汚れる。服、臭くなる。トレーナー、縮む。ジーンズ、色褪せる。花、散る。恋愛感情、醒める。嘘、ばれる。ドラマ、終わる。週間連載の漫画、間延びする。子供、育つ。ヴェネツィア、沈む。駅前、再開発される。靴底、すり減る。爪、伸びる。髪、伸びる。タケノコ、硬くなる。ブーム、過ぎ去る。実家、縮む。
#ずっとこのまま
青々とした木々が、音をたて夜風に揺れる
何処からか、ホーッとフクロウの声も聞こえる
「...今宵は、月が綺麗だな」
男が、問いかける
言うように、空には満月が浮かんでいる
「...いや、今宵”も“か」
自傷的に笑いながら、
男は空から視線を移す
「まぁ我にとっては、それが当たり前だったのだが」
まるで愛おしいと言うように
男は、視線の先の彼女を撫でる
「文字通り、お前が毎日のように言いに来るからな」
顔色一つ変わらぬ彼女を見たあとに
男は顔をふと、伏せる
「お陰で毎日眺める癖ができてしまった」
全く困ったものだ
...と、形だけの溜息混じりを。
「......だが、やはりお前からの言葉も聞きたいものだな」
男は彼女から手を離し
代わりに、サイドテーブルに手を伸ばす
「我だけが一方的に言うなんて、不公平だろう」
彼女は、何も言わない
男はそれに眉を顰め、今度こそ溜息を零す
「...まぁ、良い。目を覚ました時には、嫌になるほど聞かせてくれるのだろう?」
男は、彼女の手を握る
丁寧に、割れ物を扱うように
「その為にこの我、我が直々にそちらへ行ってやるんだ」
手を握るのは逆の手で
男は先程手にした物を力ずよく握る
「...ついでに、もう時間も残っていなかったからな。精々我に感謝するがいい」
もう一度、男が満月を見る
「...では、行くぞ―――
再び赤き月の下で、ユカイに踊ろうぞ」
そうして男は、自身の胸に刃物を突き刺した。
これは、もしもの話である
何処かの二人の
不可能に近い可能性を考えた作者の、妄言である
その後の解釈は、皆様次第である
言うまでもないとは思いますが、原作とは無関係である
ずっと帰宅直後のぼーっと感のままでいい。
【ずっとこのまま】
「ずっとこのまま眠り続けられたら。」
馬鹿な話だ。そんなことはありえない。
それでも、僕はそれを望んでしまう。
他人から、仕事から、責任から、何もかもから逃げて眠り続けていたい。
あぁ、明日は仕事だ。
この熱に名を与えない
認むれば水銀登るほどの引力
2026.01.12 『ずっとこのまま』
ずっとこのままだろうと諦めている。
ずっとこのままだろうと覚悟している。
この先も一人きりのベッドで眠り、「おはよう」を言う相手のいないまま起きる。
与えられた仕事を粛々とこなして、「おかえり」の返事のない家に「ただいま」と呟いて帰る。
毎日それの繰り返し。
そして休みの日はただ泥のように眠るだけ。
それでいいのだろうと諦めている。
それしか望めないと覚悟している。
明日にも隕石がこの世界を滅ぼす、なんてことでもない限り、ずっとここままに違いない。
自分のことなのだ。
そのことだけは、分かっている。
お題『ずっとこのまま』
なんとまぁ
ここまでずっと
不便なまま生きている
溢れる好奇心と過敏症
他人に言われる以上に
めんどくさい!
知りたいことばかり
知りたくもないことばかり
その狭間で
揺れる
震える
紡ぐ
描く
知ったつもりのこと
時には知らないふりして
やり過ごす
守る
躱す
騒ぐ
吐く
なんとかまぁ
ここまでずっと
都合良く
生きてきたわけねーよ
馬鹿者よ!
自覚した馬鹿を
研ぎ磨く
#122「ずっとこのままで」
ずっとこのまま
あなたと付き合い始めた頃
私の想いに寄り添ってくれたあなた
2人でいる時間が楽しくて
沢山の時間を作ってくれたあなた
叶わないと思ってた夢が叶い
本当に幸せだったあの頃
永遠なんてないって
本当は知っていたけど
ずっとこのまま
あなたといたいと
あなたの手を離したくないと
心から願ってた
#ずっとこのまま
くだらない話で笑って、同じ帰り道を歩く。
会えない日があると、もの足りない感じがする。
悩みを全部話さなくても、黙って隣にいるだけで
安心できるの。不思議ね。
変わっていくことはきっと避けられないけれど、
今は、考えないでいよう。
名前を呼んで、笑って、
それだけで充分だから。
全部変わらず、
これからも君と同じ時間を過ごせたらいい。
ずっとこのまま
ずっとこのままでいたい。
そう思う時が誰しも一度はあると思う。
辛くて苦しい現実から必死にもがいて逃避するように、
好きなことに没頭していたい。
ずっとこのまま。