『あなたに届けたい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたに届けたい、消えない希望を
『あなたに届けたい』
あなたがいなくても
私は元気です
あなたがいなくても
心から笑っています
あなたがいなくても
平気になりました
あなたのことを
考えない日があります
あなたは元気ですか?
あなたは心から笑っていますか?
あなたは私がいなくても
平気になりましたか?
そよ風が頬を撫でる。
道端の花びらは舞い、視界は一瞬桃色に染る。
もう、この道のこの景色を、二人で見ていない。新しい気持ちで、胸が弾んで、不安を抱えて、希望を抱くはずのこの季節をぼんやりとした頭で少し俯いて歩くだけ。
周りの人達が皆輝いていた。その眩しさに失明しそうで、思わず目を逸らす。
歩く足が少し速くなる。家までの帰り道も、こんなに距離があったのかと、頻繁に思うようになった。
横を赤いバイクが通り過ぎる。
車通りの少ないこの道に通るなんて、と少し物珍しさを覚え、どうでもいいとかぶりを振った。
ボロアパートに着く。君がいたから、ここでもやれると思っていたのに。いなかったら安いだけが取り柄の狭い部屋だ。
君がいたから、狭さも窮屈さもメリットになったのに。君がいたから、頑張れていたのに……。
なぜ今日に限ってこんなことを思うのか。それはいつも、今まで思っていた事だった。
そう思っていた自分を刺して、殴って、殺した。何度も、きっとそうしてきた。
ああ、と。この歳まで生きるとなかなか賢くなるようで、もう察した。いやでも、今日まで我慢して、押し殺していたのだから、賢くなんてない。
玄関の扉の前まで着くと、チラシで溢れた郵便受けの中に、見慣れないハガキがあった。
しっかりと自分の名前が、書いてある。
ボーッとしてそれを取り、乱暴に玄関を開け、帰宅する。
物を適当に置き、水を火にかけてからさっきのハガキを見る。
そこには、君からのメッセージ。
──あ
声が漏れた。なんで今日なのか。辛くてしんどくて生きたくないと思った今なのか。
なんでも聞いてくれて、慰めてくれた君らしいと思って、でも自分勝手な君に少し怒って、それから安堵が身を染めた。
数年前、突然居なくなり、それから連絡のなかった君。聞きたかった、ずっと聞きたかったその事情がそのハガキに書いてあった。
病気だった。治るかも分からず、心配をかけまいとした行動だったと言う。
──ダメだ。もう、読めない。
涙が視界もハガキも覆う。ボタボタとハガキの上に落ち、文字を滲ませた。
そんなこと、知るかよお……
伝えて欲しかった。生きていてよかった。勝手にいなくなった。無事で良かった。
感情が涙になって溢れ出す。感情は喜怒哀楽のようにハッキリと境界線なんてない。ごちゃ混ぜになって私の中をグルグルとしている。それでも一番は安堵だった。
こんなにした責任は取って貰おう。
文字は滲んでしまっても、最後の一文は読めた気がした。
同じ気持ちだ。それを伝えたい。
あなたにも届けたい──
帰ったばかりの家を飛び出す。いい歳した大人が、子供のように泣いて、笑顔で走っている。傍から見れば引いてもおかしくなんてなかった。それでも、抑えることは出来なくて、もういいや、今だけ許せと開き直った。
青空。新しい生活が始まるこの季節に、止まった時が動き始める。
届けたくたって、もう届いちまってるよ
あいつの顔見りゃ分かるさ
明るいね
元気だね
話題作り上手いね
優しいね
〇〇は変わらないでね
これが君を傷つけてたんだね,
ごめんね
ハッピーになるヒント
▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸▹◃┄▸◂┄▹◃┄▸▹◃┄▸◂┄
大きな変化は
自分にとってマイナスになる
ばかりではありません。
あなたは今、
再び歩き出すチャンスを
頂けたのです。
自信をもって突き進んで下さい。
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あなたに届けたい気持ちがある
ずっと心に留めていたこの気持ち
一生胸に抱えて、墓まで持っていこうと思ってた
でもね、あなたのその顔を見て気付いてしまったよ
私の一方通行じゃなかったんだ
あなたも手を繋ぎたかったんだ
朱に染まった目尻と耳に、もごもごと動くその口に
心がくるくる踊りだすんだ
あぁもう、喉から飛び出してくる言葉を私は抑えられない
あのね、私ね、貴女の事が―
「あなたに届けたい」
この声は届かないかもしれない。
この笑顔は見れないかもしれない。
この手は繋げないかもしれない。
でも、君に届けたい。
あなたに届けたい
あなたに届けたい。
チョコは無理だけど
私の想いを。
あなたに届けたい
私からの
ハートを。
あなたに届けたい。
かわいいキーホルダーを。
あれ見たら
喜ぶかな?
接客業をしていて届けたいと思うのはやっぱり笑顔で、購入してくれたお客様だけではなく、そのお客様がお渡しする相手にも笑顔になって欲しいと思う。
そういう真摯な気持ちで接客をしていたら、自分が客になった時にもっと色んな人に優しい気持ちを届けられるような気がする。
「Aへ」
この写真を撮った日を覚えてますか?友達が私たちの知らない間に撮ったものです。一緒にチョコレートケーキを作って食べましたね、私たちの物語が始まった日です。
この日から少し経って、私たちはカップルになりました。今じゃ話をすることはなくなりましたが、この写真が私にとってどれだけの意味があるのか、ずっと伝えたかったです。
初めて「愛してる」を言葉に出したあの日。こんなにも強い意味を持った言葉を誰かに言ったのも、私には初めての経験でした。はじめての彼氏ですからね。
ある時から仲の悪くなった時期が続き、それで関係は終わりました。けど、そんな中でもあなたとの良い思い出は悪い思い出に関係なく残り続けるのですね。
なぜって?初恋相手は一生忘れることがないって言うでしょ?
うん、それは本当でした。
今あなたを許します。
あなたに届けたい
好きの2文字
寂しさで涙するあなたに、
微笑みを届けたい。
孤独だと感じるあなたに、
優しいハグを届けたい。
大丈夫。私とあなたは繋がってる。
この想いも、
あなたに届けたい。
「あなたに届けたい」
あなたに届けたい
好きの二文字。
泣けないんじゃない
泣き疲れたんだよね?
君へ
毎日勉強を頑張れているのは君のおかげです。
君が頑張っているなら私も頑張ろうと、
そう思えます。
どうにか頑張って君と同じ学校に行きたいけれど
今の私の学力では難しいかもしれません。
でも待っていてください。
だんだん成績が上がってきていて
授業内容の理解も以前よりスムーズになりました。
これからも努力を怠らずにやっていきたいと思います。
せめて君の同僚になれる日までは
ひとまず頑張ってみます。
きっと、いえ、必ず。
君のとなりを歩いてみせます。
あなたへ届けたい。
だいすきって言葉じゃ表せきれないくらいだいすき
愛してるよりもっともっと愛してるという私の気持ちを。
あなたに届けたい。
私は幸せだと、
今は頑張ることができると、
この想いをあなたに届けたい。
『あなたに届けたい』
貴方にこの思いを
届けたい....