『これからも、ずっと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
中学を卒業する時、過去の自分が書いた作文を読んだ。卒業する私への、過去の私が書いた手紙のようなものだ。
中学校生活には未練がある。あれをやりたかった、これができるようになりたかった。思い出の中には、そんの、もうかなえららない願望ばかりが詰まっている。
それでも私は、音楽にだけは未練を残していない。中学校三年間、ピアノの発表会には出続けたし、受験シーズンになってみんなが辞めて行く中、私はピアノを弾き続けた。部活は吹奏楽に入って、頼れる先輩や仲間、そして後輩となかなか良いところまで行くこともできた。
そのことも踏まえ、手紙にはこう書かれていた。
音楽だけは続けて。
これからもずっと、私は未練ばかりを残すのだろう。それでも私は、これからもずっと、音楽を続けて行く。
これからも、ずっと
私はこれといった趣味とか特技とか履歴書に書けるような、他人に胸をはって言えるようなものはない。
前までなら読書とか映画鑑賞とか、それこそ文字を少し、本当に気持ち程度、ネットの海の一部になるくらい書いてるぐらいは言えたかもしれない。
何かを妄想…創造して、形にしていくのは楽しい。その誰かの創造に触れるのも楽しい。読書も映画も創作も誰かの何かに触れて共感できたり、楽しんだり悲しんだり、感情を揺らしながらその時を過ごすのが好き。これだけは確かに言える事。
それは誰かに何かをどうとする事でもないから、ただ自分の中の自分だけが確立した何か。
趣味も特技もないから何も無い。そんな事なくて自分の好きは自分がわかっていればいい。周りに理解を求めようとはしない。自分は自分だから。
これからもずっと私は、自分だけの、自分らしさで生きていく。
何も無い私ではなく、私らしさで。
〜これからも、ずっと〜
親は親、子は子。
生涯…イイ意味でも、ワルイ意味でも、変わらない。
ずるい、ずるいよ。
私はあなたにあげられるものなんてもうないのに
私の目も唇もカラダも心さえも
全て全てあげたのに
欲ばりなあなた
でも、そんなあなたが大好き
好きで好きでたまらいない
言葉にするのすら難しいの。きっと永遠の謎ね。
だから探していこう。
昨日は1人で
今日から2人で
#これからも、ずっと
謳うよ
僕は
下手くそでも謳うよ
低い声で謳うよ
呪ったように少し悲しいように
恨みの幸福論を謳うよ
これからもずっとずっと
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
お前らのせいだって謳うよ
お前がなんと言おうと
ずっとずっと
お前らのせいだって
助けてって思ってしまった
ずっとずっと
これからもずっと抱えてくんだろうな
これからも、ずっと
これからも、ずっと
朝6時。
最近は、この時間に目が覚める。
薄明るい外の光がカーテンの隙間から差して、
静まり返っていた街に、人や動物たちの息づかいが聞こえ始める。
急いで起きなくてもいい、この時間帯が好きだ。
少し眠いカラダに無理強いせず、
布団の中のぬくもりを感じたまま、
今日一日のこと、昨日のこと、少し先のことに思いを馳せられるのは、実に貴重だ。
一日が始まる前に、こんなに静かでフラットな気持ちになれるのは、私が幸せだからなのかもしれない。
もう一年になる。
ごくありふれた出会いではあったが、会話が心地よく、
自然と笑顔になれる彼女との恋愛は、
仕事を覚え、夢に見切りをつけ、
日々の生活をルーチンワークとして
これからも、ずっと続けていくんだと思い始めていた自分にとって、優しい彩りを添えてくれた。
…と、隣で寝ていた彼女がもぞもぞと動く。
私が起きると、だいたい彼女も数分もせずに起きてくる。
「起こしちゃったかな?ごめんね」
「ううん、大丈夫。最近、このくらい時間に目が覚めるんだ。なんか、まだ起きなくていいこの時間にゆっくりできるの、ちょっと好きなの」
この生活が続くといいなと思う。
これからも、ずっと。
これからも、ずっと一緒に居ようって約束したじゃん。約束破らないでよ。
「これからも、ずっと」
穴が開こうが
ひび割れようが
歩き続ける
これからも
埋めて削って
つぎはぎだらけ
だけど笑って
最後まで
買い物からの帰り、商店街から一本入った道。
人気のない静かな道、買い物袋の両端を二人で持って歩く。
他愛もない話をして、笑いあって。
この時間がいつまでも続けばいいのに。
異口同音、また笑い声があがった。
坂の上の家まで、二人でヒイヒイ言いながら坂を登る。さすがに買いすぎた。
やっとのことで坂の上、ちょっと曲がった腰を伸ばすと、年寄り臭いと笑われる。
そうだ、年寄りを敬えよ、と買い物袋を押し付けて小走りで家路を行く。
まだまだ夏は遠く、ひんやりと冷たい風が吹いて、くしゃみが一つ出ていった。
テーマ「これからも、ずっと」
ありがとう
ありがとう
ありがとう
これからも、ずっと
私が、言い続ける事
本当に言霊は凄い
ありがとうを探せば心が
豊かになります。
幸せを引き寄せます。
#これからも、ずっと
きっとこれからも、ずっと、あなたが知る事はないのでしょうね。
でも、それで良いのです。血肉を啜り長い時を生きる鬼様の隣を、私の様な蛇なんかが独り占めするなんて、間違っても考えちゃいけません。
風の噂ですが、隣山の雪女があなたにすっかり惚れ込んでるそうですよ。雪女と言うと、三百年前にあなたを祓おうとした寺の坊主をとっ捕まえて、すでに半分ほど凍ってきた頭をそのままバリバリ食っちまった、あの雪女でしょう。
あれは胸がカッと熱くなって、なんとも、なんともいい気味でございましたね。私の弟分もあの坊主に退治されたものですから嬉しくて………。あの時の坊主の無念そうな顔が私の食欲をこれ以上なくそそったものです。
少し脱線してしまいましたが、つまり、あの雪女のように忠誠心があり度胸もある、馬力もあるような者こそがあなたの隣には相応しいと思います。
私はただの蛇ですので、大した力も知恵もありません。毒持ちで手足のない私を人間どもも忌み嫌いますからね。
ただ私、一つだけお役に立てる仕事を見つけたのです。その昔、極楽というものがあると人間が話しているのを聞きました。
黄金色の大地に花が咲き乱れ、大粒のめのうや瑠璃なんかがそこらじゅうに散りばめられて、あたりは月下美人の香りで満たされた乳白色の空間です。そこで我ら命あるものは現世での生を終えた後、みな御仏の側へ生まれ変わるのだそうです。素晴らしい。私の弟分も一足先に行っていることでしょう。
仕事と言うのは、極楽へ行く道中での守りの事です。極楽へ行くのには一里も二里もある大きな川を渡る必要があり、そこの舟番がなんとも意地の悪い山姥らしいのです。
山姥達は意地汚く、教養も謙遜の欠片も無い奴らです。あなたほどの高貴な鬼が不当な扱いを受けてはいけませんから、あなたが生を終えるまでにその名を極楽まで轟かせてみせます。そこはもう、狡猾で執念深いと言われる蛇ですから、どんとお任せください。決して失望はさせません。
他にも、早朝に極楽へ着いた時分は朝露で服の裾を濡らさぬように喜んで足場になりますし、月下美人の香りがお嫌いでしたら、好みの香をご用意いたします。
あなたが心地良く死後を過ごすことのできるようによく準備して参りますから、あまり生き急いではいけません。
雪女と子供でもこさえて気の済むまで平和に過ごして、ああ楽しかった、思い残すこと無し、と心の底から思えるまで、間違えておっ死んではなりませんよ。
まあ鬼は首と体がくっついているうちは死にませんから、そこは人間どもの手伝いが必要でしょうがね。
そこもできるだけ名高い高貴な人間がふさわしいでしょう。
そうだ、こちらにお越しになるまでに上等な布で作られた衣をいくつか見繕っておきましょう。
彼岸花に似た、不思議に透き通る紅色の布があるのです。きっとあなたの白い肌によく映えます。黄金の大地と花に囲まれて朝日に照らされると、きらきら輝いて見事なものでしょうね。
私の見立てがお眼鏡にかなえば良いのですが。
…………
あなたが首を刎ねられてこちらに来る日まで、きっとお待ちしておりますから。
こちらへ来た際には私の名前を一声お呼びください。
どこに居ようと何をしていようとすぐ、お側へ向かいましょう。
それでは、また。
「これからも、ずっと。君といさせて?」この言葉を聞いた瞬間。涙が溢れ出した。私がずっと追い求めてた君。今、目の前にいて私と一緒に居たいと言ってくれたきみ。嬉しかった。でもふと思った。言葉なんて薄っぺらな約束より。「ねぇ。これからも、ずっと一緒だよ?」そう言って私は君の体にナイフを突き刺した。そしたらもう離れられないね♡
一体いつまで、生きることを頑張らなきゃいけないんだろう——
——そう思いつつも、その答えはとっくに理解している、分かりきっている。
——————————
これからも、ずっと
今日で5年目を迎える
私の恋愛はいつの間にか
片方が愛してもう片方が愛されるだけの
一方通行なものに変わっていた
【これからも、ずっと】
「ずっと友達だよ!」
うん!友達だよ!
―――怖かった
「ねぇねぇ、今日一緒に帰ろ!」
うん、いいよ。
「―――の所で待ってるね!」
はーい
―――どこかへ行ってしまうんじゃないか
「聞いてよ―今日さ―――なことがあってさー」
そうなんだ。大丈夫?
―――いなくなってしまうんじゃないか
『ずっと友達だから!もし離れようとしても
絶対離れないから、離れたら私が許さん!(笑)』
そんな言葉を貰えても…
その場しのぎの嘘だと疑ってしまう
ずっと一緒って言ってもらえるのは嬉しいし
私も一緒にいたい。
だから…怖い…怖いんだ…
君はいつも一人で抱え込むから
君は辛いのに、苦しいのにいつもそれを隠すから
君も辛いはずなのにいつも私を気にかけてくれるから
私が苦しませてないかって…思うんだ。
いつか、消えてしまわないかって心配なんだ。
だから「これからも、ずっと友達!」っていうのが
縛っていないか不安なんだ。
私のことはいいから、自分のことを心配して欲しい
お願いだ……もう十分もらったから……
今度は私が君にあげたいんだ。
―――――本当に君は優しいね。
「あれ、久しぶりじゃん」
後ろから、急に声をかけられた。
想定していない方向からの声だったので、思わず、肩がビクッと震えた。
「あ、わりわり。ま、入って」
声の主は、顧問の永野(ながの)先生。
デカイ体ときれいな声の持ち主──ただし、専門の音楽以外は、からっきし……のタイプ。
どうぞ、と手で示されて、慌てて音楽準備室に入った。
「さて、お久しぶり。かっちゃん、いつ退院したの」
「半月前に……お母さんから、学校には連絡してもらったんですけど、先生のとこまで連絡まわんなかったんですね」
すみません、と頭を下げると、永野先生は、いやいや、と手を振る。
「で、前に、お母さん通じて伝えてもらってるはずなんだけど、キミの練習の件」
真面目な顔で、永野先生は続けた。
「練習…戻ってこれそ?ユーフォ隊、マージーで人足らんのだけど、吹ける?」
そうなのだ。
うちの吹部、人数が足りない。
夏に3年の先輩が引退したとたん、部員半減・戦力大幅ダウン。音はスカスカ技術はへっぽこ……「まずいぞー、来年のコンクール大丈夫?」って言われるタイプのブラスバンドだ。
先生は、「ステージを休まずに務められる」なら今まで通りユーフォ隊に置いてくれる、と言うのだけど、だけども、……今の私は病み上がりの難病患者。
しかもどうやら別の病気も発症してるらしいという面倒な人なので、確約が出来ない。
しばらく、無言になってしまった。
私は、ユーフォニアムが好きだ。ずっと、このパートで行くと思ってた。だけど……
「かっちゃん、どうやろ?ここは無理せず、パート移籍してリスタート……でやってみない?」
大学病院では、主治医の愛ちゃんにも
「美術部に移籍するってのは?絵、描くの好きでしょ?」て言われた。
でも、違うんだ。
絵を描くときの「楽しい」は“一人で自分の世界を遊ぶ楽しさ”、吹奏楽の「楽しい」は“みんなで心一つにハーモニーを作る楽しさ”だから、「楽しい」のニュアンスもベクトルも、全然違うんだ。
だから、「この部に在籍して前に進む」ことが、私にとって、一番大事だ。
大事なことを、譲れないことを見誤ってはいけない。優先すべきこと と妥協できること をきちんと見分けなければ。
……覚悟はきまった。あとは、行動あるのみ。
私は、音楽を諦めない。このまま、潰れたりなんかしない。
拳をきゅっと握って、先生に向き直る。
言葉が自然と飛び出してきた。
「はい、人数に余裕のあるパートに移籍させてください。経験足りないぶんは、練習頑張ります。だから、再スタートさせてください、お願いします!」
私は、吹奏楽が好きだ。
だから、ここでやっていく。
ここから、ずっと。
これからも、ずっと。
#これからも、ずっと
これからも ずっと
死んでしまうのが怖くて
ペットを飼うのは嫌だった
でも ひょんなことから
猫を飼うことになってしまった。
いつかは 死んでしまうのかな
と思いながら 一緒に暮らしている。
「ずっと一緒にいようね」
にゃー
「ずっと一緒にいよう」
にゃっ
毎日 毎日 声をかける
君は いなくなる恐怖なんて
感じてないんだろうね。
いびきをかいて隣でまるまって寝てる
君がとっても愛おしい。
これからも ずっと ずっと
一緒にいたいよ。
美しくて聡明な君は
僕なんかにはもったいない
僕はお金もなく学もないし
昔あった事故のせいで
顔も醜く歪んでる
君を幸せにできる甲斐性なんて
これっぽちも持ち合わせてはいないけれど
たったひとつだけ
君に捧げられるものがある
僕は
【これからも、ずっと】
変わらずに君のことを愛し続ける
それだけは絶対に約束できるよ
お題 「これからも、ずっと」
今でもよく覚えてる、幼い時に親友が放った一言 「これからも一緒だ。」
そう言った親友が都会に以来1度も会えていない。
今頃親友はどうしているだろう…と思いを馳せながら自身の趣味に没頭する。
20歳を過ぎた現在、3人で同居をしている。
同居しているとは言ってもそれぞれ自由に過ごしているから特に何かあるという訳でもない
そんな何でもない一日を過ごそうと作業をしていると家のインターホンがなる。
よく頼んでいるコーラでも届いたのかな?と思い扉を開ける
そこには、
「よう、久しぶりだな?親友。」
都会に行ったっきり会えていなかった親友だった。
これからも昔のように4人で一緒に楽しい人生を送れると思い胸を躍らせた。
【これからも、ずっと】
今、子どもの私でも。
いつか、大人の私になるんだよね。
忘れたくない子ども心を。
歳を経ても、内面くらいは自分らしくありたい。
思うことは、それだけ。