『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ぼんやりしていた
なんでだっただろう?
後悔と言う感情は、
いつまで経っても消えないらしい
私は、貴方の幸せを願っていた
だから、
離れたの、
だって、
私、
もう、
長くないから
私の代わりに
幸せになって欲しくて
…一年だよ
たった一年
貴方が一年を
たった一年にした
貴方が大好きなの
世界で一番
だから………
もう……
遅いけど…
「愛してました」
貴方の棺の前
私は泣く
泣いて、泣いて、泣いて
枯れてしまえたら良かった
花火の香り
海の冷たさ
山の空気のおいしさ
風の心地良さ
…灰になった全て
後、一年もある
すれ違い
新天地踏み出した街の雑踏でいつか出会うきみを見かける
「すれ違い」
すれ違いって何だか少し寂しい気がする
人間関係ですれ違いがあると何だか心が痛くなる
自分の気持ちが相手に伝わらない時が1番苦痛だよ
わたしは忘れないぞ。
すれ違いに漢字があると言うことを。
擦れ違い。
最初はこう答案用紙に書いた。
だが、いや、すれ違いって擦れないやん。じゃあ据れ違いか。と思いこの答えを提出してしまったんだ。
いや、擦れ違いかよ。
――すれ違い
すれ違い
昔DSというゲーム機が流行ってな…
そのゲーム機には、すれ違い通信という機能がついていて
すれ違い通信モードをONにしたDS同士が一定の距離に近付くと、ゲーム内でその相手と交流ができる機能だったんじゃよ…
ウィーフィーか普及した今ではお役御免になったがのう…
こんなすれ違いの
毎日は嫌だ。
忙しすぎたね。
もう少し、ゆっくりしようよ。
お互いの顔を見て、
他愛もないおしゃべりでもして、お茶でも飲もう、
あなたの笑顔
見たいから。
自分の気持ちなんて他人にわかるはずないし、わかられたもくない、だからすれ違いばかり、それでもいいのそれでいい
ピンポーン。
「はーい」
俺が、玄関のドアを開けると、ちんまりとした女の子がいた。
お隣さんーー遠山さんだ。こないだ、でかい地震があったとき、停電が続いた中お互いにチャッカマンとろうそくを貸し借りしてお近づきになった。
「良かったー、西門さん、なかなか居なくて」
やっと渡せる。と笑顔になった。
「ごめん、すれ違いだった? 俺夜もバイト入れてるから」
「いいの、これこないだのお礼。アロマキャンドル、ありがとうございました。おかげで停電でも助かりました」
そう言って、俺に手にしていた紙袋を渡す。結構嵩がある。なんだ?中身は。
と思ったが、「別に気にしなくても良かったのに。アロマだったんだね、あれ。どおりでいい匂いすると思った」と言った。
「彼女さんの趣味? 助かっちゃった」
ニコニコしながら遠山さんが言う。
「彼女なんていないよ。まぁとにかく、ありがとね」
俺もニコニコしながら改めて礼を言って、別れた。
アパートのお隣同士。すれ違って、目礼する程度の関係だったのが、地震というハプニングで俺たちは互いの名前を名乗り、大学生同士だと知った。
部屋に戻り、紙袋から中にある物を取り出した俺は目を丸くした。
「ーーお礼って、これ?」
出て来たのは卓上コンロだった。スペアのボンベも2本添えられている。
俺は笑った。言った、確かに言ったけど。ガスが止まって煮炊きも出来ねえなと、地震の時。あれを覚えていてくれたのかーーでもそれにしたってお礼が卓上コンロって! 助かるけど。
「やっぱ最高だなぁ彼女。遠山さん。遠山なぎささん。おもしれー、さすがは俺が見込んだだけはある」
色気のかけらもない実用的な日用品をテーブルに置き、俺は彼女のアパートのほうの壁を見つめた。
壁一面には、隠し撮りした物を紙焼きに印刷した遠山さんの写真が山ほど貼られている。隙間も見えないほどびっしりと。
大学へ出かける遠山さん、バスを待つ遠山さん、部屋着でゴミを出す遠山さん、彼氏に振られ泣き腫らした目の遠山さんーー
彼女が隣に越して来てからずっと見守って来た。盗聴器を仕掛け、部屋の中の様子や会話をチェックして来た。
郵便物も、中を見たかったけど、発覚するリスクが高いので諦めた。表書きで俺は名前をとっくに知ってた。
遠山なぎささんーー
もうすぐ、もう少しで君は俺のものになる。
彼女のことを聞いて探りを入れてきてるのが、その証拠だ。俺に興味を持ち始めた。
優しい隣人の俺に。
俺は卓上コンロを見下ろした。地震に感謝だなとほくそ笑んだ。
#すれ違い
「柔らかな光2」
小学校のときの親友と、高校で再会した。
キラキラしていて、明るくて。すぐに人気者になった君に話しかける勇気がないから避けていた。
そんなある日、君のカバンから飛び出たお守りに気付いた。それは小学校の卒業式でお互いに交換した、手作りのお粗末なお守り。
自分はいつの間にか無くしてしまったそれを君が大事にしているのを見て、自分だけ置いていかれたような気持ちになった。
君は前に進んで、僕は後ろに進んで、まるですれ違ったみたいに。
すれ違い
初めてのお題になります。
すれ違い、、
何でしょうか、最初に浮かんだのがアンジャッシュ。すれ違いコント笑オンエアバトル楽しかったな〜。当時からすると画期的な番組だった。ルート33という漫才コンビが好きだった覚えが。売れるのは本当に大変なんだなと後から思いましたね。。
すれ違い。
一緒にいたいと思ったのは自分だけか、とお互いにいじけてたことが後で話して判明。
これってさ、好きの証明みたいなものだよね。
なのに、もったいない。
お互い違うところにヤキモチやいてさ。
今日みたいな日は、気持ちが昂って色々考えてしまうなあ。
好きとか愛してるとかそんな言葉はこの世にたくさんあるけれど、私が君に抱く想いを表現するのには何か違うような、足りないような。
出会ってから
君は変わらず、というよりも
前とは違う優しさと思いやりで
私を満たしてくれる
愛ってこういうことなんだと
実感しては、
私はあなたになにができるかな。
ずっとそばにいたい。
生きてほしい。
お願い神様、
彼と共に長生きさせてください。
彼がたとえいなくなっても
私はあなたがくれた灯火で
きっと生きていける。
それでも、あなたと最期まで
生きたいです。
叶うのなら、来世でも、死後でも
またこの人と一緒になりたいです。
何度でも出会って
その度私は恋に落ち続けたい。
君は安心をくれる
こんな馬鹿な私を許してくれて
愛を示して注いでくれる。
もっとほしいとか
そんなことより私にも愛させて。
もっともっと
君だけが特別なんだってこと
伝えたい
君しか見えない。
本当に見えないの。
【すれ違い】
壊れそうなほど愛おしくて狂おしくて。
だけれどもう君の中に私はいないみたいだから
今夜そっと月に身を隠した。
すれ違い、過去の友達とかずまさはすれ違いがあった。かずまさは傷付きやすく友達のひょんな一言で傷付き、その友達と絶縁した。彼は今も前へと進んでいる。
『すれ違い』
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
突然だが、私はとても迷子になりやすいタイプである。まず、地図が読めないどころか、地図アプリも上手く使えない。衛星写真でも分からないし、友達に連れて行ってもらっても、帰ることが出来ない。どうして開幕からこんな話なのかと言われたら、私が今迷子のまっ最中だからである。
今日は友達と少し遠出する日だった。池袋に現地集合ということになり、私は電車に数十分揺られて、とりあえず駅に着くことは出来た。…駅に着けたのはいいのだが、そこからどうやって待ち合わせ場所に行くのかが分からなくなってしまったのだ。
ついさっき、メッセージアプリで『迷子になった』と送ったばかりである。既読はすぐついた。
『今そっち行くからどこか教えて!』と来たので、『池袋駅』と返す。その次に『駅のどこ?』と来たので、『改札前』と返した。そう、改札を出てから1歩も動けていない(正確には、通行の邪魔にならない程度に少し横に避けている)のだ。
友達がこちらに来るとなった以上、本当に私はここから動けない。改札前は、当たり前だが人通りが多い。誰もこちらを見ていないことはわかっていても、自分に痛い視線を向けられている気がして落ち着かない。
そして、あれから私は30分…いや、それ以上立ち往生している。待ち合わせ場所と駅はそんなに離れていないはずだ。メッセージアプリには特に連絡が来ていない。さすがに不安になってくる。やはり私は待ち合わせ場所へ向かうべきだろうか?
使えない地図アプリを開いて、待ち合わせ場所の名前で検索をかけた。なんとか頑張れば向かえる…気がする。
意を決して、改札の横から出口の方向へ歩み出す。人並みを逆走しているように見えるので、怪奇な目を向けられていないかが少し不安だが、そんな思考を振り切るように歩く。
出口に着いた。少しだけ久々な外の空気は、少し美味しい気がする。地図アプリとにらめっこしながら、頑張って進んでいく。
ここの道は曲がるべきだろうか。どの道なら早いだろうか。…本当にこのルートでいいのか?そんなことを考えながら、遅くとも着実に待ち合わせ場所に向かっている。向かえている。
結果、なんと、私は自力で待ち合わせ場所にたどり着くことが出来た…らしい。自分でも信じられない。
たどり着いたのはいいのだが、問題は友達からのメッセージが未だに来ていないことだ。本当にどうしたのだろう。一応待ち合わせ場所周辺も見たが、友達の姿は見当たらない。『待ち合わせ場所に向かってみたけど、大丈夫?』とメッセージを打ち、送信ボタンを押す。が、しばらくして『送信失敗』の文字が出てきた。
送信失敗、まさかと思い、ネットワークを確認する。モバイル通信の設定が、いつの間にか切れていたらしい。繋ぎ直してから、再びメッセージを送ろうとする。
ネットが復活したので、それまで来ていなかった通知がドドドっと勢いよく来る。ニュースアプリからのニュースとか、SNSの通知とか…その中に、メッセージアプリの通知もあった。友達からの。
押してみると、どうやら、私が駅を出た辺りからメッセージを送っていたようだ。『そろそろ駅だよ!』『改札前だよね?』『改札前に来たけど、どこにいるの…』そしてその後に、私の先程のメッセージが続いている。私の返信が、文の流れが読めていないようにしか見えない。『ごめん、ネット繋がってなくてメッセージ送れてなかった』と送っておく。
…まあ、まだ気づいたのが今でよかったと思う。幸い、まだ時間はあるので、とりあえず、友だちが待ち合わせ場所に戻ってくるのを待ってみることにしよう。
なにこれ
頭が破裂して何も考えられない
真っ白になるとはこういうことなのか
旦那が開いたままのガラケー
寝こける旦那
ガラケーにはハートマークばかり
わたしが息子を産んでひと月もたたないのに
いや、その前からか
ずっと冷たくされてたから
妊娠しててもガラケーに夢中だったから
すれ違い?
いや裏切りだ
そこからわたしはおかしくなったの
寝てるあなたに包丁を向けたこともあったわ
息子が泣かなきな刺してたと思う
今のわたしにはもう関係ないことだけど
ずっと前のことだけど
あの時の記憶は忘れない
女ってそういう生き物でしょ?
されたことは忘れられない
流せないんだよ、消去できない
だからあのとき
あなたがあのとき
男に産まれたかったよお母さん
BくんがC子をみてる。
C子は女の私が嫉妬しちゃうぐらい綺麗な私の親友で、Bくんはメガネをかけたクールな優等生で…そして私が今恋してる人。
Bくんの視線が手前のC子じゃなくて、奥の私に向かっていたらいいのに。
A子がC子を見ている。
C子は誰もを惹きつけるクラスのマドンナで、俺には手が届かぬ存在。A子は笑顔が可愛いおかっぱの女の子、C子の親友で…そして俺が今恋している人。
A子の視線が手前のC子じゃなく、奥の俺に向かってたらいいのになぁ。
私はC子。
お互いがお互いを見ているのに気づかず、すれ違った視線の間で今は頭を悩ませている。
どうしたらこの2人をくっつけられるものかと。
『すれ違い』
BL要素あります。むしろ要素どころかがっつりです。
すれ違いざまにあなたを見た瞬間、それは運命なんだとわかった。
嘘だろ。今世でも出会うなんて。
あなたには、今世こそは俺を知らないでほしかったのに。世間一般の幸せを手に入れてほしかったのに。
前世での伴侶に対する感情とは思えないほどに後悔した俺とは正反対に、あなたは顔色ひとつ変えずに通りすぎたから、神様はまだ俺を見捨ててなかったんだな、なんて思った。
あなたが俺の腕を掴むまでは。
「やっと見つけたぞ、月島ぁ」
さっきのは何だったのかと思うほどに瞳を歓喜の色に染めたあなたが、その顔を同じように喜色を全面に散りばめた声色で俺の名を呼ぶ。
「あ、ちが、俺は、月島じゃないです」
「何を言っちょるか。わいは月島基だろう?」
咄嗟に誤魔化した俺に、あなたが不思議そうな瞳を向ける。
「違いますよ、鯉登さん」
「じゃあなんでおいの名がわかるんだ」
間違えた、と思ったときにはもう遅かった。
冷や汗が背中を伝う。
「ないごて誤魔化すんじゃ月島ぁ」
「あー、えっと、その…」
口ごもる俺に、あなたが捨てられた子犬のような瞳を向けた。
「わいはおいが嫌になったんか?」
「ちがっ…」
あーもう顔がいい。咄嗟に否定しちゃったよ。何してんだ俺。
「じゃあないごて!」
前世とそっくりの顔で全く同じ表情で拗ねて見せるから、もう誤魔化すことなんてできなくなってしまった。
「あなたには、幸せであってほしかったから」
「おいの幸せは月島と一緒にいることだぞ?」
「そうじゃなくて…!」
「月島」
俺をさとすようなその声は、晩年の鯉登さんと同じもので。
自然に耳を傾けさせるような、そんな力を持っていた。
「おいの幸せはおいが決める。おいは月島と一緒にいたい。月島はどうなんだ?」
そんなにまっすぐな瞳でまっすぐな感情を渡してくるから、言うはずのなかった本音が溢れてしまった。
「そりゃ、俺だってあなたと一緒がいいですよ」
「ならそれでいいじゃないか」
嬉しさと愛おしさを全面に押し出したような顔で笑うあなたがどうしようもなく愛しいと思ってしまった。
またあなたの隣にいてもいいんだろうか。
あなたの幸せは、俺の幸せと重なるって、信じてもいいんだろうか。
そんなことを聞かなくても少し震えながら一生懸命に答えを教えてくれるあなたの手を握った。
ゴールデンカムイより鯉登さんと月島さんの二次創作です。またですね。いつも通りの現パロです。
鯉登さんが最初に無反応だったのは話しかけていいのか迷ったからです。
月島さんの表情を見て話しかけることに決めたらしいです。月島さん転生したらちょっと顔に出やすくなったんですかね。
とりあえず幸せになってほしいです。
高校卒業後
就活に追われやっと就活先が決まった
「何回も違うとこで落ちちゃったけど結果オーライ!」
曇ひとつも無い朝
今日は肌寒い…
「あのっ…白井さん…?」
「…まさかたくくん…?!」
信号機が赤信号に変わる
運命の
題名「すれ違い」
すれ違いって、残酷だ。
すれ違ってたことに気づくのは、
事が起こってしまってからなんだから。
取り戻せなくなって初めて、相違を知る。
もっと早く、
あなたの気持ちを考えることができていたら。
すれ違いだなんて、
要因が他にあるように言うのも違うかもしれない。
私の思いやりがなかっただけだとは、
思いたくないんだ。
今日のテーマ『すれ違い』
俺は、すれ違いざま、外で人に声をかけられることがよくある。
この間もお婆さんに駅で呼び止められた。
「あのー、すいません、急に呼び止めてごめんなさいね。これなんですけど……」
他人に声をかけられる人は、舐められているという説を目にすることがあるけど、俺はそうは思わない。
いや、仮に話かけやすい弱そうなヤツだと思われていたとしても、困っている人を助けられる風貌ならそのほうがいい。
俺は喜んでお婆さんに返答した。
「どうかしましたか?」
「〇〇駅まで行きたいんですけど、価格がのってるのと違うんですよ」
そう言って、お婆さんは切符売り場の液晶パネルから目を離し、アナログの路線図を指さした。俺は路線図を見て、即座に『はっはーん』ときた。
というのも、この辺りの電車は地元のローカル線と大手の電車がごっちゃになってて、あらかじめタッチパネルでどっちの電車を利用するか選択しないといけなかったからだ。
お婆さんは、大手の電車のほうの切符を選択していたので、値段が違うのは当たり前なのである。むろん、ほっといても、適当に買って改札で引っかかれば、のりこし精算機で支払ってから出直すという手もあるが、改札でビーっとなって入り口が封鎖されればお婆さんはパニックになってしまうことであろう。
そんな恥を人生の先輩にかかせるわけにはいかない。救わなければならなかった。
「あー、これは……えーっと〇〇駅ですよね」
「はい」
ピッピッピ……
俺が手際よく液晶パネルを操作すると、お婆さんの目的地の駅の切符の値段が出た。
「わあ、凄い! ありがとうございます!」
お婆さんは少女のように手を合わせて喜んでくれた。
「あと、ここ押してもらったら切符出るんで……へへ……」
照れながらお婆さんに返答する俺。
「わたし、本当どうしたらいいかわからなくて、これ分かりにくいでしょう。本当にありがとうございます。急いでたのにごめんなさいね」
「ああ、いえ、そんな、適当にぶらついてただけなんでお気になさらず……すぐ電車出るんで、どうぞ」
不審者丸出しなことを言いながら、紳士的にお婆さんを改札に誘導する。
改札を抜けて、俺に深々と一礼してくれるお婆さんに会釈を返しながら思う。
こういう『すれ違い』も悪くないな、と。
人の役に立てたという意識は、自分を高めてくれるのだ。自分の為だけに生きるのですらしんどい俺が、人の役に立てた時、なにか言葉で表せられない幸福感が己の身を包みこむ。
さすがにずっとは無理だ。永遠に見知らぬお婆さんの面倒を見ろと命令されれば、俺だって嫌だと拒む。
しかし、その場で出会い、その場で俺を頼ってくれ、二度と会うこともなく、俺に笑顔で感謝を述べてくれる人に対しては、どこまでも優しい俺であった。