『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
大好きなお花。
色とりどりで綺麗。
雨露にあたるとなお綺麗。
京都の紫陽花って、
街路の方が
綺麗ね
って、君が言う
京都の植物園の
職員さんて
……
って、僕が言う
植物園の紫陽花は
小さい
私は、紫陽花が好きだ。1つの紫陽花の中に沢山の色があって、綺麗だ。梅雨は、嫌いだが、紫陽花は、好きだ。今年も紫陽花の季節が訪れた。私も、どんなに雨に降られても、根気強く生きる紫陽花の様になりたい。紫陽花は、何時だって綺麗だ。梅雨は、嫌いだが、紫陽花が見られるのは、嬉しい。紫陽花を見れば、梅雨のモヤモヤした気分を吹き飛ばしてくれる。梅雨が終われば、間もなく、夏本番だ。今の彼氏と付き合って初めての夏。今彼と過ごす初めての夏は、例年よりも忙しくて、楽しくて幸せな夏になりそうだ。プールに、海、夏祭りに、花火大会…今年は、例年の夏より、楽しみが沢山だ。
#あじさい
梅雨入り宣言。
天気予報とのにらめっこ。
傘をさして道を歩く人たち。
明日も雨。
1面灰色に染まる季節。
紫。青。ぴんく。白。
紫陽花だけが色づいてる。
雫も色っぽく纏って。
梅雨も悪くない。
そう言ってもらいたい。
子供の頃は泣き虫で、
よく母に叱られては、
一人で道をとぼとぼ歩きながら泣いていた。
目に涙がいっぱい。
その目を少しすぼめたりして街の灯りや信号機をみると、
キラキラの宝石箱みたい!それからあとも、
私は叱られて涙するだびに、泣きながら瞳をすぼめて、
その宝石箱遊びをしていたのを今思い出す。トパーズに、エメラルド、ルビーに、ダイヤモンド。今は滅多なことでは、涙がでなくなっちゃったけど。またいつか、涙がでたら、その、宝石箱あそび、
またやってみようかなぁ。
水色のあじさい の
そばにタンポポが
タンポポ の
花びらに蝶が
羽が
傷ついて
恋人からあじさいを貰った。
恋人は単純にキレイだと思って渡してくれたんだろう、それは嬉しい。見目もキレイだ。ブルーという言葉がよく似合うあじさい。
でも、あじさいの花言葉は『移り気な人』。
なんだか浮気を疑われてるようで、モヤモヤする。
お題「あじさい」
子供らが遊ぶ広場の一画に
その花が両側に植えてある小道がある
ほんの数十歩の道のりだが
日ごとつ色づく姿に
大人は足を止め梅雨らしさを鑑賞している
低木とはいえ、ちょうど子供が隠れられる高さ故
かくれんぼの恰好の場所のようで
花と花をかき分け踏み入る姿を何度も見る
無惨に散らされた、または落とされたその花に
子供の元気さとの対比に哀れさを感じる
せめて道端に落ちているかたまりを
土の上に戻してやるぐらいしか出来ない自分も
また哀れな大人だと自嘲する
『あじさい』
あじさいの花言葉って『移り気』や『浮気』の他にも『辛抱強さ』っていうのも有るんです。
これは、花の期間が長いことに由来するのですけど、続けて読むとちょっと面白いですよね。
『移り気』で『浮気』性な貴方。でも、私は健気に『辛抱強く』貴方を待っているわ。
なんてね。
いや、そんなヤツ、サッサと捨ててしまえ。
なんて、私なんかは思うのですけど。
かと言って、浮気ダメ絶対❌主義かというと、そうでもないんです。
人間だもの、そういう事も有るよね、みたいな。
多分、浮気されても健気に彼のことを思ってる私、って感じで自分に酔っちゃってる人が苦手なんですよ。
なんか、めんどくせーな。
とか思っちゃう。
あ、また敵作ってる、私?
で、紫陽花なんですけど、ご近所に大きくて綺麗な花を沢山つける紫陽花があるんですよ。
そこがいつの間にかお引越しされてて、でも地植えだから今年も蕾が出始めてたんですけど…
ある日、蕾の枝が全部切り取られていた。
なんてこと!
そりゃあ、誰も住んでないし、枝だって道路にまではみ出してはいたけど!
盗んだ花見て、「ああキレイ」なんて思えるのか?
そこを通るたびに、怒りがフツフツと沸いてくる。
まあ考えてみたら、私の物ではないんで、そんなプリプリする必要もないんですけど。
でも、なんかイヤだわ(눈‸눈)
子供の頃の絵本にあった
大切だったようで
今も家に保管されている
鍵っ子だった私
ひとりで空想に浸るのが好きだった
あじさいの絵本は
母のいた台所を
思い出す
紫陽花の花言葉は、移り気。
色が鮮やかに移り変わるから付けられたのだと言う。
人の心も、移ろうもの。
移ろう先に見えるものが良いものだけとは限らないけど。
その先を見据えて、未来を望むのなら、行く先々が紫陽花のように鮮やかであって欲しいな、と思う。
#あじさい
紫陽花…
アジサイ…
あじさい…
うん
ひらがなで書くと何だか優しい印象がする。
私の道は、私がこの世に生を受けた時から既に決められていた。
私は由緒ある寺の跡取りとして生まれた。私は生まれた瞬間から、周囲に期待されていた。私はその期待に応えようと努力し続けた。荘厳で広大な寺の境内だけが、私の世界の全てだった。
時が経ち、私は周囲からこの寺の正式な跡継ぎと目されるようになった。私には二つ下の弟があったが、彼の性分は厳格な禁欲主義とは相容れず、様々な騒動を起こした末に破門されるに至った。
弟の破門以降、私に対する期待はこれまで以上に過剰なものとなっていった。この寺の最高権力者である父からは、必ずや次代当主となるように、と釘を刺された。私は彼らの期待に沿うように、今まで以上に努力を重ねたが、私はそんな毎日に疲弊し始めていた。
ある冬の晩、私は父に呼ばれた。父は私に、私を正式な後継とすることを告げた。
「とはいえ、おまえはまだ精進が足らん。皆への周知は夏まで待ってやる。この半年のうちに今一度身辺をあらため、家督を継ぐに恥じぬよう、これまで以上に精を出して勤めよ。」
この頃になると、私の心は疲れきっていた。父の言葉は、私をいたずらに焦らせるだけだった。
目立った成果を出せぬまま、梅雨の季節になった。まとわりつくような沈鬱な空気の中、私は庭の掃除をしていた。
父のいる本堂の方から、妙齢の女が出てきた。女は私を見て挑発的に笑った。境内では、この寺にあるはずのない紫陽花が、魅惑的な表情で花ひらき始めていた。
(あじさい)
「紫陽花好きだなー」
近所の家の庭に咲いているのを見て彼女がいう。
『こうもたくさん咲いてるとやっぱ綺麗だね確かに。』
僕たちはコンビニに行くついでに散歩している。
いわゆる良い休日だ。
たまには家でまったりみたいな、そういうやつ。
「この梅雨時に咲く花だからさ、
なんか良いよね、頑張ってる感じが。」
私も頑張らなきゃー!!
と繋いでる手をブンブンする。
『ははっ、ちょっと!笑笑』
ね、今日良い休日だよね。お花とか眺めちゃったりしてさ。
さぁさ、
『夜ご飯は何作ろうか?』
「ハンバーグ!!」
走れー!!とお家まで競争と言って急に走り出した君を僕は笑いながら追いかけた。
その薄紫色を目にするたび、記憶の底に滲む声がある。
──金魚鉢にあじさいを入れると、触れられる世界のすべてが、ここにあるんだって気持ちになるの。
昔、そんなことを繰り返しては、懲りずに母に注意されていた姉の年齢を追い越して、もうどれくらい経つのだったか。
(あじさい)
梅雨の時期に咲く紫陽花。
いろんな色があるね。
パッと咲いて綺麗だ。
「君は紫陽花のような人だね」
昔言われた言葉。
ずっと褒め言葉だと思っていたけれど、数年越しにとんだ思い違いだとわかった。
あれの真意は「君は八方美人のくせに、本心は絶対に誰にも見せないね」だ。
四方八方に花開いているように見せているあの花びらのようなものは、本当は萼だという。
そして皮肉を言われた花びら(誰にも見せない本心)は、萼に守られるようにして中心にある集合体のひとつひとつだ。
花言葉は『移り気』『無常』。
(無常ね。自分に振り向いてくれなかったからって、遠回しに嫌味言うかね?)
カフェの窓際の席で肘をつきぼやく。
降ってきた小雨が外の紫陽花の花々を叩く。
「きっとそういうトコが、アンタに振り向かなかった理由だわ」
青い紫陽花は静かにこちらを見ている。
/6/13『あじさい』
好きとか嫌いとか、思ってるならいいでしょ。
ライクでもラブでも関心があるわけだし。
好きも嫌いもない、どうでもいい人なら
Lの文字すらもないくらい
何の感情も動かされないの
/6/12『好き嫌い』
真っ赤でもなく、真っ白でもない。
周りに染まるけど、自分の色を持っている。
遠くから見るとダイナミックなのに、
近くで見ると可憐。
雨が止んで日が差すと、色っぽい。
桜よりは、もてはやされない。
敵を作らないし、あざとくて一番モテるタイプ。
あじさいが咲く季節になった。
あじさいを漢字で書ける?
私は、書ける。
お父さんに教えられたから。
お母さんには教えられてないけど。
クロール
深夜のプールに飛び込む
無数の泡が昇っていく
三日月が波の中に砕け散る
水の音以外に何も聞こえない
不安は存在しない
瞼を閉じる
淡い淡い闇が降りてくる
クロールをすると波が顔を洗う
無心に泳ぎ続ける
夜風が荒れた心を慰める
インディゴブルーの世界に入っていく…