なんの収穫もなく今日を終え日暮れの帰途を急ぐ足にアスファルトの熱が絡みつくひとり田舎道を歩く足どりはそれでも重くはないいつもと同じこの道身の回りの草花や虫たちのひっそりと 力強く それぞれに生を営む姿がわたしには心強くてならないのだ道の向こうに家が見えた見慣れた古い一軒家窓辺に黒い影があるただいま 今帰ったよすぐにご飯だよおまえはただひとつ にゃおんと鳴いた#この道の向こうに
7/3/2022, 4:23:51 PM