『さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならは言わないで
そうか学校とかでさようならって言ったりするけどさよならはないなあ、冷たい突き放すような感じする
親友とわかれる時は絶対またねだし
言われたくないよなあ
さよならは言わないで
二度と会えなくなる気がするから
去り際はまた会おうと言って
笑顔で別れよう
きっとまた逢える…
いつかかならず逢えるから…
……
隣のマンションのおじさん おばさん夫婦
何時も声が聴こえくるよ…
ケンカしたり大声で笑いあったり…
おじさん…
ゴミ出し時に話したね…
何度も何度も…
たわいのない話をね…
今日の昼ざかり…
初めて立ち止まりって…
話したね…
ものの数分だけど…
すごく気持ちが…
時間がたつ程に沁みてきます…
近所の薬局のおばさんが店をたたんで…
隠居したり…
そんな話から…
俺の事を考えること…
おじさんの言葉から悟りました
きっと長らく心配かけてました…
おじさん…
薬局のおばさんみたいに腹を決めないとね…
俺は…
わかってた…
わかっていたと思ってました…
「君はまだ若い…」
立場を越えてかけてくださった言葉
人生の旅に俺は出る…
いつかかならず
逢える…
自分を信じて明日へ向かうよ
おじさんの背景の痛み知ってた…
ありがとうございました
おじさんおばさん ありがとう!
……
涙くん さよなら
さよなら 涙くん
また会う日まで
「明日、何時に出るの?」
部屋で明日の支度をしているとお母さんが聞いてきた。佳奈は明日、東京に上京する。今日が最後の実家で過ごす日で、家族と過ごす日だった。
「7時だけど」
佳奈は急に話しかけられた驚きでボソボソ答えた。
そう、と言いお母さんはキッチンに戻っていった。
お母さんとは半年ぐらい口をきいてないかった。原因は元彼だった。佳奈にとっての初めての彼氏は金髪でいかにも指輪やピアスをつけてるチャラチャラした男だった。たしかに基本ヤンチャなことばかりしていたが佳奈といる時は紳士ぐらいに優しかった。
初めて彼氏を家に連れてきた時、お母さんは怪訝そうにな顔をしていた。案の定その夜、お母さんに問い出された。
「あの子はやめとき、今すぐ別れなさい」
お母さんは心配そうな顔で見てきた。
「お母さんに言われる筋合いない」
「ろくなこと起きないわよ」
「うるさい」
それから一か月後、その彼氏と連絡がつかなくなった。貸した20万を持っていったまま。ただの遊びだった、お母さんのいう通りだった。佳奈は部屋の片隅で膝を抱えて叫んだズボンは少し濡れていた。
なぜかお母さんは彼氏のことは聞いてこなかった。それ以来お母さんとは話せていない。
「財布は持ったか?あとは何だ、タオルもっといらないか…」
ぐだぐだお父さんが廊下であたふたしている。
「もう大丈夫だから、心配しないで。じゃあ行くね」
キャリーケースを持って玄関のドアを開けようとすると後ろからお母さんが歩いてきた。
「さようなら…じゃないわね、行ってらっしゃい」
「うん、行ってきます」
お母さんの目はどこか寂しげに見えた。
【さよならは言わないで】
あなたはひとをすきだから
周囲にいる人に気を配っている
手の届く範囲にいる人に心を配っている
いつだって、それがあなたの貫いてきた強さだ
あなたの信じる誠実さ、謙虚さ
よく見ているし、よく気がつく
そう、気がついてしまう
ひとは、あなたがひとを思うほどあなたを思ってはいないことに
ひとは、あなたがひとを大切にするほどあなたを大切にはしないことに
あなたの心はいつだってかなしくて
やはりそれはとてもさびしいのだ
そんなこと言わないけど、ぜったいに言えないけど、
ほんとは、もっと私にも気を配ってほしいのだ
ひと言で何かを覆せるほど生きてもいない
笑いで相手を黙らせるほど個性もない
理屈で煙に捲けるほど瞬発力もない
力を逃していなすほどの熟練の技術もない
そんなあなたをとても好きだ
いつもすこし傷ついたような表情をしていて
いい目だね うん、いい、悪くない
さよならは言わないで。
前に大好きな大親友と遊んだ。
映画も行って、二人で話して。
とても楽しかった!
「さよなら。」親友がそう言って帰った。
数日後、私宛に手紙が届いた。手紙を読むと、親友からだった。
内容は覚えていないが、これだけは覚えている。
親友が天国に行ってしまったこと。
私が少しでも引き止めていれば話を聞けていたのかもしれない。ずっと話せたかもしれない_
今そんなこと思ったって、親友は帰ってこないのに。
あと4ヶ月
あと4ヶ月後には君は遠くの地に行ってしまう
ずっと前から分かってたこと
だから泣いて引き止めたりしない
笑ってお別れするよ
だからせめてその時まで
#さよならは言わないで
「さよならは言わないで」
卒業してもまた会えるって言ってたよね。
私は信じてる。
日が傾いていく
さっきまで太陽は天の頂きで
ますます強く輝いていたのに
町が少しずつ、赤みを帯びていく
風が運んできた寂しさが
町の起伏を縫って流れてくる
町に歌が流れている
不思議な歌が
なんでこの時間に流れる歌は
決まってこんな気持ちにさせるのだろう
みんなの足取りが
どこかトボトボとしている
今日は楽しかったし、
明日も楽しい日になりそうだ
でも、
なんだか町が
静かに遠のいて行くみたいだ
音が
遠くなっていく
きっと
今日は風が吹いていたから
明日は季節が変わるから
家に帰る道を
歩いていく。
どんな人生でも必ず別れはやってくる。また遊ぼうね、と手を振り解散するものから、二度と会えなくなる最愛の人との別れまで、種類は千差万別と言えど誰もが経験するだろう。さよならは言わないで、また会えると信じて手を振る。永遠の別れなどやってこないでと言わんばかりに。また会おう。その日がやってくることを信じて、さよならは言わない。
うるさい、黙れ!!勉強しろだとか早く寝ろだとか良い成績取れなきゃ怒って、取れたらそのくらいできて当たり前だとか言われてもううんざり。うっせぇんだよ。黙れよ。親っていう立場だけで子のあれこれ決めてたらいつか頭腐るぞ。子がちょっと反論しただけでうちの子じゃありませんだ?ふざけんな。お前が産んだんだ。反抗期だとか決めつけて、煽んな。それが心の締め付けのになってんの。分かんないの?本当に大人の方が馬鹿でしょ。
卒業して違う高校になっても
なんか合わなくて喧嘩しても
これだけは駄目だよ!
_さよならは言わないで_
【書く練習】
12月
忘年会の季節だ
半ば義務で参加しているが
正直めんどうだ
コロナで自粛していたのだからこのままなくなればよかったのに
いまだに飲みニケーションが生きている
と思っている人がいるのだろうか?
さよならは言わないで 作:虹藍
いつものように
笑顔で私の前に現れた君
いつまでも
この日々が続くと思っていたのだけれど
幸せすぎる日々は
やはり
長くは続かなくて
永遠に続いて欲しいと願ったのだけれど
そう思えば思うほど
足早に過ぎ去ってしまう
ここで終わりだなんて
思いたくないから
たとえ夢でもいいから
続きを見ていたくて
だから…
たとえここで終わりでも
さよならは言わないで
どうか
私の中の大切な記憶で
いてください
チクタク……チクタク…
時を刻む音…
1秒1秒が心にひびく
時にはガン、ゴン、カンカン…
色んな音、いろんな響く音がある。
1秒……長く感じる
寂しい、悲しい、苦しい……
自分が嫌になる。
もうやめよ。いつわるのは…
うちはうち、変えることなんてできん。
でも生まれ変われるなら……
あなたの好きな人であり続けたい
思ったこと🔸さよならは言わないで
いつの時代だったかな
そんな言い回しがあったなぁ
恋人との別れのシーンのセリフかな
さいきんの人の恋愛は、どうなのかな
「別れ」と一言で言うけれど
ある時、どちらか一方が「別れよう」みたいなセリフを行って
ハイ、お付き合い終了
となるパターンだけでもないだろうし、、。
っと、「さよならは言わないで」というお題を出されて簡単に書いてみたけれど こういうお題について書くのはこれ以上はちょっと恥ずかしいので、これにて終了にします〜😁
さよならは言わないで
美しく濁った過去の世界を
強くて脆かった己の心臓を
溺れて求めた貴方の瞳を
掴んで囚われる思考の幻想を
何もかも忘れたいと
何度も切に願ったけれど
暗く透き通る未来の世界が
砕かれてなお輝く心臓が
もう少しと手を伸ばす君が
自由で無限の物語が
さよならなんて嫌だと叫び
子供のようにくっついて
色を深くに染み込ませては
戻れないことを告げるから
あぁ、お願いだから消えてくれよ
さよならは言わないで
俺の母さんは癌患者だ。手術をして抗癌剤治療もして放射線治療もした。でも、転移してもう手の施しようがない状態になっている。
母さんはその全てを知って、余生を自宅で過ごす選択をした。
どんどん食べられなくなり、痩せていく母さん。
痛み止めはモルヒネを服用し、水分は点滴で補っている。食事はいつもごく少量しか食べられない。
「痛くない?」
「大丈夫。少し眠るから、あんたも休みな」
母さんは強い痛み止めのせいで眠る時間が多くなった。だけどその方が良い。ずっと起きてると辛そうだから。
「うん。ちょっと昼寝するわ」
俺は隣にある自分の部屋のベッドに寝転んだ。
俺と母さんは二人暮らし。
父さんもまた、昨年、癌で死んだ。
父さんが終末期に入ったとき、母さんの癌の治療がひと段落したところだった。
父さんが意識を手放す数時間前。
父さんは母さんに「さよなら」と言葉を残したけれど、母さんは首を横に振った。
「さよならじゃないよ。私は、父さんに会いに行くから」
「そうか。当分来るなよ」
「当たり前でしょ。何のために治療したと思ってるのよ」
母さんは父さんの浮腫んだ手に手を滑り込ませて、その手を力なんてないはずの父さんが握った。
『父さんに会いに行くから』
あの時の母さんに何か予兆があったのか、それともなかったのか。
俺にはわからない。
---3ヶ月後の検診で癌の再発が見つかって、また母さんは入院して治療を再開した。
目が覚めると2時間ほど経っていた。
母さんの様子が気になり、ベッドへ行く。
少し…様子がおかしいかもしれない。
呼吸が荒いような気がするし、指先の色に赤みがない。
「母さん?苦しい?」
「大丈夫…」
2時間前とは比較にならないほど弱々しい声音の大丈夫だ。大丈夫なんかじゃない。だけど。
俺は深呼吸をする。落ち着け。母さんを不安にさせるな。
「大丈夫なら良かった」
母さんは微笑んだ。
蒼白い顔。覚悟はしていたのに、油断すると涙が溢れそうになる。
「ごめんね」
母さんが呟いた。父さんだけでなく、母さんも俺を残して若くして逝ってしまうことだろうか。
「父さんと母さんの病気のせいで、あんたが結婚できなくなっちゃって」
確かに、ここ何年も仕事と介護に追われて、そのうち介護休暇を取って介護ばかりになって、彼女を作る余裕はなくなったけれど。
「…それは俺がモテないからでしょ。って言わすなよ」
母さんの目が笑った。声は出ない。母さんの明るい笑い声が好きだったのに、もう聴けなくなったと思うと涙が滲みかけて、俺は上を向いてなんとか堪える。
「俺のことは大丈夫だよ。これでもさ、昔は彼女いたし。また作るよ」
「うん…あんたは良い子だから…大丈夫だね…」
一息に喋られず、休みやすみ言葉を紡ぐようになった。
でも、一生懸命話してくれるから、俺は一生懸命聴く。聴き取りづらくても、母さんの最期の言葉を。
「さよならは言わないよ。母さんは、最愛の父さんのところに行くんだから。父さんによろしく言っておいて」
「わかった…言っておく…でも…私の…最愛は…あんたも…」
「俺もか」
ダメだった。俺の涙腺はぶっ壊れた。
母さんの瞳から頬にひとすじ涙が伝わった。
脱水気味の母さんは、涙さえ少ししか出せず、声を上げて泣くこともできなかった。
母さんの手を両手で包み込む。保冷剤のように冷たい酸素が通わない紫色の手。
母さんの意識は、母さんと呼ばないと保てない。
俺は覚悟ができていたはずなのに怖くなって、叫ぶように呼んだ。
「母さん!」
「さよならは……言わないでね……ありがとう……」
号泣して母さんと呼べなくなって、母さんは意識を手放した。
父さんが意識を手放したときのことを思い出す。
「耳は最期まで聴こえるから。話しかけてあげてくださいね」
看護師に言われたから、母さんは父さんにずっと話しかけていた。
ダメだ、俺。
話しかけようと思っても、泣けて泣けて話なんかできやしない。
ウェットティッシュで母さんの渇いて白くなった涙の跡を拭く。
父さんも俺も母さんの笑顔がちょっと可愛いと思ってたから、父さんが笑顔の母さんに逢えるように。
父さん。母さんを頼んだよ。
さよならは言わないで
さよならは言わないでほしいと思ったことはないかな。静かに消えられるほうが、まだ、
今日会った瞬間から気づいてた
私のどこがだめだったの
どこが気にくわなかったの
こんな面倒な彼女だったけど
さよならは言わないで
'さよならは言わないで'