『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
見知らぬ土地に行った君は、
会う度に僕の知らない顔が増えてきた。
そりゃそうだよね。
誰も知り合いがいない場所で、
一生懸命に自分の居場所を作ってきたんだから。
僕の知らない君は、
僕の知らない人と恋に落ち、
僕の元から離れていった。
いつからだろうか。
君の考えることがわからなくなったのは。
けど、きっと最初からわかった気になってただけかもね。
お互いに合わせてきたことを、少しずつ辞めていっただけ。
最初から思っていることはすれ違ってたんだよね。
〜すれ違い〜
イルミネーション。
街がオレンジ色に染まる。
足早に歩く人、幸せそうな恋人たち。
プレゼントの相談でもしているのか、
母親と嬉しそうに歩く小さな女の子。
ああ、やっと見つけた。
30年前のわたし。
おもちゃ屋さんでぬいぐるみを楽しそうに選んでいる。
で、その向こうでプラモデルを抱えてるのが僕だね。
彼が言った方に目をやると、
女の子より少し幼く見える男の子が大きな箱を抱えている。
ふたりの出会いをさかのぼったら、
こんなに昔まで来てしまった。
幼いふたりはまだ知らない。
将来とても大事な人同士になる事。
-すれ違い-
交わらない線を
ともに過ぎゆき
衝かれる想い
空気のうねりに
引き寄せられ
流れていく
/ すれ違い
#すれ違い
君が言うパスタがいいなでも僕は
寿司が食べたい言葉を飲んだ
君と僕好きなものには違いある
そんな差を埋め少し寄ってく
何かとすれ違っている。寒くなってきた。すれ違う時も肌寒い。マスクがあると暖かい。
[すれ違い]
ときたまある
悪い偶然の重なりか
それとも冷めた心が引き寄せるのか
さだかではないけれど
小さな小さな
ほんの些細(ささい)な
すれ違いから
大きな溝(みぞ)になって
取り返しがつかなくなる前に
どうか真実をください
どうか詐(いつわ)り無い言葉を
どんな形でもいい
いや、形など無くても構わない
この
“すれ違い”という物語に
終止符(ピリオド)が打てれば
良い
ただ
それだけ
だから
#すれ違い
私達は一生で30000人の人とすれ違って、
少し話してみたり
大切な友達になったり
一生をともにするパートナーになったり
あなたと出会い、好きになれたのは、
キセキだよ
あなたに出会えてよかった
"すれ違い"
すれ違いって、触れ合うほど近くを
反対方向に通り過ぎることって意味なんですね。
改めて考えるとなるほどと思います。
ちょっとズレてるとかではなくて
反対方向に進んでいくなら
後で気付いても修正は難しいですよね。
自分が別れて来た人の事を考えてみると
自分とは反対の事を考えていたのだなと
納得できました。
言葉の意味って結構、曖昧に捉えていること
ありますよね。
お互いに反対方向に進んで行くと気付くのが
遅ければ、相当離れてしまうって事ですよね。
相手の気持ちを見逃さないように気をつけようと
思いました。
只今、安全確認を行っております。発車までしばらくお待ち下さい。
乗っている電車は、ちょうど反対側の車両とすれ違うところで停まっている。
ドアにもたれかかって外を見ていると、同じようにもたれかかっている反対側の人と目が合う。
6秒続いたら。とわたしは思う。
安全確認がとれました。まもなく発車します。
恋は今、走り出した。
仲良かったあ友達、一緒遊んでたときの記憶も時間も
全部覚えているのに、楽しい記憶で溢れてるのに、
今はそんな時間を想像できないくらい昔と違う。
特に喧嘩したわけでも、
恨まれたりする心当たりはない。
目が合って、どう反応するべきかわからなくて
思わず「じーっと」見つめちゃってたら、
いつのまにか
他の子と話しながらどこかに行ってしまった。
すれ違いは、起きるくせに、原因は教えてくれない。
自分で解決しなきゃだめみたい。
月。
…すれ違い…
すれ違い 近づきながら
戸惑いも 受け止めていけたら
_end_
#優しさの理由#歌詞
駆遣呵責か罵詈雑言かを問うに至らず私は唯その目前に広がる無数の揺れる天秤の音を聴きそしていづれ静かに目を瞑ったりする ... ゆるやかな風の遊ぶ砂丘 ...
観念の中のその砂丘に私はかなり久々だが訪れている。
砂という幾つもの朽ち果て達が参集し此処に遊んでいるが訪れし者々がつい横たえてはこの世界で最も適した究極の包容力で旅人を癒し魅了する ... が然しそれもそれは ... 一切を捨て身を呈して滅びた末に得た悍ましき痛苦悶絶を経た後の智慧 ... 難き深き慈悲 .. .. ..... 。
生まれるという悪戯か ..
耳、口を王の頭上に並べて聖と記すが ..
徒は聴聞にて図を得、口から我炎を吐く。
私の心臓も早く止まってしまえばいいのに。
目前の無数は迷いであり飢渇であり貪りでもある ... 所謂、衆生とはそうしたものである ...
父は生きている。併し祖父も曽祖父も曽々祖父も皆同様に悩み、そして自ら決め落としたのだ。
私の、実父は大した強さだと念う。
唯一その悲しい遺伝を、まあ逃れられそうなのだ。
...... わたしは ... どうしたらいいのだろう ...
代々、命について考え続け ... きっとそれは、水面の下の揺れる波に透ける時計の針の沈黙を眺める如く ... 何が .. どうして .. 何故 .. 価値、存在、飢渇、欲望 ... 放たれた末に無明 ... 仮に世俗に在る欲楽の欲する一切を手中に収めては尚辿り虚無に着く。
自を念う時を滅する労に烈しく勤しむも肉体から崩れて結局脳が足に降りる。
向かう場所既に無しはなから無し。
天寿を代々背いた罰に留まる事無し。
私は、私が私を殺す日に怯えながら笑う肝を抑え待つのみ。
「すれ違い」
誰にでも有り得る
人に期待しない事
そうすれば
波風は立たなくなる
いつからだっけ
2人の気持ちに差ができたのは
一緒にいる時間が楽しみだったのに
いつのまにか苦痛になって
ずっと笑って過ごしたかったのに。
このすれ違いを終わらせようとおもう
「ねぇ。好きだよ」
金木犀の香りとすれ違い
ちょうど1年前の
あの日を思い出す
居場所を探しさまよう私
当然現れたあなた
一瞬で心を奪われた
甘い香りが呼び起こす
甘く切ない片思い
テーマ“すれ違い”
社会人になり、学生時代の友人たちと
疎遠になった。
皆が皆、土日祝休みってわけでは無いし
職種により、働く時間も異なる。
会おうねなんて言っても簡単に会えるわけではないと
そう思っていた。
仕事が終わり、ふと
街中を歩いていると
私を除いた、所謂いつメンだった人達と
すれ違った。
一瞬気不味そうな表情を浮かべたけれど
何もなかったかのように
彼女達は私の横を通り過ぎて行った。
例え、断るだろうと思っていても
誘ってほしかった。
誘う事すらせずに、ハブられていた事実を知り
挨拶さえされず
ああ、そうか
彼女たちにとって私は別に
【いつメン】でも何でも無かったのだと
ようやく気が付いた。
その後、弁明をするようなメッセージも何も届かなかったのが
きっと、つまりは、そういう事なのだろう。
彼女達のグループメッセージに
【ありがとう】とだけ残して
私はそのグループを抜けた。
彼女たちの連絡先を消して
そのグループメッセージのアプリも消した。
きっと、誰もそのグループメッセージは
既読しなかっただろうと予測する。
社会人になってから
ズレが生じたのではなく
元々、何も合って居なかったのだと
ようやく気がつけた。
あの日、すれ違わなければ
永遠に気がつけなかった。
私の勘違い、気付かせてくれて
ありがとう。
そして、永遠にさようなら。
貴女達と、すれ違っても
二度と話し掛けないし、話し掛けないでください。
ーBADENDー
『すれ違い』
どこですれ違ったんだろう?
いつもの道のはずなのに
あなたに会えないまま駅に着いてしまった
すぐ家に戻ろうか、このまま待とうか?
あゝ、電話を持ってくればよかった
駅から君の家の途中にあるケーキ屋さんで
君の好きなモンブランを買った
喜ぶ君の顔が楽しみで足速に歩いて来たのに
君が家にいない
電話をかけてみたらリビングで着信音が・・・
#すれ違い
かすかに残る
貴方の香り…
眼に残る残像は残酷で
疑うことは容易く
信じるには確信がなかった
貴方は…違う…と言った
私は…ずるい…と返した
そして全ては消えた
色鮮やかに見えた世界も
あふれる幸せも
何もかも…
君と話していると
いつも、歯がゆい思いをしているよ
ボクの言わんとすること
どれだけ伝わっているのだろう
ムズカシイよね
言葉が誤解を生む
言葉が無くても誤解を生む
だから、
気持ちは言葉にしなくちゃいけないね
伝わるまで
わかってもらえるまで
言葉をおくりつづけるよ
『すれ違い』
すれ違い
すれ違い夫婦。
言葉が行き違い、考え方も全く交わらない。
話はいつも平行線。
どっちが、いい悪いではないんだよなー
いいか悪いかでお互いを裁くから、いつまで経っても落とし所も見つからない。
不毛な言い争いに、もうすでにうんざりしているというのに。
すれ違ったまま過ぎた40年近くの歳月を心から後悔してしまう。