『ここではないどこかで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
真っ暗な暗闇。前も後ろも上も下もない。
しかし落ちる訳でも、下がる訳でもない
留まる。床の感触は多少ある。
歩く。歩く度に不安が残る。
でも、どこか心地よい。
ダメだ、このままでは、暗闇に堕落してしまう!
批判も賞賛も、悪口も褒め言葉も、肯定も否定もない。いや、そもそも言う相手がいない。
そんな空間に、1人だけの空間に心地良さを感じるのは、やはり狂っているのだろうか。
影の見えない地面に心地良さを感じ、果てない暗闇に不安を感じ、写すものは何も無い。だから、死んだのか生きてるのかも判断がつかない。
生きてるのか、死んでるのかなんて考えずとも、時は進むのだ。
だって、生きててもいずれ死ぬんだ。生死を考えずともいい。そうだろう?
壁の感触はなく、果てもない。このままでは狂ってしまうぞ。人の行動基準が欲望なら、これは……私の欲望?いや、狂いそうなほど苦しい。
助けてくれと叫ぶのはもうやめた。届かない。
ここは、私の心か?
そんな夢を見た。
「散歩をしよう」
そういうと、歩く。真っ暗な空間ではなく、どこか何となくたどり着く所とか。
お題:ここではないどこかへ
ここではないどこかで
私は外国に行ってみたい
一回も外国に行った事がない
国内で出かけるために飛行機で出かけた
外国ってどんなところだろ
外国の人てすごい絵を描くみたい
だから見に行ってみたいしいろんな料理屋フロリダのディズニーランドやユニバーサルに行ってみたい
お父さんとお母さんは回りきれないって言ってた
絶対に一回行くために頑張ろう
yui
ここではないどこかで
私ではない誰かと貴方は恋をしている
ここではないどこかに
きっと貴方は
幸せに暮らしていてね。
帰宅ラッシュ
バスの中はぱんぱんで
吊革を握っているのがやっとだ
次は***前です
バスのアナウンスが流れた
降りる駅だ
窮屈な箱から出るために
窓横にある降車ボタンに手を伸ばした
赤く光る降車ボタンの隣に
見かけない蒼く煌く石の様なのがある
町で周るバスには似つかない
神秘的で何よりも高価そうだ
誰か捕っていってもおかしくないものだか
誰も気づいていないのか
携帯をいじっていたり
吊革に寄りかかりうたた寝をしている
ピンポーン
誰かが降車ボタンを押した
窓からは見慣れた景色が流れていく
もうすぐでバス停に着く
目の前の不思義な石を見た
伸ばしていた手を石の方へ持っていった
ひんやりと冷たい感覚が指先に感じた
カチッ
スイッチが押された音と共に
瞬きを一度した様な気がする
目の前が真っ暗だ
辺りを見渡した
肩を窄め人に埋もれながら
乗っていたバスはどこにもない
静まり返り一足先は落とし穴のような暗闇だ
足がすくむ
.
.
.
書くの疲れた
#ここではないどこか
ここではないどこかでも
あなたは私を見つけてくれる?
舞華
『ここではないどこかで』
此処ではない何処かで、私を抱きしめてくれた。
此処ではない何処かで、存在してくれた。
此処ではない何処かで、また会おうと約束をした。
此処ではない何処かで、命をかけた戦いをした。
此処ではない何処かで、選択を迫られた。
此処ではない何処かで、愛する人たちに会えた。
全ては夢の中での出来事だった。
実在しない場所、実在しない人、偽りの記憶。
私の脳が無意識に作り出した架空の世界は、
この世の何処よりも居心地が良かった。
けれども其処へ行けるのは一度きりで、
昨日見た夢の続きを今日見ることはできないのです。
この世の何処にも存在しない貴方には、
もう二度と逢うことはできないのです。
叶うことなら、此処ではない何処かで、
もう一度だけ貴方に逢いたい。
何か罪悪感を持って欲しいのかな
あきらかな数年の歳月に
何を付け加えたいのかな
お前はもつ煮込みでも食って
ハツもタンもハチノスも
高度なテクで取り込んじゃって
ブラックホール
とても禍々しい
ブラックホール
とても腹黒い
反感食らってデモ隊出動
全部洗いざらいぶちまけちゃって
戦争も抗争も肯定する世界
愛よりも憎しみは容易くて
そんなに責められるほど
僕らは敵も味方もないじゃないか
なぁピエロ
薪はくべられた
失うものはとっくにない
文学に縋りたくても
僕の手をすり抜ける
君の吼える声は
惚気けよりも甘く
吼える程女が滴っちゃって
近所の方が言ってました
崩壊したイメージは
とことんそれ恥辱
________________
君と私が住んでる街じゃなくて
ここではないどこかで、
また君と出会えたら
前みたく笑い合いたいね。
________________
Theme:ここではないどこかで
「ここではないどこかで」
ここではないどこかで、キミと会った気がする。
たった1枚の写真に目をもっていかれ、それを眺めていた。その時、心の底に抱いた気持ちは説明がつかない程曖昧なものであった。
恋なのか…そうではないのか…。
1度も会ったり話したりしたことのないキミへ。単なる一般人のキミへ。
不思議なこの想いは、今では幻の気持ちへと変化しつつある。
ここではないどこかで死ねたら誰にも気づかられずに死ねるのかな?
だったら死にたいな、もし私が死んでも誰も悲しまないのかな?
だったらもういいかな?
いいのかな?
この幸せな瞬間を忘れないようにって誰もが言うけど
感じたことはない
見たこともない
死んでるのかな?
だったらもう死んじゃったた方がいいのかな?
誰も助けてくれやしない
私は1人なのだから
いない方がましなのかな?
ここではないどこかで
時がないここではないどこかで
また、貴女に逢える日を
愛おしく待つ
待ってるから
ずっと昔、見たんだ。
綺麗な大地と青い空。
俺はずっと探してる。
あの時見た、あの場所を。
今日もあの場所を探し続けるよ。
‐ここじゃないどこかへ‐
灼くべき土瀝青
搖るる陽炎
漆喰つたふ
濃緑蔓は風に靡かす
柑橘橙色の花片を
暑さに焙られ
朦朧しつつ
鷲づかみせし
南國花
危險纏ひ
地に墮ちていく
瞼を伏せて
此れ踏みにじり
名を呼ぶ君に
不敵なる笑み
振り返る午后
あなたと出会って私はまた生きたいと思った。
家族も大切な人も全て失った私の前に帰ってきてくれたあなた。
あなたは私の光
頭の片隅にある記憶
鮮明で覚えてるような覚えてないようなな
あの風景
あの地形
あの気温
全てが曖昧だけど
全てが思い出
「ここではないどこかで」
すっ、といなくなりたい
この場所ではないちがうところへ
シャボン玉のように
ぱっと消えてしまいたい
シャボン玉になりたい
綺麗なものが消えてしまうように
ここではないどこかへ行ってしまいたい
『ここではないどこかで』
昔から何度か見る夢がある
そこは知らない場所ででも見覚えのある場所
季節は初夏、私はどこかのお嬢様で
家の所有する空き地には作業をしている男の人が沢山いる
ワイシャツにスラックス、今じゃない昔の風景
私は毎日決まった時間に来て、1人の男の子と垣根で話をする
そんな夢
彼も皆と同じ恰好、きっと使用人の1人なのだろう
私より少し年上でとても落ち着いている人だった。
きっと私は彼に恋をしている。
彼の名前を呼ぶ事が、彼に名前を呼ばれる事が何よりの幸せ
絶対に結ばれない恋…
これはきっと
ここではないどこかの、遠い昔の私の記憶
それは、あの世のことかな?
現世が苦しくて生きづらい
死んだって楽にはならないと思う
ここではないどこかへかあ、
今も幸せだけどいつか違うとこ沢山行ってみたいしそんなのでもいいのかな。
例えば、場所じゃなくても夢の中とか。
楽しいものいっぱい見て楽しいこといっぱいして今いる場所以外で幸せに暮らしたいな。
ただそれだけ叶えばいいのに案外難しいもんだ、