『ここではない、どこかで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
死に場所をください。
飛び降り飛び込みはまわりの迷惑になりすぎるからだめ
首吊りは賃貸だからだめ。樹海に行くには金がない
一酸化炭素二酸化炭素は賃貸だし密室にならないからだめ
海への飛び込みは海を穢すからだめ
リスカODは死に損なう可能性が高いし賃貸だからだめ
ここではないどこか、誰もいないまっさらな空間で何も気にせず死なせてください
会ったことも
声を聞いたこともない
人を本気で好きに
なれるんだろうか
バ―チャルの
世界で出会った
あなたは優しくて
ここではない
どこかで
いつか逢えればなぁ
なんて
逢えるわけないって
わかってる
それでも
小さな夢をみて
想うだけなら
いいよね
「ここではない、どこかで」
今 あなたに出会えていなかったら
こんなに幸せなことはないと思う
あたりは焦げ臭く、視界は煙で狭く、息苦しい。大きく息を吸うと思い切りむせ返ってしまう。
煙のせいで、今が夜なのか昼なのかもわからないくらいに暗い。暗いのに火の手で不気味に赤い光があった。
パチパチと物を燃やす音と、時折ズサズサと燃え落ち崩れた物の音が聞こえる。人の呻き声と子どもや動物の鳴き声も聞こえた。
あぁ、どうして私は、戦争がある世界に生まれてしまったのだろう。
安心して眠れない、満足にご飯は食べれない、衛生面なんて考えたこともない。今生きることに必死、今日死ななかったことが奇跡だ。
ここではない、どこかでは、戦争とは無縁なところがあるらしい。
いいなぁ、生まれた時から戦争が日常だった私には考えられない世界だ。
羨ましい、疎ましい、僻んでしまう。私もそこにいきたいな。
もし明日死んでしまったら、次生まれ変わる時は、戦争のない、ここではない、どこかで生きたいな。
起き上がる気力もない、横たわっている私に、火の粉が降り注いでくる。気付くと身体に無数の木材が突き刺さっていた。
戦争なんてなにもない。平和などこかで幸せになりたい。
【ここではない、どこかで】
まず思い寄らない事の質問に驚いています。
確かに考えてみたこともなかったです。ここではないどこか35になる年になるのに、不意打ちや青天霹靂に似た考えが頭に浮かびます。
元来ここではないとなると、学生にありがちな自分探しやそれを探すための海外旅行などが思い浮かびます。
僕はそれを馬鹿にしていた。それで近道と思っていた内省の瞑想を常日頃行っていたがそれは近道ではなかったと思います。まだ道半ばだけど近道でなかったことだけは確かだと思います。
なぜかと言うと全然実力がないからです。
自覚がまだ足りないのです。
もっと努力の幅を増やさないと、もっと実力を上げないと自分が理想とした人生を送れないと思います。
いや、僕にとっての理想の人生ってなんだろう。
悩みのない事、名声がある事、人から羨ましがられる事、お金がある事。
どれも違う、僕の思う歩き出しの人生は他が10より大きくなる生き方だったはず。それで僕は9で構わないと言う事だったはずです。
ありがとうございます。思い出せました。良いお題ですね♫
ここではないどこかで、始まりをみつけられるとはおもいませんでした。しばらく通うと思います笑
「 いつか会おうね」
そう言ってここを去った彼女。
「 また話そうな」
そう言って退職したじいさん。
「 幸せになれよ」
そう言って送り出してくれた仲間。
手首を縛られ目も見えぬまま正座をさせられた。
首にゴツゴツとした縄が当たる。
そうか、死ぬのか。やっと実感が追いついた。
なら、来世はどうなるのか。次は刑務所で死刑になることの無い人生を送りたい。人並みの幸せ、人並みの才能、人並みの生き方…。
夢があるな。
ガタッ
床が外れて男は宙に浮いた。
その顔は笑みに満ちていた。
#ここではない、どこかで
お題/ここではない、どこかで
君を一目見た瞬間から、どこかで懐かしさを感じていた。
どうしてか分からなかったんだ。けど、あるとき、ぽつりと君が言った。
「私ね、あなたを知ってるよ」
君は続ける。
「ずっと、ずっと、ずーっと、待ってたんだ」
君は僕の頬に手を添える。
「おかえり、」
そのあとに続くのは、僕の知らない僕の名前。僕を通して違う誰かを見ている君。
「今度こそ、1000年一緒にいてよね」
微笑んだ君に頷いてしまったのは、どうしてか。
きっとそれは、現在(ここ)ではないどこか、遠い遠い、過去(どこか)の縁。
夢を見た。
見知らぬ場所で男に抱かれる夢だった。
男は身なりの良い紳士という感じの者で、私を人知れず可愛がっていた。私は彼の存在の温かさに惹かれ、身を寄せていた。
男の寝室と思しき部屋のベッドの上で、私は彼に愛された。そっと唇を吸われ、身体の柔らかな部分をなぞるように指を這わせる。私は始終無抵抗のまま、じわじわと込み上げるときめきと悦楽を噛み締めていた。私を見つめる男の目は優しい光に濡れ、頬を僅かに赤らめていた。
目が覚めるといつもの自室だった。既に日が高く昇った窓は陽光が漏れ入っていた。階下のリビングへ向かいテレビをつけると、連続殺人事件のニュースが飛び込んできた。犯人は未だ見つかっていないが、いくつか共通の目撃情報があった。なんとなく、私が夢で会った男に特徴が似ている気がした。
もちろんただの思い込みなのだろうが、得体の知れないざわめきが胸の奥に湧いては消えていた。
もしも夢の中の男が現実に存在する相手だったとしたら、その人がどんな人間であれ、私にはあの男と出会うときが遅かれ早かれ来るのだろうか。知らず知らずのうちに、彼は見えない何かに導かれるようにして、少しずつ私との距離を縮めているのかもしれない。
ここではない、どこかで息を潜めながら。
『ここではない、どこかへ』…と書きましたが、またも、お題とは無関係のことを書かせていただきます。皆様のおかげで本日でハートが200も超えました。本当にありがとうございます。さて、そろそろこの堅苦しい話し方をやめにします。
最近のオレの書く話って、短くなったとおもうの…てか、100越えたの約1週間前なんだが?早いって。ありがとうございますm(_ _)m。そういや、前に書いた『遠くの空へ』実は戦争をテーマにしようと思ってたんです。でもね、なんか違う感があってやめました。あと、JOJO!第6部!最終回!迎えたーよぉ!!(号泣)感動しました。ありがとうございます。OPが今回も特殊演出になっていて、興奮しましたし、EDは原点回帰で第1部の曲になり、映像にはジョースター家の奇妙な運命を感じさせ、「あぁ、主人公達はJOJOとして、立ち向かうとか」と、心の底から強く感じました。(1人のファンの感想)ありがとうございます。神風動画さん。ヨウツベでこだわった部分の紹介している動画見ました。これにも興奮しました。ありがとう。それしか思いつかない。第7部のOPもやるんですよネ?そうですよネ?(圧)あとJOJOの処刑BGMも血縁が感じますよね。
ここまであとがきを読んでくださりありがとうございます。次回はハート300にて、お会いしましょう。
ここではないどこかで
君と同じような人生を歩みたかった。
でも,出来なくなっちゃった。
君は太陽のように自ら光り輝くことができるけど
僕はどんなに頑張っても月のようにしか輝くことが
出来ない。
僕は君と同じ場所には居られない。
ここではないどこかで君を応援するよ。
一方的でごめん_
また会いましょう
ここではない、どこかで
でもそこもまたここに似ていて
どこへ行ってもここにまた辿り着く
私たちはまるでメビウスの輪のように
ぐるぐると生き廻り続ける
それでもまた会いたい
ここではない、どこかで
いつかこの輪転を打ち壊して
あなたと自由になりたい
「私、高校は通信制行くんだー」
修了式の帰り道、彼女はふと思い出したように言った。
「え、初めて、聞いたんだけど……」
「まあそりゃ言ってなかったし」
悪気もなくそう言い放った彼女に苛立ちを覚える。
そんなこと、考えてもいなかった。
そのまま高校に上がれるのに、わざわざ他の学校行くなんて。なんで、という思いが私を支配する。
「やっぱ耳痛くなっちゃうのヤでさ。それ考えたら、このまま高校行くの無理だなーって。……そっちは高校そのまま行くんだね」
「……通信なんて考えてもなかったから」
彼女とは保健室で出会った。
3年の三学期の間だけ、なんとなく教室に行くのが辛くて保健室登校をしていた。基本保健室にはあまり人が来なかったから、安心して日々を過ごすことが出来ていた。
そんなある日のこと。自習をしていたら、保健室の扉が開き彼女が出てきた。
目を惹かれた。
女子としては珍しい高めの背、男子みたいなベリーショートヘア、そして何より、その目の暗さに。
パッと目があって、彼女には目をそらされたけど。
彼女のことをもっと知りたいと思った。
彼女は週に一度くらいしか学校に来なかったけど、来るたびにしつこいと思われるほど声をかけた。
最初は遠慮気味に話していた彼女も、5回目ともなれば気軽に話してくれるようになった。
保健室登校の理由も。
「私ね、元々音がうるさいと耳がキーンってなっちゃうの。でもいつも通り過ごしてたんだけどね、ある日から朝起きれなくなっちゃってさ。それがあまりにも続いたから、母親に病院連れてかれて。そしたらストレスが凄いって。起立性調節障害だって。鬱だって。さらに教室に久しぶりに行ったら、友達はギャルっぽくなっちゃうし。もう散々だよね」
彼女は、明るく話してくれた。
私に気を使ったのかもしれないし、本当にあまり気にしてないのかもしれないし。
私にはその判別はつかなかった。
私も、私のことを話した。
保健室登校してるのは、外的要因のせいではないこと。
私自身が、クラスメイトに対して思う、嫉妬とか羨望とか自分勝手な憎しみとか。この気持ちを整理しきれなかったこと。
彼女は静かに私の話を聞いてくれた。
彼女と比べると、私なんて全然しょうもない理由で保健室登校してるのに。
「大変だったね」
彼女のその優しげな声に、私は救われた気がした。
それから、私達は色んなことを話した。
教室での気まずさとか、勉強についてとか。
傷を舐め合う、といったらちょっと悪い意味に聞こえるかもしれないけど、私達はお互いにお互いのことを話すことで辛さを緩和することができていた。
高校に行っても、二人でいれるなら大丈夫かもしれない。
きっと、彼女はこの依存性のある思いに気づいていたんだ。
「ねえ、私はさ。短い間だったけど、二人で話す時間めっちゃ楽しかったよ。あとなんか、救われたみたいな気持ちがしてさー。私は違う高校行くけどさ、まあまた会おうと思えば会える距離なわけじゃん。ね、それにさ。今日の空こんなキレイ。お互いやってけるよ」
空は曇り。
なんなら雨も降っている。
けど、
「……そうだね。キレイ」
「でしょ?」
彼女なりの気遣いは、あからさま過ぎて最早気遣いでは無かったけど。
「お互い、頑張ろうね」
「うん」
きっと、やってける。
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『快晴』
思い出は、過去に存在するから思い出なんです。
そこに縛られるということは、
“今”をリアルに感じずに生きているということ
なんです。
あなたはもう過去の人だけど、
夢に出てくると、思い出がふと蘇って、
何とも言えない気分になるんです。
“今”が遠ざかってしまうんです。
もうそばにいない人だから、
思い出は、過去に置いておきたいんです。
それでももし、偶然に再会でもしたとしたら、
その時は、笑いながら昔話でもしましょう。
二人の過ごした思い出の無い、どこかで。
「ここではない、どこかで」
「高校卒業だね」
「うん」
「私たち、16年まえにここであったよね」
「そうだね笑」
「あの時はビックリしたな。蛇手で掴んでたから笑」
「そうだっけ?笑よく覚えてるね!」
「忘れないよ〜」
「加奈は東京の大学行くんだよね」
「紗奈は専門学校だっけ!」
「加奈と離れるのさみしい。」
「そうだね。私やっていけるかな」
「加奈?」
「なに?」
「5年後にここで会わない?」
「うん。絶対ね!」
「うん。約束ね!」
ここではない、どこかで
「なあ、俺と一緒に逃げちゃおうか。」
君がいつもする他愛のない話のように俺に言う。
「どこに?」
「どこだろうな。ここじゃない、どっか遠い遠い所」
「ふはは、なんにも決まってないんじゃん」
「誰も知らないところに行って、俺たちのことを知ってる人もいない何もかも新しい環境で俺と一緒に新しい人生を始めよう。」
「うん、いいかもね」
君と一緒なら、どこへだって行くさ。君と一緒ならどこでだって幸せになれるような気がするから。だけどここじゃだめだった。世間の目、親の反対、周りの心無い言葉。俺たちはそんなに悪いことをしているのかな。好きな人と一緒に居たいただそれだけの事がこんなにも難しいと思わなかった。周りのカップルを見る度に羨ましかった。好きだって言い合って、堂々と手なんかも繋いじゃって、友達や親にも恋人だって紹介できて、後ろめたさを感じることなく恋愛できることが本当に羨ましかった。
俺はただ、君と幸せになりたい。ここではない、どこかで。
ここではない、どこか違う場所で貴方と出会えたならばきっと2人は結ばれたのでしょうか。
猫には九つの命があるという
それが本当だとするならば
もう君と出会えなくても
何処かで誰かに大切にされているなら
それで良いんだ
君の眠る場所に植えた桜は今年も綺麗に咲いてるよ
ここではない、どこかで
あなたは明日を待つんだろう
今日を捨てて、明日に希望を持ち
明日になれば、今日になった明日を捨てる
あなたはずっと
あの時からそうだと聞かされた
あの時からずっと
そして、私が帰るまで
まだ帰れそうにありません
洞窟の奥深くで、その気持ちを響かせても
届くわけは無いけれども
今でもあなたは捨てているのですか
私のためにあなたは、全てを捨てるのですか
もう、いいんですよ
戻ります、戻ってみせます
一人の時間をどうか作ってみてください
窮屈のないはずです
不必要な遠慮もしなくてよくなるはずです
どうせ、聞こえてはいない
私もあなたの声は聞こえない
もしかしたら
あなたもそんなことを考えてるんですかね
ここではない、どこかで
私のことを、考えてくれてるんですかね
ここではない、どこかで
ここではない、どこかで起きた事件
ここではない、どこかで起きた事故
どこかで起きた、争いや災害
ここではない、テレビの中の出来事
どこかの出来事が、耐え難く
ここではないことに安堵する
どこかの出来事が、耐え難く
テレビの中だと、距離をおく
ここではないどこかで
子供の頃、家の周りは田んぼだらけで
この時期になると一面れんげが咲き、
そんな時が、1番好きな景色だった、
小学生になり、周辺が区画整理を始めた
そのせいでれんげは咲かなくなり
高校を卒業してこの場所を離れるまで
れんげ畑を見ることは無くなった
春になり、田んぼを耕すまでの少しの間、桜が咲き、藤が咲き、今ではネモフィラも、話題になる花だらけの中、
れんげは何の話題にもならないけど、きっとどこかで咲いている。