『ずっとこのまま』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたが隣にいるだけで、口元が緩む。
ふふっふふふっ。
周りを気にせず、2人だけの世界に浸っている時間がとても落ち着くんだ。
ずっとこのまま一緒にいたい。
ずっとこのまま時間が止まってほしい。
いつか終わりが来るかもしれない。
そんな不安を抱えながら、ずっとこのままでいたいと願う。
自分が子どもの頃と比べると。
ずいぶんと刺激を求める時代になったと思う。
だけど、願わくば。
昔から変わらない幸せを感じながら。
ずっとこのまま、ささやかな喜びを噛み締めて。
そうして生きていきたい。
ずっとこのまま
「ずっとこのまま」はないのだと
わかっているから
「今」が愛おしい
「ずっとこのまま」はないのだから
いつか「今」の苦しみから
逃れられる時は必ずくる
「ずっとこのまま」を
望むも望まないも無関係に
時計の砂は
サラサラと落ちていく
#ずっとこのまま
テーマ【ずっとこのまま】
制作者:いと。 1.13 2023 18:08
「──ずっとこのままでいたい。」
誰もが一度は思ったことがあること。
大人になんてなりたくない、
ずっとこどものままでいたいなんて人々の嘆きに
世界は耳を傾けてすらくれない。
友だちと作った秘密基地、青空の下で鬼ごっこ。
夏、公園のベンチに座って食べたアイス。
時には苦しい時だってあったけど、
今では全部が愛しい思い出。
..ね、もうあっという間に1月だよ。
夏も秋もすぐ終わっちゃった。
きっと冬だってすぐ終わる。
そしてすぐまた桜が世界を彩る。
...もし、僕が過去の自分になにか言えるとしたら、
なんて言うだろう。
きっと僕は、子供の頃の僕にこう言うね。
「今を大切にしろ。」って。
ずっとこのまま
君との記憶を忘れずにいたい。
優しい笑顔も。
小さく穏やかな声も。
喧嘩したときの怒った顔も。
悲しみの涙に濡れる顔も。
君と出会って、そして永遠の別れまでの長いようで短かった記憶。
だけど、どんなに忘れないように君の記憶を毎日思い返してしていても、少しずつ…少しずつ消えていくんだ。
嗚呼、もう君の声を思い出せない……。
ずっとこのまま
ずっとこのまま時が進まらなければいいのに
時間に切り撮られた写真のように
ぬるま湯の中を悠々と揺蕩っていたい
こう思うのはそんなにも悪いことなのだろうか
否、それは悪いことなのだろう
だってそうじゃなきゃ
貴方はそんな悲しそうな顔しないだろう?
テーマ“ずっとこのまま”
ずっとこのままで居られるなんて
思っていないけれど
貴方とした約束だけは
ずっと守り続けたかった
ずっとこのまま平穏な日々を過ごしたいなんて、叶うわけがないけれど、ずっとこのままあなたといられるなんて思わないけれど、ずっとこのままなんて甘えてると思われるかも知れないけれど、それでも、心の中ではずっとこのままを願い続けてしまう。
日々少しずつ自分もまわりも変わっていくから
ずっとこのまま、も更新されていく。
その時その時のずっとこのまま、という気持ちを
抱えながら。
ずっとこのままではいたくないな。
もっとこのままいたい、と思えるような時に私は貴方に
気持ちを伝える。
今は言えない。
「ずっとこのまま」
このままあなたを思い続けても
叶わない恋かな。。
ずっとこのまま何もしない訳にもいかないよね
頑張って、すこしでもあなたの視界に入りたい。
ずっとこのまま…
想いの強さだけでどうにかなると信じてた
ずっとこのままだと思っていた。
あなたはずっと私を愛してくれると思っていた。
なのにある日いきなり
「ねぇ、、、もう目の前に現れないで」
ねぇどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
私はあなたの隣にいる為になんでもした。
苦手だったメイクも何回も練習したし
服装にだって気をつかった
いつもの勉強も頑張った
なのに、なんで????
あなたの好きなタイプに合わせたのにどうして???
あなたの周りによる虫達も全員排除したなのに、、、
目の前が真っ暗になった。
するとあなたはこう言った。
「お前が俺の彼女を虐めていることは
もう分かってるんだよ」
ずっとこのまま
夕暮れの街を歩く。もうずっと前から暮れなずむ街を。車道に等間隔に並ぶ車の反射光に目を細めながら、赤信号の交差点を間を縫って横切る。クラクションは鳴らない。どの車も停止したままだ。
渡りきった先のコンビニに入る。目的は食料調達だ。お腹は空いていないが、”昼食”を食べてからもう随分と歩いた気がする。何か胃に入れておきたい。いつものように低価格帯のおにぎりをひとつ取って、店を出た。
少し歩いて見つけたベンチに腰を下ろす。取ってきたおにぎりを食べようと包装を破る前に消費期限を見るが、とっくの昔に過ぎ去った日付であることを既に知っていた。パッケージの指示通りに組み立てたおにぎりにかぶりつきつつ、10年以上前から同じ色の夕空を見上げる。
「ずっとこのまま」と願ってから、時が一歩も進まなくなった。夕日が一向に沈まないのでアパートから出て歩いてみると、すれ違う人も動物も、みな動きを止めていたのだ。夢だろうかと思っておそるおそる悪戯をしてみたりしていたが、目覚める気配はまるでない。どうやら現実に限りなく近い状態で、時が進まなくなったらしいと悟った。ふざけて飛び降りたりしなくてよかったと胸をなでおろした。
はじめはこの状況を面白がっていた。何をしても誰も咎めないのもそうだが、なによりいくらでも好きなことに時間が費やせる。その日から、書きたくても書く余裕のなかった小説を書き、勉強する暇のなかった作曲を学び始めた。どちらもメキメキと上達していった。
誰も読まない小説と誰も聞かない音楽が山のように積み上がった。作るだけで満足のはずだったが、次第に倦んでいった。世界に変化をもたらしたかったのだ、と今更のように気づいた。気づいた自分にはこの世界は退屈だった。
なぜ「ずっとこのまま」と願ったのだろう。きっかけは十代の終わりに対する漠然とした不安だった気がする。あるいは初めて帰省したとき、1年しかあけていない故郷の町が知らない顔をしていたことか。自分の形が変わることも、周囲が変わることも恐れていたのだ。そしてその両方が、中途半端に叶えられてしまった。
とはいえ、それならどういう世界を望んでいたのか。日常をそっくりそのままの形で繰り返すには、時間をループさせるしかない。しかし、そんなのは無意味ではないか。
良かれ悪かれ影響しあってはじめて生きていけるのだ。生きるのなら、ずっとこのままではいられないのだ。
生きていない街の生きていない自分は、死なないためにおにぎりを飲み下した。
2023/01/13
ずっとこのまま
ずっと変わらず君は、年をとらない。
美しいままだ。
君の美しさは、どこからきているのだろう。
不思議な人だ。
君は、言ったね。
恋をしているからだと。
愛は、ほんとに偉大だね。
ずっとこのまま
過ぎるものと思ってた
ずっとこのままで…
ずっとこのままに…
変わらないものと
思ってたものまで 変わって行く
変わらないことを願ってた
私の気も知らないで
時代はいつも 巡り 移ろう
ずっとこのまま
変わらないものと思ってた
なのに どうして…
ずっとこのまま
過ぎていけばいいのに
ずっとこのままで…
ずっとこのままに…
失って はじめて知る
大切だって事実は 後々に
失いたくはないと願った
愛も夢も 何もかも
気づけば手元には何もない
ずっとこのまま
あり続けるものと思ってた
なのに どうして…
ずっとこのまま
残り続ければいいのに
ずっとこのままで…
ずっとこのままに…
もうこんな願いなんてものは
諦めてしまえば 楽なんだろうけど…
ずっとこのまま
変わらないものと思ってた
なのに どうして…
ずっとこのまま
諦めたくはなくて
ずっとこのままで…
ずっとこのままに…
#ずっと このまま
「ずっとこのままでいたいな」
「あなたとこのまま繋がっていたい」
「だいすき」
「あいしてる」
「やっと、あなたとこうして繋がれたの」
「離れ離れになんてなりたくないな」
「もうずっと、明日なんて来なくていい」
「恋人になるとか、結婚するとか、じゃなくて。その先の、ずっと遠くて、深いところ。私はあなたと、そこに行きたかった」
「繋がったまま、生きていたい」
「私の夢は、今日、叶ったの」
「愛してる」
「わかるかな?あなたの血が、私の血になるの」
「あなたの心音がわたしの心音なの」
「この痛みも、膿も、腐りも」
「軋む骨も、わたしのものであり、あなたなの」
「一緒に生きて、一緒にいる。病める時も、健やかなる時も」
「全ての瞬間を、あなたと共有するの」
血溜まりが広がる。いくら縫い合わせても、腑は、血は、溢れ出す。断面から爛れ、膿み、虫が湧く。体はいつか腐る肉塊でしかない。心は、脳が見せる幻想でしかない。けれど。愛はここに確かにある。わたしの腹に縫い付けたあなたの身体を抱きしめる。あなたの身体はもう生きていない。あなたの心も、きっと動きを止めてしまっただろう。抱きしめる腕に力を込めるほど、腹から血がぼたぼたとこぼれる。愛は、この傷みだ。この愛は、この傷みだ。
「あいしてる」
この傷みを、愛している。
あなたも私も、おわりの優しさを知ったのはいつだったか覚えていますか
#ずっとこのまま
彼と付き合い始めてから気が付けば五年が経っていた。なんだかんだ居心地が良くて、別れる理由もなく、もう五年。
穏やかに愛を育んできたと言えば聞こえはいいが、二人の関係に恋人以上の進展はないまま。彼がどう思っているのかは、分からない。
恋人であることに満足していたし、彼を失うのが怖くて、今まで結婚の話をしたことがなかったから。
けれど、付き合い始めた頃二十代前半だった私も、五年も経てばあたりまえだがアラサーだ。三十代の足音が着実に近付いてきている。
彼とのデートに心踊らせて、彼と過ごす時間に幸せを感じては、「この時間がずっと続けばいいなぁ」なんて彼に甘えておとぎ話を語る時間はとうに過ぎた。時間は刻々と過ぎていくし、私も彼も年を重ねていく。結婚しない選択だってできる時代なのは分かっているけれど、私は結婚もしたいし子どもだって欲しい。
だったらそろそろ、進むにせよ別れるにせよ、このぬるま湯に浸かっているような曖昧な関係に白黒つけたいと思ってしまった。
私の隣で、テレビを見ている彼に、怖くて今まで何度も飲み込んだ言葉を今度こそ!
――私の願いが叶うなら、大好きな彼と家族になれたらいいな。
「ねえ、私たちの関係って」
【ずっとこのまま】?
日本各地に「ずっとこのまま注意報」が発令された。ずっとこのままでいたくない人は避難してください、と呼びかけている。
避難所はどこも満ぱいだ。