『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
とあるアパートの一室で男女がゲームをしている。テレビゲームで、どうやらレースゲームをしているようだ。
彼がプレイする黒い車を追いかけるように、彼女がプレイする白い車が追走する。
ギリギリのすれ違い。ゴールまでは後少し。僅かな差で勝敗は予想できない。
追い抜きの連鎖。直線のダンスのよう。白熱していく二人。
ゴールが見えてきた。差は彼女がプレイする白い車が先んじている。このままでは彼女の勝利だ。
ふと、彼の脳裏に一つの作戦が思いつく。卑怯な手段。それは現実の彼女の脇腹をくすぐること。
そうすれば、追い抜かされている差は逆転できる。しかし、それはできない。
そうすれば彼女からの仕返しが待っているに違いないから。絶対にやるだろうという確信が彼にはあった。
結果として、彼女がプレイする白い車がゴールした。喜ぶ彼女とほっとする彼。
どうしてほっとしているのかと聞くと、脇腹をくすぐろうとしていたことを話す。彼は正直者なのだ。
話を聞いた彼女は理由を聞いて納得する。もし、脇腹をくすぐられたら必ず仕返しをすると自分でも思っていたからだ。
そうしなかった彼を見て、彼女は彼の頭を撫でる。恥ずかしそうに笑う彼。
結果としては彼は負けたが、それでもいいと思った。ご機嫌な彼女を得ることができたのだから。
損して得取れとは、こう言うことかもしれないと彼はそう考えるのだったーー。
[すれ違い]
物理的にすれ違いたい
僕に気づかなくていい
ただ、君の姿を見かけたいだけ
すれ違い
想いは同じなの?
好きでいてくれてるのか不安になる
期待しちゃうし、嫉妬だってしちゃう
こっちだけを見てほしい
よそ見なんてしないで
少しのズレの小さな穴なのに
大きな穴になってしまう
心がぽっかり空っぽ
今すぐ会って埋めて欲しい
あなたとは一年前から知ってた
だけど今はいない
あなたはいない
疲れちゃったんだ
溜めた罵倒が繰り返す
知らないままに愛は冷めちゃったんだ
今の私も覚めちゃったみたい
もう無理かもね
って泣いたかおで笑えば
そうだねって
あなたは無表情で呟く
ありがとうさえも
今のあなたには届きはしないか
親友でも気楽すぎたら嫌われて
遣いすぎればすれ違ってく
想像もできない 話していないから
声の音色 温かささえも
♯すれ違い
〜すれ違い〜
きみのことは、もうすっかり忘れていたつもりだった
あの交差点で、すれ違うまでは
きみは、私と一緒に居たときとは、まるで別人のように変わってしまったね
けれど、きみが正解なのかもしれない
気づいていなかっただけで、時計の針がまだ凍てついたんだ
きみと別れてから、ずっと
きみは、その凍てついた針を溶かしてくれる相手と出会ったんだね
ねぇ、誰か
溶かしてよ
私は、まだ…また
1人なんだ
──会いたい、あいたい、声が聞きたい。
机の両脇に積み上げられた書類の束を睨みつける。三日ほど前から全く減る様子がない。むしろ増えている気さえする。一日に何十枚と捌いても、それを上回る速度で捌いた量よりも多くの書類が届けられるからだ。
いくら繁忙期といっても限度があるだろう。優秀な部下たちのおかげで最低限の仮眠の時間は確保できているが、それでも疲労は蓄積されていく。ブラックコーヒーにも飽きてきた。そろそろ医局に行って回復薬を貰ってくるべきか。
何より、家に帰ることができないのが大きなストレスだ。ここ一週間、執務室にこもっているのもあって、婚約者の顔を見ていない。向こうも魔獣の大量発生に局員総出で対処中だと聞いた。
「……はぁ」
小さな文字を追い続けている眼が、ちくりと痛んだ。片手で目元を覆って、深く息を吐く。暗くなった視界に、鮮やかであたたかな橙がほのかに光った気がした。
(すれ違い)
後日加筆します。心のすれ違いも良いけれど、なかなか会えなくて思いが募っていく、物理的なすれ違いも好きです。
君と最初にすれ違った日
君を知った日
君と話した日
君に恋した日
君と帰った日
君に告白した日
君に振られた日
君と最後にすれ違った日
「すれ違い」
「恋人じゃなくなった日」みたいになった(笑)
すれ違いって2つの意味がありますよね。
もう1つの意味のすれ違い(の文章)は
書けなさそうだったのでやめました。
投稿できないうちに色々ありまして。
親友と好きな人が被ったとか、被ったとか....
先に好きになったのは私です。親友は最近。
応援してって言われちゃって、私もほんとに
好きだったけど諦めることにしました。
すんなり諦められるか分からないけど...
でも親友に嫌われる方が立ち直れそうにないし。
好きな人のことは自分で決められるから。
これで合ってるのかなって思います。
でも、これまでの好きな人との思い出、
どうしたらいいの?
「すれ違い」
人生そのもの。
幾度となく繰り返す。
「すれ違い」
僕には大切な親友がいた。
5歳の頃からずっと一緒でいつだって一緒にいた。
そんな親友と最近喧嘩した。
部活や恋愛、様々な理由で僕たちはすれ違った。
心にぽっかり穴が空いたように感じた。
大切な人だって分かってたのに。
早く親友と仲直りがしたい。
すれ違いって怖いことだと思った。
大切な人なら言いたいことは言うべきだって今回の件で分かった。
一言「ごめん」たらな。
素直になりたい。
親友に勇気をだして「ごめん」って送った。
「俺もごめん。」というラインで安心できた。
皆さんは親友や大切な人とすれ違ったことはありますか?
そういう時はしっかりと謝りましょう。
大事な人を失わないように。
すれ違い
普通だと思ってたの。ずっと、それが、当たり前になっていたんだ。傍にいてくれることが、無意識のうちに当たり前、だったんだなぁ。
ねぇ、どうして、今気づくんだろ、、。こんなに大切だったなんて。
あなたと離れてしまって、前までどうしていたのか思い出せない。あんなにいっぱい笑いあっていたはずなのに、色んな話をして、色んな所に行ったのに、思い出すのが、すれ違いだなんて。もう、戻れないの、?
風がそっと吹く。春の風だった。
「またね!」
あぁ、でも、あなたは最後にそう言った。
感情のすれ違い
私の愛は
あなたにとって
好意でしかなかった
すれ違い
軽くてかなしい
忘れられていく
すれ違い
どなたですか?
軽くてかなしい
ぶつかる、と軌道を変えた。本望だ。
/お題「すれ違い」より
取り合えなかった
互いに、たしかに
伸ばしていたはずのもの
誰かと、何かと
気付かぬうちに
知らないうちに
ああ、落としてしまっただけならば
諦めがついたかもしれないのに
『すれ違い』
すれ違いはある
楽しくしたいけど仲良くできない
楽しみたいのに楽しめない
色々したいのにできない
色んなことをたくさん経験して楽しみたい
今の願いはそれ
「すれ違い」
彼と同棲して1年、彼の私への愛は薄れていった。以前とは明らかに違う態度の彼に、私はもう愛されていないのだと感じる。
ある日、彼は婚約指輪を忘れていった。彼は夜遅くに上機嫌で帰ってきて、家にある指輪を見てから、
「あぁ、忘れてた」
それだけ言った。嘘くさくて、悲しかった。彼はきっと、他の女ができたのだ。きっとその女と上手くいって、私はやがて振られる。彼に振られる想像をするだけで胸が苦しかった。私から振ろう。そう決心した。その方がきっと苦しまずに済む。私と別れた後の彼が何をしていても、気にしないで済む。
きっと。
彼女と同棲して1年、彼女とは上手くいっている。同棲したての頃は、気を使ってしまって、正直家での居心地が悪かった。しかし、最近ではだいぶ素で過ごせるようになった。素を出しても、会社で帰りが遅くなっても、嫌な顔ひとつしない彼女に惚れていくばかりだ。
彼女の待つ家が待ち遠しい。今日は婚約指輪を忘れてきてしまったせいで、左手が落ち着かなかった。もし彼女に知られてしまって悲しませたくないと思い、彼女に連絡することはやめておいた。彼女が指輪を見つけていないことを願う。
玄関を開ける。彼女が出迎えてくれて、思わず笑顔で彼女に抱きついてしまった。彼女も抱きしめてくれる。その行動で愛を感じる。机に置いてある婚約指輪を発見した。こんな所に忘れてきてしまったんだ、彼女も見てしまっただろう。ただ、もしかしたら見ていないことを祈って、最低限のリアクションで指に戻した。
夕飯を食べて、テレビを見ていた。彼女に突然、テレビを切られる。驚いて、
「どうしたんだ?」
と問いかける。
「ずっと、言おうと思ってたの。私たち、別れましょう。」
あまりに急なことだった。理解に時間がかかった。その後に悲しみが押し寄せてきて、俺は何も言えなくなった。
「あなたの事が嫌になりました。私はあなたを愛していません。」
彼女は涙ながらに続けた。そうか、泣くほど我慢していたんだ。俺は彼女が好きだった。だからこそ、彼女の気持ちを尊重したかった。
「分かった。」
震える声でそう言った。涙は流さなかった。彼女が泣くほど耐えたのに、俺が泣くのは筋違いだと思った。全て俺が悪いんだ。
彼と同棲して1年。彼が他の人を好きになったので、私は邪魔だと思い、別れました。
彼女と同棲して1年。俺に愛想を尽かせた彼女に別れを告げられ、別れました。
〚すれ違い〛
また君と言葉がすれ違ってしまった。
もう、君と過ごすのはだめなのかな。
まだ一緒にいたいけれど、運命は違うのかな。
でも君は、いつも微笑んでくれる。
だから
"君が好き"
すれ違いって、お題だけど無いのよそれが。すれ違がう程人と関わらないから無いのよ。
期待もしないし、させないし何なら友達も居ないしね!
旦那は居るよ、これまたしないしさせない人。でも楽しくやってるよ、期待するからさせるから。
すれ違う!
すれ違い
友達に言い過ぎてしまった。通信制の高校に通う私は今年の秋のスクーリングで夜、みんなと一緒にトランプをした。隣に座る友達の手札が見えたから一緒にやっていた男子がその子の手札を言ったんだ。私も面白くなって一緒になってその子の手札を声に出して言ってたら友達が泣き出した。
「もう嫌だ」と友達は涙を流してそう言った。「だって考えてやってるのに2人とも私の手札を言ってくるんだもん………。もうやりたくない!」と友達はそう言った。その瞬間、深い後悔が私を襲った。ちょっとしたからかいのつもりだった、しかし面白くなってしまい、調子に乗りすぎてしまった。その後に先生がやってきてひどく叱られた。
何気ないからかいのつもりでも、時には相手をを傷つけてしまうことがあるってあの時痛いほど実感した。その後で友達にごめんねと謝った。これからは本当に気をつけようと思った。