『さよならを言う前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『 さよならを言う前に 』
なんか、リアルタイムなお題でビックリ❗️
ただ、一方的にお別れされちゃうと
何も言えなくなる。
ま、何も言えなくなるってことは
何も話すことも無いのかもなぁと
さよならの時期ですよー…って
お知らせかもしれません。
次のご縁に繋がるためのプロセス。
もっと
話しておけば
もっと
触れ合えば
もっと
素直になれば
大切だったと伝えられたら
大好きだったと伝えられたら
ほんの少しの意地で
こんな気持ちになるくらいなら
つまらない意地など
捨ててしまえばよかった
もう一度
あの頃に戻れたら
この気持ち
精一杯伝えるのに
ーーーーーーーーーーーー「さよならを言う前に」
さよならを言う前に、どうか僕にチャンスをください。
もう、あなたに嫌われるようなことはしないですから。
お願いします。お願いします。
あなたの言うことを聞きますから。
あなたのためになんでもしますから。
僕は……
貴方は知っていますか?わたしがどんなに貴方を愛していたか、知らないかもしれませんね。今貴方のみている景色には私はきっといないでしょう、それは仕方ないことなのです。
貴方の記憶から私が消えたあの日に、決めたことがあります。それは貴方の幸せを願うために貴方の目の前から完全に消えることです。私は貴方にとって最低な存在でした。でも、私にとって貴方はかけがえのない宝物でした。それだけは確かです。でも、私は貴方から離れて、貴方の幸せだけを祈ることに決めたのです
さよならの前に、手紙を書きました。これを貴方にとって一番の理解者になる方に渡しました。そして、この手紙は貴方が幸せになるその瞬間に破り捨ててほしいとお願いしました。それで貴方が幸せになった合図としたかったのです。だから貴方は読まないでしょう、でもどうしても、書いておきたかった
どうか、どうか、貴方が幸せであるように.......
×××××××××
「お父さん、この手紙って」
「あぁ、実のお母さんが書いたものだ」
「実のお母さんの手紙?」
「..........すまんな、憂妃」
私が嫁いでから、一ヶ月。お父さんはある手紙を私にみせた。それは私の産みの親である母の手紙
「お前は事故で一部の記憶を失ったんだ。その事故はお前の本当の父親が起こしてしまったんだ。そのせいでお前の母親である姉さんは足を失ったんだ。お前は両親の記憶を失った。姉さんは俺に憂妃を頼むと伝えて、手紙と憂妃を俺達に託して、自殺した」
「..........本当のお母さんが?」
「あぁ、お前の本当の父は事故死でな。姉さんはあの人を本当に愛していた。でも、それ以上に憂妃、お前を愛していた。だから、俺達にお前を託したんだ」
「..........そんなこと、今さら言われたって」
「あぁ、本当はずっと言わないつもりだった。でも、写真がでてきてな。手紙も破れなかった。だからお前に託すよ」
私の手にその手紙を渡されて、正直どうしたらいいかわからなかった。私の本当の母の手紙、それを読んだら涙が止まらなくなった。記憶にないはずなのに、なぜかとても辛くて温かくてどうしたらいいかわからなかった
「憂妃?」
「学さん、ごめんなさい」
「ううん、話はきいたから、手紙よんでもいい?」
私の夫である、学さんに手紙をみせると学さんは
「勝手だよね、死んじゃうなんて。でも愛情が深いや」
「学さん、私ね。この手紙を破ろうと思うの」
「いいのかい?」
「うん、幸せだって産みのお母さんに伝えなきゃね。それが弔いになるだろうし、それに育ててくれた両親にはこれから恩返ししなきゃだし」
「君が決めたならそれでいいよ」
そういわれて、私はそれを静かに破り、そして燃やした。その煙が天まで上ればいいとおもう。
───────さよならの前に先に言わせてね
ありがとう、私を産んでくれて。そして、バカやろう!!忘れたくらいで、私を諦めないでよ!!一緒に生きてほしかったよ!!でも、私は今幸せです!
「さよなら、お母さん」
終わり
自分の思いをすべて伝える
さよならを言う前に、ふと浮かんでしまった。ずっと昔からそばに居た君を、これから会うこともないだろう君の記憶にどうやったら残れるのか。けれど生憎それを発する勇気はなかった。でも君に傷を負わせたい。ならば、と誘導した。
「いつまでも捨てられないもの、ってある?」
君が答えられないのは知っているし、逆に質問で返して来るのも知っていた。ようやく捨てようとしているから秘密、と返せば黙り込む。多分、それは君の目の前にいる奴のことだろう?最初に質問を投げかけた、ずっとそばに居た奴。君が恋人を作れないのはきっとそいつのせいで、心のどこかで鬱陶しく思ってるんだろう?……なんて、自分で自分を悪く言うのはちょっとしんどいけれど。けれどもう会うことも無いこの機会に君に出来うる限りの傷を与えたかった。何度恋人を作って変えても顔色ひとつ変えず嫉妬もしない君が恨めしかった。こんなにも好きなのに、君はその感情を抱いてくれていない、と。
「いつまでも捨てられないものを捨てるためにここにいるんだ」
「好きだよ。ずっと前から」
君に精一杯の感情をぶつけよう。ちょっとでも傷が付いて、少しでも記憶に残り続けてくれればいい。
さよならを言う前に、君を呪おうと思う。
[さよならを言う前に]
空模様を変えてみたいという人はこの国にどれくらいいるだろうか。
この国はいつも空に分厚い雲が覆っていて、お日様の顔を拝めるのは年に数回といったところだ。
私はそんなどんよりした曇り空を眺めため息をつく。
「はぁ…心がどんより~…こんな曇り空ばっかじゃ楽しい気持ちになれる日なんて来るのかなぁ…」
どこまでも続く曇り空をキッと睨みつけながら私はチーズバーガーをかじり、冷たいコーラをごくごくと喉を鳴らしながら流し込む。
昼間の公園に1人、テイクアウトしたチーズバーガーとコーラを手に曇り空に八つ当たりするようにがっつく私。
今は夏休み、高校3年の私は手が付かない受験
勉強をほっぽり出し気分転換に公園のベンチでランチをしている訳だ。
でも、曇り空で心はどんより。
通り過ぎる人達の表情も暗く見える。
だというのに、元気のいいセミの大合唱だけは凄まじく鼓膜に響いてうるさい。
あと、たまに道に落ちているのに元気いっぱいな音を鳴らすセミはなぜだか恐い。
ちっこい体のどこからそんな莫大なエネルギーがあるのやら。
1週間という短い余生は小さなセミにゴジラ並の迫力を与えてしまうのかな…なんて。
誇張しすぎた。でも、そんだけ恐い。
くだらない事でどんより気分を誤魔化していると。
沖縄かハワイの海みたいな綺麗な青色のシルクハットに黒いスーツの男が私に近付き声を掛けてきた。
「お嬢さん、よろしければ隣にお邪魔しても?」
新手のナンパだろうか。
あとスーツをきっちり着すぎていて暑苦しい…
曇り空で蒸し暑いというのに、この男にだけクールビズという概念は無いのだろうか。
「あ、はい…いいですよ?どうぞ〜どうぞ~」
どことなくダンディーで整ったチョビ髭を見て結構年上なんだろうなと思いつつ、男が座れるように尻をずらして席をつくる。
「ありがとうございます。」
男は隣にスッと座り、シルクハットを被り直しながら空を見上げる。
お気に入りのシルクハットなのだろうか。
「いい天気ですね。今日はいい日になりそうだ。お嬢さんもそう思いませんか?」
ニッコリ微笑みながらこちらを見て話しかけてくる。
「は、はぁ…そうですかね~?」
こんな曇り空なのに何を言ってるんだこの男は。
と思いつつも返事をする。
「私は曇り空でどんより気分です。空模様に気持ちが引っ張られているみたいな感じがするし、皆も表情暗いし…」
それを聞いて男は同情するような表情で優しく私に話し掛ける。
「実は空の模様替え屋をしてます。試しに今の空模様をお嬢さんの御要望に合わせて模様替えしてあげましょう。」
おかしな事を言う人だと思いつつも私は。
「じゃあ、雲一つない澄みわたる青空に模様替えしたいです。出来ますかね?」
言ってから少し不安になったのだが、男は優しく微笑みながら立ち上がる。
「わかりました。お任せ下さい。」
それ!と声を発しながら被っていたシルクハットを空めがけて投げる。
私は自分の目を疑った。シルクハットが空に溶け込むように消えたと思いきや雲一つ消えてなくなっているのである。
私の望んだ空模様がそこにあった。思わず笑顔がこぼれてしまっていることに少し遅れて気付く。
「うそ…本当に空模様が変わった!ふふ…」
男は満足気にその場を立ち去ろうとし踵を返す。
シルクハットが無くなって気付いた。
母子家庭で育ってきた私が小さい頃に写真で見たことのある面影。
ありがとう、とさよならを言う前に聞いておきたいことがあった
「あの!あなたの名前を聞いてもいいですか!」
模様替え屋の男はまるでその言葉を待っていたかのようにうっすら笑みを浮かべながら振り返り、こう答える
「私の名前は…」
名前を聞いて予感が確信に変わった。
あなたはやっぱり私の…!
その日から雲のないカラッとした晴れの日が多くなったという
まったく、空模様ってのは読めないなぁ
なんて私は上機嫌に空を見上げた。
さよならを言う前に
あなたの温もりを感じたい。
あなたとの想い出を語り合いたい。
楽しかったね。
嬉しかったよ。
喧嘩したこともあったね。
一緒に泣いたよね。
笑ったよね。
あなたとの想い出が無限に溢れ出すんだ。
ぎぅ……。
何度も握ったその手をもう
力いっぱい握ることはできないや。
ね、まだこの言葉を言うには惜しいかな?
じゃあその言葉を言う前にわたしから2つ……
今までほんとにありがとう。
愛してるよ。
じゃあ、もういいかな?
さよなら。
ピーーーーーー……
「さよならを言う前に」
さよならを言う前に
もう一度あなたと手を繋ぎたかった
さよならを言う前に
いつかの別れ。
これで最期の命の別れ。
最期だったときに立ち会えたなら、本当のさよならを言えるかもしれない。
これがもう最後だと、今生の別れだと覚悟したなら、本当のさよならを言えるかもしれない。
けど、どうだろう。
最後のときを人は知らない。
あれが最後だったとは後になって言えるけど、それはどちらかが最期を迎えたときにしかわからない。
じゃあね。と言ったそのときが一生のお別れだったなんてわからない。
あの日に会ったそのときが、最後だったなんて誰にもわからない。
一期一会。
だから、これが最後かもしれないねってさよならを言った方がいいだろうか。
「また会う日が訪れる。」
そんなことも期待してもいいんじゃないか。
さよならを言う前に、「またね。」と一言添えたいね。
さよならなんて言いたくない
さよならか…
離れるのが寂しい。
なんだか照れくさいな。
仲良すぎちゃって別れる感がないんだよね。
もう会えないのかな…?
そう思い、あなたを送った。
感動的って程でもなかったけど心には残った。
あれから一年。
私の事…覚えてる?
あなたは夢に向かって頑張ってるのかな。
ここからずっと応援してる。
でもあと本当に少しだけあなたとの時間があったら。
言いたいこと…あったのにな。
016【さよならを言う前に】2002.08.20
オレが好きになる先生は、なぜみんなすぐにいなくなってしまうんだろう。それって、オレのせいかな?
いいや、そうじゃない。オレだってそのへんはちゃんとわかってる。
オレが、「あ、この先生なら心が許せるな」って感じる先生は、いつだって、期限付き雇用?っていうの?……臨時教員の先生なんだ。だからいつも、もっと一緒に勉強したいな、って、本気モード入りかけたころに、さよならを言わなければならなくなるんだ。
T先生の入院中にやってきたY先生もそうだった。自己紹介の瞬間から、この人、波長が合うな、って。ピンときてた。それだけじゃない、ノグチがふざけて「一番気になる生徒って、誰?」って質問したとき、先生はオレを名指しした。
そして、決定打だったのは、放送委員会にゲリラをかけて、オレの自作のジョジョのイカれたMADを、給食の時間に流したとき。Y先生、最初はぼーぜんとしてたけど、あとはけっこーノリノリで、しまいには笑いすぎで給食が食べられなくなってた。
マジか。作ったオレでも、ちょっとやり過ぎたかも、ってアセってたんだけど。実際、クラスのみんな引いてたし。
もうこれで確定、でいいじゃん。オレと先生、ばっちり気が合うわ。
ていうか、ここまで波長がシンクロできそうな先生って、多分空前絶後だわ。
だから、オレ、Y先生の授業だけは、まじめに受けたんだよ。いままで、運動会とか文化祭とか、全然参加しなかったけど、Y先生と一緒だから、燃えたしね。行事でこんなに燃えたのって、自慢じゃないけど小学校低学年以来なんだぜ。定期テストも、Y先生の教科はちゃんと解答した……名前以外でこんなにいっぱい書いたことって、中学三年間で初めてだっちゅうの。
そしたらなんかさ。担任とか学年団の先生も「ミツヒデ、どうした!?」ってよろこんじゃってさ。
だけど。それでも。さよならのときは来るんだよな。
やっぱり、オレのせいかな?……ちがうちがう。最初の自己紹介のときからそれはハッキリしてたじゃん……T先生が退院するまでの臨時の先生だってこと。
オレ、さよならを言う前に、なにができるんだろう?
Y先生がいなくなるまで、もうあと1週間を切っちゃったのに。
さよならを言う前に
17:00 今日楽しかったね
うん(*^^*)また遊ぼ‼️ 17:01
17:03 あのさ 、、、、
やっぱりちょっとだけ門限破って最後に、、、、
Kiss、、、、、、したい。
ダメかな?
いいよ。 17:03
LINEで言わないで口で言って 17:03
17:04 じゃあまたね!
待って、あと5分だけ時間をちょうだい。
貴方を目に焼きつけていたい、
これからずっと貴方の思い出と生きていくから。
私は思い出だけでいい、貴方は前に進んで。
よし、言える。にっこり笑って言うの。
『今日で終わりね、
素敵な子見つけて幸せになって』
余裕ぶっていい女演じてみせる。
今日こそ言ってみせる、さよならを。
もっと早く出逢えてたらよかった。
貴方と一緒になりたかった。
私、貴方の運命の人になりたかったな。
-さよならを言う前に-
今までありがとう
大好きだよ
幸せになって
言葉というのは、事実に彩りをそえたり、正確に伝えたりする一方で、時にその事実を空虚にみせることもある。そう祖父に教わった。
飛行機の時間に合わせて、いつもより二時間早い閉店。クローズの看板の代わりに、閉店のお知らせの張り紙をした。最終日まで付き合ってくれた優しい従業員は、いつもより大きなリュックに私物を詰め込んで背負った。最後だなぁ、と密かに感傷に浸る。そう、本当に最後なんだ。
「ねー純くん」
「はい」
真面目で、素直で、わかりやすい。今どき珍しいくらい、名前通りにピュアな子。声を掛けると、瞳に一瞬緊張が走る。俺を警戒したんだろう。嫌われてるなぁ。
「今まで、ありがとね?」
「……いえ、こちらこそお世話になりました」
あんまり上手じゃない作り笑い。ぎこちない。でもそこがいい。嘘がつけないんだ、俺と違って。そのまま素直なきみでいてね。なんて、声には出せないけど。
「俺、きみと会えて楽しかった」
たぶん信じてなんてもらえないけど。それでも最後だから。今だけ、心からの本音を言わせて?たとえ君の心に届かなくても。
〉さよならを言う前に
前に載せた絆に干渉する人が、転職する前のお話。
「さよならを言う前に」
私が小さい頃、おばあちゃんがお空に旅立った。
そのときの私は泣いてばかりで「ありがとう」の五文字さえ言えなかった…。
あの日から十年ほどたった今、後悔したまま大きくなった。あのときどうして素直になれなかったんだろう。
それとも、ありがとうと言ってしまったらもう会えないと分かっていたのだろうか。昔の記憶はあまり覚えてないな…ただ、悲しいという気持ちだけ覚えてる。
私はもう後悔したくない。これからは「ありがとう」という言葉をもっと大切にしよう。何気なく使っている言葉ほど大事なときに使えなかった後悔は大きい。今、周りにいる人たちにちゃんと「ありがとう」を伝えなきゃ。
さよならを言う前に
さよならはもうちょい先だけどもうそろそろお別れの準備をしないとだな、今年は何しようか、沢山お世話になったし優しくしてくれたから去年よりも本気で取り組まないと笑笑
そのまま振り返って帰り道を歩いて。
向かい合ったままじゃ、いやでも実感するでしょう?
…しばらく会えないってこと。