『さよならは言わないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
さよならは言わないで
別れ際、君は私に言った。
お前は普通の大学生と付き合った方が幸せになれる。
綺麗に終わらせるつもりだったのに、ぽろぽろと涙が落ちた。なにそれ、私の幸せを勝手に決めないで。少なくとも貴方は私と一緒にいた方が幸せになれると、心の中で君の後ろ姿に少しばかりの呪いをかける。
人は別れがあるから出会いがあって
別れがないと出会えない人もいる。
卒業ってほんとにそうで、
どこかの誰かが勝手に決めたたった3年を
どこかの誰かが勝手に決めた卒業って言葉で
締めくくられる。
卒業は誰も選ばないのに訪れる別れ。
どんなに大喧嘩しても
どんなに授業が嫌でも
どんなに大嫌いな先生でも
いやでもそこにいけば居場所があった。
私の席があった。
大好きなあの子に連絡しなくても会えた。
大好きな親友と予定を合わさなくても会えた。
どんなに辛くても当たり前のように
守ってくれる先生がいた。
さよならなんて言わないでよ。
コロナ禍を駆け抜けた高校生活。
普通がこんなにも愛おしいものだとは知らなかった。
友達の笑顔がこんなにも尊いとは知らなかった。
この厳しいコロナ禍を共に耐え抜いた同志たちと
離れてしまうことは怖かった。
でもそれから一年。
大学生になった私はちゃんと前を向いているし、
大好きな友達もちゃんとできたよ。
でもさよならは寂しいから、
お互いに成長してまたどこかで巡り会えたらいいな。
そしたら君はきっと運命の人だ。
「さよなら」は言わないで。
それがあなたと交わす最後の言葉にはしたくないから。
「またね」と「じゃあね」しか、私たちは使ってこなかったでしょう。たとえ次に会う日がわからなくても
、別れの言葉はあの頃のままにしておいてほしい。
新幹線のドア越しで「それじゃあ、またね」と軽く言えば、それが次の約束にならないかしら?
何年後、何十年後になるかはわからないけれど、次に再会したときの時間など一切感じさせないように、まるでまた明日会うような気持ちで別れましょう。
さよならを交わさない私たちは、またいつか会えるはずだから…。
【さよならは言わないで】
「ウォッチファイア」
テーマ「さよならは言わないで」
純文学
「さよならだけが人生さ」
自分に言い聞かせながら、車のトランクを閉めた。
ここからは歩いて行かなくてはいけない獣道。
あたりは緑と木漏れ日で溢れていて森の息吹を感じられる。自然に触れながら働ける良い職場だと思う。
俺は奥さんや息子に無理強いをさせてしまうところが多々あり、ついには別れを切り出された。仕事で忙しかったのだけれども、言い訳にしかならない。前職の仕事も手につかなくなって、街のポスターを見てここの職場を見つけた。自然に触れてリフレッシュしたかったのもある。けれど、自然の中で自分と向き合う時間を過ごすことが出来ると思った。自分の悪い部分を改めようと、奥さんや息子に対して反省しようと、そういう時間を過ごそうと思って応募した。まずは自分で自分のことを知りたいんだ、俺はまだ未熟だから。それを自分で認められなかったから。そう考えている内に目的地へ辿り着いた。見張り台は30m以上も高いところにあり、階段で向かう。一段登るごとにきいきいと鉄が軋む音がする。手すりにつかまりながら下をあまり見ないように登る。見張り台の中は使い古された年季を感じさせる場所だった。ここがこれから長い時間を過ごすであろう監視塔だ。クライアントに言われていた通り、置いてあったトランシーバーを手に取り電源を入れる。
「もしもし」
しばらく待つが応答がない。
「あのーもしもし」
何も聞こえない。
「こちらマルヴォ。監視塔に着きました。」
10秒後ぐらいにトランシーバーから声が聞こえてきた。
「もしもし!すいません、こちらエマです。遅れてごめんなさいね。」
明るい女性の声が聞こえてきた。もちろん会ったことのない人だ。誰とでも仲良くなれそうな、気さくな雰囲気を感じた。
「わたしがこれからあなたにしてほしいことやら色々お願いを出す係なの。ここの管理者との中継的な立場ね。よろしくね。」
「ここに来る前に聞いていたのでなんとなく分かってますよ。よろしく。」
『さよならは言わないで』
『さよなら』って言葉は人を不幸せにする言葉だ。
二度と会えないかもしれない。そうなって後悔するのはあなた。発言は絶対に後を絶たない。
世間の誹謗中傷もその中の一つだ。
だから「またね」って。伝えてあげるべきではないのであろうか。
相手と自分を照らし合わせて発言するのは人としての常識だと思う。
俺にはずっと遊んでる親友がいた。家が隣で毎日サッカーとかゲームとかしていた。そんなある日あいつが突撃「引っ越すんだ」何て言ってきた。「もう明日からは遊べない。ごめん」って。俺らは今までの倍くらい遊んだ、これが最後だと分かっているから。たくさん遊んだからか、時間が経つのがとても早かった。あいつは言った。
「明日の朝にはトラックと一緒に行く」とだから早めに起きるために今日は今日だけはちゃんと寝た。着替えて外に出たらもうトラックは来ていた。あいつがこっちにきずいて走ってきた。「なんだよ。」あいつは泣きながら
「ありがとう今までの楽しかったありがとう。」
「バイバイさよ」
さよまで言ったらあいつが
「ダメ…さよならは言わないで。さよならじゃなくてまたねって。さよならはもうあえなくなる気がするから」
俺はうなづいた。そして言った。
また一緒に遊ぼう。またね
[さよならは言わないで]#11
さよならは 言わないで
口に出して言わなくていいよ。
わかってるから。
わかってるから。大丈夫だよ。大丈夫。
【さよならは言わないで】
さよなら
なんて言わないでね
私はまた会いたいから
何年かかっても
お願いだから私にまたねって言わせてね
自分は特別な人間ではないらしい。
特別でないということは特殊でもないわけだ。
ある一定の期間経つと全ての関係を断ち切りたくなる衝動があるのだが、珍しいことではないらしい。
人間関係が煩わしくて気が重い。
声を掛けられるのがしんどくて返事が酷く億劫で。
強くもないのに一人を好むのだ。一匹兎といったところ。
何に対しても無関心な期間が必ずある。感情が段々と不透明になっていくのだ。
あなたもそうでしょ?仲間が欲しいという矛盾を抱えながら、今日も誰にも必要とされないことに寂しさと安堵がないまぜになる。
変人扱い。大いに結構。
珍しくはないらしいからね。
あなたは確かに存在していた。小さい君は悲しみも悔しさも抱えきれないほど感じていた。時が経って求めていた未来が目の前に差し出されてもあなたはまだ許せていないみたいだった。それでもさよならは言わないでいたい。いつでもあなたの気持ちを受け止めるよ。
もうこんな時間だ!
この電車を逃したら帰ることができなくなる。
二人の中のタイムリミットまでカウントダウンが始まった!
出会いのときも、別れのときも、自分でそのタイミングを決められると思ってるの、傲慢だよね。
どうぞお元気で。
[さよならは言わないで]
さよならと言ったり言われたりすると
心が痛くなる
もうこの人とは会えなくなるのでは無いかと
別れ話の時
「さよなら」と言われると
復縁ができないことを知り
もう昔のような貴方の笑顔は見れないのかと
恋しくなる
引越しの時
「さよなら」と言われると
もうこの人とは一生会えない
知り合いではなくなるような
虚しさになる
「さよなら」という言葉ほど
聞きたくない言葉はなく
綺麗な毒が私を傷つける
でも、この「さよなら」を言わないと言われないと
本当の別れではないような
また次があるのでは無いかと
期待してしまう自分がいる。
そんな自分を諦めさせる
唯一の言葉でもあるのだ。
私は「さよなら」を言わない言われないような人に
なろうと思う。
「さよならを言わないで」
さようならは言わないで
さようならは言わないで。
また会えるかもしれない。
いつか再開して久しぶりーっていいたいから。
バイバイ👋またねでいいんだよ!
さよならは言わないで
言わないほうが不自然じゃない
さよならとは言わないけど
チャットとかなら
また、良い夢を、とかかな
無言で消えることもなくはない
区切りだよね
別れや出会いなんて
自分ではない誰かとの
自分とは別れられない
区切ることは出来はする
でも正確には区切れてはいない
ただ別の自分のことをやってるだけ
別れは当たり前で
とくだん特別ではない
礼をもって接してるから
それが当たり前に思うのかもね
一方的な別れは多分ない
それまでに決めてたんじゃないかな
私はラインが決まってるかも
ここまでかなって思う
終わらせた後はもう知らないこと
たまにはタイミングを待ったりもする
こっちは既に終わってるから気が楽
大丈夫だといいんだけど
大丈夫じゃなくても知らんけど
#さよならは言わないで
さようなら。
君からの別れの言葉。
またね、でもバイバイでも無く、さようなら。
君は僕と決別したいのだとやっとそこで悟った。
僕はまだ君とさようならをしたくなかったのに。
さよなら、なんて言わないで欲しかった。
君とずっと共にありたかった。それでも君は他の男を選んで僕を捨てた。
さよなら、さよなら。僕の初恋のヒト。
さよならは言わないで
お別れではない、いつかまた会える。
だから、さよならは言わないで。
さよならでは悲し過ぎるから。
だから、さよならは言わないで。
でも今は…また会う日までさよなら。
…いや、言っちゃうよなぁ。
つい口から出てきそうだな。
paki
さようならは、
新しいスタートへの、挨拶なのかも。
だから、さきに、自分から言う。
『好きな人が出来たんだ』
なんの前触れもなく伝えられたその言葉は凶器のように鋭く俺の胸を刺した。頭を殴られたような鈍い痛みが走り、全身が逆立って嫌な汗が噴き出る。
『えっと…冗談?やめろよエイプリルフールはまだ先だろ。』
そう言えばきっとお前は、はは。バレた?なんておどけて俺のほっぺをツン、と刺すに違いない。でもお前は虚な目で、はぁ…と小さなため息をついて黙り込んでしまった。
その態度は、これが嘘なんかじゃないっていう現実を嫌というほど突きつける。
『なんで…』
もう既に溜まった熱い水が今にも目からこぼれ落ちそうでそう言うのが精一杯だった。
『もう新居の目処はついたんだ。今までありがとう。』
そう言うと、お前は私物をテキパキと片付け始めた。元々、物欲もなく物を持たないタイプだ。旅行用に買った大きめな黒いスーツケースに収まる程の荷物はあっという間に片付いた。
その様をただ見ていることしかできなかった。体からすーっと血の気が引いて目の前がぐらぐらする。立っているのもやっとで少し気を抜いたら倒れ込んでしまいそうなくらいだった。
そして、玄関の前まで行ったお前はゆっくりと振り返り、さようならと言うと足早に出ていってしまった。
頭が殴られたようにズキズキと痛む。何を言われたのか。さようなら、その言葉がどんな意味を指すのか理解する事ができず、ただただお前が出ていった扉を見つめていた。
昔に出会った
名前も覚えていない
小さな女の子
またいつか会えるから
#さよならは言わないで