『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「この場所で」
僕が過ごした日々
生まれてからずっと生きてきた場所
いつかなくなってしまう場所
だけどここで過ごした時間は変わらないよ
《この場所で》
君とすごしたこの場所を
今でもよく訪れるのは
君のことを忘れたくないから
あとは
居心地がいいから
もう違う人を想っているのに
最低な私
『この場所で』
今日この場所で、第2の人生をスタートさせる。
私が気に入ったチャペルのある、結婚式場。
幸せたっぷりに微笑む旦那様。
試着たくさんして、選んだ純白のドレス。
好きな花を混ぜ込んだブーケ。
…大好きな人達にお祝いされながら
父と共にバージンロードを歩く。
あぁ、なんて幸せな日なんだろう…
1歩1歩…旦那様に近づくドキドキする瞬間。
夢なら覚めないでーっ!!
はっ!…にやけた顔のまま目が覚める。
夢だったかー!寝る前に見た映画の影響ね。
DVDのパッケージをチラ見。
もう一度寝よ………う??
いやいやいやいやいやいやいやいやッ!
待て待て待てっ!
やっぱり今日は結婚式じゃないのっ!?
カレンダーの大きな赤丸を見て
慌ただしく私は準備をする。
独身最後の門出がこんな感じとは…
最後まで、私らしいのかな 苦笑?
今日この場所で、私は結婚式を挙げます!
旦那様、ふつつか過ぎる私だけど…
末永く仲良くしましょうね♡♡
この場所で人生が変わった
二度と思い出したくない
【この場所で】
この場所でもっとあいつと話してたら
この場所でもっとあいつの事を知ってたら
この場所で俺が少しでも厳しく言ってたら
この場所で今も一緒に笑えてたのだろうか
なんてな
この場所で #3
この場所で
あたなと出会った
私は
あの時とおなじ
この場所で
たった今
1人になった。
12年前、この場所で生まれ変わるべきだった。そうすれば今もあの頃のように眠れただろうに。
この場所で。
近くの席になって初めての友達ができたり、
一緒に授業を受けて、休み時間に色んな話をして、
給食やお弁当を食べたり、
放課後には部活をしたり友達と帰ったりの
6年間、3年間、3年間。
この場所での思い出は一生忘れられない。
この場所で
この場所で生まれ変わろう
そう決めたのに
変われないわたし
あゝ、いつになったら
理想の自分になれるのかな
この場所で
今日は情緒不安定だから心情を書きます
この場所で生きてたら
きっと辛い
理解されない
直接はっきり言えないことも悪い
けど
いくらSOSを出しても理解されない
辛いのをわかってくれない
今まで思ってきたことが今日は溢れて涙が出てきた
待ってるよ待っているから会いに来て 君との思い出ばかりのこの場所で
この場所で君と出会った。
だから、ここは大切な場所。
君との想い出。
僕のパワースポット
桜の並木の中で君は言った
『本当は世界って小さいの、いつでも会えるの。』
私は聞いた
「空にいても?死んじゃっても?」
『そうだよ、誰でも皆いつでも会えるの、だから
悲しまないでいいんだよ。』
君の声を忘れる前に、
桜の並木が枯れてしまう前に、
この場所に会いに行こう。
スマートフォンの灯りは蛍のように
雑踏へ散らばっていく
魂に色があるならあんな感じ
口ずさむ 日暮れはいつも痛い
分かち合えないから独り善がり
分かち合うから迷う
見慣れた窓枠 夜空 がらんどう
肉薄した言葉もニュースになれば
初めましての初々しさが棘みたい
付け足して 差し引いて
出来上がったはずの孤独に驚く
この場所で
数える覚悟も無いまま魂を見送った
部屋に吹き込む風が
何かを捲りあげ 止んだ
この場所で
顕になった人型の白線
一切合切後はもう 目蓋次第
「付き合って下さい」
高校1年もやがて終わろうとしているこの季節、街のランドマークで1つ上の先輩から告白された。春に一目惚れし、ずっと機会を伺っていたそうだ。
でも全然話した事もないならお断りした。
翌年も、また翌年も言われた。年に一度だけの告白。好きなら好きでもっと短いスパンで言って欲しかったが、話す機会があっても告白はない。
大学に進学しても相変わらず年に一度だけ。ここまでくると相手にも関心をもつのでお付き合いをした。大学2年の冬だった。
それからも年に一度、必ず愛の言葉を私に言う。
社会人になってもずっと恋人同士だった。すっかり情が移り、離れがたくなった。25歳の冬。すっかり寂れてしまった街のランドマークに行こうと言われた。
ランドマークには何にもないけど、大きな赤い橋が掛かっていて、秋には紅葉が映える美しい場所だ。待ち合わせにもぴったりの落ち着いた場所。2人で寒空を歩いていると、ピタと彼が歩みを止めた。
「覚えてる?10年前にここで俺が告白してフラれたの」
「覚えてる。全然知らない人だったから断ったのよね」
「…俺は10年間ずっと君だけが好きなんだ。今も変わらない」
「うん」
「これから先も君だけを愛するよ。君とずっと一緒にいたい。毎年冬にここに来たい」
「うん」
「結婚しよう」
「うん…っ」
「この場所で」
この場所で
私が中学生の頃、普通級と支援学級の環境が
嫌で不登校になった。
高校生では理由はなく中学校に行ったが、
過呼吸になってしまい、その場から逃げてしまう。
最近なぜか、行かないといけないと思うようになる。
当時の先生がいるかどうかは分からないけど、
中学校に行ってみようかな…。
2019.11.25.
病に倒れた貴方は私を待っていました。
貴方を失う事は哀しみと同等すると思っていた。
一生懸命に呼吸をする貴方とハグをした。
キスをした。
行為を繰り返す度貴方を失う事の恐怖に涙流した。
然し、時は私の思いなんぞ知らん振りで
貴方を死へと進ませた。
貴方は私の帰りを待って、顔を合わせて、
私が貴方の頬を包んだと同時に
さよならと言うように逝ってしまった。
哀しみに暮れた、はずだった。
でも、けれど、私は、貴方の体温が無くなる瞬間、貴方の瞳孔が開いていく数秒、硬くなる数分その時まで貴方に触れていた。
あぁ。ごめんなさい。
死する貴方が美しすぎて
死したからこそ出来る力で抱き締めた。
未だ尚
死後貴方を抱き締めた感覚を思い出してしまいます。
今も。貴方を埋めたこの場所で。
--《この場所で》
『この場所で』
職場と自宅を行き来するだけの毎日。
この場所で、スマホを通して、わたしは世界を見る。
小さな世界。碧い世界。拙い世界。迷いの世界。
輝く世界。静寂な世界。文字の世界。
いつもの、この場所で。
このアプリで、わたしの知らない世界を見る。
この場所で
またいつか このメンバーで、
この場所でまた会いましょう!
『この場所で』
この場所で
生きる
覚悟を
桜咲く
花の時期に
持とう