『あなたとわたし』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
"あなたとわたし"
『世界には自分と同じ顔の人間が三人いる』なんて言われてはいる。まだ出会った事はないから完全に信じてはいないが《顔が同じ》ってだけで、勿論育った環境が違うから、中身は全然違う。
感性が同じでも、置かれた環境が違うから得意な事や苦手な事が違う。
何かが《同じ》なんて、ごく稀な事。何もかも違うのが殆ど。誰かといて、劣等感を抱く事が沢山ある。
俺は、他人に体当たりでぶつかる事ができないし、自分に絶対的な自信なんてないし、大きな変化に器用に対応する事もできない。長として大勢を率いる事はやった事ないけどできる気しないし、誰かを強引に引っ張っていく事もできない。
誰かと比べれば、できない事ばかり。
けれどそんなのは当たり前。当たり前の事を気にしてる暇は無い。
俺は《今》の俺ができる事をやるだけだ。
あなたとわたしはまじわらない
あなたとわたしはわかりあえない
あなたとわたしはあいしあえない
あなたとわたしは永遠に他人のまま
あなたは私の一部分
だってあなたは
私から生まれたのだから
今は一人の人間
でもあなたは
私の一部分
面白いくらいに
意思を持って動く
別の人間
それなのに私の一部分
温かい手
ちゃんとそこに
あなたと私
存在している
(2023.11.07/あなたとわたし)
あなたの腕の中が私が一番落ち着ける場所だった。
あなたに頭を撫でられているのを感じながら眠る夜が好きだった。
おんなじとこなんて一つもないのに、あなたは私の最高の理解者だった。
あなたがいなくなったら、誰が私を抱きしめてくれるの?
誰が私を分かってくれるの?
誰が私を愛してくれるの?
#あなたとわたし
私が心の底から愛した唯一の人
あなたとこの先ずっと一緒にいたい
本気でそう思えた
今までずっと一人でも平気だったけど
あなたと出会ってはじめて
かけがえのない存在なんだと知った
何をしていても 隣にいなくても
常にあなたのことで頭がいっぱいで
美味しいものがあったらあなたと分け合いたくて
綺麗な景色を見たら あなたにも見せてあげたくて
あなたとすべてを共有していきたいなと思えたんだ
いつのまにかそれが当然で
私の半分はあなたで
あなたの半分は私で
なんでも半分こできることが幸せで
特別なものはなにもいらなくて
ただ ただあなたと一緒に笑い合えていけたらと
ずっと願っている
そばにいてくれるだけで十分なんだ
そう思えたのはあなただけ
この先もずっと ずっと
『あなたとわたし』
相棒さん
あなたは私の事をどう思っていましたか?
相棒さん
今は私の大事な人ですよ。
最初は
作業のテンポも揃わない、
する事の順番も逆、
お話も噛み合わなくて意見もバラバラ。
髪の毛ぐちゃぐちゃにして
あぁーーもういや!!
って思った事も山ほどあるけど、
相棒さん
あなたは、私の選ばなかった事をしてくれるし、
あなたは、私の苦手な人を担当してくれる。
あなたは、私の事を見て真似しようとしてくれるし、
あなたは、私の事を認めてくれる。
相棒さん
あなたとわたしは全然違うのが
とてもいいね。
相棒さん
これからもよろしくお願いします。
【あなたとわたし】
あなたとわたしでは何が違うのだろう
外見、
性格、
身長、
家柄、
地頭、
国籍、
年齢、
性別、
それでも、尚、異人同士を認め合う
そんな世界が今ここにある
この世界に祝福を
大きい手、だからこうやって隣合って寝ていたい。
普段はあまり言わないけど大好きだよ。
そりゃたまに口喧しい時はあるけれどいつも本気で心配してくれる。
憧れの人とはまた違う憧れの人。
あなたとわたし長い時間一緒にいるしまだまだこれからも一緒なのよ。
だから本当に感謝してる…。
でもこの気持ちはあなたに言わないわ、これは私だけのもの。
普段欲しがることが少ないあなたと違って私はとっても欲張りなの、もっともっと欲しいのよ。
もっと愛して、心配して?さあ私を見なさいよ…。
「あなたとわたし」
誰にでも優しかったあなた
周りの人に冷たく当たってしまうわたし
笑顔が溢れていたあなた
いつも涼しい顔をしているわたし
沢山の人に囲まれていたあなた
孤独なわたし
わたしはそんなあなたが大好きだった、
わたしとは“真反対”のあなたのことが
また天国で会えるかなー、
あ、そっか私は地獄か。
だってあなたを殺したのはわたしだもの。
あなたをわたしのものだけにしたかった、
あなたになりたかった、、
いろんな人に囲まれて笑顔で溢れていたあなたに。
チョコ ビター ミルク
お茶 緑茶 ほうじ茶
ケーキ チーズ タルト
あなたとわたしで今日はお祝いだね
因みに今年の記念日のケーキはぶどうのタルトです。
来年はチーズケーキね。
@あなたとわたし
双子で産まれたわたしとあなた。
ふわふわで明るい茶髪に、白い肌。
少し高い声に、驚くほどの地獄耳。
まさに瓜二つなわたしとあなたには、一つだけ。
そう、一つだけ全く違うところがある。
それは、目だ。
わたしの目は丸くて大きく、透き通るような水色だ。
あなたの目はキツネみたいで、力強い赤色だ。
目は人に印象を植え付ける。
態度を変える。
人は単純だ。
わたしとあなたに示すように。
双子で産まれて目以外は瓜二つなのに、
わたしたちは別々の道に案内された。
一人で歩くか。
道から外れてあなたを探すか。
決められた道を進むより、
自分で決めた道の方が、わたしには美しく思える。
わたしは道から飛び出して、あなたの元を目指した。
わたしは、どうしてもあなたと一緒に歩きたかった。
#47 あなたとわたし
帰り道に私への愛を早足で
語るあなたと、置いてかれるわたし
2023/11/8
あなたとわたし
あなたのような優等生になりたいと
劣等生の私は思っていた。
誰からも頼りにされて、
みんなを正解へと導けるようなリーダーに。
私は前に進もうとしても
すぐに後ずさり変わってしまう。
頼りにされるプレッシャーに
耐えられるはずがない。
だから、必死にしがみついてる。
足手まといにだけはならないように。
人間が嫌い。
学校が嫌い。
人生が嫌い。
優等生になったら
それらを全て見ないといけない。
やっぱり私は劣等生。
優等生にはなりたくない。
あなたは珈琲が好きで、わたしは紅茶が好き
あなたは犬が好きで、わたしは猫が好き
あなたは夜更かしさんで、わたしは夜明け前に起きる
そんなあなたは、
紅茶の美味しいお店を知っていて、
雨に濡れた子猫をほおっておけないわたしを笑って抱きしめ、
朝早くに出かける私に、「いってらっしゃい」と言ってくれる。
かくいうわたしも、
毎朝一緒に珈琲を飲み、
道行く散歩犬を目で追うあなたを愛おしく思い、
毎日かかさず、「おやすみなさい」と書き残す。
『あなたとわたし』
「あなたとわたし」
楽観的なあなたと悲観的なわたし。
相反するのになぜか波長が合うね。
反対だからこそ噛み合うのかな。
あなたが楽しい時わたしも楽しい。
あなたがつらい時わたしもつらい。
わたしが楽しい時、つらい時、あなたはどう感じるかな。
見える世界が違うからあなたの世界を少し見せてほしい。
わたしに理解できるかわからないけれど。
あなたとわたし別々で個々のものから
2人でひとつ、お互いになくてはならないもの
そうなりたい。
ぼくたちは毛布の胎内で吾子となる馬鹿には見えぬ服を着たまま
何度目のリーチ穴だらけのカード握るきみと参加賞のぼく
目が合いて微笑む触る抱き締めんとす「体験版はここまでです」
お題 あなたとわたし
あなたとわたし
夫は私より5つ下だ。
今や歳の差なんて感じることは殆どないが、
子どもの頃で考えると、
私が6年生の時、夫は1年生だった。
そう考えると、結構な差だな。
1番衝撃だったのは、修学旅行の話をした時。
夫が中3の修学旅行。
自由行動で行った場所が、
私の職場の近くだった。
そう。私は既に働いていたのだ。
制服を着て観光していたあなたとわたしはすれ違っていたかもしれない…。
想像すると、ちょっと楽しい。
paki
Theme:あなたと私
何もかも正反対な、あなたと私。
「足して2で割ったらちょうどいいかもね」なんて笑い合っていたときもあったっけ。
当然のことかもしれないけれど、あなたと私は違う道を選んだ。
道を踏み外しつつある祖国に対し、あなたは剣を向け、私は祖国の盾となった。
あなたは持ち前の情熱と弁舌で仲間を増やし、私は持ち前の冷静さと沈黙で祖国が滅びに向かっていく様を見ていた。
赤く濡れた剣を拭い、あなたは私に激しく問う。
「お前は俺よりとっくに早くこの国の歪みに気づいていたはずなのに、どうして留まったんだ?」
赤く染まった床に横たわったまま、私は静かにあなたに答えた。
「私はあなたのように勇敢じゃなかったから、祖国を捨てられなかった。中から国を変えたかった」
なんだ、結局はおんなじことを考えていたんじゃないか。方法が反対だっただけでさ。
そう呟いて涙を流すあなたに、私は微笑んだ。
黄色はあなた
茜色はわたし
優しくて柔らかな
きいろ
幸せを運んでくれた
あなたがいて
幸せになれた
わたしがいる
いつもふたりで
茜色の空を眺め
歩いたね
懐かしいな
いつか
またどこかで
会えるなら
そのときは
私が黄色になって
あなたを
幸せにするから