『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
とある女性二人組。
「この場所でAがBに告白したんだよねー!」
「エモい·····!!」
とある特撮オタ。
「この場所で主人公が改造人間だとヒロインにバレたんだよな」
「あのシーン泣き演技凄かった。そのあとの変身は特撮史上に残る名シーン」
とある天体ファン。
「市内で星空観測するにはこの場所が最適です」
「開けてるし夜は周囲の建物もライトが落ちるからね」
とある歴史家。
「この場所は百五十六年前の今日、焼け野原になったんだよね」
「〇〇の戦い。教科書に載ってる事件の舞台が地元って胸アツ」
街の中心にある公園で、シンボルとなっている大きな樹は今日も人々の営みを見つめていました。
他愛の無い会話に耳を傾け、八十年近く続く穏やかな日々を愛おしく思いながら、儚い命を繋ぐ人々を見守ります。
大きな樹に背を預け、思い思いに語る人々はでも、知りません。
この樹のある、この場所。
この場所の地中深くに、夥しい数の屍が眠っていることを。
この樹が遥か昔から、この場所で多くの血を吸ってきたことを――。
大きな樹はそしらぬ顔で、自分に背を預ける人々を今日も見守るのでした。
END
「この場所で」
わたしはこの場所が好き
地元ではない
でもこの場所が好き
都会すぎず田舎すぎず
人もほどよい距離感で
この場所だから
この距離感だから
心が平和でいられる
この場所で生きていく
夜更かしが好きな人のための
夜更かしするための列車、
夜の鳥。
地面とは少し離れた
高いところにある線路を、
空を走るように進んでいくから
景色がいい。
家もお店も
キラキラと光っていて、
上も星と月で宝庫みたい。
こんなに輝いている世界を見ないのは
もったいない気がして、
車両のベッドでくつろいでは
いられなかった。
少し外の空気を吸いに出ると
ガタンゴトンという音が
よく聞こえるし、足に響く。
すぅーっと息を吸えば
冬の夜の匂いがする。
ちょっと乾燥してて、
冷たくて、
夜!って感じがするこの空気が
私は好きだ。
これだから夜更かしはやめられない。
でもやっぱり寒くて
車両の中に戻って
窓だけ開けて本を読んでいた。
中からでも
微かにガタンゴトンという音が聞こえて
一定のリズムで揺れる。
私にとっての幸せって
夜の鳥にいる時だよなぁって
つくづく思う。
今日はなんだか
いつもより眠たい。
欠伸をして寝落ちる準備。
幸せな時間も
次に目を開けたら終わっている。
"Good Midnight!"
手を伸ばしても
月には届かない。
そんなこの場所で、
いつかまた。
この水槽は、私にはあっていないのでしょう。
美しい泡も儚い水草も艶やかな石もありますが、
そこに私以外いない。
それがとてつもなく辛く、やるせないのです。
でも、ここから飛び出したら息ができないでしょう?
だから私はここの美しさを
歌で、
音で、
写真で、
絵で、
詩で、
表現します。
ここではない、どこかにいるあなたへ
「この場所で」
この場所で君は生まれ育って
君は日々を過ごしてきたんだね。
君の最寄り駅で待ち合わせをして
ただ一緒にいるだけ。
そんな時間も好きだったけど
今はその時間もこの場所も
思い返すのが嫌になったよ。
もう行きたくもないし
繰り返したくもない。
人を嫌いになると
その人の記憶に纏わる時間も場所も
嫌いになっていくんだね。
辺りに君の記憶が散らばっていて
随分住みにくい街になったな。
この場所で
いつか見たあの景色。誰とどこで見たんだっけな?
まったく思い出せない。微かに金木犀の匂いがしたような。金木犀がある近く?それとも金木犀の香水をつけている人なの?あぁわかんない。
あれ、今の香りって…。
振り向くとそこには優しく微笑む彼がいた。「覚えててくれたんだね。」いや、思い出せていない。「いつかこの場所で偶然会えたら結婚するって約束しただろう。」何してんだよ。って思ったの結婚するまでは。だけどね、こうしてあなたに出会えてあなたの香りがするこの木の下にずっといられるならそれでいいの。この木はあなたそのものだって感じられるの。私も早くあなたと同じ金木犀になりたいな。この場所で。
この場所で
エピグラフは決まった?
それは墓石のコンクリートの中に入れる物
小さな電子チップ代わりの、とある電子的記号配列
それがあなたの未来
膨大なネットは膨大な遺言で文字数制限
膨大な地球は膨大な墓石で棺数制限
皮算用すらできやしない
それがこの世界の未来
ここは始めからそうなることが約束された場所
君が愛したものも愛されたものも
今だけは蛇足を超えて言の葉の龍になれる場所
きっと、風流だね
「この場所で」
この場所で?
いいえ。
この場所は
死に場所ではない。
「この場所で」 #275
私の部屋の
ふたつめの本棚の横
私がそこに座って
あなたが私の20センチ横
あなたは少しずつこっちに来て
「逃げられないね」って笑うの
そんなことしなくたって
この場所から、あなたの隣から
逃げたりなんてしないわ
ずっとここにいたい。
この場所で一から始める。
それはとても怖くて勇気がいる事。
それでも始めなければ知れない事がある。
見れなかった景色だってある。
だから始める、この場所で。
→オリンピック
食い入るようにテレビ画面に釘付けになって、私は彼らの活躍に心を躍らせる。
私は彼らのことを想像する。プレッシャーを背負いながらも、自信を味方に競技に挑む彼ら。
スキーのジャンプ台からはどんな景色が見えるのだろう? モーグルのコブのような雪を滑りこなす感覚はどんなだろう? フィギュアスケートで他の選手のコスチュームに「良い感じの衣装だな〜」とか思ったりするのかな?
観客の声援、裏方のスタッフとのやり取り、会場の雰囲気、私が一生知ることのない世界。
特別で格別な経験だな。
日本の片隅にある小さな部屋のコタツ虫。この場所で、小さな想像をこねくり回しながら、彼らを応援する。
日本の選手の活躍は嬉しい。でも、やっぱり、出場選手の全員にエールを贈りたい。だって、オリンピックはスポーツの祭典だもの。
すべての選手が、最高のパフォーマンスを発揮できますように!
テーマ; この場所で
「この場所で」
地球の人口は約82億7千万人。
地球の面積は約5億1000万平方km。
そんな地球で、約82億7千万分の1のあなたに約5億1000万分の1のこの場所で出会えたことは、何かの奇跡なのかもしれない。
はたまた必然なのかもしれない。
出会ってくれてありがとう。
これを読んでくれてありがとう。
この場所で
お別れの時、、さようならは言わない
悲しいから。
もう会えない気がするから。
またねって言ってみる
また会えそう。
大切な人といつお別れの時が来るかわからない。
でも、、必ずまた会いたいって思う。
そんな時はまたねって
明るくいってみよう
また会える時を楽しみに
思い出のあの場所、、この場所で。
0212 #2
この場所で
この場所は、わたしの原点…今でも、辛い時は、戻ってしまう大切な場所だから…
あの頃のあのメンバー、あの場所では、変わらないけど、今は何処でどうしているのか…
ひょっとしたら、あの場所を思い出すのは、わたしひとりかも知れないのかな…
でも、矢っ張り、この場所は、わたしが自分で居られる唯一無二だから…もう、俤も何もないけれど、永遠にこの場所は原点だから…
『この場所で』
家・職場・学校・仲間色々な場所で、自分の居場所があるって素敵な事だと思う。
この場所で、輝ける場所に巡り合える幸せを日々感じて。
『今世紀最大のプロポーズ』
「懐かしいね、この場所」
「あぁ…」
3月半ば。最近雨続きだったが、やっと晴れてくれた。暖かい風が吹き、花もそよそよと揺れていた。
私たちが結ばれたこの場所。しばらく来ていなかったが、2人の休みが合ったので久しぶりに来てみた。この場所は昔と変わらず、綺麗なままだった。
「昔ここで告白してくれたよね。あの時、貴方の眼鏡がずり落ちたの面白かったなー」
「え!?まだ覚えてたの!?…ほんとにもう忘れて…」
ガックリと肩を落とす彼。
彼の告白をOKした時に、驚きすぎて彼の眼鏡が落ちたのだ。しっかりカシャンと音を立てて、地面に落ちた。慌てて拾う彼も含め面白かったのだ。
それを思い出しクスクスと笑っていると、彼に名前を呼ばれた。彼の顔を見ると、今までにないほど真剣な目をしていた。場所も相まって告白のことを思い出し、胸がドキッと高なった。
「俺は、あんたと会えてから毎日が幸せだった。付き合う前も、付き合った後も。こんなに幸せでいいのかって怖くなるぐらい。…でも、同時にあんたを幸せに出来てるか不安だった。俺は趣味に集中しちゃうタイプだし、あんまり素直に気持ちを伝えられるタイプでもない。…彼氏としてはあんまり良い男じゃないかもしれない。」
そこで一旦区切り、大きく息を吸う。
「でも、今更あんたを離してやれない」
私の前にすっと跪いた彼はポケットから小さな箱を出した。そして、蓋を開く。
「愛してる。俺と、結構してください」
中に入っていたのは、指輪だった。
私の目からはポロポロと涙がこぼれる。彼はふっと笑って私の涙を拭ってくれた。
「いきなり言うなんてずるいよ〜…!心の準備してなかった!」
「ははっ、悪い悪い。この場所でプロポーズするって決めてたんだ。そしたら、急にこの場所に行くって言うから。……それで、返事は?」
返事なんて分かりきってる癖に聞くなんて意地悪だ。
勢いよく抱きついて、思いっきり叫ぶ。
「喜んで!!」
あの時の様に鐘の音が聞こえた。
【この場所で】
この場所で
毎日同じ場所で
すれ違う
だけど一度も
目が合う事は
なかった
「一年後この場所でまた会おう」
あー、そんな言葉を鵜呑みにしたの?私は。
恥ずっ、来ちゃったじゃん、まじで。
え、何時とか、決めてないし。
いつ来るか分かんないのに、え、待つの?待つ?待った方がいい?
待って来るなら待ちたいが。
え、でも待っててほんとに来たらそれはそれで気まずいな?
「え、まじで待ってんじゃんウケる」とか言われたらまじでしんどい。
待つ?待つか?まーーーーつーーーー????
はぁ、だるっ、帰ろ。
え、ちょま、ちょ、え、あれ?あれそうじゃない?え、来た?うそうそ、やばやば、どしよ、声かける?え、どする?どするこする?やばやば、テンパってるわ、やば。え、こっち向いたやばい。来た来た!抱きしめて!すぐ!早く!抱きしめ
「え、まじで待ってんじゃんウケる」
しんど!
【この場所で】
あるとき、ある日、ふと思った。
「塀に囲われているのは実際どっちなのだろう。」と。
どこでどうしてこう思ったのかというと、それは学校でのことだった。
古びた校舎の南向きの窓からは住宅街が望める。
朝九時すぎくらいかそれに満たないか、そのくらいの時間帯のそこはほとんど人通りが無い。
ただ全く通らないということはなく、寧ろこういう、いわゆる「ベッドタウン」にしては多いのかもしれない。窓の外を見るたびに、数人の姿は目視できる。
そして私は、そういう人たちを見て、失礼ながらも、
「あぁ、あんな大人は自由でいいな。」
だとか、
「こんな時間に出歩けるというのなら、どんな生活をしているのだろう。」
だとか、そういうことを考え、さらに、学校のフェンスに向けて、
「あのフェンスが、私たちの自由を縛っているのだ。」
などと、少しふざけた考えもする。
最近までその考えは変わることもなく、疑問に思うこともなかったが、それが覆った瞬間があった。
そのきっかけはなんなのか、自分自身でも分からないが、突然、「学生と大人、どちらが追われるもの、悩みのタネが多いのか。」という疑問を持ったのだ。
この答えは未だ分からないが、ほぼそれに近い仮定は私の頭でできあがっている。
それは、「大人の方が圧倒的に多い。」というものだ。
学生は勉強、成績、進路、友人関係、部活、人によっては家庭のこともその内に入るが、せいぜいこのくらいだろう。
対して大人は、今の生活、老後、物価高、結婚、子供、家庭、仕事、ご近所付き合い…。今の私には半分も挙げれないほどそういうものに追われているということに、やっと最近気がついたのだ。
それと同時に、「通勤・通学ラッシュ過ぎ」に出歩いているからといって、別に全員が働いていないこともない、ということも気がついた。なにしろ専業主婦や在宅で仕事をする人もいる。
そして、前まで「学校の塀は私たちを縛っている。」と考えていたが、今は全くの逆で、多くの縛りがある社会から、今だけ私たちを守っているのでは無いかと考える。
実は塀の外側は全国、全世界のこういった学校の敷地で、塀に囲われている内側は、社会全体なのではないか。
飛躍しすぎた考えに思われると自分でも思うが、なかなかに面白い考えではないかとも思う。そして、この考えを元にすると、「塀の外」に居れる少ない「青春」という期間を、もっと大事にすべきだと、改めて思ったのだ。
この場所で
何もかもが久しぶりで懐かしかった。電車に乗って、そこから1日に2回しか来ないバスに乗って帰省した。半ば絶縁するかの様にこの場所から都会に出て数年。朧げだったのに辺りを見る度に思い出が浮かび上がって来る。あんなに遠くに見えた大人たちのその光景は当たり前にしか思えなくて、当時好きだった公園の遊具はもう撤去されていて。この場所は懐かしいとは思うもののあの頃とは随分と変わっていた。
都会に出てブラック企業に入って精神を病み暫くしてから父が亡くなったのだと母が泣いて電話してきた。嫌いだろうけど最後くらい顔を出しに来てって。精神を病んでから何もやる気が起きなかったけどこれだけは行かねばならないと思った。
実家に着くと母が出迎えてくれた。母は最後会ったとりより痩せ細っていたし大きかった家は小さく見えたし父は穏やかに眠っていて別人の様だった。父はこんな風だっただろうか、母はこんな表情でこんな姿だっただろうか。きっと昔から私は私の事しかずっと考えてなくて居なかった。この時初めて本当に私は自分以外の誰かの事を心配して、考えていた。
葬儀が終わって帰ろうとした時、親戚の叔父さんに呼び止められた。母が軽度の認知症だ、と。今はまだ私の事を覚えているがいつか近い未来忘れるだろうことも。最後くらい親孝行を少しでもしたくて介護をする事を伝えた。
お母さん、今までごめんなさい。これからもこの場所で私が出来る限り居るから。だから、、目を開けてよ、。お母さんもこんな気持ちだったの?ねぇ、私どうしたらいい?ねぇお母さん?私を一人にしないで