『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「すれ違い」
私の中で言葉を発するという行為は、
とても大きいことに感じる。
相手の人柄と、状況と、関係性と。
気にすることがたくさんで。
私の頭の中と、受け取られるものとが
すれ違うことを恐れて。
#46
すれ違い
例え友人と
行動や考えがすれ違っても
自分のことを大切にしてくれてる
1番の友人だ
大切にしたい
ごめんなさい
そんなつもりはなかったの。
後から言えば
いくらだって。
でも言いにくかったのかも?
馬鹿、それすら計算だよ。
でも本当は…
なんて嘘かも知らない。
私も謝らなきゃ
自分は悪くないのに?
ほら、なんて。
自分の心すら分からないのに
他人と意思を合わすなんて
こんな意見すら
–すれ違い–
考えがどんなに噛み合わなくても、
どんなに些細なことで喧嘩をしても、
どんなにすれ違っても、
そのすれ違いすら、こいつとなら心地よくて、
#すれ違い
94作目
追記
過去一駄作!!!本当すみません!!!
弓を弾き絞り、対象に向ける。
殺意の照準は、遠く離れた漆黒の化け物に向けられていた。
矢を放とうとしたその瞬間、背後から化け物の声が聞こえる。
まずい
後ろを振り向こうとしたその時、自身の横を何かが通る。
それは、すれ違い様に耳元でこう囁いた。
「こっちは任せろ」
音速のようにその人物は通り過ぎ、化け物が斬られる音と、化け物が苦しみ、倒れる音が背後から聞こえてくる。
馴染みある声の人物を信じ、前方の目標に向かって矢を放つ。
頭に命中して、化け物は倒れ込み、そして塵になって消えた。
一安心し、振り向く。
そこに居たのは、かつてすれ違い、今は同じ目標の為にすれ違った人物が居た。
お題『すれ違い』
君と何処かで偶然
すれ違っているのかな?
そうだったら嬉しいな
すれ違い
私には好きな人がいる。
私とは真逆の存在の彼。
高身長、陽キャ....。
上げていったらキリが無いぐらい、真逆の人。
いつも移動教室の時に廊下とかですれ違うから、だんだんと目で追っていたりしていた。
告白なんて出来ないけど、いつかはちゃんと面と向かって告白出来ればいい。
彼は今高3だから、卒業するまでに....。
俺には好きな人がいる。
俺とは真逆の人だ。
低身長、陰キャ....。
数え切れないほど、俺と反対の人。
俺がいつも、友達と一緒に移動教室の時にすれ違う。
その子が一人でいて、いつも寂しそうな表情をしているから、だんだんとその子を目で追っていた。
いつかは話をしてみたいけど、話しかける勇気を持っていない自分が嫌いだ。
その子は高2だが、俺は高3。
卒業する前には、その子に話をしてみたい。
卒業する前には....。
「ちゃんと告白しよう。」
「話を聞いてあげよう。」
すれ違うよりずっと前に
ぼくに気づいてピュッと逃げる猫
硬い顔をして歩いていたのに
すれ違うときニコッとしてくれるひと
すれ違わないでクンクンぐるぐる
しばらくじゃれ合う仲良し
強そうな大型犬はチラッとだけぼくを見て
あとはビシッと飼い主さんについて歩く
みんなとすれ違うのも楽しいけど
あの角を曲がったおうちには
いつもなでてくれるおばあちゃん
今日も会いにいくんだ
待っててね
「すれ違い」
#230
"すれ違い"
すれ違いは、お互いの事を殆ど知らなくたって起きるし、仲が悪くたって起きるし、親密になっても起きる。
自分のエゴで起きる事もあるし、お互いがお互いを思うからこそ起きる事もある。
関わっている以上、すれ違いが起きるのはしょうがない。
そう、思っているのに、頭では分かっているのに。
すれ違う度、もどかしくて、苦しくて…辛い。
《違う》と伝えたくても「違う」が出てこなくて、「違う」以外の《違う》を伝える言葉も出てこない。そのせいで変に仲違いするのは嫌だ。なのに、言いたい事が沢山ありすぎて、
何から言えばいいのか、どう言えばいいのか分からなくて、頭が沢山の言葉でとっ散らかって、言葉に詰まる。
そうしている間にも、どんどん遠ざかってしまう。
何か言わなきゃと思っても、どんなに引き止めようと声帯を揺らしても、引き止める為の言葉にならない。
引き止めたところで、何を言えばいいのか分からないから。《行かないで》すらも言えない。
こういう時『俺にもっと、言葉を伝える力があれば』『どうして俺の体は、こういう時に咄嗟に動けないんだ』って自分を責めてしまう。
どんなにお互いの事を分かっていても起きる事だって、頭で分かっていたって、辛くて苦しいのに変わりは無い。
傷付くのは俺だけで十分。そう生きてきたのに、今だってそう思っているのに。
こんな思いは…嫌だ。
瞳は遠い夢を見据えて
声はハキハキとしていて
服装から品格が溢れ
髪や爪も綺麗に揃っている
いつの日かそんなオトナになるのだと思っていた。
正確には、そんな出来すぎたモノになれやしないが、
そう目指すべきだとは、思っていた。
目標と、本当の自分と。
気付けばどちらともかけ離れてしまった今の自分がいた。
満員電車ですれ違い樣の、誰かの「馬鹿だな」という
軽口が、鼓膜を揺らし続けていた。
お題「すれ違い」
すれ違い
風のむこうに 大きな空が
僕らの明日は わからないけど
沸き立った雲を 指差して
ここまで歩いてきた 道程を 確認したよ
すれ違いを繰り返し
何度も風に 口づけをして
僕らの明日は 先行きは不安で
立ち止まってしまうときが いつかきたとしても
ここでであって 共に息を吸って 叫んだ
思い出を大事にしよう
柔らかな日差しは
非情なほどの毎日を
忘れさせていく
おいてきたものたちが 溢れた
都会の日々に安らぎを与えてくれる
君はここで何度も 僕らに
この世界が未だ 開けきらないことを
教えてくれるから
僕らの旅立ちを ここで誓うよ
明日が必ず 幸せとは限らない
追い越していく時間が
限られているから
さぁ明日へ向かって
大空へジャンプする
遠回りやすれ違いが何度も
僕らを悲しませたって いくよ きっと
#13『すれ違い』
貴方と別れてしまったのは
この世が不条理だから
としか言いようがないけれど、
立ち直るのに案外時間はかからなくって
新しい気持ちで生きようとすれば、
忘れさせないかのように
思い出される記憶に
胸が締め付けられるばかり。
ああ、向こう側から来る貴方に
すれ違いざま、
どんな対応をすればいいんだろう
久しぶりに姿を見てこんなんじゃ
やっぱり私、変わってないのかも
それでも前よりもっと
強くなっているはずだから
魅力的になってるはずだから
自信を持って進んでいく
すれ違い
お互いの心…
すれ違い
分かり合えそうで
分かり合えないの…
でも…
ちょこっと
分かり合える部分が
あるなら
それを…
大切にしていきたい
すぅーああまたやっちまった
れんらくの返信忘れ
違うんだよこれは
いそいでて
すれ違い
行きたい場所
食べたいもの
今日の気分
いつだって
君と僕は噛み合わない
お互いに
相手に合わそうとしない
性格だから
君と僕とはいつもすれ違い
だからこそ
たまに気が合った時が
最高なんだよね
不貞行為を繰り返す夫と真面目な妻の間に産まれた
言葉も喋れない頃に母が姉を連れて逃げた
物心付いた頃には殴られた
✕ねばいい、✕ねばいいと何度も繰り返された
齢8にして父を✕した
正当防衛だった
✕すしか無かった
拾われたのだって面白そうだったから
でもそこで愛情を知ったし
温もりを知った
「今更どうしろって言うんだよ」
✕✕歳の少年
不貞行為を繰り返す夫と真面目な母の間に産まれた
毎日泣く母を慰め弟の世話をした
母が手を取り逃げる時
理解も出来ずに弟の身を案じた
案じるだけだった己に心を病んだ
心身壊れる母の背に心を病んだ
繰り返される入退院にまともなんて無かった
私は母も捨てた
仕方の無い事と諭すには心が弱かった
残った希望は貴方だけだった
私と一緒に普通の生活をしよう
「お願いだから分かってよ」
✕✕歳の少女
…
痛かった
苦しかった
辛かった
でも誰にも届かない
僕は成功作だから
耐えられる
耐えられてる
痛くないこと
苦しくないこと
辛くないこと
大丈夫
大丈夫
「…サイは平気です」
✕✕歳の少年
物心ついた頃から身体を開く事が当たり前だった
✕くても苦しくても辛くても
これが世のため人のため
出来ないのなら、耐えれないのなら処理対象と言われた
私は失敗作だった
どんなに泣いても喚いても私は処理対象
弟はそれを見てるだけ
✕くて怖くて✕くて怖くて
だから貴女に救われた時に
撫でられた時に涙が出たの
✕いは未だに分からないけど
辛いって苦しいって嫌だって
言っていいって言われたから
「私の名前はベルよ、ササはもう居ないわ」
✕✕歳の少女
…
この世がつまらなくて仕方が無かった
縛り付ける事にしか脳が無い大人が苛立つ
顔色ばかり窺う癖に影では嘲笑を肴にする子供に苛立つ
ニンゲンが嫌いで仕方が無かった
バケモノになりたかった
だがバケモノは思いの外大変で
ニンゲン離れも程々にすべきと感じた
避ける私を追い掛けて
興味本位で付き合って
ちゃんと教えてくれたから
私に君は不釣り合いだったのかもしれない
「よく聞こえる声で泣くなよ、ハニー。」
✕✕歳の少女
この世がつまらなくて仕方が無かった
求められるから熟して
頼まれるから受け入れる
バケモノだと言われても求められたからしてるだけ
ニンゲンとバケモノの差ってなんだろう
ニンゲンらしくないで言ったら君も俺も変わらない
機械のような自分はニンゲンらしくないらしい
ならニンゲンらしさを教えてよ
生物ってなに?
ちゃんと教えてくれたから
君しか居ないんだろうなって思い込んでた
「なんでアイツばっかり責められるんだよッ!!」
✕✕歳の少年
…
何処か心が空っぽだった
母は自分を産むと同時に亡くなった
父は仕事に明け暮れて家に居ない時の方が多かった
学校にも行けてたし友達だって居た
食事だってきちんと食べれてる
服だって毎日洗濯できるし着てるし
帰る家だってある
でも満たされなかった
周りはそれすらも感じさせない
楽しげに充実した普通を歩んでる
それに比べて自分は?
何がしたいんだろう、何を目指してるんだろう
何も出てこなかった
だから初めて見た美しさに惚れた
欲しいと思った
創りたいと思った
手に入れたいと思った
それ以外要らないとさえ思った
「俺っちにはコレしか無いんスよ」
✕✕歳の少年
優しい両親が居て
朝起きたら遅刻を仄めかされて
焦るのにも関わらず朝食だけはちゃっかり食べて
行ってきますと声に出して
授業ダルいなんて友達と笑い合って
オシャレなお弁当を頬張って
最近流行りのメイクで盛り上がって
疲れるのに楽しい部活を終わらせて
帰宅途中に出会う幼なじみに絡んで
家に帰って旅行の話でもしながら夕飯を食べて
スキンケアで長引く入浴を終えて
ベッドに飛び込みスマホを弄る
そんな普通がずっと続くと思ってた
貴方が美しさに惚れて普通から飛び出すまで
「たまには帰らないと…おじさん不安だと思うよ」
✕✕歳の少女
題名:すれ違い
作者:M氏
出演:🎗💜/🎲🔔/🌧☀️/📸🍤
【あとがき】
冷静に考えれば伝わる言葉とか
第三者目線に立てば納得出来る感情とか
人がすれ違う瞬間ってそれくらいくだらない事が多いですよね
M氏もそんな形で誰かとすれ違う事が多いです
誰かの意見に惑わされて交友を断ったり
言葉足らずな想いをネガティブに受け取って勝手に傷付いたり
きちんと落ち着いて話すだけで解決出来ちゃったりするんですよね
それが出来るのなら人間は苦労しないんでしょうけど
皆さんはすれ違ったな、アレは何とかできたなって思う経験ありますか?
すれ違いとは気付いた頃には手遅れになるものばかりですが
それが後悔になって自尊心を削り始める前に
腹を割って誰かと話すのは大事だと思ってます
ですが正直と歯に衣着せぬ物言いをイコールにするのはオススメ出来ませんよ
言葉は難しいので沢山考えましょう
向き合うってそういう事だと思います
あの時の涙の理由は…
あの時…
あの子は私の長女ですよ…
前の旦那さんと調停までして
別れた時ね…
男と女のすれ違いですねぇ…
子供が…
あぁ…孫ね……
当時ねぇ…
孫がね一緒に泣いてたの…
せめて長女と孫がね…
すれ違いにならないように…
お祖母ちゃんも色々あって大変なんですよ!(笑)
あっごめんなさい…
本橋さんも離婚されてたのよね…
ごめんなさい…
僕の事は気にしないで下さい…!
私から切り出した事ですしね、
僕こそごめんなさい…すみませんでした
本橋さんは変わらずに…
すれ違い。
関西に行くのに
すれ違い。
本当は
逢いたいのに
11月まで我慢。
なるべくなら無い方がいい
出来るだけすれ違わないようにしたい
せっかくの両想いだからね
初めから…そう 出逢った時から
間違っていると知っていたんだ
間違っていたとしても
ダメだとわかっていても
貴女が欲しくてたまらなかった
サヨナラと手を振る貴女の手首を掴んで
細い指先をゆっくりと口に含む
指先から伝わる貴女は
か弱くて 優しくて 罪深い
そして…驚くほどに冷たかった
初めから…そう出逢った時から
すれ違いの僕達だから
交わることなんて
きっと…許されない