『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの日、確かに練った。
あなたと二人で、ねるねるねるねを。
この場所で。
この場所で
僕は君を待っている
ずっと。今までも、これからも
君と約束したこの場所で
いつも待っている
君が来ないこと
理解してはいる
だけど
僕は君を待っている
待つことを諦めてしまったら
君がいなくなってしまつたこと
認めることになってしまうから
君を失って
心に大きな穴が空いたまま
僕は来ることのない君を
ずっと待ち続ける
「覚えてる?」
「覚えているわ」
「君が花をくれた場所だ」
「あなたと星を数えた場所ね」
「此処で別れて」
「此処で出会って」
「此処で呪った」
「此処で誓った」
「憐れな君、此処をさいごにしよう」
「可哀想なあなた、此処でおわりね」
「……でも、惜しむらくは」
「……ああ、残念ね」
「「最期くらい、その声を聞きたかった」」
<この場所で>
「この場所で」
当昔に廃線となった駅
窓口には備品や観光用のパンフレットに時刻表や
切符台や鋏などがそのまま残されている。
つい昨日まで電車が通り乗客の行き来する姿があったかのように。
カレンダーには最終運行日と廃駅になる日に赤く丸が付けられていた
「またいつかこの場所で電車もバスも再運行して
人々が戻って来ますように。」
書き込まれていたインクの擦れた文字が
廃線になった年月が物語っていた。
今までの思い出をつくった場所を全部覚えている人なんか居ないと思うんですよ
でもそれはそれぞれの感じ方の違いであって全部が悪いわけではないと思います。
世界は変わらずこのまま、という訳にもいかず
それぞれの都合で変わっていく環境がありますよね。
それもまた、いい思い出と思えたら良いですね。
世界は何も考えなくても進むので気軽に生きましょう。
追い詰められていた時は、
気づく余裕もなかった。
いまは
「この場所で、自分に出来ることを出来る範囲でやる」と決めたとたん、気が楽になったんだ。
中途半端な優しさは、あなたをつけ上がらせるだけだった。
わたしは
聖母マリアでも、慈悲深い仏でもない。
散々
人の優しさをむしり取っていて
望む結果が得られないと
「役に立たないなあ!!」ですと?
ただの素人に、何言ってるのかしら。
わたしはもう、
あなたのいない「この場所で」、平和に生きていきます。
優しさは
時折、良薬にもなれば劇薬にもなる
"この場所で"
早朝、ハナを連れて、久しぶりにあの時計塔へと向かった。
散歩コースとしても人気のこの公園は、薄らと積もった雪に足跡が幾つもついている。早朝だが、この公園を散歩する人がちらほらいた。
まだ足跡がついていない所を歩き、時計塔の前に立つ。
──久しぶり。
周りの景色が変われば雰囲気がガラリと変わる。真っ白な空間の中にそびえ立つ時計塔は厳かな雰囲気でそびえ立っていて、自然と身体が真っ直ぐになる。
──ゴーン、ゴーン、……
時計塔の鐘が鳴り始めた。文字盤を見ると、時計の針が七時を指している。
「みゃおーん、みゃおーん、……」
ハナが時計塔の鐘に合わせて、大きな声で鳴き出した。ここまでの大声は初めて聞いた。
「張り合うな」
頭を軽く小突いて鎮めようとするが、全く止める気配がない。
──これは鳴り止むまで止めねぇやつだ……。周りの視線が痛い。早く鳴り止め……それかハナが鳴き疲れろ。
「止めろぉ……静まれぇ……」
そんな事をしていると、ようやく鐘の音が止んだ。ハナも鳴くのを止めて、スン、といつもの顔に戻る。
──ほんの十秒くらいなのに、凄く長く感じた……。
「みゃあ!」
「うおぉっ!?」
するとハナが急に威勢のいい声を出して、驚きのあまり変な声が出る。
こちらを見上げるハナの目が、キラキラしているように見える。
「気に入ったのか?」
聞くと、「みゃあん」と鳴いて答えた。お気に召してくれたようだ。
「じゃあまた今度ここに来るか」
「みゃん」
ハナの頭を撫でて時計塔を見上げる。
──またハナを連れて来るからな。
そう心の中で呟くと、踵を返して公園の出入り口に向かい、帰路に着いた。
雨降りの構内
傘を持つ君と
悲しいお別れのワルツ
発車のアナウンスに
挨拶は遮られ…
またここで出会うなら
雨の日でよいから
しっかりと肩を抱こう
傘は忘れてくればいい
ワルツは流れだす
君は遠くにいってしまう
薔薇には棘がある
これが僕なんだ
分かってくれ
帽子の裏にはタグがある
これが君なんだ
そうさ
狂おしいほど苦々しく
愛おしい想い
ーこの場所でー
君に会いたい
君と話したい
君と語らったこの場所で
君をずっと待っている
君と夏休みまるまるかけて作った秘密基地。
君はどこか遠くへ行ってしまったけど。
誰も知らないこの場所で、また君に会えることを願ってる。
魔族の青年、シリウスは村から追放され、途中で拾った魔族の少女と共に逃げていた。
だが、どこに行っても人間がいる。
魔族が人間の敵として認知されている世界に、2人の居場所はなかなかなかった。
シリウスは歯噛みする。
なぜ、魔族というだけで、こんな風にこそこそと隠れなければならないのか。
こちらは別に争いたいわけではないのに。
2人の逃亡生活は何ヶ月も続いた。
さらにしばらく経ってから、シリウスはここ数日、人間を見ていないことに気づく。
そして森の中の開けた場所に出たとき、シリウスは決意した。
ここを、人間とは全く関係なく、異種族が平和で自由に暮らせる場所にしよう、と。
もう、怯えて隠れる必要がない場所にしよう、と。
2人はこの場所に家を建て、生活を始めた。
後に、同じように人間から逃げてきた異種族の者たちが集まり、生活を始める。
これが、異種族が平和に暮らす国、ヒオン国の始まりである。
この場所で
過去に何があったのかを
石碑は教えてくれていた
いつしか彫られた文字が
忘れられ
過去にあったことは
忘れられ
無かったことになる
けれど
それはどうしようもないこと
本当にどうしようもないこと
この場所で生きていく
そう決めた
心の地図
誰も知らない私だけの場所
[この場所で]
この場所で僕は
詩という概念に出会った
詩なんて何を言ってるのか
さっぱり分からないし
良さなんて
これっぽっちも 分かんなかった
けど
誰かのことを 何も気にしないで
話せるこの瞬間が
僕を 呼び戻してくれる
みんながみんな
詩を好きになればいい
とは、決して思わない。
ただ
自分の気持ちが話せない人
誰かの気持ちを尊重しすぎてしまう人
そんな人たちは
詩のことを
気にかけてみてほしい
きっと
素敵な空間に生まれ変わるから
そして
僕を好きになって欲しい
教えたんだからさ。
はい。台無し
Sub title 「良さ&台無し」
#29 この場所で
「この場所で」
この場所で、友達が出来た
この場所で、知らない事を学んだ
この場所で、宝物を見つけた
この場所で、先生に怒られた
この場所で、先生に褒められた
この場所で、沢山の思い出が出来た
この場所で、次はどんな事がおこるかな
この場所で、また会うその日まで…
この場所でずっと焦っている。
焦りの原因が分からなくてその事にも焦っている。
「この場所で」
この場所で
この家で
私はいつも息をいている
時々出かけ、時々泣いて、時々笑い、時々苦しむ
そんな日常が、私は大好きだ
この場所で
あなたを待つわ…ずっと…
恋焦がれ
なのに…
あなたはわたしの存在すら
知らないのにね…
胸が痛いわ…
でも…
あなたを好きな私が
好きなの…
切なくて…涙が溢れた
奇跡はきっと
あるんだわ…
あなたを待つわ…
ずっと…
この場所で書く内容はその時の即興で
肩の力を抜いて頭に浮かんだ言葉を気のままに
フィクションもノンフィクションもごちゃ混ぜくらいが丁度いい
心掛けるのはシンプルであること
キャッチコピーみたいなスッと入ってくるもので
不快にさせたり嫌な記憶を思い起こさせることがあったらごめんなさい
元気になったり笑顔になれたり
回復剤になれてたらありがとう
毎日書きます 読んでくれてありがとう
【この場所で】
俺は人を殺した。
衝動的な怒りからだった。
だってアイツが悪い。
アイツが、アイツが俺の彼女と浮気してたから。
彼女も一緒に埋めてやった。
だって彼女に見られたから。
そして憎かった。
あんなやつと一緒に寝て可愛い声で喘いでる彼女が、途端に汚く見えて。
気がつけば、手と服をベットリと血で濡らして、ピクリとも動かない2人を見下ろしていた。
『、、え?おい、おい、、起きろよ、、』
彼女を揺すっても、ただ虚しく死後痙攣が起きるだけ。
『ど、、どうしたら、、、』
何処かで声がする。
"隠せ。隠すんだよ。"
『な、何言って、、警察に、いや、救急車、、』
"違う。隠せば何も起こらない。行方不明になるだけ。お前はただ、恋人と親友を亡くした孤独で可哀想な被害者。そうだろ?"
そうだよ。だいたい、アイツらが俺を裏切ったのがいけないんだ。
アイツらが悪いんだ。俺は悪くない。
"ああ。そうだ。お前は何も悪くない。いいか?遠くの山の林にそいつらを捨てに行くんだ。お前は隠すだけ。死体遺棄じゃない。隠すんだよ。"
『ああ、、わかった。』
これは誰かの声じゃない。俺自身の心の声だ。
俺は2人をブルーシートで包み、血痕を綺麗に特殊な薬剤を使って跡形もなく消し去った。
そこから車に乗り込み、親友がよく山登りで行っていたという竹林に2人を埋めた。
なかなかにハードな作業で、俺は顎に伝う汗の感覚を感じた。
『っふー、、ったく、大変な作業だった。』
親友と元カノが埋まっている部分を見下ろし、唾を吐いてやった。
『ゲス野郎どもが。』
そう吐き捨て、隠す作業は終わった。
そこから、俺は泣き真似と警察の事情聴取のための質疑応答の準備をした。
あくまで警察を怖がっている一般人の様に。
どんな質問をされても、思い出しながら答えられる様に。
万が一を考え、事情聴取のシュミレーションをしていたので、警察が家に来た時も落ち着いた一般人の対応ができた。
『やけに落ち着いていますね。聴取をされるのは日常的なのですか?』
『いえ、、実はものすごく緊張してます。警察の方を見ると、悪いことをしてなくても緊張するものなので、、』
『ははは、、そうなんですか。それで、、11月6日の午後7時ごろ、何処で何を?』
途端に今まで柔和な雰囲気の刑事の瞳孔が鋭くなった。
『はい、、実は、彼女に浮気をされていて、、その場面にちょうど遭遇したんです。それで俺、めちゃくちゃ腹が立って、2人を半裸のまま追い出しました。』
『殺したのではなくて?』
一瞬、心臓が跳ねた。
相変わらず刑事の瞳孔は鋭く、俺の心の中を見透かしている様だった。
"落ち着け。いいか?極めて冷静に、お前はやってない。
一般人だ。親友と彼女を失った可哀想な被害者だ。"
そうだ。落ち着け。
『な、何を言ってるんですか?俺が殺したと思ってるんですか?!』
心理学の本で読んだ。
殺人の疑いをかけられた時、犯人は笑い、無実の人は怒る。
殺人犯はこんな感じ。
『ははっ、殺すわけないじゃないですか。酷いな。』
無実の人はこんな感じ。
『殺すわけないだろ!!』
みたいな。
それで俺は怒るを選択した。
だって、、無実だから。
『すみません、、』
隣にいた相棒の刑事に小突かれて、刑事はしおらしく頭を下げた。
『いえ、、刑事さん、2人は俺のせいで行方不明になったんでしょうか、、?俺が怒って2人を半裸のまま追い出したから、、』
目に涙を滲ませ、顔を伏せ、鼻を啜る。
『そんなに気に病まないでください。2人は我々が責任を持って見つけ出します。』
刑事の同情した声が頭の上から降ってくる。
これで、、大丈夫。
『はい、、必ず、必ず2人を見つけてください、、』
"上出来だ。相棒。お前はよくやったよ。"
刑事2人は泣いている(泣き真似をしている)俺を残し、殺人現場であるこの場所を出て行った。
パタン、、
車の走り去る音を聞きながら、俺は大きく脱力した。
『ふ〜、、クックックッ、、バカな奴らだなぁ。まったく、、せっかくの殺人現場であるこの家に入り、何もせずに出て行くなんて、、ハハハハハッ俺は!この場所で!この場所で2人を殺したんだ!!アハハハハハハハハハッ!』
2人が血を流して倒れていた場所に寝転がり、床に染み付いている血の匂いを嗅ぐ。
"相棒。念には念をだ。死体を埋めた場所を見に行こう。"
そうだな。
5時間かけて、あの竹林に着いた。
埋めた場所を見つけ、少し掘り出してみる。
『ん、、?』
そこに2つ分の死体はなかった。
『は、、?もう、もう見つけられたのか?』
マズい、、冷や汗が吹き出した。
俺は周りを見回し、また土を見下ろした。
ふと、俺の真上に何かの影が降りている。
上を見上げれば、、
腐敗した2つの死体が、竹に打ち上げられて空高く昇っていた。
『、、、』
"焦ったな。さぁ、竹を切り倒してさっさと埋め直そう。"
ああ。そうしよう。
腐敗した死体をもう一度埋めるのは、至難の業だった。
『はぁ、、ったく、、死んでも迷惑かけんなよっ。』
そこらへんの竹を蹴る。
竹が振動で揺れ、葉がガサガサと俺の罪を隠す様に揺れる。
『ハハッ、、また来るよ。この場所に。』
俺はこの場所を一生忘れないだろう。
何てったって、俺の大事な親友と彼女がいるんだから。