『あなたとわたし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
No.170『あなたと私』
あなたと私は何が違う?
同じ顔、同じ性別。
双子の私たちは瓜二つなはずなのに、なんであなたと私にはこんなにも差があるの……!!
「あなたとわたし」
あなたは46、わたしは23
½ あなたは気にしますか?
あなたはあなたで、わたしはわたし。
それでいて、あなたはわたしで、わたしはあなた。一つに二人で、二人で一つ。
いつからだろう、私ではない別の誰かの感覚を感じることがある。
例えば、部屋の掃除をしている時に突然弾むような気持ちになったり、カフェでコーヒーを飲んでいる時に前触れもなく怒りが込み上げたり、トイレに入っているのに胸が高鳴ったり。
最初は自分がおかしくなったんじゃないかと疑った。
だけど繰り返すうち、感じる感情があまりに脈略がないので、どこかの誰かのものなんだと確信することになった。
それは誰かはわからない。
時間が経つにつれ、その感情を強く感じるようになった。弾む気持ちの中の僅かな罪悪感だとか、怒りの感情の中の相手への理解だとか、恋心の中の打算的な気持ちとか。
私の気持ちもどうやらその誰かにも伝わっているらしく、戸惑いの感覚も感じるようになった。
そうしているうちに、幸せな気持ちの中の私への優越感だとか、悲しい気持ちの中の私への縋る思いだとか、悔しさの中の私への嫉妬心だとか、そういう気持ちも感じるようになった。
ならば、私の中の貴方への優越感も依存心も嫉妬心も、貴方は感じているのね。
そう、貴方の優越感への私の嫉妬心への貴方の優越感とか、貴方の悲しみへの私の優越感への貴方の怒りだとか、あなたとわたしの依存心の安心感だとか。
お互いの感情が反響しあい、今やこの感情が貴方のものなのか私のものなのかがわからなくなっている。
今の、この、パフェが美味しくて嬉しい感情は、誰のもの?手を切って痛くてその痛みを貴方にも感じさせて嬉しいのは誰のもの?あの人に告白されて嬉しいのを感じさせて嫉妬させてるのは、誰?
私は私の人生を生きてけているの?
[あなたとわたし]
わたしと出会ったとき
あなたは喜んでくれたのに。
あなたが旅行へ行くときも
あなたが寂しい夜も
ずっと一緒だったはずなのに。
新しい機種が出た?
たったそれだけで
わたしを捨てるの?
私はまだ使えるよ。
LINEだってできる。
Youtubeだって使える。
そりゃ、バッテリーの持ちは
悪くなってきてるけど。
それだけで
わたしを捨てるの?
あなたがわたしと過ごした時間は
そんな簡単に捨てれるものだったの?
《あなたとわたし》
保全させていただきます。
いつも読んでいいねを下さっている皆様にはいつも本当に感謝しております。
この場をお借りして、御礼を申し上げます。ありがとうございます。
今、こちらを始めるきっかけになった創作に力を入れております。
こちらで色々とイメージを膨らませられたおかげで、内容が固まってまいりました。
本筋として力を込めておりますので、応援してくださると嬉しいです。
ーあなたとわたしー
きみ想ひ
園庭に枇杷植ゑき
きみ想ひ
枇杷に水あげき
想ひは通じず
戀實らず
きみは誰ぞの
扉叩く
さりとて
枇杷たわわに實れり
忘却られたまへ
密やかなる戀
忘却られたまへ
細やかな想ひ
消えなばや
潮風向かふ
戀は散り逝く
枇杷の葉搖るる
想い出の丘
お題『あなたとわたし』
1学期期末テスト最終日の放課後萌香達は学校の近くにあるファミレスを訪れて居た。
萌香「長くツラいテスト期間がようやく終わったよぉ。委員長勉強教えてくれてありがとう」
真珠星(すぴか)「本当にありがとう、助かったよ。でもさ委員長の勉強時間減らしちゃってごめん💦」
委員長「穂先(ほさき)さん、謝らないで。人に教えることで自分も勉強出来た訳だし……気にしないで」
萌香「そうだよ!真珠星は気にし過ぎなんだよ!!」
真珠星「萌香もまたには人の事気にして……。だからあの時ヒ◯ラー(生徒指導)に誤解されたの私が!!」
委員長「あの時って?」
萌香「運命の人(あなた)とわたし(あたし)が出逢った日✨」
真珠星「それは萌香が勝手に思っているだけで、正しくはあんた(萌香)が屋上から叫んだ日でしょ!」
委員長「あの騒ぎ輪通(わづつ)さんだったの⁉︎私教室にいたからよく分からなかったけど。昼休みの後グラウンドに居た生徒がザワザワしていたのは覚えているわ」
真珠星「萌香さ〜。あの時誰見てたの?」
そこへファミレスの女性定員が注文取りに来た。
女性店員「お客様、すみませんがご注文お願いします」
萌香達が席に案内されてから約10分以上が経過していた。一向に注文しない女子高生達にしびれを切らしてしまったようだ。
萌香「どうする?」
真珠星「めんどいからドリンクバーで良くね?」
委員長「えぇ。私もそれで」
真珠星「ドリンクバー三つで」
女性店員「かしこまりました。あちらのセルフコーナになります。別のご注文がありましたらベルでお呼び出しお願いします。それでは失礼します」
女性定員は簡単に場所の説明を終え、萌香達のテーブルを去って行った。それを完全に見送った後真珠星が呟く。
真珠星「さっきの店員さん機嫌悪かったよね?」
委員長「えぇ。私もそう感じたわ」
萌香「あたし全然分かんなかった」
真珠星「そういう所なんだよねぇ。萌香って……」
女性店員が来たことにより話題の内容が“気が利く人“に唐突に変わってしまうのは女子会ではよくある話である。
End
臆病でその分とても優しくて少し猫背のあなたごと好き
貴方から見た私は
どう見えているんだろう
多分 演じてる私が見えているよね?
それなりに人付き合いよく
弱音を吐かない普通の子
本当の自分は怖がりで臆病で
なるべく隠れていて関わりたくない
でもそれではこの世の中
何も出来ないから
いつの間にか演じるようになっていった
貴方は「私」を受け入れてくれるかな…
私は「貴方」がどんな人か
いつか知りたいって思ってる
「貴方と私」
わたしがあるいたら
あなたもあるく
わたしがはしったら
あなたもはしる
わたしが立ち止まったら
あなたも立ち止まる
日差しを浴びる わたし
真っ黒な あなた
【あなたとわたし】
7.「あなたとわたし」
多忙と体調不良により今回保全とします。
もっと読みたいと伝えてくださった方、申し訳ありません。
⬇
保全報告にもたくさんの読みたいを伝えてくださって感謝します。
無事に書き終えました。なう(2024/11/08 22:25:24)
▶7.「あなたとわたし」の願い
6.「柔らかい雨」
5.夜を越す為の「一筋の光」
:
:
1.「永遠に」近い時を生きる人形✕✕✕
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私の持てる全てを注いで作り出した人形。
まさか命まで持っていかれるとは…いや、
これは不養生のツケだ。
もはや旅に出られる体力はないが、
それさえ諦めれば残りを人形の仕上げに使える。
幾日も悩んだ末に、
人形の起動スイッチを入れた。
装置が作動し重低音が響く。
程なく無事に人形が目を開けた。
「おはよう、✕✕✕」
最初で最後の時を過ごそう、✕✕✕。
当初の予定より随分と短いのは許せよ。
そして共に探そう、自由を。
あいしてる
なんて世迷言を囁いた自分が
たまらなく恥ずかしくなる
とんでもなく昔の話だけど
わすれている時間の方が長いけど
たのしい毎日が当たり前と思い
しらないふりをしていた辛い現実
今の笑顔は現実逃避
わたしはわたしでしかいられないのに
それを主張ばかりもできない現実
#あなたとわたし
誰かといるって心強い。
誰かといるって温かい。
誰かといるってメンドクサイ。
(あなたとわたし)
あなたとわたし
付かず離れずのあなたとわたし
あなたはわたしを捨てきれないし
わたしもあなたを捨てきれない
自惚れかもしれないけど
あなたはわたしをよく見てる
わたしもあなたをよく見てる
ちょっと前のあなたの様に、わたしの横にべったり来るわけじゃないけど、わたしの前には来てくれる
わたしの前に座ったり、
わたしの前を通りかかったりね
だってそもそもわたしの事を嫌いなら
嫌いな人の前に座る事も
嫌いな人の前を通りかかる事もしないでしょ?
だから好きなのかは知らないけど
気にはかけてくれてるんでしょ?
あなたは心の中はよく読めないけど
行動からはたまにこーゆー事なのかなって
分かるんだよね
あなたとわたし、またいつかもっともっと楽しく
関わりあえたらいいね
まるで運命に導かれるように、あなたとわたしは出会ったわね
あなたの存在を知ったその時、わたしはすでに運命を感じていたのよ
出会った時、あなたはまるでずぶ濡れの捨て猫のようだった
無防備で、あてどもなく彷徨う魂を持て余して、どこか投げやりで…
でも、その中に強い芯を持っていて、拾われるのを待つというより、むしろ自分が物色しているようなしたたかささえ感じたの
そんなあなたを放っておけるワケがないじゃない
あなたが誰かを必要としていたと思っていたけれど、同じように傷だらけだった私の方があなたを必要としていたのかもしれないわね
あなたの力になろうとすることで、自分の生きる意味をそこに感じたかったんだわ
本当はあなたとは年齢もうんと離れているし、顔も声も知らないの
でも、そんなこと問題じゃない
わたしたちは魂で求め合っているから
あなたの発する言葉がわたしのこころをふるわせる
良い言葉も悪い言葉もすべて同じようにわたしのこころに熱を持たせてくれるの
あなたの存在がわたしに生きる意味を思い出させてくれるように、
わたしもあなたを照らす光になりたい
今夜もまたあなたとわたしは同じ月を見上げる
『あなたとわたし』
私と君はまるで正反対だ。
根暗な私と元気な貴方
君のようになりたい、君の隣に並んでもおかしくないように、そんな存在になりたい。
でも分厚いガラスのようなものが私達を遠ざける。
もう遅いんだ
君みたいな人にはなれない
「わたしとあなた」
あなたとわたし
あなたが遠くに行くと言うのなら、わたしはあなたが戻って来る日を待ってる
あなたとわたし
好きな人できると、
好きだけど、自分でいいのかなとか
なんで自分なのかな、
っていつも思う。
周りからどんな目で見られてるんかなーってさ、。
かららん…
扉が開いてベルが客人の来訪を報せる。
ここはHeart Of Rover(ハートオブローヴァ),
魔法使いであるアーレントが営むカフェだ。
「こんにちは、アーレント。
いつものコーヒーにミルクとシュガーを入れてくれるかな。」
きらりと光を反射する錦糸のような柔らかな髪をした店主に注文を伝える。
「ああ、こんにちは。いらっしゃい。今日は珍しい注文だね。」
いつもの注文とは違うことに気付いてくれた彼は冬の早朝に見える朝焼けのような薄い青色の瞳で私を捉える。
薄く紫や青のかかった銀髪は瞳と同じように儚げに輝く。
支払いを済ませて注文のドリンクが出来上がるまでが、私の一番楽しみにしていた時間だ。
何気ない日常で起きたことの会話、彼の持つ知識を聞いてみたり話している間に彼のまつ毛が長いことに気を向けたり…
もう分かるかもしれないけれど、私は彼に恋をしている。
人間の私と魔法使いの彼。
どうしたって同じ時を生きることができない恋。
この心を理解した時には横に立てないことを理解して、少しでも私の人生に彼を残したいと考えた。
だから、週に3・4回もコーヒーを買いに来てしまう。
愛しくて美しい彼と少しでも長く過ごしたくて、休日も店内でゆっくりとケーキを食べながら彼を見つめてしまう。
きっと彼も私の心に気づいてる。それでも何も言わないのは、人生の短い私への心配りなのかもしれない。
私はそれに甘えて、ほろ苦くあまいコーヒーを飲む。
「いつも、ありがとうね。“ ”ちゃん。
疲れた日はいつでもおいで、ケーキでも用意しておくから。」
どこまでも…どこまでも優しい魔法使い。
魔法なんて使わずとも私を宙へと舞い上がらせる。
私を見て、名前を呼んで、優しい言葉を私にくれる。
それでも私は貴方の横に立てない。
貴方を置いて行った人間の話を聞いたから、いつも貴方が嬉しそうに語る過去だから。この世界でない別の場所で、貴方が世界で一番愛した人。
寿命だけじゃない。貴方が愛した人に並ぶことなんて私はできないの。悔しい。寂しい。狂おしい。
恋しい。
愛してるものを語る貴方が好き。
他の魔法使いと無邪気に話す貴方が好き。
地域の人と話す時、人によって声色をほんのすこし変えたり気配りを忘れない貴方が好き。
店に足を運んだ私を見て、目尻を下げて優しく微笑んでくれる貴方が好き。
本当に好きなの。
でも貴方が持つ、愛の前では些細なことね。
とっても大事に持っている貴方の愛を崩すことは、私の好きな貴方を崩すのと変わりないものね。
おばあちゃんになっても、変わらずにいる貴方を見たいわ。
杖をついてでも行ってやるんだから。
貴方を好きな物好きな人間がいるってこと、しぬまで教えてあげるんだから!
だから貴方の中の短い時間を私に少し、分けてちょうだいね
ーとある人間の日記より
あなたとわたし
魔法使いと人間