『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
憂鬱な梅雨には、紫陽花が咲く。
鮮やかな青色をした紫陽花に、私は今日も話しかける。
大好き大好き大好き。
この花を愛するのには、私には愛する人がいたからだ。
今日みたいな梅雨の日、大好きだった彼に、別れを告げられた。
正直もう君に縛られるのは限界だと、もう愛せないと、そう言われた。
悲しくて悲しくて、憎らしくて憎らしくて、許せなくて、気がついたら、小さなナイフを握った手が、カレの体に触れていた。
今日も私は紫陽花に話しかける。
この紫陽花が生きている限り、私は彼と生きられるのだ。
だーいすきだよ、カレ❤️
甘ったるいその声で、私はつぶやいた。
あじさい
落つる雨 這う水滴に 深化する
青紫の 儚きよひら
玄関から出たら土埃の臭いがした。
これから始まるのではなく終わった気配だ。
俺は折り畳み傘を仕舞い、市街地まで歩き出した。
高く昇った太陽も今は目も当てられない。
視界が濁る中、白や赤の人工の光が脳を揺らす。
前をじっと眺めていると、俺は目を見張った。
鮮やかな化け物がいる。
やがてそれが集合体だと分かった。
緑の中にまばらに在る青や白は、花だ。
それがお前の本当の姿なのか。
一息ついてまた歩き出すと、水溜まりに靴を沈ませた。
泥水の中で、綻んだ顔が映っていた。
いつしか雲間から光が差していた。
『あじさい』
これが咲くと雨が来た様な気がする。
雨の雫で滴るあじさい。
雨は暗いかもしれないけれど、
あじさいは美しい。
今日も見つけた。沢山のあじさい。
あじさい
梅雨の時期になると通学路に咲く紫陽花。雨に降られながら可憐に咲く紫陽花の変化を目にしながら、憂鬱な学校までの道を歩く。嫌なはずの学校を少し好きになれる瞬間である。雨によって姿を変える紫陽花は、小さな花弁を一生懸命に集め寄せた健気さに良さがあると思う。藍色の空にピンクの花びら、どうか長くその様を見させてくれまいか。
オワリ
雨は嫌いだけど、傘に雨が当たる音は好き。アタマイタイ
瑠璃紺の
萼美しき
八仙花
処変われど
また七変化
【あじさい】
「あじさい」
紫陽花が身に纏うパステルカラーのドレスの色は。
デザイナーである土たちの感性が決めているみたい。
あなたが悪いんだよ。私だけを見てくれないから。
約束したでしょ。絶対に裏切らない、何があっても
ずっと一瞬にいるって。
感情が抜け落ちたような表情を浮かべる女。
後悔と絶望、恐怖がないまぜになった目をして女を見上げる男。
その男のそばで、男と親しげに話していた女が驚愕の表情を浮かべたまま倒れている。
紫陽花が辺り一面に咲き誇っている。雨に打たれ、狂ったように輝く蒼。紅が混ざり、やがて妖しく紫に染まる。
冷淡な瞳で口元に笑みをたたえながら、女は男の手を取った。
あじさい
免許を取ってから初めて友達を車に乗せることになった。誰かを乗せるのって緊張する。命を預けられてるんだなって。そんなことを話したら、「車を運転するってことは全人類の命を預かるってことなんだよ」と冗談みたいに言われた。
「あ。あじさい咲いてる」
窓の外をずっと見ていた君が言った。今年もこの季節がやってきた。梅雨はまだ来ないみたいだけど。一瞬で過ぎ去る時間を噛み締める。
席替えをして隣になった
独特な雰囲気の子
少し背伸びしてる子
ただ笑うとかわいい子
耳の長さまで髪の毛がある子
水曜日の午後は二人で帰って
近くの公園で話すのがルール
端に咲いたあじさいが気になる
何かを言いたそうに見える
公園に着いてからあじさいについて調べた
花には花言葉があるらしい
心がそわそわした...
来週の水曜日はなにをしようかな
「 アジサイ 」
もう梅雨時期ですね。
同級生の女の子たちは髪がうねるからなんて梅雨は嫌い、だなんて可愛い理由をつけていうのでしょうけど
私、梅雨は大好きでしてよ。
空は暗く、朝なのに部屋の電気をつけて、本を読むときに
耳に自然に響く雨の音。
これが最高に心安らぐ時間なのだから。
あら、あそこにあじさいが咲いてらっしゃる。
是非一度この屋敷を抜け出して触れてみたいものでして‥‥
『あじさい』
昔、婆さんと2人で傘をさしながら紫陽花を見ていた
雨に濡れた紫陽花は言葉を失うほど綺麗で美しかった
と病院の窓を眺めて言ったおじいちゃんはどこか切なそうに笑った
最近、雨が降ってると婆さんに会える気がして、天気予報を見てしまうんよ
おじいちゃんがあと半年ももたないことを知っている私は、"雨が降るといいね"としか声にならなかった
もっといい言葉をかけれたらまだ生きてたかもしれない、
なんて思いながら、私は雨の中お墓に紫陽花をそえる
『あじさい』
この時期になると、あじさいがきれいに見えるようになる。
雨がポツポツと音を立てながら、あじさいの葉の上に落ち、滴る。
その上をノコノコと歩いていた蝸牛は、雨に打たれて丸くなったかと思えば、ころんと落ちた。
空は灰色。
日の光は非常に弱く、少々薄暗い。
その中でのあじさいはコントラストが強く、より存在を際立たせる。
──紫陽花の花言葉は、移り気、浮気、無常。
毎年、無常なあじさいに、そこら辺の花から移り気をして、見とれる。
雨さえなければ、美しいのに。
…いや、雨だからこそ、その存在が美しいのか。
「あじさい」
あじさいは雨の中咲いてるイメージ。
かたつむりも一緒にいる感じ。
梅雨に入ると言いつつもここ数日は晴れの日が続いていて
その上真夏日だから梅雨を通り過ごして夏がきたのかと思った。紫陽花で「あじさい」。なんておしゃれな名前なんだろう。
このお題も見たことありますねえ。
淡い藍、桃花、白、杜若色
いろんな色があるから、見ていて飽きない
「何見てんの?」
背後から声をかけられて顔をあげた
「紫陽花よ、知ってるかぃ?」
「ああ、紫陽花ね。知ってるわ」
「きれぇな花だねい。アンタに似てるぜ」
「???」
「へっへっへ、わかんねぇか」
「何それ、馬鹿にしてる?」
「いや…どう考えてもアンタにしか似合わない花なもんでね」
「???」
「だってよぉ…」
紫陽花の花言葉は
「ひたむきな愛だぜい」
アンタだけにしか似合わないように造られた花みたいなものだから
「…それなら
そっちの花も好きなんだけど」
そう言って指をさしたのは青い杜若
オイラの名前と被るから、言いたくないかあ
「なんで?」
「あんたに似てるから」
「まだあるだろい?」
「……
…幸せが必ず来るからよ」
#2024.6.13.「あじさい」
杜若と弟想いな姉ちゃん。
杜若→幸せは必ず来る
紫陽花→ひたむきな愛(緑)
仮面は碧でしたね。杜若にも姉ちゃんにも、とにかくdlc組はみんな幸せになっててほしい。
スガさん誕生日おめでとう!
憧れ、そして目標にしている先輩像です。一生ついていきます()。
【あじさい】
あの日、僕の可能性を広げてくれたのはきみだけど
きみの可能性を狭めたのは僕だ
きみは僕だけの存在じゃなかった
うっすら出会った時から解ってたけど
暗闇から連れ出してもらって嫌でも認識させられた
きっと僕より真っ当な愛を与えてくれる人は沢山居るんだろう
きっと僕と違ってちゃんと隣を歩いたり、
なんならきみを引っ張って行けるような人も居たりするんだろう
僕は愛情の受け取り方も渡し方も知らないから
ただずっとそばに居て
きみの手を握りしめることしか出来ない
明るくなった世界で
照らされた人々を見て
苦しくなってしまうけど
そんな僕でも隣に居てくれるきみが
出会った頃と寸分違わず微笑むから
僕もこの痛みを隠して
きみに教えてもらった笑顔でそばに居たいんだ
--白い紫陽花の話
2024-06-13
時を重ね、同じ色だった私たちは
いつの日にか違う色になっていた。
それでも同じ根本。
本当は違うのに「一緒だ」と触れ合った。
花は移り変わる。
季節が変わり花がしぼんだ頃、ようやく安堵した。
一緒にいなければ嘘を重ねることもない。
#あじさい
今の季節あじさいが見頃です。
あじさいが散った時
夏が始まるんだと思います。
季節は巡っていくんだなと思いした。
ちなみに僕はあじさいの時期に産まれた男です。
「あじさい」
あじさいについてあんまり知らない
でもこの時期に花が咲くことは知っている
それと見た目しか知らないけど、魅力的に見える
永遠に咲いているかのように魅力的に
でも現実は瞬く間に形が変わっていく
それでも毎年そう思う
ここまで勘だけは磨いてきたのに
それも宛にならない
なにをしていたのか
そう思っている内に季節が過ぎて
またいつか見た気がする花を見つける
あじさい――――
ザァザァと止めどなく降り続ける雨。
お天道様が一年の中で最も潤いを与えてくれる時期。
それが「梅雨」だ。
6月になり、毎年恒例の梅雨の時期がやってきた。外出のしにくさや、ジメジメとした湿気の多い時期でもある為、好ましくない天候だと感じている。
だが、自然界からすれば天からの恵みと言えよう。
この時期の見物と言えば紫陽花。
6月半ばが見頃とされる紫陽花、土の成分で葉の色が変わると聞いたことがある。アルカリ性だとピンクに、酸性だと青色になるとか。個人的には青色が好きなので、酸性の土で育った紫陽花がベスト。
そんな紫陽花だが、色によって花言葉が変化する。
青や青紫だと「辛抱強い愛情」「冷淡」「無常」
白だと「寛容」
ピンクだと「元気な女性」「強い愛情」
緑だと「ひたむきな愛」「辛抱強い愛情」
送る相手によって渡すべき色が異なるので、間違えない様にしたいですね。