『この道の先に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
幼い冒険家だった私には
今でも語り継がれている武勇伝がある
まだ保育園に入る前の事
(その当時はまだ子供という生き物は
ほぼ完全自由で親の束縛もなく
気ままに毎日を過ごせていたのだよ)
私は母親の目を掻い潜りその日
外の世界へと冒険に出かけた
姉がいる保育園に行って姉と遊ぼう
そう決めた私は颯爽と道を進む進む
商店街へ出た
この商店街の裏手に保育園がある
けれど商店街はどの店もぴったりと
寄り添いあっていて
裏手に入る道が見つからない
この道の先に保育園があるのに…
けれど私は冒険家
冒険家は泣き言を言わないものだ
商店街のある店に堂々と入って行き
「こんにちは!ねぇねぇおばちゃん?
あのね?わたしのおうちはどこ???」
我ながらあっぱれな武勇伝
嗚呼どうかその先どうなったのかは
聞かないで………
《 この道の先に 》
今こんなに頑張って私は何になりたいのか
まだ、全然検討もついてないけど、
ただ一つは
かっこよくて、輝いていて
笑顔で、楽しんでいて、
後悔のない人生にしておきたい
「この道の先に」
この道の先にある答えは、正しいとは限らない。
ただ、今は正しくなくても、いつかは自分が、自らの「正しい」へと変えていけるのかもしれない。
この道の先にいるのは私
過去の私も
現在の私も
全部受け入れて…
舞華
日差しが強くまるでグリルの中にいるかのように肌が焼けていく。空は真っ青に輝き、雲は力強く上へ上へと登っている。自分はこんなにも暑さで弱っているというのに自然はとても元気だ。海開き、夏祭り、花火、夏はイベント盛りだくさん。だけど歳をとるにつれてだんだん楽しさが衰退していく。その度に老いを感じさせられる。
夏は下心をそそられるらしい。みんな恋人を作りたがる。
恋人なんて、そう思っていた青春もすぎ今ではすっかり恋に飢えたグループに入会していた。恋とはなんだろう。
ふと思いついたこの疑問の答えを導き出すのはじつに難題だ。一人一人価値観の違うこの世の中で人の感情に答えなどあるわけがない。ましてや一般項など導き出せるわけが無い。恋の一般項があればどんなに楽だろう。日差しに打たれ弱っていた僕はこんなくだらないことを考えながらこの先の道へと歩みを再開させた。
この道の先に何があるかなんて分からない。
ただひとつ分かることは終わりがあることだけ。
この先も今も終わりに向かって冒険している。
これを書いているのも終わりへの過程。
何がかあるとは思えない
ただ前向きを装って生きて死ぬ
ちゃんと生きた人のフリをして死ぬ
それはいつ死んでも同じこと
でも今はまだだめ
猫と親の面倒があるから
私はまだちゃんと生きないといけない
この道の先には何があるのかな。
ここじゃないどこかに繋がってるかも。
いつもと変わらない街並みがずっと続いてるのかな。
…この道に終わりはあるのかな。
『この道の先に』
この道の先には終わりが待っているのだと、
最近になってやっと気がつくことができた。
私が楽しもうが苦しもうが、泣こうが笑おうが、
いつか必ず終わりの日が来る。
誰にだって等しく、待っているのは死だ。
死にたいと思っていても、生きたいと思っていても、
結局最後はみんな死ぬんだ。
それが何よりも嬉しくて、何よりも安心した。
こんな私でもいつかはちゃんと終われるの。
待ち遠しいね。
今か今かとその日を待つの。
その日が来るまで私は生きるの。
曲がりくねって、幾つも枝分かれしているこの道の先には、目指すべき場所がある。
其処に行けば、やっと満たされるだろう。
今はまだ目的地は見えないが、いつか辿り着くことが出来る。
そう信じている。
【この道のさきに】
この道のさきに待っていることは
想像ができない
世界は大きく変化する渦中にあるから
この道のさきにあるだろう平穏は、今闘っている方たちの勇気と希望
この道のさきに私のできることがあるだろうか
この今を大切に生きることが、この道のさきに続く近道と信じたい
この道の先にあるのは
生だろうか死だろうか
分からぬまま進むのもまた
面白いと思うのです。
この道の先に、君と交わる道はあるのだろうか
僕は願う君と交わる道を
正解の道を進むのが
全てではない、、
『この道の先に』
自分の人生は自分の為だけにと
自ら選んで進んできた道
責任という大きな重りの代わりに
孤独を選んだ
この先寂しさは否めないだろう
孤独と共に生きていくから
孤独と上手に付き合いながら
まだまだこの道を歩んで行きたい
普段は履かない少しヒールの高いパンプスが、
かつかつと鳴らすこの道の先に。
(この道の先に)
なんの収穫もなく今日を終え
日暮れの帰途を急ぐ足に
アスファルトの熱が絡みつく
ひとり田舎道を歩く足どりは
それでも重くはない
いつもと同じこの道
身の回りの草花や虫たちの
ひっそりと 力強く
それぞれに生を営む姿が
わたしには心強くてならないのだ
道の向こうに家が見えた
見慣れた古い一軒家
窓辺に黒い影がある
ただいま 今帰ったよ
すぐにご飯だよ
おまえはただひとつ
にゃおんと鳴いた
#この道の向こうに
-この道の先に-
この道の先が何だっつーんだよ
勝手に作りやがって
崖をギリギリで生きてる
そう感じられる事が良かったんだ
平穏な棺桶への塗装された有料道路
邪魔だよ 壊せ。
希望が見える
自分の笑顔が見える
手を伸ばす。
進み歩く
全てにありがとう
この道の先に
君は何を見ていますか、何が見えていますか、
私が隣にいる未来は、ありますか?
それとももっとかわいい女の子と笑い合う未来を見ていますか?
すきだよ、
なんて
伝えたら、私が隣にいる未来は消えちゃうのかな。
それでも、自分の心には素直でいたいから
花火を見上げる横顔に
聞こえないようにつぶやくの、
大好きだよ