『すれ違い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「部活、辞めたい。」
君はいきなり、電話でそう言った。
「え、なんでなんで?何か困ったことがあるなら相談して」
君は、重い口を開いて心の内を話してくれた。
「え、でもでも」
私は、君の心を受け止める余裕がなかった。
どうしても、やめて欲しくなかった。
余裕の無くなった私は君の気持ちなど考えずに呟いた。
「あなたがいるからマネージャーになったのに」
あの頃の私には、それが精一杯出した好きの形だった。
すれ違いで思い浮かんだこと
・普段何気なくすれ違う人。何も思わなければただ通りすぎていく物みたいに見えるけれど、一人一人の人間が歩いていると考えると、人に対する見方が変わってくる。
・すれ違う人は何も言わないけど、一人一人人生があり、物語を持っている。その人が歩くには目的があり、歩く先に物語の続きがあるのだ。
・すれ違う人を見る側からしたら、エキストラのように見えるが、すれ違う人は一人一人その人の人生の物語の主人公で、自分をしっかり生きるために歩いている。
そう考えると、すれ違う人たちの生命力を感じ、何だか応援したい気持ちになってくるのだ。
【すれ違い】
朝から洗濯物を干した。
確かにちょっと怪しかったけど、天気予報は晴れ。
洗濯物もよく乾くとの予報。
大丈夫だろう。
そしてお出かける。
スーパーに買い出しだ。
だけどもう着くというところでパラパラ……。
灰色の空。
これはまずいと家へ引き返した。
雨の勢いは増し、半乾きの洗濯物を取り込んだ。
部屋干しにして再度出発。
スーパーに着く頃にはカンカン照りだ。
ため息が漏れる。
似た者同士の
二人だから
互いの心情も
痛いくらいに分かっていて
それでも我を通し
相手の想いの量を確かめ
もっと
もっとって
いつしか
心はすれ違い始め・・・
あの頃は
ただ好きだった
それだけだった
どうして
忘れてしまう
「すれ違い」
すれ違いだらけだ。
自分が自分を理解することだってこんなに難しいのに、他人とすれ違うのなんて当たりまえ。
良かれと思ってもすれ違う。
相手のことが大好きでもすれ違う。
同じことを思っていてもすれ違う。
でもこのすれ違いからしか産まれないものもある。
例えばそれは、相手には相手の気持ちがあったということを本当に理解しないといけないタイミングが訪れる瞬間でもある。
理解しないと“いけない”のはすれ違っても元に戻りたいから。
自分一人だけではどんな人も決して生きてはいけない。自分の人生に誰かが関わることが約束されているから、すれ違うことも当たり前のことだってすんなり受け入れた方が生きやすくなる。
話が楽しくて
気も合う方なはず
でも
物理的には
すれ違い
すれ違い
お互い不器用だったり、口数が少なすぎて
お互い勘違いしていた。
本当は認めたくないけど、好いていた。
だけど、言葉の行き違い
お互いが、勘違いしていた。
お互いが好きだと気がついた時は
もう、別の人と恋仲にっていた。
時間がもどせるなら、
やり直したい。もう、
その手を離したくない。
お題 すれ違い
『すれ違い』
無秩序な雑踏の中
明日も知れぬ身で歩く
ヒト、ヒト、ヒト、
君を見つけた気がして
振り返り見ても
本当は誰もいやしない
すれ違いは
近づいた証拠
だけど反対を向いて
遠ざかる
もっと近づけば
同じライン上で
向き合える
もっと近づけば
同じ方向を向いて
一緒に歩けるはず
すれ違いは
その第一歩
題「すれ違い」
どすん、と鈍い音が響く。
女性は駅で尻もちをついていた。足早に去っていく、灰色に身を包んだ男性を睨めつけたが、同じような色に紛れて、怒りを向けるべき相手はもうどこにもいない。
狭い駅にこれだけいっぱいの人が居れば仕様がないことは分かる。女性は邪魔にならないようすぐに立ち上がって、目的地に向かった。家にかえる頃には、そんな出来事があったことすらすっかり忘れていた。
別の日、女性は急いでいた。電車が事故があったために大幅に遅れていたのだ。人の波の間をぬって女性は走った。
どすん、と鈍い音が響く。
女性にもそう軽くない衝撃が感じられたが、転ぶほどではなかったので、気にせず目的地に急いだ。
今日のすれ違い度
π/4
来週には、一周回って仲直り
できるかな
すれ違い
公園を散歩中
……!?
確認のため振り返ると
やっぱり
そうだ!!
昔飼ってたわんこにそっくり。
私が伝える言葉と
君が吐く言葉
どれも重みが違くて
徐々にすれ違っていく
その事実を受け入れられなくて
私は少しづつ失恋をしている
【すれ違い】
昨日と今日、好きな人に会えなかった。
それをすれ違いと言うのかはわからない。
けれど、“すこしさみしかった“と言う気持ちと
“はやくあいたいな“と言う気持ちがあったことは
ちゃんとわかった。
(すれ違い)
#すれ違い
気づいていた
少しずつ気持ちが離れていること…
笑い合っても寂しくて
抱き合っても寒い
心のすれ違いは
もう止められない…
🌈黒猫のつぶやき🌈
気持ちのすれ違いって
何をやっても元には戻らない
修正してもまた綻びる
#すれ違い
インスタグラムの投稿
話しが噛み合わずに友達の写真の方をのせてとお願いしてしまった
だけど正直に話したら許してくれた
初めて投稿します。
最初のお題は「すれ違い」。
すれ違いざまによく思う事。
あの人、素敵なヘアースタイルだわぁ、と。
ファッションも気になりますが
ヘアスタイルはもっと気になります。
素敵で似合ってると、「素敵なヘアスタイルですね。よく似合ってらっしゃいます。どちらの美容室へ行っておられるのですか?」と聞きたくなります。
突然初対面でそのような事を聞くのは変人と思われるのでしませんが、気になりもう一度振り返りたい気持ちになります。
振り向かれるほど素敵でいるって
素晴らしいですね。
僕は 、すれ違いざまに見た貴女に
一目惚れした 。
桜散る木の下で、静かに佇む貴女 。
まるで絵を見ているかのような気分だった 。
そのふっくらした 頬、真紅に染まった唇 、
風に煽られ、乱れた髪さえも愛おしくて
すべてが輝いて見える 。
魔法にかかったみたいに 。
嗚呼、これが 恋 というやつなのか 。
『私は好きな人の好みのタイプに近づけるように努力するタイプなの』
そう言っていた彼女は、少し前に髪型を茶髪のパーマから自分が前から好きだと言っていた黒髪ロングに変えた。彼女が俺の事が好きらしいと同級生から聞いた時、天にも登る気持ちだった。本当に?そうであったらこんなに嬉しいことはないのに。だが彼女から微塵もその気配が感じられなかった。彼女は最近俺に話しかけることも、目を合わせることすらもしてくれない。彼女が自分を好きだという自信がなかった。俺は割と早く自分から告白するタイプだったが、それは相手が自分に粗方好意があると分かっている場合だ。彼女はわからない。勝率が低い段階で手は出せない。もっと核心が欲しい。そんな臆病な気持ちが告白すると言う行為を躊躇わせていた。彼女の髪型が自分の好みであるうちは安心できた。だから毎朝、彼女の髪型が変わってないことを確認してはほっと胸を撫で下ろす、そんな毎日を送っていた。
朝晩が寒くなり出した10月上旬の朝、手をこすりながら教室へ入り、いつもの癖で彼女の席を確認する。
瞬間、絶望。
窓際のいつもの席に座っていたのは、黒髪から明るい髪色に変えて、長かった髪の毛をバッサリとボブに切った彼女だった。
♂♀♂♀
『俺、好きな子出来たら自分から告るタイプなんだよね』
そう言っていた彼は、私の前の席の人だ。プリントを回す時しっかりと振り向いて目を合わせて渡してくれる律儀さや、私が困った顔をしていると大丈夫?と腰を屈めて覗き込んでくれる優しい所に惹かれて気がついたら好きになっていた。
彼の幼馴染にアイスを奢って、黒髪のロングヘアが好きだと言う情報を得て、すぐに実行に移す。前々から好きな人のタイプに寄せると言いまくっていたから私が彼を好きだと言う噂はすぐに広まった。もしかしたら彼の耳にも届いてしまっているだろうか。好きだと気づいてから変に緊張してしまって目を合わせられなくなった。私を覗き込む彼の顔も見れない。プリントを回してくれる時だって目線をずらしたまま手だけで受け取った。恥ずかしい。彼の近くにいるだけでバクバクと脈打つ鼓動をバレたくなかったし、赤く染まる頬や耳も見られたくなかった。彼は好きな人ができたらすぐに告白するタイプだと言っていた。すぐっていつだろう。もうすぐ10月、私の誕生日がある。誕生日に彼が告白してくれなかったら、諦めよう、そう思った。
#すれ違い
わたし琴原ゆりには二人の幼なじみが居る
一人目は女の子で川瀬瑠花
二人目は男の子で高橋遥人
私は遥人が好きだ
でも遥人は瑠花のことが好きらしい
悔しい、悲しい、辛い
遥人目線
俺は幼なじみのゆりが好きだ
でもゆりは他の男の子が好きらしい
悔しい、悲しい、辛い
この交互する恋心は!?