『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
おろしたての服とズボンにきれいな靴。あとは少し笑うだけなのに
(お題:さよならを言う前に)
空は繋がっている
人は言うけれど
そんなもの人と人なんて
お互いの気持ちなんて
わかるわけない
わかったふりをしていただけ
離れた時から
離れていく
心と心ももう見えない
君の笑顔も
君の背中も
全てはもう夢の中
伝えること
掴まえること
何もかもが昔の話
思い出すのは君の言葉
そういうことか今さら気付く
年老いていくこの体に
痛みが走るさよならを言う前に
『さよならのはなし』
ピーターパンの夜明けとともに ビターズエンド 千本の針飲ます 風吹けば 心地良く 何にでもなれそうな気がした そういえば そうだね さよならのはなしをしているのにね
私はあなたじゃないし。
あなたにとっては大切なものでも
私にとっては今だけの暇つぶし程度。
何時でも捨てるつもりでいる。
それをとやかく言われる筋合いないよね。
アドバイスだかなんだか知らないけど
私とあなたの人生がそもそも違うことを忘れてない?
なのに、さも全てを達観したかのような物言いしてる。
それこそがまだまだ若さなんだよね。
そう思えるくらい年取ってんだわ。
こっちは。
残念ながらね。
さよなら 暇つぶしさん。
#53「さよならを言う前に」
「さよならを言う前に、一つだけ教えてくださる?」
「僕にわかることならば。」
「どうして私を置いて行くの?」
「そりゃあ、連れて行ったら僕は悪霊さ。」
「……聞いたって答えてはくれないわよね、そうよね、なんたって死体なんだもの。」
「失礼だな、死体に死体だなんて言うもんじゃない。」
「それじゃ、さよなら。」
「あぁ、またいつか。」
さよならを言う前に
あなたは行ってしまうのね。いなくなってしまうのね。
最初から知っていたのに、胸のあたりがズキズキと痛む。
伝えたい事は山ほどあるのに、私は何も言えなかった。
また会えたら言えるかな。やっぱり言えないかな。
大丈夫、まだ本当のさよならじゃない。
【さよならを言う前に】
出会いがあるなら別れがある
それは人生の長い線の中の出来事かもしれない
あるいはその線の1番先の出来事かもしれない
出会ってまもない一年も経たない恋心
まださよならなんて全く考えていなかった
でもさよならを言う前に君とやりたいこと
それならば星の数ほどある
あなたの人生最後のさよならを私にくれませんか。
さよならを言う前に
ありがとうって伝えたい。
夏休み終盤、残り少ない休みの日に委員会の当番の仕事をしに学校行くと、そこには先輩の姿もあった。近くで用事を済ませたついでに様子を見に来てくれたようだ。
久しぶりにみる、相変わらず涼し気な顔に、珍しく着崩した制服の組み合わせに、懐かしさと非日常性を覚える。
何か話を聞きたい気持ちはあれど、これといって言葉が浮かばず、お疲れ様ですとだけ声に出す。私の様子を察したのか、ゆったりと先輩は、きちんと当番の仕事をしているようで安心した、と先生のようなことを言ってきたあとは、宿題は済ませているのか、どこか遠出はしたのかと、これまた先生でも聞いてくることはあまりないそれらしい質問を時々投げかけてくる。
それに答え、私も先輩は、と投げ返すと先輩もこの夏の出来事をぽつぽつと話してくる。
お互い人見知りというわけでもないが、元々言葉数が多い人間でもなかったので一人でいるときより静かな時間にも感じられたが、体温は高かったように思う。
仕事をいつもより早く済ませ、帰路に着く。夏雲の流れが速い。
まだまだ太陽はギラギラしてるし、流れる汗はひかないのに、暦だけは夏の終わりを迎えようとしていた。
夏休みが明けた。
後期は先輩方からの引き継ぎが終わり次第、特に問題がなければ、先輩方は引退。私たちのみで活動が行うようになる。
所属人数が少ないためかトラブルが見舞われがちのこの委員会だが、引き継ぎはすんなりと終わった。自分のような後輩を手懐けながら、何だかんだとこの委員会を回してきた先輩だ。夏休みの間に他の先輩方と問題を片付けて後は私たちに任せられるように準備していたらしかった。
先輩は時々様子を見に来てくれるが、さよならの準備は確かに進められている。まだ夏用の制服を衣替えをするには残暑が厳しかった。
門出の数日前に会った先輩は、元気でね、もうあまり心配はしてないけど無茶しないこと、としか言わなかった。いつもみたく、じゃあまた、とは言わなかった。
さようならを言ったらこれきりに思えてくる。かといって、また会いましょうと言ったら、そうだね、と返されたきりになるような気もした。
お疲れ様でした、といつも通りの別れの言葉しか出なかった。
【さよならを言う前に】
「さよならは言いたくない。
言えないよ。
だってもう、会えなくなりそうじゃん
嫌だよ。もっと会いたい。
ずっと一緒にいたいよ。
くだらない話で盛り上がってさ、笑って、泣いて。
それだけでいいから、、、、」
泣きながら駄々をこねる私を君は優しく抱き締めて、、、、
消えた。
「ばいばい、“またね”」
【No. 28 さよならを言う前に】
さよならを言う前に
しっかり気持ちを固めて準備しないといけない。
家に置いたままの荷物、写真フォルダ、予測変換。
いろんな角度から寂しさが舞い戻ってくる。
口癖も、その人好みの服も、一緒に歩いた道も、
日常になった部分で心抉られることだって多いのに。
どうして1度深い関係になれたのに、
こんなにもさっぱり関係を終わらせないといけないのか。
人間って不思議でならない。
もう一生会えないと思えば思うほど悲しくなる。
こんな気持ちいつまで引きずるんだろう。
おばあちゃんになるまでには忘れてるだろうけど、
せめておばさんの頃までには忘れたい。
さようならを言う前に
もう、こことは別れなければならない。悲しいが、俺も大人になったということだ。みんなでこっそりと侵入した森の奥の秘密基地。川の音と鳥の鳴き声が微かに聞こえる。ごごご。おたまじゃくしのたまちゃん、立派なカエルになったのかな。いつのまにか水槽から消えていたけど。ほーほほっほほー。この鳴き声から、フクロウが居るんだと思い込み、森のあちこち探し回ったな。朝にフクロウが居るわけないのに。
あ、この湖、、。確か俺、溺れかけたんだっけw香穂ちゃん、元気かな。またアホみたいなことやって、みんなに迷惑をかけてんのかなーwなんてね。
香穂ちゃん。俺の、、なんつーか、、。親友だった子。アホで、バカで、間抜けで、みんなをハラハラさせるようなことばっかりしてた。顔はまあまあ可愛かった。だけど、死んじゃった。13歳で。
一緒に木に登って、一緒に川に潜って、一緒に飯食って、一緒に秘密基地作って、一緒に、、。一緒に、、、、。これ以上考えてもしかたない。
「さようなら。俺の思い出の場所。」
そう声を出そうとした瞬間、温かい風が背中を抜けた。ハッと振り返る。なぜか、懐かしい感じがした。そしてそこに何か埋まっている。
俺は、これを掘らなきゃと思った。手で土をかき分けると、それはお菓子の缶をガチガチにガムテープで止めたもの。そしてインクが剥がれかけて読みづらいが、マジックで「タイムカフセル!間けないでね!」
誤字がある。香穂ちゃんと俺の文字だった。
中を見てみる。中には懐かしいおもちゃ。てんとう虫形で飛ぶやつ、ヨーヨー、シール。下の方に2枚の手紙があることに気がついた。
「未来の俺へ
元気?今何やってる?ポケモンは全種類そろえれた?オレのことだからきっとできているでしょう。」
ごめん、できてない。
「俺はなんか、変な生き物つかまえたり、してます
13のオレより。」
文章がなさすぎるだろ。なんでこんなもん埋めたんだ。
もう一枚を読んでみる。
「未来の香穂へ
未来の香穂は今何さいですか。誰と血痕しましたか。」
怖。
「って、、血痕相手はゆうたくんですよね?」
ッ!俺?
「私、ゆうたくんに好きって言います。14才のたんじょうびで。絶対成功しますよね?いや成功させて見せます!13の香穂より。」
あぁ、、。
なら、俺も伝えなきゃ。
「好きだったよ。
さようなら。香穂ちゃん。」
さよならを言う前に
さよならを言う前に
あなたは いってしまったの
わたしに内緒で いってしまったの
摩天楼のうえ
暗い海のそこ
からっぽの殻
あなたはもう どこにもいない
どうして
どうして
もう会えない
もう聞こえない
もう触れない
それならば
夜空の星を覆うほどの
広く暗い世界へ飛び込み
あなたを探しにいこう
もしかすると どこかで会えるかもしれない
ネットの海は広大だから
「おーい、かえろうぜー」
ああ、またか。そう思いつつ扉に、視線だけ投げる。
「ちょいまちー」
帰りの支度をしていると、家が近いやつに声を掛けられる。毎日毎日、飽きもせずに一緒に帰っているが、割と楽しい。認めたくは無いが。
「準備したー」
一声掛けると、弾かれたように顔を上げてくる。その顔は満面の笑みで。ちょっとだけ、申し訳なくなる。
「じゃあ、行くか」
一拍置いて返事が返ってくる。
「おう」
いつも通りの帰り道だ。
「夏休み、終わっちゃうな。」
年に二回も、長期休みがあるのに。いざ終わろうとすると寂しくなる。休み中に仲良くなった友達、出かけた思い出。それぞれが、非日常を味わえる。けれど、こいつの非日常は引越しだった。
「こんな夏に引越しなんて災難だな。」
「本当に災難だわ。」
嫌そうな顔で返事される。もともと、引越しなんて気乗りするものでもあるまい。けれど、別れと出会いは繰り返されてゆく。
「でもまあ、どこかでまた会えそうだよな。」
案外、そう思ってしまうものだった。夏休みだけの関係みたいなものだったけれど、確かにそう思うのだ。
「じゃあ、さよならなんて言わない方がいいかな。」
「そうだな。」
さよならを言う前に、少しだけ会えなくなるだけ。今生の別れなんてものじゃない。そう考えると、この暑さも軽くなる気がした。
題:さよならを言う前に
捨てないでってずっと思ってた。
いなくならないでってそう思ってた。
でも捨てたのはそっちの方だったんだ。
ドラマみたいだ。
全くおなじ様に愛された人がもう1人。
それも自分の友人だなんて。
最低だ。
さよならを言ってくれ。
謝罪も何もかも要らないから。
……さよならって言う前に、全部嘘だったって言い切ってくれ。濁さないで。本当に好きだったなんて、
最低だ。二度と幸せになれるなんて思うなよ。
『さよならを言う前に』
「さよならを言う前に」
ばいばい、さよなら、またね。
その言葉を聞く前に、言う前に貴方の顔が見たかった。いや、見ていればよかった。
「また会えると信じたいから」
「さよならを言うのは、引き留められたいからだろ」
彼はそう言っていた。
「さよならを告げるのは、区切りをつけるためでしょ」
彼女はそう言っていた。
私は、何も言いたくない。言わない。
ひっそりと姿を消して、しばらく経ってから手紙で『今までありがとう』と伝えたい。
そう思っていた。
相手が自分から離れるのは、いつだって耐えられないのに、それが私自身の選択したことなら耐えられるなんて、おかしな話だと思う。
別れは、どんなものも耐えられる気がしなくて、それなのに時間に流されて、耐えてしまったことに気づくのだ。
※
お気に入りのカフェを見つけるのは意外と難しい。
あまりにも居心地が良くて、うっかりしていた。
踏み込まないでいたラインを超えてしまったことに後悔はしていないけど、これから悔やむかもしれない。
「いつもありがとうございます」
お会計の時に「いつも」が付くようになって、まだそれほど経っていない。
だから、きっと店主は私のことなどすぐに忘れてしまうだろう。
「実は、転勤になりまして……」
しばらくこの店には来られなくなるのだと伝える。
何も告げずこの町を出ていくこともできたはずだ。
だが、この店主にだけは……
「そうですか……寂しいです」
「この町に来た時はこの店にも寄りますので」
「ありがとうございます。新天地でもお体に気をつけてくださいね」
「店長もお体に気をつけて。ケーキどれも美味しかったです。ありがとうございました。ではまた」
また会えることを前提にした挨拶を交わす。
心のどこかでは、もう二度と会えないかもしれないと思っているのに。
それはきっと、さよならを言ってしまったら、本当に今生の別れになってしまうからなのかもしれない。
────さよならを言う前に
さよならを言う前に
皆さん大切な人はいますか?
好きな人、家族、友達
誰でもいいです。思い浮かべてみてください
その人はずっと一緒だと思っていますか?
いいえ、いつか、
さよなら
を言わなければなりません
亡くなってしまうかもしれないし
会えなくなってしまう可能性だってあります
その人に伝えてないことはないですか?
好きです。ありがとう。ごめんなさい。
たくさんの言葉があると思います
でも、その逆で
サヨナラ
を伝えなければならない相手はいませんか
その人達にこの夏伝えたいことを言ってスッキリできるといいですね。
どちらも、私の勇気を与えます
がんばってくださいね
さよならを言わなければならない方は自分が傷つく前に相手が傷つく前に勇気を出してみてください
まだ、さよならは早いと思ってる方そんなことはないですよいつも突然です。
感謝や好意伝えれたらいいですね
さよならを言う前に
今日もお疲れ様でした
明日も仕事の方がんばってくださいね
おやすみなさい
良い夢みれますように
さよならを言う前に
別れたいなんて裏腹なセリフをくちから零し、私たちは最後の夜明けを待つ。
胸の奥の気持ちは、あなたと過ごした、ふわふわと宙を舞う、見えないけれど大切なその空間に遺した。
私はそれを思い切り吸い込み、そして吐いた。
『さよならを言う前に』
どんな「さよなら」かにもよるけれど…
わたしなら「ありがとう」しか出てこない
何かしらの理由があったとしても…
最後なら
やっぱり「ありがとう」になる
例え傷付けられた相手だとしても
それによって、私は学べたんだと思うから
それに
「ありがとう」は魔法の言葉だと
わたしは想うのね♡
「ごめんね」
でさよならするなら
「ありがとう」
でさよならした方が
もし、私を傷つけたことを自覚している人なら
反省するだろうし、後悔する気がするんだよ
自覚していない人は
それはそれで、また同じ過ちを繰り返せばいい
「ごめんね」と言ったら
負けた気がしない!?
だから…
もし次『さよならと言う前に』が来てしまうなら…
私はきっと
「ありがとう」と言うんだ
そうして誰かの忘れられない
過去の人になる
そうして…、わたしが
生きた証を作り上げていく
相手にとってどんな記憶だったとしても
罵声や罵る言葉
「ごめんね」なんかより
きっとその人の心に残れる
それってさ…ずるいのかな!?
こちら的にも
いい思い出にしておきたいじゃん!?
あなたなら
何ていう?