『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『さよならを言う前に』
「さよなら。」
この一言を言う前に、貴方はどんな顔をしているだろうか。私がいなくなって悲しい?それとも嬉しい? 何でも良いよ。私は貴方の言うことだったら全て受け止める。ずっとずっと受け止める。そうすれば、貴方は笑顔になる。他の人との会話に花を咲かせて、笑顔になるんだね。今、貴方はどちらに居るのかな。分からなくても私の前でにっこりわらってる。それで私は悲しくなる。どちらにいっちゃったのかなあ…。もっともっと貴方と話したかった。平凡なあの毎日をずっと過ごしたかった。それで私、気付いたんだ。あなたのもとへいけば良いんだって。でも、貴方がどちらにいったか分かんない。それでも、私は貴方を信じてるよ。きっと向こうにいったんだよね。私も今から向かうからね。
貴方にそう伝えて立ち上がった。
「私も天国(そっち)に逝くよ。」
「さよなら。」
その時の貴方はさっきと変わらないにっこりとした笑顔だった。
さよならを言う前に
伝えたかった想いは
伝えれないまま
永遠と私の中で
生き続ける_
あなたとの思い出と
あなたとの記憶を
私に残して
私との思い出と
私との記憶を
あなたに残したい
さよならを言う前に
「さよならを言う前に」
友達と遊んで別れるとき、何となく「さよなら」だけでは終わらせたくない。何か一言その前に言いたい。さよならだけではさびしすぎるから。そんなことを言っている人がいた気がする。そんなことを思いながら、友達と他愛もない話をしてると、あっという間に「さよなら」を言わなければならない場所はやってくる。今日見た景色、流れていた音楽、美味しかった料理…。全部含めて友だちとの思い出。さて、何と言おうか。別れ道に着き、ほんの一瞬の沈黙の後、自然と自分の口をついて出てきた言葉。
「今日はありがとう。さようなら。」
さようならだけではさびしすぎるならば、ありがとうを添えよう。ありがとうに今日1日の思い出、自分の思いをのせよう。
さよならを言う前に
貴方との思い出がなにもかも忘れる前に写真を。
貴方みたいになりたい私を見てもらうために。
貴方をすごく愛した私を。
そして。
私の寿命が尽きるまで。
また明日。同じ公園で。
もう監獄(病院)に閉じ込められないように。
心拍数さえ数えたくないよ。
ずっと貴方を愛しているから。
次は私が貴方を待っているから。
またね。さよなら。
___________________________
『 さよならを言う前に 』
君にさよならを言う前に 愛を囁こう。
君を愛していた証拠を残そう。
君が嬉しそうに笑う
その姿が愛おしくて今日も君を目で追う。
その微笑む姿が僕は好きだ。
さよならを言う前に、君を優しく包み込む
『 さよならを言う前に』
さよならを言う前に貴方との思い出を振り返らせて
さよならを言う前に貴方に言いたいことがあるの
でも言葉はきっと貴方を悩ませちゃう
「私とずっと一緒にいてくれませんか?」
「さよならを言う前に」
1度でも会ってみたい。
『 さよならを言う前に 』
なんか、リアルタイムなお題でビックリ❗️
ただ、一方的にお別れされちゃうと
何も言えなくなる。
ま、何も言えなくなるってことは
何も話すことも無いのかもなぁと
さよならの時期ですよー…って
お知らせかもしれません。
次のご縁に繋がるためのプロセス。
もっと
話しておけば
もっと
触れ合えば
もっと
素直になれば
大切だったと伝えられたら
大好きだったと伝えられたら
ほんの少しの意地で
こんな気持ちになるくらいなら
つまらない意地など
捨ててしまえばよかった
もう一度
あの頃に戻れたら
この気持ち
精一杯伝えるのに
ーーーーーーーーーーーー「さよならを言う前に」
さよならを言う前に、どうか僕にチャンスをください。
もう、あなたに嫌われるようなことはしないですから。
お願いします。お願いします。
あなたの言うことを聞きますから。
あなたのためになんでもしますから。
僕は……
貴方は知っていますか?わたしがどんなに貴方を愛していたか、知らないかもしれませんね。今貴方のみている景色には私はきっといないでしょう、それは仕方ないことなのです。
貴方の記憶から私が消えたあの日に、決めたことがあります。それは貴方の幸せを願うために貴方の目の前から完全に消えることです。私は貴方にとって最低な存在でした。でも、私にとって貴方はかけがえのない宝物でした。それだけは確かです。でも、私は貴方から離れて、貴方の幸せだけを祈ることに決めたのです
さよならの前に、手紙を書きました。これを貴方にとって一番の理解者になる方に渡しました。そして、この手紙は貴方が幸せになるその瞬間に破り捨ててほしいとお願いしました。それで貴方が幸せになった合図としたかったのです。だから貴方は読まないでしょう、でもどうしても、書いておきたかった
どうか、どうか、貴方が幸せであるように.......
×××××××××
「お父さん、この手紙って」
「あぁ、実のお母さんが書いたものだ」
「実のお母さんの手紙?」
「..........すまんな、憂妃」
私が嫁いでから、一ヶ月。お父さんはある手紙を私にみせた。それは私の産みの親である母の手紙
「お前は事故で一部の記憶を失ったんだ。その事故はお前の本当の父親が起こしてしまったんだ。そのせいでお前の母親である姉さんは足を失ったんだ。お前は両親の記憶を失った。姉さんは俺に憂妃を頼むと伝えて、手紙と憂妃を俺達に託して、自殺した」
「..........本当のお母さんが?」
「あぁ、お前の本当の父は事故死でな。姉さんはあの人を本当に愛していた。でも、それ以上に憂妃、お前を愛していた。だから、俺達にお前を託したんだ」
「..........そんなこと、今さら言われたって」
「あぁ、本当はずっと言わないつもりだった。でも、写真がでてきてな。手紙も破れなかった。だからお前に託すよ」
私の手にその手紙を渡されて、正直どうしたらいいかわからなかった。私の本当の母の手紙、それを読んだら涙が止まらなくなった。記憶にないはずなのに、なぜかとても辛くて温かくてどうしたらいいかわからなかった
「憂妃?」
「学さん、ごめんなさい」
「ううん、話はきいたから、手紙よんでもいい?」
私の夫である、学さんに手紙をみせると学さんは
「勝手だよね、死んじゃうなんて。でも愛情が深いや」
「学さん、私ね。この手紙を破ろうと思うの」
「いいのかい?」
「うん、幸せだって産みのお母さんに伝えなきゃね。それが弔いになるだろうし、それに育ててくれた両親にはこれから恩返ししなきゃだし」
「君が決めたならそれでいいよ」
そういわれて、私はそれを静かに破り、そして燃やした。その煙が天まで上ればいいとおもう。
───────さよならの前に先に言わせてね
ありがとう、私を産んでくれて。そして、バカやろう!!忘れたくらいで、私を諦めないでよ!!一緒に生きてほしかったよ!!でも、私は今幸せです!
「さよなら、お母さん」
終わり
自分の思いをすべて伝える
さよならを言う前に、ふと浮かんでしまった。ずっと昔からそばに居た君を、これから会うこともないだろう君の記憶にどうやったら残れるのか。けれど生憎それを発する勇気はなかった。でも君に傷を負わせたい。ならば、と誘導した。
「いつまでも捨てられないもの、ってある?」
君が答えられないのは知っているし、逆に質問で返して来るのも知っていた。ようやく捨てようとしているから秘密、と返せば黙り込む。多分、それは君の目の前にいる奴のことだろう?最初に質問を投げかけた、ずっとそばに居た奴。君が恋人を作れないのはきっとそいつのせいで、心のどこかで鬱陶しく思ってるんだろう?……なんて、自分で自分を悪く言うのはちょっとしんどいけれど。けれどもう会うことも無いこの機会に君に出来うる限りの傷を与えたかった。何度恋人を作って変えても顔色ひとつ変えず嫉妬もしない君が恨めしかった。こんなにも好きなのに、君はその感情を抱いてくれていない、と。
「いつまでも捨てられないものを捨てるためにここにいるんだ」
「好きだよ。ずっと前から」
君に精一杯の感情をぶつけよう。ちょっとでも傷が付いて、少しでも記憶に残り続けてくれればいい。
さよならを言う前に、君を呪おうと思う。
[さよならを言う前に]
空模様を変えてみたいという人はこの国にどれくらいいるだろうか。
この国はいつも空に分厚い雲が覆っていて、お日様の顔を拝めるのは年に数回といったところだ。
私はそんなどんよりした曇り空を眺めため息をつく。
「はぁ…心がどんより~…こんな曇り空ばっかじゃ楽しい気持ちになれる日なんて来るのかなぁ…」
どこまでも続く曇り空をキッと睨みつけながら私はチーズバーガーをかじり、冷たいコーラをごくごくと喉を鳴らしながら流し込む。
昼間の公園に1人、テイクアウトしたチーズバーガーとコーラを手に曇り空に八つ当たりするようにがっつく私。
今は夏休み、高校3年の私は手が付かない受験
勉強をほっぽり出し気分転換に公園のベンチでランチをしている訳だ。
でも、曇り空で心はどんより。
通り過ぎる人達の表情も暗く見える。
だというのに、元気のいいセミの大合唱だけは凄まじく鼓膜に響いてうるさい。
あと、たまに道に落ちているのに元気いっぱいな音を鳴らすセミはなぜだか恐い。
ちっこい体のどこからそんな莫大なエネルギーがあるのやら。
1週間という短い余生は小さなセミにゴジラ並の迫力を与えてしまうのかな…なんて。
誇張しすぎた。でも、そんだけ恐い。
くだらない事でどんより気分を誤魔化していると。
沖縄かハワイの海みたいな綺麗な青色のシルクハットに黒いスーツの男が私に近付き声を掛けてきた。
「お嬢さん、よろしければ隣にお邪魔しても?」
新手のナンパだろうか。
あとスーツをきっちり着すぎていて暑苦しい…
曇り空で蒸し暑いというのに、この男にだけクールビズという概念は無いのだろうか。
「あ、はい…いいですよ?どうぞ〜どうぞ~」
どことなくダンディーで整ったチョビ髭を見て結構年上なんだろうなと思いつつ、男が座れるように尻をずらして席をつくる。
「ありがとうございます。」
男は隣にスッと座り、シルクハットを被り直しながら空を見上げる。
お気に入りのシルクハットなのだろうか。
「いい天気ですね。今日はいい日になりそうだ。お嬢さんもそう思いませんか?」
ニッコリ微笑みながらこちらを見て話しかけてくる。
「は、はぁ…そうですかね~?」
こんな曇り空なのに何を言ってるんだこの男は。
と思いつつも返事をする。
「私は曇り空でどんより気分です。空模様に気持ちが引っ張られているみたいな感じがするし、皆も表情暗いし…」
それを聞いて男は同情するような表情で優しく私に話し掛ける。
「実は空の模様替え屋をしてます。試しに今の空模様をお嬢さんの御要望に合わせて模様替えしてあげましょう。」
おかしな事を言う人だと思いつつも私は。
「じゃあ、雲一つない澄みわたる青空に模様替えしたいです。出来ますかね?」
言ってから少し不安になったのだが、男は優しく微笑みながら立ち上がる。
「わかりました。お任せ下さい。」
それ!と声を発しながら被っていたシルクハットを空めがけて投げる。
私は自分の目を疑った。シルクハットが空に溶け込むように消えたと思いきや雲一つ消えてなくなっているのである。
私の望んだ空模様がそこにあった。思わず笑顔がこぼれてしまっていることに少し遅れて気付く。
「うそ…本当に空模様が変わった!ふふ…」
男は満足気にその場を立ち去ろうとし踵を返す。
シルクハットが無くなって気付いた。
母子家庭で育ってきた私が小さい頃に写真で見たことのある面影。
ありがとう、とさよならを言う前に聞いておきたいことがあった
「あの!あなたの名前を聞いてもいいですか!」
模様替え屋の男はまるでその言葉を待っていたかのようにうっすら笑みを浮かべながら振り返り、こう答える
「私の名前は…」
名前を聞いて予感が確信に変わった。
あなたはやっぱり私の…!
その日から雲のないカラッとした晴れの日が多くなったという
まったく、空模様ってのは読めないなぁ
なんて私は上機嫌に空を見上げた。
さよならを言う前に
あなたの温もりを感じたい。
あなたとの想い出を語り合いたい。
楽しかったね。
嬉しかったよ。
喧嘩したこともあったね。
一緒に泣いたよね。
笑ったよね。
あなたとの想い出が無限に溢れ出すんだ。
ぎぅ……。
何度も握ったその手をもう
力いっぱい握ることはできないや。
ね、まだこの言葉を言うには惜しいかな?
じゃあその言葉を言う前にわたしから2つ……
今までほんとにありがとう。
愛してるよ。
じゃあ、もういいかな?
さよなら。
ピーーーーーー……
「さよならを言う前に」
さよならを言う前に
もう一度あなたと手を繋ぎたかった
さよならを言う前に
いつかの別れ。
これで最期の命の別れ。
最期だったときに立ち会えたなら、本当のさよならを言えるかもしれない。
これがもう最後だと、今生の別れだと覚悟したなら、本当のさよならを言えるかもしれない。
けど、どうだろう。
最後のときを人は知らない。
あれが最後だったとは後になって言えるけど、それはどちらかが最期を迎えたときにしかわからない。
じゃあね。と言ったそのときが一生のお別れだったなんてわからない。
あの日に会ったそのときが、最後だったなんて誰にもわからない。
一期一会。
だから、これが最後かもしれないねってさよならを言った方がいいだろうか。
「また会う日が訪れる。」
そんなことも期待してもいいんじゃないか。
さよならを言う前に、「またね。」と一言添えたいね。
さよならなんて言いたくない