『ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ありがとうと言えるのはうれしいこと
ありがとうもごめんねも
心が硬くなってたら言えない
ありがとうは5文字で、
ごめんねが4文字なのに、
「ごめんね」の方が言いにくいのは何故だろう。
ありがとうは山ほど使うのに、
そしてすみませんも山ほど使うのに。
ごめんねの言葉だけがいつも遠い。
ごめんねを伝えたい相手に、
嫌われたくないからなのかな。
ありがとうやすみませんは、
嘘でも言わなきゃいけないことがあるもんな。
ごめんねって、そう思えばものすごく純粋な言葉なのかもしれない。
そう気づけただけで、なんだか「ごめんね」と、あの子に言える気がしてきた。
『ありがとう、ごめんね』
_____ありがとう、ごめんね。
君はそれだけ言って窓の外に身を投げた。僕はただ呆然とその光景を見つめていた。
傾いでいく君の身体はスローモーションのようにゆっくりで、けれども僕の身体は時が止まったかのように動かなかったものだから、僕はそれを止める術を持たなかった。音の波さえ速度を無くしたようで、その瞬間、確かに世界は僕と君との二人だった。
窓枠という額縁に君というモデルがいなくなった一瞬後、一息に音と速度を取り戻した世界で、僕だけが取り残されていた。ドラマのような悲鳴と訳知らぬ人々のざわめき。ぐわっと耳に押し寄せてくるようでどこか遠くに聞こえるそれに、やがてサイレンの音が混じっても、僕はその場に立ち尽くしたままだった。
最後に見た君の微笑みと揺れる黒髪の幻影が、狂ったように何度も窓枠のスクリーンに映し出される。君の唇が紡いだ最期の音が、僕の頭の中にうるさいほど静かに反響した。
_____ありがとう、ごめんね。
君と同じ台詞を形だけ繰り返してみても、君の真意は分からなかった。今日の予定も明日の約束も、そのずっと先の誓いさえすべて破棄されてしまった僕は、この先何を信じて生きて行けば良いのだろう。何を信じて生きて行けと言うのだろう。
口約束も指切りも書面での大仰な契約も、すべて君を繋ぎ止めるには足りなかった。あるいは悪魔でも呼ばぬことには、君の信頼には不十分なのかもしれなかった。
_____ありがとう、ごめんね。
君は何に対して感謝して、何に対して謝ったのだろう。そもそも、果たして本当に僕に向けられた言葉だったのだろうか。
安い推測はいくらでもできて、僕に都合の良い解釈をすることも簡単だ。本当のことなどもう確かめようもないのだから、それなりに自分が納得できそうな理由を並べ立てても良いのかもしれない。それでも僕に思いつくような推測はすべて、何ひとつ君の心をとらえてなどいないような気がするのだ。
_____ありがとう、ごめんね。
その言葉に込められた意味を知る日が来たのなら、その時こそ確かに、僕は本当の意味で君を理解できる気がしている。
発言を優しい意味に決めさする
言葉いる事いともどかしき
ありがとう、ごめんね。
ごめんね、ありがとう。
全然違うふたつのことば。
その言葉には、感謝や労いの気持ちと同時に
この関係や性質に、
どこか終わりや諦めの気持ちがあって、
後悔や寂しい空気を感じるね。
そんな切ない気持ちの中には、
1人1人のキラキラした
大切な宝物みたいな過去が詰まっていて、
大切に磨いてきた想いにに、
傷がつくことは、とても悲しかったね。
ありがとうもごめんねも
大切な人との思い出のすべて。
いつかまた、
やさしい気持ちで、
その光を見つめることができますように。
あっ、死ぬかもしれない。
肩から横腹まで、斜めに斬られた。
幸い、予想してたより痛くない。
でも、もう無理かもしれない。
相手がおおきく振りかぶった。
『どうか、お気お付けて。ご武運を祈っております。』
凛とした、覚悟を決めた、妻の表情が蘇る。
一瞬の走馬灯。
もう、身体が動かない。
貴女と人生を共に過ごせて、歩めて、本当に幸せだった。
之まで、ありがとう。
そして、約束を果てせなくて、ごめん。
今更言わなくてもわかるよねって言葉が必要だと思うのはまだ信頼が足りてないからなのだろうか。
【ありがとう、ごめんね】
ありがとう、ごめんね
正反対の言葉。もしかしたら似た意味なのかも。
また夢を見た。幸せな夢を。
みんなで飲みに行って、現実より彼は優しくて、現実だったら来ないかもしれないけど渋々来てて、来たとしても長居はせずに帰るだろうけどなぜか食べ歩きしたり、靴屋さんに入ったり。私の肩を持ったり、距離近くで話したり。私は帰って欲しくなくて彼の靴を何故か持ってた。けどいつの間にかなくなってて、それはイイ靴だったからもうしわけなくなっちゃって。。
別に夢でもなにか進展があったとかそうゆう訳じゃない。割と現実に近い夢。だけど現実に起こりそうなことでいちばん最高なシナリオ。忘れたくないと思ってしまった。何回も好きをやめようとした。そもそも好きになろうとしてなったわけじゃないんだから、嫌いになろうとしてもなれるわけも無い。100%無理なのに、なんで諦めないんだろう。もはや変な連想してる。彼のストーリーと私のあげたストーリー。無関係なのに、なんか繋がってるんじゃないかって。
まだ足跡を気にしてる。分かってはいる、進展しないこと。それでも会いたい。あなたと、ただ笑いながら話す空間が今何より欲しいよ。
そう考えることの幸せをくれてありがとう。恋人じゃないのに、重くてごめんね。
お母さん
私を産んでくれて「ありがとう」
お父さん
今まで私を大切に育ててきてくれて「ありがとう」
お父さん、お母さん
こんな私で「ごめんなさい」
ありがとう。
ごめんね。
この二つの言葉って、
口にするの難しいと思うの、
アタシだけ?
〜ありがとう、ごめんね〜
ありがとう、ごめんね。
それは人と関わり合う上で、とても必要なワードだと思う。
ありがとう、と感謝の気持ちを伝え、ごめんね、と反省の意を込めて謝ることができたら、相手との距離ももっとグッと近くなる。
子どもが家から社会へ関わるとき、お友だちと些細なことでケンカしてしまったり、あるいはささやかな気遣いに気付くことができたなら、きっと大丈夫。
気持ちを込めて、素直に伝えることが重要である。
ありがとう、ごめんね。
それはかつて私が君に贈った言葉。
君が私に別れを切り出したあの日、
私は君の理想になれなかったのだと知った。
泣くことも、怒ることも、恨むこともできず、
ただその事実だけが私には辛かった。
私を好きになってくれたのに、
私の想いを受け止めてくれたのに、
私は君に何もしてあげられなかった。
だからあの日、私は君にそう言った。
「私を好きになってくれてありがとう」
と、そして、
「君の理想になれなくてごめんね」
と。
【ありがとう、ごめんね】
ありがとう、ごめんね
僕と日々を過ごしてくれてありがとう。
僕と笑いあってくれてありがとう。
僕の目を見て話してくれてありがとう。
君にはたくさんのありがとうを。
だけどごめんね。
僕は君を幸せにできない。
そう君は言った。
幸せだった。
君と一緒に居れるだけで幸せだった。
私と一緒にいてくれてありがとう。
私のことを想ってくれてありがとう。
幸せだと伝えられなくてごめんね。
日も落ちた、碌に人の手も入っていない山道を転がるように駆け下りる。冷たい空気が呼吸の邪魔をして、満足に息を吸うことすらできない。乾燥した空気故か恐怖故かも分からない涙が、元々悪い視界をさらに悪化させる。
それでも、木の枝に肌を引っ掻かれ、根に何度も足を取られながら必死に走った。本能的な恐怖だけが私を突き動かしていた。
どうしてこんなことになったのか。全ては今話題のパワースポットだというこの村を訪れてから始まった。やはりこんな所に留まるべきではなかったのだ。共にここを訪れた大学の友人達は順番に姿を消し、遂には私と隣を走る友人しか居なくなってしまった。
四方をハチャメチャに飛び回る懐中電灯の光が一瞬私の体を照らして、少し後ろを走っていた友人がバランスを崩したのが分かる。
「亜紀ッ!走って、もっと早く!」
「も、無理……」
「亜紀!」
咄嗟に振り返った私を逃がさないと言わんばかりに懐中電灯が照らす。一瞬の逡巡の後、焦点を合わせられたことに竦み上がる体を叱咤して、遅れる彼女へと手を伸ばした。
「諦めちゃ駄目!もう少しで公道に出るから!」
せめて電波のある所まで行くことが出来れば。最後の希望を胸に、だらりと垂れ下がった彼女の腕を強引に引きつける。
彼女は俯いていた顔を上げ、一筋涙を流した。
「ありがとう……」
こんな時だというのに瞠目してしまった私を追い詰めるように、事態は悪化の一途を辿った。
動揺で軸が揺らいだその瞬間、隣から伸びてきた腕が私を掴みあげ、強引に投げ捨てたのだ。彼女も別方向に引っ張られたようで、支えを失った体は容易く地面に叩きつけられた。山道を数メートル転げ落ちる。意識が遠くなった一瞬、ざわりと人の声の様なものが聞こえた気がした。
次に何とか上半身を起こした時には既に、満身創痍の私の周囲を無数の気配が取り囲んでいた。
眩い光に照らされて咄嗟に目を覆う。逆光で顔は見えないが、一人の人間が私の前に立ち塞がったことだけは分かった。恐怖で地面を這いながらも、その人影から目を逸らすことができない。最早逃げることも出来ない私に、それは棒のようなものを振りかぶって。
振り下ろされる凶器だけが視界にはっきりと浮かび上がり、世界がスローモーションの様に見えた。
その瞬間。
何故だろうか。安心した様な笑顔で涙を流した、彼女の顔を思い出した。
「話題のパワースポット」だと言う割に人気のない村。私達を遠巻きにして決して近づこうとしない村人。村に着くなりパンクしたレンタカー。ひとりひとりと消えていく友人。村人と話を付けて来たと毎日食事を用意してくれた彼女。
────そういえば、この場所を私たちに提案したのは誰だったっけ。
そんな疑問を最後に、私の視界はブラックアウトした。
「ごめんね。」
『ありがとう、ごめんね』
このアプリを開いて、初めて与えられたテーマが『ありがとう ごめんね』
『えぇ…、書きづらいな…』
最近はメンタル落ちないように重いことは考えたくないし、文字にしたくなかった。
どうしようかな…
文章を書く機会を与えてくれて『ありがとう』、
いきなり愚痴って『ごめんね』。
「ありがとう、ごめんね」
全然素直じゃなくて
わがままばかり言って
たくさん困らせて
ごめんね
でも、そんな私を受け止めてくれて
愛してくれて
ありがとう
「ありがとう、ごめんね、大好きだったよ」
そう言って、美しく泣くから、
「僕もすき」だなんて言えないじゃないか、
「ありがとう、ごめんね」
入学したばかりの頃、馴染めずにいた私に声かけてくれたよね。
気さくで、思った事はハッキリ言うタイプかなと思ってた。
少ない同性のクラスメイト同士、よくおしゃべりしたり
テスト勉強一緒に頑張ったり、旅行にも行ったね。
ハンドメイドの趣味や共通の好きなバンド追いかけたり
あなたがいたから楽しい時間を過ごせた
ありがとう、本当に感謝してる。
でも、ごめんね。
裏垢作るくらいならとことん隠して欲しかった。
名前こそ伏せてた明らかな私への軽蔑
楽しいと思ってた会話は裏垢では副音声のように嫌味に変換されてたんだね。
大好きな友達だったから
私の中であの子は死んだ
『ありがとう、ごめんね
許してね、大好きだよ』
大切な私にそう話しかけてみる
何度も、何度も。
ありがとう、ごめんね
自分のカラダを労う。
今まで、心身ともに無理をした時期が
何度もあった。
大きな病気も怪我もなく、今のところ
順調に動いている。
あと30年、お付き合いください。