『あなたがいたから』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お題『あなたがいたから』
これは、前の主様とのお話。
臨月も間近となったある夜、俺と主様はキッチンに来ていた。
ホットミルクが飲みたいとおっしゃられたのでそのまま寝室でお待ちいただくつもりでいたら、私も行きたい、とおっしゃられたのだ。お待ちください、いやだ、足元が危険ですので、だって……。
最後には「だったらもういらない」と言い出してしまい、結局俺の方が折れた。
俺の腕に捕まっていただき、二階の寝室から一階に降りるまでは、おそらく俺の方が緊張していた。
はちみつを溶かし込んだホットミルクを、座るとしんどいからという理由で立ったままコクコク飲んでいる主様。間もなく母親になるとは思えなく、むしろ主様こそ幼な子に見えてくるような、無邪気で愛くるしい微笑みを浮かべている。
「ふぅ……美味しかった。ありがとう、フェネス」
「いえいえ、どういたしまして。それでは洗い物を済ませてしまいますね」
ミルクパンとカップを洗っていると、あのね、と小さな声で主様は話し始めた。
「私、本当は赤ちゃんを産むのが怖かったの」
思わず動きを止めて主様に目を向けた。
「ひとりで産むのが怖くて、マタニティブルーっていうのかな? 急に不安になったり、泣きそうになったり」
「主様……」
「多分あのままひとりだったら、こうやって、あたたかい飲み物で気分を落ち着けようという気すら起こらなかったと思うの。
少しでも私に変化があるとしたら、フェネスたちに出会えたおかげかな。ありがとう。ひとりぼっちにしないでくれて」
小さなお身体で、そんな想いを抱えていらっしゃったのか……辛かっただろうな……。
「話してくださってありがとうございます。俺なんかでも少しは主様のお役に立てているようで嬉しいです」
ふふふっ、と笑った主様は、
「これからも親子ともどもよろしくお願いします」
と言って頭を下げた。
産後、すぐに亡くなってしまったけれど。
主様が残してくださった赤ちゃん——今の主様——がいるから、俺たちも頑張っていられます。
あなたがいたから…
生きて来られたんだよって言いたい。大好きな貴方に…
貴方からいつも元気や勇気をもらって
貴方がずっと私にとっての心の支えだったから…
あなたがいたから
どんなに辛いことでも頑張ろうって思えたよ。
あなたがいたから
生きようって思えたよ。
あなたがいたから
今の私がいるんだよ。
あなたがいなかったら…
きっと今の私はいないから…
貴方は今、どこで何をしてますか?
貴方に会いたいです…どこに行けば会えますか?
貴方にもう一度会いたいです…
今、貴方の隣には誰がいますか?その人はどんな人ですか?
貴方が選んだのならきっと素敵な人なんだろうな…
私は貴方に選んでもらえなかったけど
貴方を好きになれたこと、後悔なんてしないよ
私はこれから先もずっと
貴方を好きになれた自分を誇りに思います
大好きな貴方がどうか幸せでありますように…
不幸せの大波は全部私がかぶるから
貴方が泣かなくて良いように私がたくさん泣くから
貴方がたくさん呼吸できるように私がたくさん息を止めるから
貴方が明るい未来を生きられるように私が暗い道を歩くから
貴方にふりかかる痛み全てを私が拭うから
報われなくてもかまわない
貴方のために生きられるなら私にとっては本望です。
あなたがいたからなんとか単位を落とさずに済み今の職業についてます。マジでありがとう(大学の同じ研究室の友人へ)
「あなたがいたから」
あなたがいたから
生きてこられた
あなたがいたから
無償の愛を知った
あなたがいない世界は
色を失い 呼吸ができない
それでも
いつか逢えると言ってたから
あなたにもらった愛を力にして
今日も生きていく
あなたがいたから
そう聞いて、良い意味として捉える人は一体何人いるのだろうか。
あなたがいたから助かった。
あなたがいたから生きることが出来た。
こう捉える人はきっと多数いる。
けど、こうも考えてほしい。
あなたがいたから助からなかった。
あなたがいたから生きられなかった。
こんな意味の時あるから。
……理解して欲しかったね。
ーあなたがいたからー
【あなたがいたから】
あなたがいたから今の自分がいるんだよ。
あなたがいたから今の自分は元気なんだよ。
あなたがいたから今の自分に笑顔が増えたんだよ。
あなたがいたから本当の恋を知れたんだよ。
あなたがいたから大好きを知れたんだよ。
って伝えたらどんな反応するんだろう。
一度だけ
「あなたがいたから助かったわ」と
言われたことがある。
その瞬間。
私はちょっと救われた。
ああ、私はいていい人なんだと
思えたから。この言葉をくれた時に
咄嗟にありがとうが出なかったのは、
多分それだけの関係で
あの人との縁を切りたくなかったから
なんだと思う。
私は、そういう人だから。
あなたは、知らないけれど。
夕暮れの帰り道。遠く、潮騒が聴こえる。
「……」
道の向こう、その先の海へと沈む太陽。それを、私は一人眺めていた。
「まあ、しょうがないか……」
今日は、「彼女」はいない。もしかしたら、今日だけでなく、しばらくいないかもしれない。そう考えると、少しだけ憂鬱になる。
「はーやく帰ってこないかなー……」
おどけて、節をつけてそう呟く。そして、大きくため息をついた。
「寂しいな……」
海へと沈む太陽を横目に、わたしは走る。うん、久しぶりに街の鵬に出ると、やっぱり迷子になる。
「て言うかわたしいくつになっても迷子なのか…… 」
『迷子』なんて可愛いもんじゃない。それに、『可愛い』なんてわたしには似合わない。きっと、その言葉はあの子の方がしっくりくる。あの、寂しがり屋さんにこそ。
「ああ、もう帰ったかな……」
走りすぎで脇腹が痛い。けど、それをこらえて、勢いよく漁港の三叉路を走り抜ける。そこに、あの子はいた。
「寂しいな……」
「そんなこと、言ってると思った」
「え、あ、お帰り……」
私は思わず目を擦る。本物……だよね? 大分早いけど。
「あんたが寂しがると思って、早めに帰ってきたのよ。三便ぐらい早いバスで」
「あ、ありが…とう?」
その言葉と一緒に、堰を切ったように涙がこぼれる。そんな私に、彼女はなだめるように少ししゃがんで視線をあわせる。
「泣かないの。ったく、ホントにあんた何歳よ……」
涙を拭いながら、私は考える。
「多分、明日で十四歳かな……」
「そうだね、明日誕生日だったわ」
覚えてる。親戚の誕生日なんて、そうそう忘れるものじゃない。ましてや、それがわたしと二つしか歳の離れてない、大事な姪ならば。
まだ言葉にはするつもりはないけど、あなたがいたから、わたしは頑張れるんだ。妹みたいな、あなたがいるから。
たくさん笑えるようになりました。
たくさん泣けるようになりました。
たくさん喋れるようになりました。
『あなたがいてくれたから』
#あなたがいたから
1人目
あなたがいたから人生が嫌になった。
あなたがいたから心に傷がついた。
あなたがいなければ
2人目
あなたがいたから光が見えた。
あなたがいたから人生が楽しくて幸せだ。
あなたがいてくれて
1匹目 ( •᷄ὤ•᷅)は?
あなたがいたから怖かった。
あなたがいたから嫌いになった。
大っ嫌いな鹿へ٩(๑`^´๑)۶
始めて
ちょうど
1ヶ月。
こんなにも続けられるなんて
自分でも
思わなかった。
元々
書くのはキライじゃなかったけど
どんな場所で
書いたらいいのか
分からなくて
ずっと
モヤモヤしてた時
やっと見つけた場所。
わたしの
これまでのこと
知ってくれて
読んでくれて
いつも
ありがとうございます。
あなたの
【もっと読みたい】を
力に変えて
書いていきます。
#あなたがいたから
あなたがいたから
わたしは今日まで
生きてこれました。
ありがとう、さようなら。
はじめまして、よろしく。
そしてまたわたしは、
あなたを愛す。
どんどん遠くなる記憶
それでも
あなたがいつも
隣にいてくれた事実は
消えていかない と
時間と共に
かすれてしまうのだろうけど
それでも頭の何処かに残る記憶
生まれ変わって
姿が変わったとしても
また1から出会い育んで行きたい
あなただからこそ そう思う
あなたがいたから
あなたがいたから、ここまでこれた
あなたがいたから、私は変われた
あなたがいたから……
あなたの名に恥じぬよう
私がここを守り続けましょう
あなたが、私にしたことを
私が代わってし続けましょう
そして、あなたが私達に残してくれた
希望を紡ぎ続けましょう
あなたが大事にしていたこの世界を……
あなたがいたから
あなたがいたから、ここまでこれた
時にはげましてくれた
時にしかってくれた
何も言わなくても、そっと気遣ってくれた
あなたがいたから、頑張れた
だから、成し遂げたことは全て二人のもの
すべてが終わったら、共に喜び合いたい
私が今生きているのはあゆみのおかげです。あゆみがいなければ、私はとうに死んでいました……と「遺書」に書き写す午前二時。使い古した汚れている勉強机の上で書きたい事を文字が汚い事をわかっていてひたすらに書いていった。文法もぐちゃぐちゃの、まるで人に読ませる気がないような字。これが遺書だと言うのなら、空白の原稿用紙を「反省文だ」と言っても通されるだろう。
「……わたしは…あゆみによっていかされ…あゆみによってころされます…わたしが…しぬのもいきるのも…あゆみのおもうがままに、」
小学生が文を書く時のように、書いている文章を丸々朗読しながら書く。鉛筆をぎり、と力強く握り締め、押し込んでいく程の強さで感情のままに文を書き記していく。何故、私が生きているのはあゆみのお陰なのに遺書を書いているのか って?
それは、あゆみを殺す為に生きてるからだよ。
誰がに依存してはいけない。人は元々1人なのだから。
そんなことを叫ばれる世の中だけど。
あなたがいたから、私はあの時諦めずにいられた。
あなたがいたから、勉強も頑張れた。
あなたがいたから、もっと素敵な自分になりたいと思えた。
あなたがいたから、私は強くなれた。
私の人生に彩りとスパイスを与えてくれるのは、いつもあなた。
そんなあなたに、心からの尊敬と感謝を。
「あなたがいたから」
『あなたがいたから』
真っ先に浮かんだのは、実の母親です。
「あなたがいたから、わたしがいます。産んでくれて、ありがとう」と、生前に伝えられていたら、もっと違う結果だったのかもしれません。
母は、わたしが中学生の頃、自らの意思で他界しました。
母は波乱な人生でしたので、わたしは母の分まで穏やかに生きて来たつもりです。そして、これからも命の尊さを胸に、生きていきます。
また、このアプリを始めて、トータル2,067のリアクションをいただいております。
「もっと読みたい」を押してくださるあなたがいたからこその継続です。
この場を借りて、お礼申し上げます。
ここまで続けてこられたのも、皆様のリアクションあっての事なので、心より、ありがとうございます。
愚痴や駄文及び拙歌ではありますが、これからも見守っていただけると、幸いです。
あなたがいたから。
シナリオライターを目指した理由。
1つ下の従兄弟です。
もう4年も前になります。僕は実家にいて花屋で仕事してた。
当時、よく従兄弟と遊んでいたよ。その時から今の生活や状況に不満やモヤモヤしていた時期でなにも踏み出せなかった。
ある日その従兄弟のPs4で「ライフイズストレンジ」というアドベンチャーゲームをした。
その時初めて、シナリオの素晴らしさに気づいたんだ。ライフイズストレンジのシナリオはおれの心にはいってきた。
そこからおれはシナリオライターをしたいと実家をでた。
今思えば、その従兄弟がいなければシナリオの仕事はしてないだろう。
従兄弟はどんな思いでそのゲームを一緒にしていたのだろうか。
あなたが居たから頑張れた…
あなたがいればそれで良かった…
あなたと一緒に歩みたかった…
なのに なのに
私のことは必要としてなかった…
私があなたを愛するほど
あなたは遠ざかっていく
いつになったら私を見てくれる?
こんな感じの手紙が机に置いてあった
恐怖でしかない
引越しの準備を始めた
送り主はわかんなかったけど…
怖くてたまんなかった
新しい住所は…
信頼できる幼なじみに教えよう
おかしい…
幼なじみにしか教えてないのに…