『いつまでも捨てられないもの』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつまでも捨てられないもの
それは
ランドセル
学習机
シール帳
夏休みの自由研究
制服
生徒手帳
今のわたしを構成するもの
だから何一つ捨てられない
〝いつまでも捨てられないもの〟
初めて買ったメイク道具の包装。
それは特段可愛らしいわけでも限定品だったわけでもない。いつでも買える、いわば「安物」だ。高いものに比べれば秀でた特徴もない、本当にそれだけの包み。
けれどもそれは、私が踏み出した一歩を確かに象徴する、ただひとつのもの。他に替えの利くことなどない、そこにしか存在しないもの。
でもたぶん、いつか手放してしまう時が来るのではないか、とも思う。きっとその時は、数えきれないほどに私が歩みを進めた時なのではなかろうか、と、その包装を眺めながら、ふと思うのだ。
僕の家に置いてある紙飛行機。
これは小学校5年生の時におじいちゃんと作った紙飛行機だ。
僕のお気に入りの場所はおじいちゃんのあぐらの中で
いつも一緒にいた。
僕は成長しおじいちゃんから離れていった。
僕は今数え切れない人に応援されている。
でもファン1号はおじいちゃんだった。
東京最終公演直前、母から電話があった。
「おじいちゃんが息を引き取った。」
僕は涙が止まらなかった。
おじいちゃんはずっと僕のそばにいてくれたのに
僕はおじいちゃんの最期を見守ってあげることが出来なかった。
おじいちゃんと作ったこの紙飛行機は僕の宝物だ。
僕に出来る最大の恩返しとしてこの紙飛行機と共に声が枯れるまで貴方に歌を届ける。
ありがとう。
幸福を感じていた時間より
苦痛にもがいていた時間
早く捨て去りたい
そう思うのに…
《 いつまでも捨てられないもの 》
他人から見たらガラクタでも、私にとっては大切なもの。思い出のノート、文房具、ぬいぐるみ、かき集めた推しグッズ。
いつまでも捨てられないもの。
どんどん溜まって、置き場所どうしよう。
いつまでも捨てられないもの
友達とか先輩後輩から貰ったものは基本捨てれないな、嫌いな人からもらったものでも捨てるのが勿体なくて笑笑
気持ちとかだったらやっぱ恋心だなー、笑笑
いい思い出のもの
宝物。透明で見えないものでも私にとっては宝物
「いつまでも捨てられないもの」
罪深きものだと自分でも理解している
しかし
これも一つの愛着の形
手放したくない情
最早 私の一部
あなたに対する想いは
やはり
いつまでも捨てられないもの
お気に入りの布団があった。
長年使い続けた幼児向けの布団だ。
既に綿が飛び出していて、既に、布団と呼べるよな代物ではなかった。
買い替えの時期はとっくに過ぎていることなんて理解していたが、不思議と長年使い続けたものには意志が宿っているような気がして、捨てたら恨まれるんじゃないか?と内心不安になったりもした。
そんな思いとは裏腹に使えば使うほど、飛び出した綿は裂け、ビリビリと悲鳴を上げる。使っているうちになんだか老人に鞭を打って働かせているような気持ちになってきた。
これではどのみち恨まれてしまうので、意を決して布団を買い替えることに。
愛着というか小心者というべきなのか。
捨てられないもの。
自分自身
正直捨てたい
傷つきたくないから捨てられない
勇気を出したあとに
「やっぱり無理なんだ」
そう感じるのが怖いから。
話すのが下手
人と仲良くなれない
人として低レベル
その劣等感を捨てるために
人と関わる勇気を出すのが怖い。
自分で自分を責める方が
まだマシだと感じる。
だから、捨てられない
「捨てられないもの」2022/08/18
ずっと持っている本がある。手放すか一度は迷うが、結局残す選択をする。
内容は少し変わっていて、何故買ったのか思い出せない。
これが運命の出会いだろうか。
最近部屋の整理をしたが、やはり手放すことは出来なかった。
この先もきっと残るであろうと思っている。
そんなものないよ
全て失ってしまったから
いつまでも捨てられないもの
あなたへの想い
「いつまでも捨てられないもの」
あの日あの時あの瞬間の君との想い出
いつまでも捨てられないもの
君との写真も君にもらったプレゼントも捨てたのに、君との思い出は心にずっと残ったままで、いつまでもこびりついて取れない。
『いつまでも捨てられないもの』
子供の時、お土産で頂いた小物が入る小さなドレッサー。
特に気に入ってるわけではないけれど、引っ越しを重ねた今も手元にある。
頂いた時、母が何気に
「いつまでも大切にしなさいよ」
って言ったからだろうな。
その言葉とともに残ってる。
夏の日を とじこめて光る ガラス玉
いつまでも捨てられないもの
いつまでも捨てられないもの
命
いずれ命の灯火は消える
でも、辛くて辛くて仕方が無い今。そしてこれから
命を捨てられることは臆病者の私にはできない
「捨てられないものなどない。必要か必要では無いかの二択だ。」
「それは、待っ待ってくれ!必要だ!」
「分かった。認めよう。それは「ぬいぐるみでしょう?」っ…ぬいぐるみは捨てられないものだ。」
「ふんっ。この僕と長い間寝食を共にしたのだからな!………文句あるか……」
『いつまでも捨てられないもの』