『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【さよならをいう前に】
さよならは 毎日やってくる
お仕事が終わった時
友達と遊んだ帰り
デートの帰り
毎日何かのさよならがある
さよならをいう前に
ステキだった今日1日を振り返って
『今日もありがとう』感謝を込めて
家で寝とかないと夜勤中ずっと起きてなきゃいけない 命を預からせてもらってる
とりとめのない言葉で少しもう少しとひきとめて
『さよならを言う前に』
約束の代わりに
交わした握手を
あなたはもう
忘れただろうか
この手のひらには
あなたの手から伝わる
熱と圧とが
別れの言葉よりも
より鮮明な記憶として
今も刻まれている
たとえ
あなたの顔が消えて
声が消えても
この手だけは覚えている
あなたというぬくもり
#さよならを言う前に
自惚れていた。もう一度会いたい、その想いが通じたのだと。
目の前に居る彼を見つめる。顔も、身体も、全てが間違いなく大好きな人のそれだった。
私に会うために、そう思った。でも違う。彼が求めてきたのは私じゃない。
恋人の想いよりも彼をこの世に引き止めたものがあることに、とっくに気がついていた。
「久しぶり」
目の前の“それ”から、あの日…彼が死んだ日から
何度も脳内で再生した声。
「久しぶり、」
そう返そうと口を開いたのに、「なんで…?」呻くような声が漏れる。
「なんで此処に……」
「お前に会いに 」
嘘つき嘘つき嘘つき。期待していたはずの言葉を心声が遮る。
違う、そうじゃない。あんなに会いたいと願ったのに。
思いがけない再会が、嬉しくて仕方ないはずなのに。
どんな姿になったって、大好きなはずなのに……
「……会いになんか来て欲しくなかった」
呟くような声に、彼が顔をしかめる。
「会いになんか来て欲しくなかったっ…また別れが来るなら、会いになんか来て欲しくなかったっ!!」
堰を切ったように溢れ出す涙で、彼がどんな顔をしているのか分からない。
皮肉だ。拒絶するような真似をして、その足は勝手に彼に向かっていく。
その身体に手を伸ばす。幻でも、なにか感じられれば良かったのに。
頬を伝う涙が、やけに熱かった。
ずっと会いたくて、後悔だけが渦巻いていた。もっとしたいことが、伝えたいことが沢山あった。
じきに彼は消えてしまうんだろうか。それとも、永遠に彷徨うのか。
こういう時、なんと言えばいいんだろう。
でも、「おかえり」も「ありがとう」も言わない。
……言えない。
そんなことを言えば、もう二度と離れられなくなる気がした。
こんなことを言えば、残酷だと責められるだろうか。
それでも、私たちはもう戻れない。何度出会ったって、続けることも、やり直すこともできない。
すり抜けていく身体を抱き締める。
二度と戻れない私達への遺言を。
「“愛してた”よ」
頬には、誰にも拭われないまま乾いた本音の跡が幾筋も残っていた。
「さよならを言う前に」
さよならを言う前に。
小さい頃、夏の夕方が好きだった。
なかなか暗くならなくて、
だんだん涼しくなってくるから、
ギリギリまで近所の子たちと遊んでた。
晩ごはんのいい匂いも漂って。
ゆっくり夜に向かっていく空気は、
大人になった今でも好きだったりする。
楽しかった日は、なかなか家に帰らなくて。
それぞれ親に呼び帰された。
まだ、遊ぶと駄々をこねたこともあった。
それでも、帰らなくちゃならないから。
お腹だってすくから。
だから。
また、明日って言ってさよならする。
明日を、約束してさよならする。
大人になった今、あんまり言わなくなったかも。
おつかれ様ですが、挨拶で。
なかなか、またねって使わない。
日常が、仕事中心で終わるから。
なかなか、遊びなんていかないし。
休みは、休みで終わるから。
さよならってなかなか言わないな。
(さよならって言える別れは、ありがたい。)
さよならを言う前に、またね、と。
再会を夢見て。遠い未来、また君と出会えたらと。
今はお別れでも、世界が繋がってる限り、また会えるから。それまでバイバイ。
さよならを言う前に
私の家系は長生きらしい。
両親ともに健在だ。
同居している叔母もいる。
私が同居している夫の両親も健在だ。
5人とも90才近い。
皆、年の割には元気そうに見えるが、実際はいつお迎えが来てもおかしくない。
いつかはさよならを言うときがやってくる。
毎日の忙しさにかまけて、あまり話も聞いてあげられないし、今まで親孝行らしい事もしてあげられていない。
さよならを言う前に、もっと実家に顔を出して、もっと話をしよう。
- さよならを言う前に -
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君は突然と姿を消した。
何も言わずに。何も言えずに。
せめて、「さよなら」ぐらい言わせて欲しかった。
2022. 08.21.
今夜、世界からこの恋が消えても
これからは友達として仲良くしてね今までありがとう
「さよならを言う前に」
風が
一陣の風がぴゅるりと鳴く
今まさに此処から一羽の鳥が羽ばたこうとしている 羽を伸ばし
枯木が一羽の鳥に成らんとしていた
その瞬間を目のあたりにする
その羽は傷ついていた
飛べないはずなのに力強く天に届かんばかりに羽を広げ
静かな羽ばたきを まさに今
さよならを言う前に……
記憶を掻き集める事はできたかい
大切なひとの顔を憶える事はできたかい
私は問う
枯木の化身は首を振る
記憶できないことにはもう慣れている
それがさも 当たり前のように
それでも悲しげに
役割を終えた私は地より離れて空へと還る
そこでやっと待ち望んだ自由を手に入れる
しがらみも苦痛も そこでは感じられない
あぁ そうでしょう……
あなたはそれをずっと望んでいた
空へと還る準備をするあなたを私は止められない
さよならを言う前に……せめて
私の顔を憶えていってほしい
私の声を憶えていってほしい
私の色を憶えていってほしい
それは 叶わぬだろう
そして 私は共に空へと還れない
風が
一陣の風がぴゅるりと鳴く
あの風は私の心
わたしたちに、距離はあってもわかれはない。
ずっと憧れてたの。
まっしろいドレス、きらめく指輪、
タキシードを着た大好きなあの人と歩く道。
ただ、訪れる別れには、
最後の最後まで、目をつぶっていた…。
あのね。
『お祝いだから』って、
はりきってご馳走を作ってくれた時、
「本当は行かないで欲しい」と、
目が訴えているの知ってたよ。
だからあたしも、
「もう少しだけ、あなた達の娘でいたい」と、
思っちゃったよ。
今日、純白の晴れ着に包まれて、
父母の大きな手を離れ、大切な人の元へゆく。
堪えきれっこないと分かりながら、
溢れる涙をむりやり奥に押し込めて、
やっぱり不格好に震えた声で伝えた。
「今まで育ててくれて、ありがとう」
▼さよならを言う前に
「また会えるよ」じゃなくて
「また会おう」と言ってほしかった。
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#さよならを言う前に
2022/08/21
人・場所・環境・古い考え方
さまざまな別れが
前触れもなくいきなり
または
じんわりとやってくる。
どんな別れであっても、
どんな気持ちの変化からの
別れであっても、
過去の自分を許してあげたい。
精一杯やってきたよね
自分なりにやってきたよね
後悔はあるけど
あれが自分なりの精一杯だったよね
失敗しちゃったね、
でも次に活かせるね
新しい出会いがあるね
頑張ってきたよ、お疲れ様!
そう自分に声をかけてあげたい。
「さよならを言う前に」2022/08/21
さよならを言う前に何を言えばいいのか分からない。
状況によるなら
「ありがとう」
だったり
「好きです」
だったり……。
いつ、「さよなら」になるのか分からないから
感謝を込めてあなたに伝えたいことが沢山あります
さよならを言う前に
貴方に感謝と最後のメッセージを伝えたいです。
もしも、転校するとなったら…きっと、
手紙で言うと思います。
私のことを覚えてて欲しいです。
こういう子と友達になったと
一生残しておきたいです。
最後のメッセージは、本当に、
短くて、ほぼ感情というものも無いかもしれません。
私は、転校を2回経験してます。
相手からしたら、
自分が転校したら、
どういう気持ちなのか、
私にはわかりません。
悲しいのか嬉しいのか寂しいのか
でも、毎回思うのが
「私と出会ってくれてありがとう」ということです。
出会ってなかったら、
今頃ひとりぼっち、
チャレンジ出来ていないかも、しれません。
きっと、最後のメッセージは、
とても短い言葉で終わります。
今までありがとう。
友達として大好きでした。
また会えるといいね、、、。
忘れないでね、、、っていうか、
忘れたくないよ…。
などで終わってしまうと思います。
人によって違うと思います。
好きな人に告白して、
さよならを告げる。
友達に別れを告げ、、
さよならを告げる。
私の中では、
1番友達としての別れが辛いです。
さようならを言う前に
さようならを言う前に
もっと努力しておけば。
もっと感謝を伝えておけば。
あの人に告白しておけば。
あの人の傍にいておけば。
誰もが、そう、後悔する。
今までどれだけの人間が、やりたいこともやれずに死んでいったのか。
もし言えるなら
言ってくれる気があるのなら
少しだけ、聞きたいんだ。
君がどれだけの愛情を持って
僕と一緒にいたかを
君が去っていかなければ
ならなかったとき
どれだけ
さみしく、つらかったかのかを
僕に、どうか教えて欲しいんだ。
君に別れの言葉である
『さよなら』
を言う前に。
#さよならを言う前に