『お金より大事なもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「お金より大事なもの」
10代の未熟な価値観でこのお題に答えるとなると、なんか野暮になりそうだな…。
―お金より大事なもの―
お金より大事なものは時間かな。
お金があっても使う時間がなければ意味がない。
お金はなくても時間は自由に使える。
「私の大切な大切なひと、今度はあっさりこの手に捕まってくれたわね、ふふ」
この場に似つかわしくない台詞だった。下手に刺激しないことを念頭に置きながら、ゆっくり声を出す。
「お金が一番って言ってるやつの台詞とは思えないな。いつの間にそんな昇格したんですかね?」
馬乗りになり銃を突きつけたままの彼女は子どものように笑った。
「いやね、気づかなかったの? 貴方が逃げたあのときからよ。この私から一度でも逃げられたひとは貴方が初めて」
誰一人として、命を奪うのはおろか傷ひとつつけられないほどの実力を持つという、界隈では非常に恐れられる殺し屋だった。気まぐれに変動する高額な依頼料さえ払えば、どんな依頼でも必ずこなすという話を知らない者はいない。
怖いもの見たさで身辺調査の依頼を受けたのはやっぱり間違いだった。気配を悟らせないのは一番の得意技だったのに、二度目は運に見放されたあげく最終的にこんな危機的状況に陥るとは。
『まったく、最近調子に乗りすぎじゃない? 痛い目に遭わないといいわね』
贔屓にしているカフェのオーナーの言葉が今さらながら耳に突き刺さる。
「でも、ちょっと興ざめかもぉ。あのゾクゾクする気迫はどこいっちゃったの?」
「とにかく必死だったんでね。さっきもそうだったはずだけど、足りませんでしたかね」
「足りないわよぉ。もっと私を楽しませてくれなくちゃ、殺しがいがないでしょ?」
銃口が移動したものの、まったく隙がない。
脇汗が止まらない。いっそここで果てた方がマシかもしれないとさえ思えてきた。
急に彼女は立ち上がった。これは同じように立て、ということなのか。
頭半分ほど低い身長の美しい殺し屋は、恍惚の表情を向けた。
「この世で一番大切な貴方の命を奪うことが、今の私の楽しみなの。だから――こんな簡単にじゃなく、もっともっと素晴らしく心躍る方法で、殺してあげる」
今から一緒に遊びにでも行くような、無邪気だけにあふれた声だった。
「それはそれは、光栄ですね」
内心の恐怖を悟らせないよう口角をあげるのが精一杯だった。
突如視界が鋭い白に包まれ、思わず腕を持ち上げる。
緊迫感の消失に気づいたときには彼女の姿はなく、生死をかけたゲームが一方的に始まってしまったことに天を仰ぐしかできなかった。
お題:お金より大事なもの
お金より大切なものは「仲間」「家族」という人が大勢いる中で、そんなものはないと思う。
夜の世界に飛び込んで早5年。
たくさん汚い世界と、たくさんの汚いお金を見てきた。
生きてく中でお金は必要不可欠であり、お金さえあれば独りでも生きていける。
労働、頑張り、努力、その結果がお金で表される。
裏切る事もしないし、見捨てることもしない。
自分自身で稼いだお金だけは、信じられる。
周りの人達には、全くもって理解されない考え方なのだけど。
一つだけ言えることは「お金」=「時間」
お金より大切なものはないと思うが、同じくらい大切なのは時間だと思う。
お金も時間も使ってしまったら戻ってこない。
お金は稼げば済むが、時間はどうにも出来ないと思うと
もしかしたら時間のが大切なのかもしれない。
#お金より大切なもの
お題「お金より大事なもの」
空は暗く、一点の光さえ通さない
辺りは赤く、灼熱の業火に飲まれてる
「喉が渇いた」
裸足の少年は真っ黒な堅い地面を歩いている
足の皮膚は剥がれ、所々赤く染みている
身体中真っ黒な煤が付着している少年はこの世界にたった1人の人類だ
「何かあるかな」
3日歩き回ってようやく見つけた場所だ
生ゴミのようなひどい匂いが漂ってくるが、匂いがあるだけましだ
「臭い。食べ物ありそう」
少年の手は目の前にあるゴミの山に向かって伸ばしていた。
無我夢中で山を漁った。
鉄屑やプラスチックの塊など、なかなか期待通りの物が出てこなかった。
「おかしい、匂いはするんだけど」
どうにも自分の嗅覚を見誤ったのか、少年の手は一旦止まった。
「でもこの一帯はゴミがたくさんあるから、別の山にあるかも」
その後も何個もあるゴミ山を、少年は全神経を使いながら必死に探し回った。
しかし、何も見つからない。
「帰ろう」
この世界に帰る場所なんてないのだが
一つの場所を離れる度に口癖としてそれを発してしまう。
ゴミ山を離れた少年の背中は暗い闇に消えていった。
完
お金より大事なもの?
お金は、ある意味大事とは言えるけども、大事というより必要なもの
お金は、欲しいものと引き換える、交換チケット
何処かにしまい込んで、大切に取っておくものではない
いや、お金を物として好きで、眺めて喜ぶのはその人の勝手だけども
常に不足感を感じてしまうような、今のこの世の中
世知辛いねぇ
有形無形の、互いの得意な事や物で物々交換的な事をして必要なものを得る、という生活をしていけたら、もっと気持ちのいい世の中になるのに
「お金より大事なもの」
お金より大事なもの
お金より大事なもの。それは単純明快であり、人間関係である。
世の人々は「お金が無いと何も出来ない。」「お金がある上で友情、愛情がある。」という意見を口々に出す。確かにお金がないと生活も出来ず、好きな人へのプレゼントなども購入出来ない。ただし、もう一度しっかり考えて欲しい。あなたの友達、家族はお金が無いからとあなたとの関係を切ろうとするだろうか?人それぞれであると思うが少なくとも私自身の身の回りの人間はそうはしない。お金がないなりの遊びをする。節約をする。そして互いに支え合う。これらの行動は人間ならではの素晴らしい行動だと思う。その支え合いの根本にある人間関係が大事なのである。もちろん所持金が0円という極端な話では無い。人間として最低限の生活が出来る上で、お金だけ沢山持っていて一人ぼっち。これは幸せなのだろうか。
ここで、読んで頂いている読者の皆様はこう思うかもしれない。「お金を沢山持っているに越したことはない。友達は1人でも居れば十分だ。」と。そう考えている時点でお金より大事な物は見つかっている。「友」である。お金"だけ"持っていても意味が無いのは明白であろう。人間は誰かと関わっている時が1番輝く。私の経験談だ。誰かと笑う、悲しむ、支え合う、苦しむ、喜ぶ。このアプリのように人とシェアすることで人間は幸福を得るのである。
もちろんこの文章には私の主観が大いに混じっている。ただ、自分の意見はこういう物だ。こう訴えることも、訴えることが出来ることも大事である。1番に訴えたい事柄は、お金より大事なものは身の回りに沢山あると言うことだ。
私はお金より大事な物はないと思う。なぜなら金銭的余裕と心の余裕は比例していると考えるからだ。しかし、お金をたくさん持っていれば持っているほどいいと言うわけではないと思う。必要以上のお金を持ち、それを有効活用していくことはとても困難なことだと考える。大抵の人が有効活用できず、無駄遣いをしてしまうだろう。ある程度のお金を持ち、上手く活用していくことが最大の幸せだと私は考える。
お金より大事なもの、
お金より大事なものはお金じゃ買えないもの
たまに万札崩したくない時あるけど、これは大事と違うよねぇ。
考えたんだけど、得るのに要した時間なり手間暇の度合いが大事さに比例するんじゃない?あと再入手可能かどうか。
そう考えるとお金より大事なもんて結構身の回りに溢れてんじゃん。
「大切なものはなんですか?」
「愛だよ愛」
「うわー」
付き合いたての頃はなんだか恥ずかしくて、きゃーきゃー騒いで誤魔化してた。
月日を共に過ごしていくうちに、一緒にいることが当たり前になって。
今日、なんとなく昔した質問をしてみた。
「大切なものはなんですか?」
「愛だよ愛」
「うわー」
また同じこと言ってる。
変わったのは、あの頃よりもほんの少し大人になった私が、言葉は同じでもそこに秘められた感情は違ったもので。
恥ずかしさと、変わらないことへの嬉しさが入り交じったような甘いきもち。
「私もね、愛だよ愛」
#4 お金より大事なもの
お金より大事なもの。
それはお金で買えないもの。
年収が高ければ『愛』を貰える。
タクシーを使えば『時間』を貰える。
金を対価に買えないものは意外に少ない。
「何やってんの。帰るよー?」
制服姿の彼女が自転車に乗ってぼくを呼ぶ。
お金で買えないもの。それは『今』だ。
学生時代だった過去、付き合いたてのあの時。未来に行けばもう手に入れる事は出来ない。何かを思考し、何かの趣味に没頭し、何かに夢中になったあの時が『今』に繋がる。
君は『今』に満足しているか?
満足していないならば、『今』から『未来』を描こう。
お金では買えない『今』に満足する為に。
「ああ、今行くっ!」
ぼくは自転車のペダルを強く踏んで駆け出した。
お金より大事なものは ... お金が解決してくれる様々な事柄、そのウスノロ、種々雑多な世の中の隙間隙間を埋めてくれるのがお金という事なのであろう、が ... 結論私が思うには ... お金とは ... 時間を巻く為のツールというのが主任務だと認識しているが ... この ... 時の伸縮を自在にするマジックを使えるお金という魔物 ... これが人を、権威を別け隔て、諌めてしまいがちなこの世の中という事もある ... 。
私は念うのである ...
ごめんなさい ... すいません ... という言葉や、頭を下げるという動作に深い謝意を籠める ...
お金というアピール術が無ければ、死ぬまで謝意は活き延び ... そして双方の和合も磨き続けられようものであろう。
具体的な福利は無く、マイナスだけなのかも知れないが。
お金たるは ... 凡ゆる〝 省略 〟から怠りに誘う。
飢渇から救う乍らにして魂を枯渇させる。
〈お金より大事なもの〉
お金より大事なものがある前提の
お題だから あまのじゃくな自分は
どう書こう?
ある人がこの世からいなくなりたいと言い
どうすれば明日生きられる?と聞いたら
お金があれば と言うのでお金を貸した
その時 自分にできることは
お金を貸すことしかなかった
どんな尊い言葉も それが愛や友情で
あったとしても その時必要なのはお金だった
もしお金がなかったら
次の日 連絡なかったかもしれない
お金より大事なものはたくさんある
しかしお金が大事な瞬間もあるんだと
その時実感した
人のために使うお金は尊いと思った
🍃それは風
もしくは言葉
寸前の
祈りに近い
叫びであった
木下龍也✨
🤍🍃🤍🍃🤍🍃🤍🍃🤍🍃
─────ここか、山奥にある村ってのは。
へぇ結構デカい家もあるな…一見古臭いけど、
これは金を相当蓄えてんな…俺には解る…。
…何だ!?視界に入るか入らないかの真横に、
いきなり大男が現れた。この男…違和感満載だ。
まず大きい、けど細身で筋肉質なのが、形で
分かる。何より、外国の猿の様な獣耳と長い尻尾を付けているのが異様だった…。
イベントでもやってんのか?
男は柔和な笑顔を俺に向けると、手招きをして
付いてこいと言っているみたいだった。
はっ、俺を招待するってか?
いいねぇ、内側から根こそぎ持ってってやる…。
案内されたのは、ザ・古民家だった、誰も住んでいない様だが、綺麗に掃除されていて、布団や
着替えまでも一式揃えられ、今すぐに住めそうな
家だ…もしかして俺を住まわせようとしてる?
男は俺を居間に座らせると、台所で料理を
始めた、次から次へと目の前に料理が並べられ、
テーブルの上はパーティー状態になった。
「……なぁ、俺、こんなに金は…」
男は、金はいらないから食え、というジェスチャーをした。コイツ、口が利けないのか…。
田舎料理だけじゃなく、男子が好みそうな、
ハンバーグやらナポリタンが混じってる…。
手作りの味…何年ぶりだろうか…いや、初めてかもしれない、小さい頃からコンビニ弁当か
インスタントしか、食べてこなかった気がする。
俺が料理にがっついている間に、男はテレビの
配線をいじくっていた、パっとついたテレビに、
昼のニュース番組が映し出され、そこに、
[指名手配の俺の写真]が………テレビが消えた。
男が手で何かを伝えようとするのと同時に俺は
逃げた、玄関の扉のロックの外し方に手間取る
俺に、やたら落ち着いている男は、リュックを
差し出してきた。思わず受け取った、が重い!
床に落ちたリュックの中を見て…思考が消えた。
……札束に、金の塊。
そこにさらに、3つのおむすびを入れて、男は
リュックのチャックを閉めた。
男の顔を見た、この男が、どっかの宗教の
教祖とかだったら、俺は確実に入信しただろう。
外に出て、庭の門辺りまで歩いて振り返り。
「また…来ても良いか…?」
男はとびきり無邪気な笑顔で頷いてくれた。
俺は山道を歩いた…というか途中から、
スキップになっていた。
──だって帰る場所が出来たから。
おむすび3つだけ持って、前に進む。
「テイちゃんお帰りっ新村人どうだった?」
「テイちゃんいげぇの男にきょーめねぃ…」
「え~約20年後入居予定?予約は初めてだね」
お金よりも大事なものはたくさんある。
けれど身を持って知っている。
お金があってこそ、保たれる大事なものもある。
愛だってお金がなければ壊れてしまう。
現実はそういうもんです。
情緒に流されて誤魔化してしまう世の風潮が嫌いだ。
乗り物に乗って遥か遠くへ
君と一緒に乗る電車の車窓
君と一緒に食べる駅弁当
君と一緒に歩く旧市街の風景
君と一緒に泊まる旅館の部屋
君と一緒に…
帰り道、君に別れを告げて乗る乗り物
乗車券を買った後の財布は
あと少しで底が見えてくるみたい
残った小銭を取り出して
自動販売機で缶ジュースを買った
「−お金よりも大事なもの−」
2023/03/08 「お金より大事なもの」
皆さんは何かありますか?
私は…分からないです。
「また弱音ばっかりはいちゃうけどだいじょうぶ?」
「そのために俺がいるんでしょ?」
どうしてもっと早く
あなたのよさに気づかなかったのだろう
そのやさしさ ぬくもり 頼りがい
ぬくぬくと育っていく木のように
打出の小槌から溢れる小判のように
隣にいれば
しあわせが増えていく
喜びが何倍にもなる
そんな予感にふるえる
かけがえのないものでしょう?
#お金より大事なもの