『この場所で』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
思えばずっと、ここではないどこかにと願っている。
自分で選択してこの場所にいるけれど、心のどこかでここではないと感じている。
パチリと欠片が嵌まるようにこの場所で生きていくと思える瞬間はくるのだろうか。
それとも、永久にそんな時は来ないのだろうか。
それでも、この場所にいる。
繰り返す毎日を 当たり前の様に
こなして行く日々を 僕はまるで
何処か他人事の様に見てた 自分が
確かにそこには居て そんな僕を
『強い人ね』って呟いてた 誰かがいた
何かを振り払う様に 僕は先を急いだ
風が冷たくなって 星が綺麗に見える
そんな季節が僕は好きで
いつまでも眺めてた 遠くにいる君は
今何をしているかな…
遠い昔君と 過ごした眩しい日々
『そんな日もあったね…』 今こうして
笑って話せてる事 きっとそんな事が
『幸せ』なんだと 今なら思える
同じ空の下で 何処かできっと君も
今日も闘い続けているんだろう…
僕もそろそろ行くよ 世界中でただ一人
僕のかけがえのない人よ
君に出会えた事が 何より嬉しい
心から本当に 思うから…
君がいつの時も もうこれ以上恐いモノを
見ないようにと そう 空に祈った
どうか幸せである様に…
僕は君が好きだけど、君のはどう思っているかわからない。誰もいない放課後、僕は君の名前を呼ぶ。君は振り向く。はらりとまうさらさらとしている君の髪が風にまう。ああ、やっぱり好きだ。君は何かを叫んだ。
『危ない!逃げて!』
ああ、やっぱり気づかれた。やっぱり誰もいない所を選んで正解だった。しょうがないよね?僕も君が好きなんだ。だから… そう心の中で思いながら、僕は君の隣の子を刺した。
さあ、これで君は僕のものだ。これから…
『よろしくね?ずっと一緒だよ』
※これは、自分の妄想だお⭐︎
「この場所で」
お姉ちゃん、お兄ちゃん…何処行ったの?
怖いよ、寒いよ
戻ってきてよ
「ゔぁ〜、ぁぁ〜」
赤子の泣いている声が聞こえる
耳をよく澄まして、何処にいるかあてる
簡単なこと
ひたすら前へ前へと歩いていく
すると
「!!…いた」
目の前にしゃがむと、あの子は泣きながら、
頑張ってはいはいをしてこっちに向かってくる
「君、何処から来たの?お家は?」
なんて言っても分かる訳がない
「あう、にぃに、」
「…!」
数年後
俺は呪術高等専門学校に上がり、高校生だ
ろんかは、…ああ、そう、赤子だった子の名前だ
千兎聖ろんかっていう子らしい、元は禪院家が引き取っていたんだけど、呪力がないって言うことで捨てられたっぽい
だから俺が引き取っている
呪力がないってのは嘘で、段々と成長していくたびに
俺は、この子はちゃんとした呪力があるって分かっていた
「ろ〜んか、ただいま〜」
「おかえりなさい、」
「なんか、どうしたの?申し分ないっていう顔してる」
「え、あ、そうですかね…?」
「悩み事?」
「いえ、ちがくて…これ、」
「授業参観?」
「いえ、行けなかったら良いんです…」
「行くよ」
「本当ですか?」
「うん」
こんな感じで今は遠慮しちゃう子みたいだけど、とても可愛い!
「ろんか、」
「はい」
「ここの場所、覚えてる?」
「?」
「覚えてないよね」
「君と出会った日の場所」
「…」
ここは紛れもなくとても綺麗だった
もし、もう一度、生まれ変わったら君とここで
逢いたいな
いつも 優しかったおばあちゃん
駄菓子を買ってくれた おばあちゃん
いつも思い出すよ
この墓前で
お題
この場所で より
ふと目を覚まして
見つめた、いつもの天井
朝日の当たり方がお気に入りなのって
君に伝えたんだっけ
温もりに誘われ
視線を滑らせて
君と目が合う
「おはよう」
今日が始まる
この場所から
#この場所
この場所で生まれ暮らして建国日
外へ憧れても戻る場所
何度も外の世界に憧れても
この場所にまたワタシは戻る
お題:この場所で
この場所が私の数ある居場所のうちの一つ。
沢山の言葉を生み出して、書き込む。
なかなか勇気が出せない私が勇気を出せる場所。
「もっと読みたい」と言われるほど私は私を好きになれる。
飽き性で身勝手で独りよがりな私が自分の為でありながら誰かに見せるためにも生きられる居場所。
でも何だって出来るわけじゃない。
言葉遣いとか意味とか、色々と自信がない部分だってある。
ありがとうだって恥ずかしいし、ここに書くのは場違いな気がして手が止まってしまう。
だからこうして間違ってるかもしれないと保険をかけてしまう。
でも書きたくなったのだ、言いたくなったのだ。
何時もは言えない言葉をここでなら。
この場所が私の居場所だと、
そう思わせてくれてありがとう。
お題┊︎この場所で┊︎8作目
私の居場所は何処だろう…
何処にあるんだろう、あれ、
私に、居場所なんてあったっけ?
どうだったっけ?わかんなくなっちゃった
どうしよう、私の居場所って何処?
生まれた時から除け者扱い、何処に行ってもそうだった
私に居場所なんて無かった…
でも今はある。
あの人に出会うことが出来たから
だから幸せになることが出来た、この場所で…
沢山の思い出や物語があったこの場所で、
僕達は生きている。
沢山の青春や友情があったこの場所で、
僕達は学舎を卒業する。
沢山の物語が物語を1つ1つ紡いだこの場所で、
今日も人々の沢山の物語が始まり、
終わりを告げて1日が過ぎている。
この場所で朝を迎える。
この場所で、夢を叶えてまた会おうと、みんなで誓い合った
いつの間にか、夢を追っていたのは俺だけで
かつての仲間たちはみな、堅実に仕事をこなし幸せな家庭を持っていた
何もないのは俺だけだ。夢を追ったその先に、待っていたのは闇だった
もういい、全て終わらせよう
せめて最期は、思い出のあの場所で
そう思い何十年かぶりにあの場所へと足を運ぶと
そこには大きな団地が建っていた
いつか必ずこの場所で
あなたを拾おう
目がなくとも、手がなくとも
必ず、絶対に
笑顔を向けてあげる
この場所で
生き地獄
誰とも分かり合えない
理解もされない
心配もされない…
なぜ、生きてるのか
なぜ、存在してるのか
わからない
生まれてこなきゃ
よかったのに…
ネガティブなゴミを
吐き出してしまいました
ごめんなさい
失礼しました
この場所で、
ガサガサ、
草木を避けながら歩く音がする
「ふう、久しぶりに来たな」
私はある場所に来た
昔来てたときよりも雑草が生い茂っており
同じ場所とは思えない景色があった
いつもの定位置だった場所にはツルに巻かれた一つの箱があった
私はその''箱''をとりにここに戻ってきた
この箱を取りに来るのはすごく時間がかかったけどあってよかった
ここはこれなくなる前はまだ小さな頃で秘密基地として使っていた
どれくらいここに通ったのだろう3年は通っていたかな
その3年目にあることが起きてここにこれなくなっていたんだよね
それは私の友達がこの世界から居なくなってしまった場所だったから
その時は友達と二人で秘密基地に来ていて少し私が離れた時に
何かに引きずりこまれたみたいだった
その何かがこの箱
離れていたけど君が何か叫んだから戻ったら箱に引きずりこまれる瞬間でその直後
君は消えた─
あぁ嫌なことおもいだした
「私も一緒に連れていってくれたなら良かったのに」
私がそう言った時なぜか私は笑った理由?わからない
私は箱を手に取り撫でた、
箱はそんなに大きくない片手で掴めるくらいの大きさだ
あの頃は恐怖で開けれなかったこの箱、なにが入ってるのだろう
中を見たら連れてってくれるのかな?
そしてあの時君が消えたこの場所で箱を開けた
この場所で生きるしかない。
今から女優になれるわけでもないし、医者にも弁護士にも
ましてや才色兼備の素敵な女性になれる訳もない。
与えられたこの場所で、成り行きまかせで辿り着いてしまったこの場所で、こんな私の周りにいてくれる人たちとなんとなくひっそりとなるべく悔いなく生きていく。
意外とこの場所の居心地がいいかも。
①
一緒にアイスを食べた。
一緒に写真を撮った。
一緒に待ち合わせした。
一緒にいることを約束した。
この場所で。
だから、この場所が悪いんだ。
私が今悲しいのも死にたいのも苦しいのも全部、
この場所が悪いんだ。
「この場所で」
この場所で
この場所で
ずっとあたしは
君を待ってる
早くミツケテ
あたしは
この場所で
君だけを待ち続ける
この場所で
今年の春、実家の父の7回忌と兄の一周忌があります。
この場所で、集まったみんなと、懐かしい話や近況報告するのでしょう。
帰路に着いたわたしは、きっとこう思うでしょう。父のことも、世話になった兄のこともだんだんに思い出になって行くのだと。
今から、目頭が熱くなってきました。
この場所であの人はいつも立っていたのですよ。身動きひとつせず、大きな眼で遠くを見つめて。
声を掛けても何も答えません。こちらを見ようともしません。ただじっと見つめる先は何もない空でした。
ある日、唐突にあの人の姿は消えました。それっきりです。それからどんなに時が経っても、この場所にあの人は現れませんでした。
泣いてますね?
これがすべてです。それっきりです。あれっきりです。
お題 この場所で
遠く消えていく雲を見つめてると
昔の彼の事を不意に思い出す
あなたと別れた夜は早く忘れようと
必死で涙をこらえていた
だけれどこの場所であなたを
見送る事など出来なかった