『あじさい』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたとみた
あじさい
窓からみえる
なんでもない景色
今年が、最後になるかもなんて考えたら、
突然、雨に煙ってしまうあじさい
もう、あれから1年過ぎたらしい‥
「あれ」
「アジサイだ…。こんな所に咲いてたっけ…?」
あいつの家があった空き地に見慣れないアジサイが咲いていた
青く、とても鮮やかな色をしている。
「アジサイって、青色になるんだ」
そう思った瞬間、少し背中が寒くなった。
『あれ、帰ってきとったん?』
近所のおばちゃんが俺に声をかけた
「はい。仕事にキリがついたので…」
『そうかそうか』
「あの…、この家の女の子って…」
『ああ……。本当にお気の毒だね』
え…。俺は今何処にいるか聞こうとしたのに…。
お気の毒……?
「それって…どういう…」
『あんた、知らないのかい?この家の女の子、行方不明だって』
『学校の帰りだったかな…?突然帰ってこなくなってそれっきり。今もまだ見つかってないよ』
ヒュッ…と息を呑む。
行方不明が怖いからではない。
きっと俺は、
彼女の居場所を知ってしまったのかもしれない。
ーあじさいー
あじさい
花言葉…移り気
色んな気持ちにその時々で
変わる…
何役にもなれる器用な
印象
どれがわたし?
どれもわたし…
とらわれなくて…
じゆうなの…
曖昧でわからないの…
ふあんなの…
でも…
ふあんをたのしんで…
風に吹かれながら…
色々変化する
七変化のよう
彩り豊かで…
きれい
美しい…
楽しませて
くれて
ありがとう
好きな色を聞かれて困った時、私は必ず
「あじさいの色。」と答えた。
私は特にこの色が好きって色が無いからだった。
だからわざと曖昧に答えた。
私の好きな花の色。
今日の帰り道、あじさいは咲いているかな。
傘を差して歩く帰路の道。
『あじさい』
あじさい
あじさいは、
土の酸性度で色が変わるらしい。
私も違う土地に行けば、
その土地に染まることが出来るかな。
あじさい
辛い。ただただ辛い。
高校を卒業し、バイトを初めて約2ヶ月経つが、
もう辞めたい、仕事に行きたくないと思ってしまっている。18歳でありながら、SNSでよく見る「仕事やだ」を痛感してしまった。働く前は、自分の好きな物を扱う仕事だしと思ってはいたが、次第に雲行きが怪しくなっていた。もちろん自分の好きな物に触れている時は幸せすら感じるのだが、いかんせん、私は人と関わる事が苦手なのだ。そのため、職場の先輩との接し方やマニュアルはあれど、お客様の接し方などなど私にとっては難しすぎる問題があるのだ。一応、接客業無しで自分の好きなものに触れられる職業があるのだが、成ることが難しい上に、稼ぎが少ない時と多い時のピンキリ。
つまり、慣れしかない。不運にも私にはお金は必要で
幸運な事に、今のバイト先のお給料がいい。
休憩中そのような事をボケーっと自分の中の上司を納得させる様に考えていると、私よりも少しだけ歳上のかっこいい先輩が、こちらの方を見て、「東さんはこのアニメ見た?」と近くに置いてあった漫画本を指さし問いかけて来た。もちろん私はどう答えていいか分からないので、首を縦に激しく振って答え、以降会話は弾まなかった。それもそのはず、私は、話しかけるな! オーラをとてつもない量放っていたからである。
休憩が終わり、今日も数々の失敗をして、先輩達に迷惑をかけ、恥をかく。仕事終わりの帰り道、失敗した自分への慰めとして、自分の好きな物が展示、置いてあるお店に行く。幸せな時を過ごしながら、やっぱり自分は何かを売るのではなく、消費する方が向いているんだなと感じた。そして、この瞬間のためにお仕事を頑張ればいいんだと気付き、軽い足取りでお店を後にした。
あじさい
一昨年は、青色、ピンク色だった
雨の中、鮮やかに咲いていて心は踊る
去年は、鮮やかな紫も咲いていた
今回も雨の中、咲いている
去年と違った色合いだが綺麗であった
今年は、とんな色のあじさいがさくのだろうか
昨日、鎌倉に行った。
江ノ電の線路沿いに咲くあじさいがとても美しかった。
忘れたいよ
なんで忘れられないんだろう。
忘れたほうが楽なのに
良い思い出より苦い思い出のほうが多い。
また声かけたらまえみたいになる
いやそんなの怖いし一生壊れてしまうかもしれない。
今は会話しない。目も合わせてくれない。
ふとしたときに会話がはじまることがある。
それを信じて。
それからまた何かがはじまるだろうか。
少しでもある思いを消したい。
その方がらくだから。
でも奇跡を信じたい自分がいる。
どうしようもないやつだ。
なんでこうなんだろう。
気持ちを違う方向に向けたい。
忘れたいよ
あじさい
カシワバアジサイという白いあじさいがちょっと苦手。存在感すごすぎて。
あなたのせいではまったく無いのに、ごめんね。
あじさい
紫陽花といえば、この時期に咲く花。
私が住んでるところは紫陽花は残念ながら見当たらないので見る事ができない。
だけど、以前住んでいた街の神社の階段に咲いていた紫陽花が懐かしい。
いつも神社に散歩がてらに階段を登り降りするたびに紫陽花が顔を出していた。近くにカエルもいて、子供が嫌がっていた事を思い出す。
あの神社が名残惜しく感じる。いつかまたあの街へ行く事ができたなら、あの神社に必ず行って参拝を約束しよう。
私を事を知っている彼もきっと喜んでくれるはずだ。
紫陽花(あじさい)
道を歩く時、道の端にに紫陽花が咲いているのを見る。
小学生の頃,紫陽花が綺麗なドレスに見えた
私は可愛くない。ドレスは可愛い人が着るものだ。と遠ざけていた。
長い月日が流れ,今日も歩く。
道の端にひっそりと咲いている紫陽花のドレスを着て,今日も私の女心が泣いている。
#可愛くなくても
#後悔の涙
#今年も綺麗に咲く
雨粒が、緑の葉を揺らす。聴こえてくる蛙の混声合唱に、私は窓の外を見やる。
「はぁ……」
そのご機嫌そうな声と裏腹に、私は小さくため息をつく。この天気じゃあ、多分お客さんは来ないだろうなぁ。それに、何よりも棚の本が湿気るし。
「君たちはいいよねぇ、雨の日に楽しそうで」
私は思わずそう一人ごちる。まあ、雨の日なんて楽しいわけでもないんだけど。
そう呟く私の視線の先には、紫陽花が雨に濡れて鮮やかに色付いていた。
紫陽花の花言葉は
移り気 浮気 無常
らしいよ?
でも、色ごとなら良いことがたくさんあった
紫陽花の一つにまとめた花言葉は残酷だ
そう感じるのはきっと僕だけかな......
# 32
あじさい
ーねぇ、知ってた?
紫陽花って土の性質で色が変わるんだ。
酸性だと青、アルカリ性だとピンク、その真ん中だと紫。
僕の家の近所に、この季節になると紫陽花が咲く場所があるんだ。・・・今度、見に行こうか?
今は、忙しくて無理? 大丈夫だよ。
ーちょっと話は変わるけど、紫陽花の花言葉って知ってる?
いろいろあるんだけど、「辛抱強さ」ってあってさ。
意外だけど、紫陽花の花期がとても長いことが由来なんだって。だからまだ大丈夫。
・・・今は無理でも、いつか一緒に見に行けるといいね。
お題 あじさい
久しぶりに電話をかけた
あなたの声は昔と変わっていて
私が居なくてもあなたは
生きて行けるのだと感じると心寂しくて
雨の中でも美しいあじさいのように
生きて行きたい
あじさい。
あじさいを
見つけると
暑くなる。
酸性とか
アルカリ性で
色が変わる。
白いの
最近
よく見るなぁ。
「アジサイの葉は毒をひめている」
寝腐り、あけはなれた。ぼくはたべても、きっとあまくはない。
まだ、まだ。死の幽香を懐孕していながらも、ねたりない。おやすみなさい。
あじさいの花が咲いてるのを見ると貴女が隣で綺麗だねって笑っている気がする。でも貴女が好きなのは青じゃなくて赤だったよね。知ってた?赤いあじさいが咲いてる地面はアルカリ性なんだって。ここに血を垂らしたら貴女の好きな赤色のあじさいが咲くのかな?人間はアルカリ性だもの。でも貴女が好きだったあじさいを汚すのは嫌だな。
ずっと青いあじさいが並んで咲いているなか小さな赤色のあじさいのかぶが一つだけあった。それは貴女の墓の上だった。貴女は自分から自分の好きだった物へ生まれ変わったのかな?そうだったら良いな。
紫陽花の別名は、「七変化」
花言葉は、「移り気」「辛抱強さ」「浮気」「無常」
リトマス紙の様に色がころころと変わる為
浮ついたイメージの言葉がついている。
でも、見方を変えれば何色にだってなれる
万能な花なのかもしれない。
例えば百合や薔薇の花のように
何ものにも影響を受けず
一本気に我が道を行くのもありだし
紫陽花のように
環境に影響を受けながら、生きるのもありなのだと
教えられているような、そんな気持ちになる。