『きっと明日も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お前の気持ちなんて俺には一生分からないと思う。
俺はそんな些細なことで泣いたりしないし、苦しみもしないし、そんな小さなことで喜んだり、感謝したりしない。
つくづく馬鹿だと思うのに、俺はその馬鹿さを本心では笑えない。
俺の気持ちなんてお前には一生分からないと思う。
けれどほんの一瞬、分かり合えたと思う瞬間が、確かにこの夜にはあって。
そんな時間が一生続けばいいと思ってばかりいる。
明日も隣にいられるだろうか?
きっと大丈夫だと、根拠もないのに、そう思えた。
2022/10/1:きっと明日も
僕は嘘をつきながら生きている
自分を演出しなければならない世の中に
生まれて来たわけだから
強く見せたり弱く見せたりと
きっと明日も正直にはなれない
秋が来て、空が高くなって
町も僕らもさらに小さくなっていく
だけど僕がつき続ける嘘だけは小さくならなくて
それでもいいんだよ、と誰かに言って欲しくなる
昨日は頑張ったよ
初めて行く街
初めて行く病院
坂が随分きつくてね
次行くときは革靴じゃなくてスニーカーだな
お医者さんもスタッフの方もテキパキしてた
おかげで初診でもそんなに待たなくて済んだよ
院内もすごく綺麗だった
検査して経過観察にはなったけど
大きな異常はなく
少しだけ薬を貰って
坂を下って電車に乗って
コンビニで牛乳買って帰ってきた
だから今日はくたくたで
きっと明日もくたくたのままだろう
座布団枕にしてごろごろしながら
疲れた疲れた言って
ごろごろしてるのに疲れたって言うの可笑しいよねと
家族と笑って
美味しいご飯を食べて
#きっと明日も
いつまでもここにいるよ
わたしはどこへも行かない
あなたの気が向いたときに
ここへ戻ってきてください
自由に疲れたとき
大切なものと決別したとき
不意にここを思い出したとき
いつでも
いつまでも
わたしはあなたを待ち続ける
待つことだけしか
できないわたしを
哀れむ必要はありません
月が出るのを待つように
ここで誰かを待つことが
わたしの仕事なのです
たぶん
もうずっと昔から
#きっと明日も
きっと明日も
コンビニのタラコパスタ食べたいだろうな
もっと他のもん食わにゃ、
でもタラコパスタ食べたいんやろな
『セイラと、キキの、マシュマロデザート』
セイラと、キキが、買い物が終わって、店へ戻って、店を開店しました。すると、お客さんが来ました。そのお客くさん、明日、初めてのお店を開くそうです。『何を売りたいの?』と、二人が言いました。『マシュマロだよ!』と、お客さんが言いました。私が作っても上手くできないんです。と、お客さんが、おっしゃっていました。2人は、急いで、お母さんのところで、さっきのことを言いました。すると、それは、かんたんよ!と、お母さんが言いました。どうやってできるの?と、2人が、見つめ合いました。
2人は、お母さんに、マシュマロの作り方を教わりました。
そして、2人は、いっぱい、マシュマロを作りました。
次の日、2人は、お客さんのところに行きました。すると、お客さんは、味見したら、
美味し〜と、喜びました。
そして、お客さんの、お店は、人気になりましたとさ。
おしまい。
きっと明日も
貴方を思い出すことでしょう。
「私達、親友なんだから」
そう言いながら帰って行った
あの放課後
貴女に私が知りもしない力で
腕を掴んで少し怒りながら
笑った部活帰りのあの日のことを。
~きっと明日も~
きっと明日もあの音を
あの音楽を あの声を
頭に響かせたくなる
心を震わせたくなる
ずっとずっと聴いていたい
素敵な音
/ きっと明日も
―きっと明日も―
私は思った。
きっと明日も今日と同じ日になると。
未来予知能力?そんなもの、私にはない。
今までの経験故の推測だ。
『今日と昨日で違ったことや
変わったことはあったか?』
私はそうやって毎晩、自問自答する。
答えはいつだってNO。
いつもいつも同じ日。
何度何度、賽を振っても同じ目しか出ないような、
そんな不幸感。
私はこの味気ない日々の連続を、
どうにかしたかった。
この日々を終わらせる方法…一時的にでもいい。
いつもと違う日を生きたい。
そんなことばかりを考えていたある日の朝。
私はスマホで気になるニュース記事を見つけた。
女子高生が夜の住宅街で、通りすがりの人を
無差別に刺し〇したという事件の記事。
これを見た時、鳥肌がたった。
そうだ。
私もこんなことをすれば。
きっと今まで通りではいられなくなる…!!
人に刃物を向けて、
人を傷つけるだけでいいんだ。
こんなこと、子供にだってできる。
なんて、簡単なことなんだろう。
私は思わず盛大に笑った。
私の狂気的な笑みを止める人なんて
居なかったので、私は暫く笑った。
思い立ったが吉日だ。
今日にでもやってやる。
…今日くらいは、
この何度も繰り返してきた退屈な日々を
楽しんでみようかな。
何せ、今夜、私は、私のこの腐った日々を
自分の手で変えるんだから。
――誰かの命と引き換えに。
このまま時間が止まればいいのに。
そう思ったことは数え切れない。
反面頭に浮かぶ言葉。
ゆく河の流れは絶えずして、
しかともとの水にあらず。
時間の流れもそうなのだろうか。
昨日は今日につながっているが
昨日の時間と今日の時間は違う。
ひとりひとりの明日が交わることは
奇跡だったのかもしれない。
毎日顔を合わせたクラスメートは
いつの間にか別々の道を歩んだ。
また明日、がまた来週。また来月。また来年。
またいつか。
あああのときに戻りたいと祈っても願っても
もとの時間には戻れない。
水は流れを止めると腐る。
時間も同様なのだろうか。
私は答えを知らない。
『きっと明日も』
ああ、最悪だ。
痛い。痛い。痛い。
逃げたい。
なのに、逃げられない。
この人から逃れることは出来ないんだ。
今日も、明日も───────
きっと明日も
テレビに映る大好きな彼ら。
学生時代からずっと応援していた。
振り返ればいつだって、彼らが心の中にいた。
コンサート翌日のニュースで、お揃いの色の衣装を着て楽しげに踊る姿が映っている。私はちょうどこの日に観に行っていた。
推したちは過去も今も、幸せをたくさんくれた。
私たちファンも、たくさんの声援を送った。
きっと明日も、明後日も、その先も私は応援し続けるのだろうな。
コンサートの思い出に心をほくほくさせながら、私は朝食のカフェラテを啜った。
きっと明日も
今日も昨日も1か月前も1年前もその前もずっと僕達は友達でずっと隣にいて喧嘩も沢山したしそれ以上に笑いあってきた。
君の隣が心地よかった。この先もずっと君といたいと思った。
でも気づいてしまったんだ、この気持ちの正体に。
僕はきっと友達として君といたいんじゃなくて恋人として、君の生涯のパートナーとして一緒にいたいんだって。
でもそれを口にしてしまったら僕たちに今まで通りの日常は戻ってこないから、きっと明日も僕らは友達のまま。
あぁダルい…体が思ったように動かずにフラフラする。
私は脇に体温計を挟む。
このだるさは風邪だ…。
今朝はまだ良かった。おかしくなって来たのは昼過ぎからだ。
扁桃腺が痛くなってきた。
あぁこれは高熱になるやつだ…
私は仕事中だったが、外に出てスポーツドリンクとドリンク剤を購入。
休む訳にはいかない…
それにもう、有給は使い切ってしまったのだ。
いっそコロナだったら有給じゃないのに…
不純な動機かもしれないが、私は無料検査場へ向かう。
いくつか問診をして、検査をする。
結果は陰性。
おかしいかもしれないが私はハァとため息をつく。
陽性であれと願うのは私くらいだろう。
会社に戻ると、いよいよ本格的にフラフラしてきた。
同僚が思わず声をかける。
「大丈夫?顔、真っ青だよ」
「いやぁ、扁桃腺痛くてさ、あ!コロナは陰性でした」
「医務室行っておいでよ!ここは私がしとくから」
ありがたい。同僚様様だ。
私はフラフラしながら医務室へ向かう。
熱を測ると39.6度だった。
あぁこりゃだめだ。
帰ろう。
この高熱だ、きっと明日も高熱だろう。
明日が日曜日で良かった。
【きっと明日も】
というわけでコレは私です。その後発熱外来に行き、扁桃炎とのことで抗生物質やらトローチやら葛根湯やら処方されました…。
明日は更新休むかもですm(_ _)m
がんばれのいいねお待ちしてます_:(´ω`」 ∠):_
きっと明日「は」今日とはまた違う一日になる。
そう信じて子どもの頃から生きてきた。
学生の頃は良かったな。
勉強すればするほど成績が上がり褒められ、
練習すればするほど上手くなっていく。
でも、大人になった僕は違う。
勉強したとしても誰かから褒められることはなく、
終いには何を勉強、練習すればいいのか分からない。
僕らには、きっと明日「も」なんだろう。
何気ないことで笑って
何気ないことで喧嘩して
そうやって日々過ごしてる。
#きっと明日も
057【きっと明日も】2022.10.01
N教授の研究室の大掃除を手伝っていたら、古びたノートの切れ端を見つけた。それには、このようなことが書いてあった。
《あなたが生まれてしばし後に 太陽が昇った
||: その翌日も 太陽が昇った :||
いま わたしとあなたは
幾度目かの日の出の後に会話をかわしている
||: そして きっと明日も 太陽が昇る :||
いずれ わたしもあなたもそれぞれが
幾度目かの日の出の後に目を瞑るのである》
それは詩のようにも見え、暗号のようにも見えたが、
「先生……これは、どう読めばよろしいのですか?」
よほど私の表情が怪訝そうだったのであろう。教授もまた、訝しげな表情をしながら紙片を覗き込んだが、
「あぁ、これは……」
したり、とでもいうふうにひとり合点の首肯をした。
「S教授の悪戯だよ。一見暗号風に見えるこの符号は、音楽の繰り返しの記号なんだとさ」
それでも私がよく飲み込めてないのを見てとったか、教授は私から紙切れを取り上げ、こう読み上げた。
「あなたが生まれてしばし後に、太陽が昇った。その翌日も、太陽が昇った。その翌日も、太陽が昇った。その翌日も、太陽が昇った。その翌日も、太陽が昇った。その翌日も、太陽が昇った……これは、生まれてから今日までの日数分、繰り返して読まねばならぬ、とS氏は言っていたがね」
これで種明かしは十分だろう、とでもいうふうに、教授は私の手許に紙片を戻してよこした。
「では、そしてきっと明日も、太陽が昇る、という部分は、残りの寿命の日数分だけ繰り返すように、という指示になる、と?」
すると。
教授は、虚を衝かれたかのような様子を見せた。私は単なる確認をしただけのつもりだったのだが、
「……すまない……ちょっと、失礼……」
不意に窓際まで走り寄ると、もどかしくてならないとでもいう手付きで煙草を取り出し、火をつけた。
N教授はあの通り、真剣なのだか巫山戯ているのかしかと判別つかないような性格だから、いつもS教授の言行を面白可笑しく装飾して吹聴する。そのせいで、私たちもついうっかり失念してしまうのだ。S教授が……、
「実にバカなヤツだよ。Sは」
窓枠に半身を預けて紫煙をくゆらせながら、教授はつぶやいた。
「……あと何回繰り返すかは、神様が決めることなのに、自分で勝手に区切りをつけようとしやがって……」
そして、思い切りよくぐしゃぐしゃと。煙草を、手にしていた灰皿に押し付けて、火を消した。
「挙げ句の果に、神様への反逆にも失敗しやがった」
私は、返すことばを失った。見つけたのは古ぼけたただの紙切れ一枚のはずだったのに。教授の感情に嵐を呼び起こし、こんな表情をさせることになろうとは。
「今日は、もう、おしまいにしよう。私も、急用ができたしね」
突発的に心が波立ったときは、煙草を吸う、そして胸中の嵐を鎮静する。といういつものルーティンが、しかし、今回は上手く作用しなかったのだろうか、N教授は窓を閉め、錠をおろし、そそくさと身支度をしながら、その紙片を渡すよう、仕草でしめした。
「よく見つけてくれた。感謝する」
受け取ると、教授は大事そうにそれをながめ、そっと鞄に仕舞い込んだ。
「あいつの枕元でお経のかわりに唱えてくるよ。そしてきっと明日も、太陽が昇る、としつこくね」
私は促されるままに教授とともに研究室から出て、鍵を締め、教授といっしょに黙りこんだまま同じエレベーターに乗り、研究棟の前で別れた。
物語の世界では鮮やかにきまるのが相場となっている自死だが、現実の世界ではそうはいかないケースが、実は多いという。S教授が植物状態になって、もう何年たったのだろう。N教授はいまだに、未完の共同研究をS教授とともに完結させることを切望している。
あれだけの資質と熱量を兼ね備えた研究者には、一生出会えないだろう、とつぶやきながら。
『きっと明日も』
きっと明日は---と思う日々
きっと明日も----と思える日は
よい意味では少ないよ
そうだ、このところよく晴れて
心地よい日々が続く
きっと明日もと思うね、うふふ
それ以外?きっと明日は、
いいことが待ってるよと
ただ祈る日々
きっと明日もこの苦しみは
続くだろうと思う日々
言葉の微妙さがなんだか好き
『は』と『も』で違うのよね
大きく意味合いが
素敵に使い分けて、素敵な言葉を発したいという思いは、私の中で
一番の『きっと明日も』かな
昨晩、2年ぶりに友人と会った
美味しいお料理とお酒で会話も
弾んだ
こんなひとときは、『きっと明日も』あったらいいなと思うね
私にも、『きっと明日も』が
増えて行くね
ほんと、今日もいい天気だ
『きっと明日も』いい天気
きっと明日も同じ自分。
自分が変わっても意味は無い、変わらない方が楽かもしれない明日もきっと同じ自分…
きっと明日も何も変わらない。
でも変わらない方がきっと楽。
毎日同じことが続けば退屈かもしれない。
ただその退屈が落ち着ける。