『お気に入り』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あの人のお気に入りのフォルダに入れられて、それきり顧みられることもなく、忘れ去られてしまった女。
お気に入りなどにならなければ良かったのだ。
その頃の彼女はまだ未熟で、他人を翻弄する術を持ち得なかった。
良く言えば純粋。
悪く言えば愚鈍。
もっと狡猾に立ち回るべきだったのだろう。
だけどもう遅い。
大人しく待っている間に時は過ぎ、しなやかな若さは失われて行く。
大分経ってからあの人はフォルダの存在を思い出す。でももうこれには興味がない。開かれることなくフォルダは削除される。ゴミ箱にポイ。
あの人は、さあ次!次の新しいお気に入りを作る。
世の中はこんな風に回っていくのですよ。
❇️✨お気に入り✨❇️
もう…
ずいぶんくたびれてしまった。
うさぎのぬいぐるみ🐰
初めてもらったプレゼント
まだうぶな2人は
手もつなげず
言葉もぎこちなくて
遊園地の売店の片隅
ちょこんと座ってた。
何だかあどけなくて
可愛いうさぎ
あなたが…
プレゼントしてくれたね。
それからこの子は
一番のお気に入りになったよ。
この場所が唯一無二のお気に入り。
何も無い所で、
大した娯楽も無く、
周りは民家も無くて、
川のせせらぎが聞こえて、
動物達の楽園で、
数百年間風景も変わらない原風景で、
病院も近くに無く、
スーパー、コンビニも無い場所。
唯一無二に言える事は、
大自然豊かで、
長閑で、
空気は綺麗で、
水も美味しく、
人情味溢れ、
居ると心に安らぎを与えてくれて、
自然と元気にさせてくれて、
心が落ち着く唯一無二の、
愛する人達が眠るこの場所。
日本から無くならないで欲しい実在するとても大切な場所。
お気に入りの服に、お気に入りの香水、お気に入りの髪型に、お気に入りの小物類。頑張ってお洒落して向かった先に君は居ない。ねぇどこに行ったの?帰ってきてよ。
そう言って泣きつくは君のお気に入りの花と名前が掘られた冷たい冷たい石のかたまり。
お気に入り
いつも一緒にいるものは
お気に入りなの…
でも…
お気に入りじゃなくても
一緒にいると、何故か
いないとさみしくなっちゃう
歪んでるの…
不思議だね
僕の"お気に入り"
僕に従ってくれて
僕だけを愛してくれる
とってとっても大好きな
僕の所有物、、、
その怯えた顔も
潤んだ瞳も
全部ぜーんぶ
お気に入りだよ?
国語辞典のページをめくる感触。ロルバーンのピンクのノート。うすくて暖かいダウンコート。子どもの頃から大好きな物語。ラメがきれいなアイシャドウ。モーリス・ラヴェルのピアノ小品。中身は読んでないけど装丁が好きで手放せない小説。旅先で作った絵ろうそく。近所のパン屋さんの辛くないカレーパン。雪がつもった公園で最初の足跡をつけること。葉擦れの音と新緑の緑。雨上がりの土の匂い。ざわめきが聞こえそうな冬の星空。ふざけながら撮った記念写真。
"I simply remember my favorite things, And then I don't feel so bad."
私には〝お気に入り”がない。
私自身も〝お気に入り”にはなれない。
それはまるで定義のように、変わることなく私の人生に這っている。
友達だって表面上。お互いを利用し合うだけ。
家族だって表面上。生きるのに必要な存在だから。
それ以下でもそれ以上でもない存在達。
それに比例するように、どんなに努力して、どんなに優しく明るく振る舞ったって、結局私も母の、友達の〝それ以上”にはなれない。時々無性に叫びたくなる。
「私はいつ、人に必要とされる存在になるのか」と。
「いつまで待てば、お互いが〝お気に入り”になれるの
か」と。
気が滅入るような毎日。あなたは私の〝お気に入り”になってくれる?
中学高校どっちも、2年生の時にハマったものは一生ものになるらしい
ゲームとか部活とかスポーツとか?
僕も大切なものに出会った記憶がある
友達と一生分笑い合った中学生活
思い返せばあっという間だった高校生活
かけがえのないものでした
お気に入りとはちょっと話が違うけど、本当に大切なものって実はすぐそばにあったりするよね
身近な幸せに気付けたり、些細な喜びを感じれるってすごくいい
死にたくなる時もたくさんあるけど、楽しい時もちゃんとある
なんだかよくわからないけど
幸せに生きますね
私は彼女のお気に入り。
何にも代わり映えのない日々を過ごして、
飾られた棚の上から過ぎ行く人々を眺め続けていたある日のこと。
とっても可愛いお客さまが訪れてくれたの。
それがあなた。
あの日のことは今でも鮮明に思い出せるわ。
お母さんにねだって、小さな手と身体いっぱいで私を抱き締めてくれた。
そしてお母さんと約束して、私を家に連れて帰ってくれたわね。
そこからの日々はとても楽しいものだった。
あなたの一番の友達として、おままごとに付き合ったり添い寝したり、時には好きな男の子の話を聞いたこともあったわね。
そのうちあなたは素敵な女性になって、おままごとや添い寝も今はもうしなくなってしまったけれど。
時々お風呂に入れてくれて、抱き締めてくれて、
お気に入りなんだって示すように大切にしてくれたこと、本当に嬉しかったの。
ああ、あなたのお父さんとお母さんが泣いているわ。
そうね、今日はあなたの結婚式だものね。
ただのぬいぐるみの私も、なんでかおめかしをしてあなたの隣に座っているわ。
お姫様のように綺麗なあなたの姿を、私も見ることができて本当に光栄よ。
ねぇ王子、私のお姫様をきちんと幸せにしてくれないと怒るわよ。
私をいつまでも大切にしてくれるこの子が末永く幸せでありますように。
ボクのお気に入りかぁ……
…………学校の皆との思い出かな。
それが一番かもw
お題 お気に入り
上手くいかない日には
お気に入りの音楽を聴いて
一人、海を見つめる
あなたが変わってもこの海は変わらずに
終わらない波を繰り返している
あなたと私も終わらない関係だったら
幸せだったのかな
あなたはあなたの物差しで
あなたの脳みそを計ってみて
あなたの心臓を計ってみて
あなたの命を計ってみて
どうかあなたのその命が
あなたの大好きな命でありますように
お気に入り
お気に入りの服を着て、お気に入りのネックレスとイヤリングを付けて──さあ、君に会いに行こう!
お気に入り
あなたが私のお気に入りになったからには離さない。
お前は俺のお気に入り。
そうやって独り言を言う自分を、
お気に入りに追加する。
Byそこら辺の中学生
お題┊︎お気に入り┊︎14作目
お気に入りʚ♡ɞ
お気に入り、私のお気に入り
幸せにさせてくれるもの。
あたしの隣があなた
あなたの隣はあたし
ふたりでシェア
ふたりでひとつ
あなたとあたし
「お気に入り」
ピアノを弾く手
コーヒーを飲む手
私を抱き寄せる手
あなたのセクシーな手
私が好きなお気に入り
テディベア
お気に入り
お気に入りの洋服ありましたか?
お姉さま。
かならずお届けしますね!
お母様、
おにぎり美味しかったです。
お気に入りになりました。
お父様
すみません、ほんとうに。
申し訳ございません。
お姉さま
すみませんでした。ありがとうございました。
お兄様
ありがとうございました。ほんとにすみません。
おじいさま
すみませんでした。ありがとうございました。
また来ます
おばあさま
ありがとうございました。すみませんでした。
おにいちゃんず
ありがとうございました。
お会いでき、大切な話ができ、本当にありがとうございました。
夫よ
愛しています。もーっんのすごーく!
【お気に入り】
君の好きそうな服を着て
君の好きそうな所へ行く
こんな素敵な人は僕しかいないでしょ?
君のお気に入りになるための努力