『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この思いはあなたに届いていますか?
私はあなたを心配しています。
あなたは誰よりも頑張っているから。
私はあなたに休んで欲しいと思っています。
あなたは誰かのために休まないでいるから。
私はあなたにお腹いっぱい食べて欲しいと
思っています。
食べるということは生きるということだから。
私はあなたに笑って欲しいと思っています。
笑うことは心を癒してくれるから。
私はあなたに泣いて欲しいと思っています。
泣いて泣いてあなたが抱えているものも
涙と一緒に流れて欲しいから。
私はあなたに怒って欲しいと思っています。
あなたは怒りを覚えるまで頑張っていたのだから。
私はあなたに諦めて欲しいと思っています。
無理することを諦めて欲しいから。
私は立ち止まって欲しいと思っています。
見過ごしてしまっただけかもしれないから。
私は逃げて欲しいと思っています。
あなたを失うくらいなら逃げて欲しいと思うから。
私はあなたに遠回りをして欲しいと思っています。
道は1つではないから。
私はあなたに自分を大切にして欲しいと
思っています。
あなたを守っているのはあなた自身だから。
私はあなたに向き合って欲しいと思っています。
誰かとではなくあなた自身と向き合って。
私はあなたに届けたいのです。
あなたに届いていますか?
この想いをあなたに届けたいのに
言葉という道具は複雑で、あなたに届く頃には別のものに成れ果てる
〔あなたに届けたい〕
君は今日も素敵だ
太陽でさらに輝く笑顔
とても似合っている服
すべてが完璧
これはきっと憧れ
冴えない自分とは違う君が好きなんだ
今はまだ影から君を眺めているだけだけど
いつか伝えたい
そうだ
手紙を送ろう
僕の想いを手紙に預けて
君の元へ
大切な人への愛情も
落ち込んだ人への優しさも
見知らぬ人への心地よさも
すべて『思いやり』を届けている
手を替え品を替え、思いやりを届けている。
相手をおもんぱかって小さなことでも行動に移す。
例え小さなことでも思いやりの種を撒いてみるといい。
きっと、知らないうちに誰かが水を撒いてくれてるよ。
お題「あなたに届けたい」
おばあちゃんは、縫い物が好きだった。
着ている服は基本自分で作ったもので、家に置いてあるぬいぐるみもそうだった。
そういう仕事なんだと思って聞いたことがあったが、趣味なんだと言っていた。
「もうおばあちゃんだから、見えなくてよく怪我しちゃうんだけどねぇ」
けらけらと笑いながら、おばあちゃんは縫い物をやめなかった。
わたしの覚えているおばあちゃんは、いつも縫い物をしていた。
わたしの家にも、おばあちゃんからもらったぬいぐるみがある。
もう薄汚れてしまった、ツチノコのぬいぐるみ。
ツチノコのぬいぐるみはこれだけではなく、おばあちゃんの家にはたくさんあった。
なんでツチノコなのかと以前聞いたが、「おばあちゃんはツチノコになりたいんだよ」とニコニコしながら返された。
当時は気づいていなかったが、おばあちゃんはなかなかに不思議な人だったのかもしれない。
これはおばあちゃんが亡くなったときに、お母さんから渡された。
幼かったわたしは、おばあちゃんが死んだことがよくわからず、なんでおばあちゃんが寝てるのか、なんでみんな泣いてるのか、騒いでいたことを覚えている。
そんなとき、お母さんがこのツチノコを渡して言ったのだ。
「おばあちゃんは、このツチノコに変身したの。喋れなくなっちゃったけど、そこからおばあちゃんはマリのこと見てるって」
ツチノコのツヤツヤした黒いボタンにはわたしが映っていたので、わたしはこの嘘を信じた。
おばあちゃんと呼びながら、その日からいろんなところにそのツチノコを連れて行った。
どこにいくにも一緒で、学校に連れて行こうとしたときにようやく親に怒られた。
「おばあちゃんってさぁ、なんで最期にツチノコ作ったんだろ?」
高校生になったわたしは、さすがにツチノコを持ち歩くことはしなくなった。代わりに食卓の真ん中に鎮座させている。
向かいに座っていたお父さんが、苦笑した。
「おばあちゃん、マリのこと大好きだったからなぁ」
「わたしは別にツチノコ好きって言ったことないよ? おばあちゃんのつくるツチノコは好きだけど」
「そうじゃなくて、『おばあちゃんはこのぬいぐるみに変身した』って言ったら、そのぬいぐるみを持ってる間、おまえはおばあちゃんのことを忘れずに済むだろう?」
実際、何年も持ち歩いてたしなぁ、とお父さんはツチノコを撫でる。
「じゃあ、おばあちゃんは、わたしに忘れてほしくないからこれをつくったの?」
「そうだよ。おばあちゃん本人は、頑なに認めなかったけどな」
「ツチノコばかり作ってたのだって、マリがほんとに小さい時に『かわいい』って喜んでくれたのが嬉しかったからなのよ」
夕ご飯をテーブルに運んできたお母さんも、ツチノコを見て微笑んでいる。
どうやら、おばあちゃんちにツチノコのぬいぐるみが溢れていたのも、ここにツチノコがあるのも、わたしが好きだと言ったかららしい。
「おばあちゃんって……わたしのこと大好きだったんだね」
ツチノコを撫でると、まるで動いているかのようにツチノコが揺れる。
お父さんとお母さんは笑っている。
「ようやく、おばあちゃんの気持ちが届いたのね」
「よかった、よかった」
気づいてなかったのはわたしだけだったようだ。
少し恥ずかしくなって、わたしは席から立ち上がって、ごはんをよそいに行った。
おばあちゃんの思惑通り、わたしはこんなに大きくなった今でも、おばあちゃんのことを忘れずに過ごせている。
おわり。
あなたに届けたい
10年ぶりに届いた同窓会の通知
行こうかどうか迷ったけど
思い切って行ってみようかな
あの頃
大好きだった彼女は
元気だろうか
きっと変わらず
キラキラ輝いてるんだろうな
僕も
あの頃よりは少し変わったんだ
君の隣に立ちたくて
だから
君に届けに行きます
大好きですと…
#あなたに届けたい
絵描いてみたんだ
上手く描けないけど
集中して取り組めた
誤魔化して塗った色
今回は上手く活かせた
これを見て喜んでくれるかな
あなたに届けたい
思いっきりの笑顔で
めいっぱいの声で
届けるよ
「ありがとう」
お題 あなたに届けたい
あなたに届けたい
想いの分だけ届けても
足りないとせがまれたり
受け取り拒否をされたり
なかなか、コチラの思う
ようにはいきませんなぁ
それでも両手に抱えて
いつでもあなたに
届けられるように
想いの花束を
散歩をしていたら風のささやきの中に次の季節の気配を感じて、ふと足元を見れば小さな蕾が。まだきつく口を閉じて、寒さに耐えているようだった。
「もう少ししたら暖かくなるからね。咲いたらあなたの写真を一枚撮らせて欲しいな」
私が季節の妖精ではないけど、そんな気がして蕾に告げる。蕾は「わかった」と風に揺られて頷いてくれた。
楽しみと伝えたいことがひとつ、増えた。
手紙に書いて、彼に送ろう。きっと届く頃にはこの花が咲いて、今度は「咲いたよ」って写真を撮って「そちらでは何が咲いていますか?」と聞いてみよう。彼はどんな花の話をしてくれるんだろうか?
まだ凍てつくような風が吹いていますが、小さな春を見つけました。
春とうたうにはちょっと大袈裟かもしれないけど書き出しはこんな感じかな。
次の季節を連想させる、花が描かれた優しい色の便箋を、新しく買いに行かないと。
マフラーを整えて目的のものを探しに雑貨店へと足を向けた。
私がみた景色を『あなたに届けたい』
いつも読んでくれる皆様にたくさんの感謝を
私の汚い恋心。
ずっとあなたを憎んでた。
気付かないふりをするあなたを、私の目は真っ直ぐ捉えて笑っていた。
誰にも取られたくない。
取るやつなんて消してやる。
それぐらいの気持ちが、私にはある。
だから、この大きくなり過ぎてしまった綺麗な恋心を、あなたに届けたい。
あなたに愛を届けたい
さみしい時には そっとそばにいて
楽しい時には 楽しい音楽となり
辛いときには 笑顔を届け
いつも あなたのために
愛を届ける
「おはよう今日も寒いね」
「............」
いつも通り返事のない君。
僕はあの日を忘れない。
君は飲酒運転をした人にひき逃げされたんだ
僕を庇って。
そして君は意識不明の重体となった。
あの日から君は1度も目を覚まさない。
僕はできるだけ毎日彼女の居る病院に足を運んだ。
これは僕を庇ってくれたからじゃなくて
僕が君を好きだから。
病室には僕と彼女と機械だけ
機械音だけが静かに規則正しいく鳴っている。
「ねぇ,早く起きてよ。」
この声も機械音に消されてしまう
君が起きたらまずありがとうを伝える
君が起きたら好きと伝えたい
君が起きたら言葉にできないほど
大きな愛を君に届けたい
君が起きたらごめんねも伝えたい
君が起きたらおかえりも伝えたい
君が起きたら次は俺が守ると伝えたい
あなたに伝えたいこと,届けたいこと沢山あるよ
目を覚まして
僕はいつまでも待つから
─────『あなたに届けたい』
数回しか話したことのない彼女に、告白するのはなんたがおかしい気がして、溢れそうになる好意を抑えつつ「おはよう」と言うことしかできない。
きょうはとてもさむかった
こんなくだらないことだけど
きょうはしゃぶしゃぶをたべた
こんなちいさなことだけど
きょうはおひるねした
こんなどうでもいいことだけど
だけど、だけどね
そんなことっていわないできいておくれ
きょうもあなたがだいすき
就職氷河期などと言われ、前途多難に始まった俺たちの社会への船出。周りの友達がどんどんと内定をとり船を港へと停泊させ新たな人生を始めたと言うのに俺だけは一向に停泊させるべき港が見つからない。二歳下の妹が笑う。
「お兄ちゃん、そんな顔してたら取れるものも取れないよ?」
「分かってはいるんだけど仕方ないだろう?もうお祈りメールと手紙ばかりみたせいで自信が放浪の旅に出ちまったんだよ。あんたとはいれないって。」
「あはは、なにそれ」
ふと腕時計を見れば次の面接に向かう時間だった。妹は俺の視線で察したらしい
「いってらっしゃい。大丈夫だから。笑顔でシャキッと頑張ってね!」
人が緊張にせっつかれ始めたというのに妹はそんなことどこ拭く風で、屈託なく笑うその笑顔を見ればなんとなく大丈夫な気がした。
一週間すぎた頃、いつもと少しだけ違う雰囲気の封筒が届いた。宛先を見ればあの日あの後に受けたところだった。ダメ元で自分には無理だろうと。まさか、そんな筈…開けてみれば受かっていた…。あぁ、お前まさか分かってたのか?どこか勘の鋭い所のあるやつだったからあれは俺を安心させるためでなく本当だったのかもしれない。
「よぉ。あん時お前が言ってたとこ、受かってたわ。お前分かってたのか?」
問いかけても返事はない。だがそこにいる気がする。
「俺、頑張るよ。お前みたいに頑張ってる奴らのためにも。な?だから見ててな。」
妹は世界でも珍しい病気だった。結局生涯を病院のベットで過ごした。そんな妹がひとつだけ俺にここで働いてほしいと珍しく真剣に行ってきたのがこの製薬会社だった。
面接からほどなくあいつは先に天国へ行ってしまった。最後の頃会社に入ったら…とまだ決まってもいないのにあれこれアドバイスを受けたっけな。何故製薬会社なのか全然わからないがいつかあいつに会える日までは頑張ってみようと思う。そして会えたならこの仕事の事を俺の人生を経験をいつかお前に届けたい。
白い山羊さんと黒い山羊さんは
お互いに届いた手紙を飲み込んじゃうから
なにを届けたいのか分からないまま
わたしもあなたに届けたい気持ちが
あるんだけれど
これが届いたらあなたはなんて思うのか
怖くてわたしも言いかけた言葉を
飲み込んじゃうの
いつかあなたに届けられますように
もうあなたへの気持ちで
お腹も胸もいっぱいです
__あなたに届けたい
あなたに届けたいものがある。
あの日の私の、心からの贈り物。
あなたにずっと言いたかったことがある。
いざ考えてみると、上手く文章に出来ないけれど。
あなたに謝りたかったことがある。
助けてもらってばかりで、恩返しの1つも出来なかった。
あなたに届いてほしい思いがある。
許してほしい、とは言わない。
何も言えずにこの地を去る私を。
あなたとの大切な思い出をも忘れてしまう私を。
でも。
私を救ってくれたあなたに、心からの感謝を。
私に愛情を教えてくれたあなたに、特大の愛を。
___ありがとう、本当に。
叶うのなら、永遠に共に過ごしたかった______
「すき」
たった2文字を伝えられたら
私とあなたの関係は何か変わるのだろうか
#あなたに届けたい
おいしいパンをあなたに届けたい。
お題:あなたに届けたい