『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
わかっているんだ。
私だって。
こんなこと続けてちゃいけないんだって。
逃げて、逃げて、逃げて、自分が嫌になって、それからも逃げ出して。
もう嫌なんだ。限界なんだ。
全部全部捨て去って、また一からやり直したい。
だけど、いつまでも捨てられないこの感情は。
今もずっとくすぶり続けている。
優しさ。
少しの慈悲。
元気で笑顔。
真面目。
配慮。
…全部捨ててしまえ。
でも 、
無理する事
我慢する事
どうしても
–いつまでも捨てられないもの–
いつまでも捨てられないもの
私が捨てられないもの。
それは希望…
私には旦那が居る。
酒癖が悪い、女と遊ぶグズである。
そんな旦那は私の事は眼中にない。
旦那が変わってしまった事実を受け止めれなくて私はいつも旦那に優しくする。
昔は優しかった。
私のために何でもしてくれた。
いつも車道側に歩いてくれたし私が怪我をしたら心配してくれた。
私が欲しいといったら優しく買っていいんだぞと言ってくれた。
私は昔の旦那が大好きだった。
ずっと一緒にいよう、そう思った。
旦那が変わったのは突然だった。
旦那が転職したとき。
旦那が何故変わったか分からない。
でも扱いは酷くなった。
ありがとう、ごめんね1つも言えない男になった。
家にいることがなくなった。
会社が悪いと人は影響される。
旦那は流されやすいタイプではない。何事を真剣に取り組む人だ。
なのに変わってしまった。
友達にそのことを言うと「離婚したら?」などの言葉を言われる。
悲しかった。離婚しようと思った。
でも私は希望を捨てられなかった。
私は旦那が変われると思いたかった
昔の旦那にいつか戻ると思いたかったけど…
そしてずっとこの思いを抱えながら
何年も旦那といる。
本当は希望なんてないはずなのに。
どうせ変われないと思うのに。
もし変れたら…そう思ってしまう。
私はいつまでも希望を捨てられない
おかあさん おしごと がんばってね
たいすきだよ
メモ帳に書かれた短い手紙
夜中に仕事から帰るとテーブルの上に2枚置いてあった。
一枚はお兄ちゃん。もう一枚は弟。
幼い頃息子達が書いてくれたこの手紙が今もずっと宝物
いつまでも捨てられないもの
元彼から貰った指輪とネックレスがいまだに
捨てれない
ねぇ未練なんてないのに...
購入した商品についてくる、
紙袋や包装、緩衝材の類や型紙。
だって、いつか使う日が来るかもって、思うと、
もったいなくて、どうしても捨てられない。
捨てちゃった後に、それを使うのに絶好のタイミングが現れたら、絶対に後悔する。
あぁ、あの時、なんで捨てちゃったんだろうって。
だからと言って、わざわざ買うようなものでもない。
液体をこぼした時、
使い捨ての雑巾代わりになる緩衝材用紙
食器やガラスを割った時に、捨てるために使う紙袋
何かを郵送する時に包む包装紙や緩衝材
引き出しの整理に、仕切りとして使える型紙
今はまだ、想像できないけど、何かあった時に、
そうだ!これに使える!って、
ひらめくかもしれないって、
保険をかけて溜め込んでしまう。
わたしは、未来の不安に
タダで保険をかけて
安心を貪りたいのかな。
でも、実はタダではない。
場所と時間という保険料を
払っているんだ。
その保険、
保険料に、見合っているのかな?
保険の見直し、しましょうか。
いつまでも捨てられないもの
痩せたら着られると思いとってあるお気に入りの服。
痩せないし、流行遅れで絶対に着ない。
昔好きだった彼にもらったアクセサリー。
別に未練があるわけではないし、身に付ける訳ではないのに捨てられない。
子供達の通知表、絵、作文、絵日記、その他諸々。
整理したいと思いながら捨てられない。思い出を捨てるような気がしてダメ。
灰の入った火鉢。
捨てる方法がわからない?
夫は昔付き合っていた彼女との写真やら、手紙やら段ボール一杯とってある。
死んだら家族に見られるのに何故だろう。
私はそんなもの見られたくないので全部捨てた。
まあ、楽しい思い出だったのだろうと思って、見逃している。
物置には夫の子供の頃の思い出の品、30年以上前の引出物、母がそば打ちするといって買ったそば打ちの鉢やら台やら包丁など一式(一度も使っていない)
そしてなぜか茶箱。
まあ、とにかく、どれもこれも必要ないものばかりで、狭い家を占拠している訳だ。
何とかしなければごみ屋敷になってしまう。
断捨離しようと心に誓った。
でも、子供達が書いてくれたかわいらしい手紙だけはやっぱり捨てられないなあ。私が死んだら棺桶に入れてもらおう。
良いお題ありがとうございます。
いつまでも捨てられないもの
自分の存在
いつまでも、
笑いかけてくれた兄の笑顔が
捨てられない思い出。
大人になるからって捨てた夢は。
いつか、また。
拾えますか?
無くしたくないもの沢山詰まってる。
だからまだ渡せません。ごめんなさい。
「いつまでも捨てられないもの」
この命
捨てたいと願うことも思うことも吐き出すことも
沢山したのに、いつまでも此処にある
捨てれば私という存在が危うくなるというのに
捨てたいと思ってしまう浅はかさもまた捨ててしまいたい
無意識のうちにまるで悲劇のヒロインのように綴るのも縋るのも
自分はこんなに辛いんだと悲観してしまうのも否定的な思考も
それを捨てれない甘さもまた、
いつまでも捨てられないものの1つ
捨て方も手放せるかも分からない
ただただ捨ててたいものだけが私の中に振り積もって
溢れて、降やむことはない。
いつまでも捨てられないもの
それは
ランドセル
学習机
シール帳
夏休みの自由研究
制服
生徒手帳
今のわたしを構成するもの
だから何一つ捨てられない
〝いつまでも捨てられないもの〟
初めて買ったメイク道具の包装。
それは特段可愛らしいわけでも限定品だったわけでもない。いつでも買える、いわば「安物」だ。高いものに比べれば秀でた特徴もない、本当にそれだけの包み。
けれどもそれは、私が踏み出した一歩を確かに象徴する、ただひとつのもの。他に替えの利くことなどない、そこにしか存在しないもの。
でもたぶん、いつか手放してしまう時が来るのではないか、とも思う。きっとその時は、数えきれないほどに私が歩みを進めた時なのではなかろうか、と、その包装を眺めながら、ふと思うのだ。
僕の家に置いてある紙飛行機。
これは小学校5年生の時におじいちゃんと作った紙飛行機だ。
僕のお気に入りの場所はおじいちゃんのあぐらの中で
いつも一緒にいた。
僕は成長しおじいちゃんから離れていった。
僕は今数え切れない人に応援されている。
でもファン1号はおじいちゃんだった。
東京最終公演直前、母から電話があった。
「おじいちゃんが息を引き取った。」
僕は涙が止まらなかった。
おじいちゃんはずっと僕のそばにいてくれたのに
僕はおじいちゃんの最期を見守ってあげることが出来なかった。
おじいちゃんと作ったこの紙飛行機は僕の宝物だ。
僕に出来る最大の恩返しとしてこの紙飛行機と共に声が枯れるまで貴方に歌を届ける。
ありがとう。
幸福を感じていた時間より
苦痛にもがいていた時間
早く捨て去りたい
そう思うのに…
《 いつまでも捨てられないもの 》
他人から見たらガラクタでも、私にとっては大切なもの。思い出のノート、文房具、ぬいぐるみ、かき集めた推しグッズ。
いつまでも捨てられないもの。
どんどん溜まって、置き場所どうしよう。
いつまでも捨てられないもの
友達とか先輩後輩から貰ったものは基本捨てれないな、嫌いな人からもらったものでも捨てるのが勿体なくて笑笑
気持ちとかだったらやっぱ恋心だなー、笑笑
いい思い出のもの
宝物。透明で見えないものでも私にとっては宝物
「いつまでも捨てられないもの」
罪深きものだと自分でも理解している
しかし
これも一つの愛着の形
手放したくない情
最早 私の一部
あなたに対する想いは
やはり
いつまでも捨てられないもの
お気に入りの布団があった。
長年使い続けた幼児向けの布団だ。
既に綿が飛び出していて、既に、布団と呼べるよな代物ではなかった。
買い替えの時期はとっくに過ぎていることなんて理解していたが、不思議と長年使い続けたものには意志が宿っているような気がして、捨てたら恨まれるんじゃないか?と内心不安になったりもした。
そんな思いとは裏腹に使えば使うほど、飛び出した綿は裂け、ビリビリと悲鳴を上げる。使っているうちになんだか老人に鞭を打って働かせているような気持ちになってきた。
これではどのみち恨まれてしまうので、意を決して布団を買い替えることに。
愛着というか小心者というべきなのか。
捨てられないもの。
自分自身
正直捨てたい