『あなたとわたし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
袖振り合うも多生の縁とは言うが、まさか恋人の地位を手に入れてまでその細い縁に縋るとは思わなかった。自分で自分に感心する。それほどに彼という存在は、得難く手放し難い幸運だった。こうして固く結んでおけば、来世でもきっと出会うことになるだろう。だから今は今しかできないことをする。指先で輪郭をなぞって捉える。熱を暴く。生まれ変わればそれらは違う姿形をとってしまう。向かい合う自分も次には別のもの。しがみつく腕を殊更に引き寄せ、その場限りの戯れに興じる。夜が終わるまで何度も、飽きもせず。
(題:あなたとわたし)
あなたとわたし
全く同じ時に生まれた
貴方の声と顔は
私の声と顔と同じだった
あなたとわたしは同じだと思った
あなたとわたし
母親が死んだ
貴方は本を読み漁った
私は泣きじゃくった
あなたとわたしは同じだと思っていた
あなたとわたし
考え方が違った
貴方は論理的に考えるのが得意で
私は感情的に考えるのが得意だった
あなたとわたしは違うと思った
あなたとわたし
歩む道が変わった
貴方は研究者になって
私はカウンセラーになった
あなたとわたしは違った
あなたとわたし
目指したいものは同じだった
貴方はとある病のワクチンを作り
私は残された人の心を支えられるようになった
あなたとわたしは同じだった
お題『あなたとわたし』
あなたとわたし、
似ているようで違う。
皆同じだというけれど、
違うのはわたしたちが一番知っている。
あなたとわたし、涙が出ちゃう。
同じところも違うところも。
皆が会うなというけれど、
静かにしてればバレないの。
また来るね。
花を添えた。
❧❦
「父上、何故ですか。何故、シモンを……。
私から、何故……シモンを奪ったのですか。」
まだ、うら若き青年は感情の波を抑えながら、父に必死に抗議する。
父と呼ばれた、厳格な雰囲気を纏う男性は鋭い眼差しを青年に向ける。
「解らないか。」
突き離したように、冷たく男性は問う。
「理解出来ません。」
青年は、はっきりと鋭い眼差しで父に屈せぬよう宣言する。
「そうか、ならば…考えてみよ。
何れ、其の問の解が解るようになる日まで。」
冷静に簡潔に確実に、男性は父としての役目を果たす。
「どういうことですか。」
青年は、冷静になるよう己に言い聞かせながら、必死に訴える。
「連れて行け。」
男性は、側近に命じた。
「承知しました。」
側近は、従順に命を遂行する。
「何故ですか。父上!」
青年は納得出来ず、必死に抵抗する。
「もう、お前に言う事は無い。」
男性は、青年に冷たく言い放つ。
野生の獣のような眼差しを青年は、父に向ける。
男性は鼻で笑い、青年を書斎から退室させた。
(下書きとして一時保存)
20241108.NO.96「あなたとわたし」
あなたとわたし
名前も顔も知らない
何もわからない
交わることもない
でも…
ここで出会った仲間
今日も👣跡残していくね🤭
✴️204✴️あなたとわたし
あなたと(あなたと)
わたしと(わたしと)
あなたとあなたとあなたと
あなたでオリオン座 Hey
へいへいレッツゴー
みたいなのなかったっけ?
うる覚え。
玉響の夢にあそぶ
生きることが苦しみの海に溺れることだというのなら人はなぜ明日へ行くのだろう
遺伝子を未来へ繋げていくことに何の意味があるのだろう
明け方にみる夢
美しさだけがほんもので
ほんもの以外すべて消えてしまえ
消えてしまえ
明日に続くこの橋も
いらない
なにもいらない
ただ美しい夢だけをみていたい
#あなたとわたし
時が二人を別つまでそばにいます。
あなたとわたし
2人でひとつだと思ってた…
あなたは私を見てなかったね…
私はあなたの事四六時中見てたのに…
あなたは私に怯えているのね…
ずっと傍で見ているよ…
お題『あなたとわたし』
たまたまクラスメイトと帰りが一緒になった。授業でやる発表会があって同じグループになった子と今二人で帰っている。その子とは正直あまり話したことがない。というよりも、私はクラスの人とほとんど言葉を交わしたことがない。
その子から「一緒に帰ろ」と言われ、正直気まずいなぁと思いながらも一緒に歩いている。なに話せばいいんだろう、そう思った時にクラスメイトがふと
「あー、帰りパフェ食べに行こ」
と呟いた。私はそれに対して一瞥するだけでなんのリアクションも返せなかった。だが、気がついたら喫茶店の目の前で立ち止まる。
「じゃ、私はこれで」
「え、なに言ってるの? あなたも一緒だよ」
「へ?」
「あなたと私でパフェ食べるの。ほら、普段クラスで喋れてないんだしいい機会じゃん」
って言いながら彼女はお店に入っていく。
可笑しいな、私が誘われるなんて。自然と口角が上がってしまう。人から誘われることなんて滅多にないから正直嬉しくて私は彼女の後をついていった。
貴女とあたし
午前1時
貴女はいつも眠りにつく
ここからがあたしの時間
待ってくれなんて
都合のいいことは言わない
貴女はあたしだから
あなたとわたしだけが居ればいい。
あなたが私を見捨てないなら私はひとりじゃないの。
あなたは私の内側まで知ってくれるよね。
知っても離れていかないよね。
わたしは離れないよ。
どんな時もあなたの味方
ねぇあなたとわたしで共依存しよ。
─────『あなたとわたし』
「あなたとわたし」
あなたと私は全て似てない
意見だけは似ているよねと
あなたとわたしは嗤う
〜あなたとわたし〜
あなたとわたしどっちが大事なの
あなたの方が大切だと思ってた
私があなたのために尽くせば
私も尽くされると思ってた
あなたの気持ちを大切にすれば
私も大切にされると思ってた
だから沢山尽くしたし
沢山求めた
でも違かったんだね
ほんとに尽くすべきは自分で
自分の事心から愛してる存在は自分で
誰かのために生きたって私からの愛とは比べようがない
真実の愛は自分の中にあったから
あなたとわたし
いま私はバスルームで、もう三時間程前にカビ取り専用洗剤を染み込ませ、ラップで湿布していた壁面のタイルの目地を占領しているカビ達とたたかっている。
武器はもちろん、わたしのは使って汚したく無いから、″あなたのたわし″ だ!
・・・・・? なんか間違ってる?
あなたとわたし
こんなに遠く離れて
暮らしてるのに
家族より
メッセージやり取りしてる
だいすき♡
お題「あなたとわたし」(雑記・途中投稿)
……「大きな栗の木の下で」?(童謡)
栗の木とか昔は一般的だったんだろうか。割とど田舎寄りの実家近くでも見た事ないわ。
という事で栗の話でも。
……花が、ものの喩え専用に使われる程に匂いが酷いらしいから一度嗅いでみたい。
と書いてから気づいた。比喩表現に使われるぐらいには一般的だったって事だよな。ちなみに精液の匂いと似ているんですってよ。
気を取り直して、栗ご飯は嫌いです。甘栗は食べるんだけど。
栗ご飯が嫌いなのは父の遺伝からかもしれないけど、父はどんな料理でも、栗もさつまいももかぼちゃも箸で触るのも嫌がるぐらいに嫌いだからなぁ。さすがに結婚式披露宴では食べていたけど。
……栗って天津甘栗と栗ご飯とお正月の栗の甘露煮?以外の料理を知らないや。いや、栗きんとんがあった。上述の通り父が嫌いだから滅多に食卓に上がらないせいかもしれない。(父が外食の日は大学芋が出る家)
甘栗好きだけど剥くのは下手。
秋の味覚で甘い野菜の栗とさつまいもとかぼちゃなら、さつまいもが一番好きかもしれない。でもかぼちゃも美味しいよね。高いけど。
あなたとわたし
わたしではない誰かがいるから
怖いし不安だし傷つく
だから
人との関わりは
できるだけ少なくしたい
あなたといると幸せ
そう言える関わりだけを大切に
残りは程々に
私はよくある夢をみます。
その夢に出てくる貴方は名前も、どこにいるのかも、どこで会ったかも思い出せない。
ただ、夢の中の貴方はいつも素敵な笑顔で
私を見つめてきます。
この世界に存在すらしていないのかもしれない
貴方に私は夢中に恋をしています。
次はいつ貴方に会うことができるでしょうか。
早くまた夢に出てきてください。
早く「私とあなた」の関係を教えてください。
存在しないかもしれない貴方のことを考えると、涙が溢れてきます。
11月の夜空はそんな淋しげな私を優しく包みこんでくれた。