『あいまいな空』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あいまいな空」
あいまいな空は困る。
雨が降りそうだけど、まだ大丈夫だと思い外に出ると
10分もしないうちに雨が降ってきた…。
大雨が降るという予報だったので
完全装備で出掛けたのに、そんなに降らなかった…。
なんて事がよくある。
いつも、怒れる。
あいまいな空は本当に嫌。
降る降らない、はっきりしてほしい。
「あいまいな空」
どっちでもいい。
どっちかと言うとそっちが良いかも。
こっちだったらあっちの方が良いかな。
君は悪くないと思うよ?
でも貴方だってわざとじゃないもんね。
どっちもしょうがないんじゃないかな?
なんて。どっちつかずなあいまいな返答を
どれだけ続けてきたのだろう。
ふと空を見上げると。
太陽は出ているのに雲で覆われていて、
夕暮れのはずなのに綺麗な曙色だって見えない。
まるで私の心とリンクしているような、
"あいまいな空"だった。
授業の終わりと昼休みの始まりを告げるチャイムが、未だ鳴り続けるチョークの音と共に耳に入ってくる。
溜息は口の中で噛み、目線を窓へと移動する。晴れても曇ってもいない空に対した用はなかったが、そう言えば、委員会を共にするあの先輩は、こんな空を好きだと言っていた気がする。
あの先輩は、今日の空も好きだと言うだろうか。先輩は、他に何が好きなのだろうか。私は、先輩のことを思っていたよりも知らないのかもしれない。クラスも知らない。けれど、他の委員会の先輩より、だいぶ仲が良いはずだ。そんないまの関係は、今の空に似ている。
部活仲間より仲良くなくて、クラスメイトより知らなくて、でも、委員会の中では一番。そんな曖昧な、ともだち?
ぼんやりとしていた世界から、わっと大声を上げて現実に弾き戻したのは、まさに今考えていた先輩で、高鳴る鼓動を大声に結びつけて、文句を口にする。ふわりと笑い、くせ毛をまとめた三つ編みを揺らす先輩は、委員会の事で私を呼んでいたようだった。
教室を出て、笑い声に溢れる廊下を2人歩いていく。ふと、横を見てうつった空に。
あぁ、明日は晴れると良いな。
あいまいな空
【あいまいな空】
⚠⚠BL警告、BL警告。⚠⚠
本文ハ某世界擬人化作品ニオケル〈日本←孛國〉ノBLぱろでぃーデアルタメ、各々ヨロシク検討ノ上読マレルコトヲ望ム。尚、当局ハ警告ヲ事前ニ告知シタ故ニ、苦情ハ一切受ケ付ケヌモノトス。以上。⚠⚠
給仕を捕まえて珈琲を頼むと、窗際のテーブルを陣取り足を組んでどっかりと椅子に座りこむ。懷中時計を取りだし時間を確認すれば、約束の時間にはまだ三十分以上も早かった。なんだかめちゃくちゃ待ち焦がれているみたいじゃねーか、俺樣……今更に滲んできた氣恥ずかしさが無意識に顏を奇妙な形に歪めさせる。ああくそ、雜念は消えろ!と氣を取り直すため、ひとつ大きく深呼吸して無理やり自分を落ち着かせた。輕く頬杖をついて窗の向こうを眺めると、どんよりとしたベルリンのあいまいな空。降りそうで降らない、こんな天氣が好きだと、いつかあいつが言ってたな ―― 待ち人との思い出が不意に腦裏をかすめてしんみりと昔を壞かしむ。頃合い良く運ばれてきた珈琲を手に取って口許へ寄せ、しばし香りだけを味わいながら曇り空の街を眺めていることにした。すると。
「あ」
石造りの通りを行き交う人々、その中の異質なひとりの存在を、素早く視界が捕らえていた。おもわずもう一度時刻を確認してみれば約束の時間ちょうど三十分前。お互い時間守んねーなと苦笑しながら、愛すべき我がもと弟子、日本を胸の内で褒めてやった。俺が見える窗にやつが通りかかるタイミングで手を振ると、表情の薄い顏がちらりとこちらに向けられ俺たちの目と目がばっちりと合う。久々の再會。なのにやつは動じた風もなく、さらりと口角で微笑んで見せただけで窗を通りすぎていった。愛想なさすぎるぜー……
「先陣爭いに敗北するとは、無念です」
對面席に着くや、帽子を脱ぎながらの飄々とした第一聲。ここじゃ目立つ黑髮だ、普通の人間には俺たちは見えねーけど。
「俺に勝とうなんざ百年早いんだよ。……ま、華々しく負けた國が言うのもなんだがな」
肩を竦めておどけた自虐を投げる。そして珈琲をようやく一口。
「勝敗は兵家の常でしょう」
脱いだ帽子で若干亂れた髮を指で梳く。そんな些細な仕草すらも目にしただけで、やつへの戀心を自覺してしまった今の俺は徒に心が跳ねてしまう。しかし孫子の教えできたか……食いつきたいが、戰術論議は一切禁止と嚴しくフランスから戒められていたので、氣の利いた言葉が咄嗟に思いつかず卽座の應酬が出來ない。ぎこちなく默ったままの俺に心得たものか、やつの方から何氣ない話を續けてくれた。
「久々のベルリンなので、半月ほど滯在させていただきます。よしなに」
「……俺が呼んだんだ、追い出しゃしねーから、氣のすむまでゆっくりしていけよ」
ありがとうございます。丁寧に輕くお辭儀まで添えて禮を言う。そしてやつのもとにも俺と同じ珈琲が運ばれてきた。
「もともとお會いしに參る豫定でした。先んじてご連絡下さったこと、まことに嬉しき次第です」
俺に對する社交辭令は許可していない。少々澄ましたセリフだが、素直に聞けば、やつも俺にあいたがっていたってことだよな?愼重に事を運べは陷落まで追い詰められずとも、接近戰まで持ち込んで親密度をグンと上げるぐらいなら手堅く達成できるはず。よし、まずはやつの正確な現状分析からだ。
「ネーデルラントから中々動いてくれなかったんで、焦れちまったんだよ。忘れられてたんじゃなきゃ、安心だ」
輕口で徐々に探りを入れていく。……ん?返答せず唇を指でなぞりながら、珍しく俺の顏をじっと見つめてやがる。ソファに、少し氣怠げに身をもたれさせた姿勢で。訝しげに見つめ返すと、クスリと笑ってようやくやつは口を開いた。
「限界まで焦れていただくべきでしたか……訪いのない私に餓えて、思い亂れるあなたの美しくすさんだ姿を愛でつつおなぐさめして差し上げたかった。急いで驅けつけたのは早計でしたね」
惡びれのない殺し文句。カフェで金縛りに襲われたのは初めてだった。
「―― ベルリン、の、次の、行き先、は、あんのか?歸國、は、いつだ?」
氣力を振り絞り、平然を裝ったつもりが、電信文讀むのが精一杯で。やつを見れば、しれっと優雅に珈琲をお召し中だった。
「今のところ、再度蘭國に戻って、そのあとは未定です」
「……なに?」
ネーデルラント。わざわざ戻るってことは……やっぱりただの經由地じゃなかったってことか。フランスは正しかった……しまった、つい素で聞き返しちまった。僅かながら動搖をみせた俺に、今度はやつが怪訝な眼差しを向ける。
「孛國どの?」
こんなときは、ひとまず話題を變えりゃ良い。
「相變わらず、かってー呼び方。ギルベルトで構わねえ、もう大源でも師匠でもないんだからよ」
ウィンクしておどけて誤魔化してみる。やつも野暮な追求などせず、芝居がかった手振り付きで戲れに乘じてきた。
「眞言名をお許し下さるとは光榮至極。では私のことは、わがきみとお呼び下さい」
「卻下する」
まったく、不埒千萬な愛しい化身め。
二人で大いにふざけあったあと、カフェを出てやつの滯在先へと連れ立った。
あいまいな空
現状を打破したい
前進したい
でもだって
と勇気を出せず
尻込み足踏み
変わりたい
けど考えるだけで面倒に
どっちつかずの心模様
見上げた空もぱっとせず
今日はあいまいな空だな…
たぶん晴れ女だし傘はいっか
ヤバい急がなきゃ~~玄関の外に出る
見回すと うん 降ってない
マンションの外にでる
雨がパラパラと降ってきた
急いで傘を取りに戻った
傘を手に外に出たら既に止んでいて
結局その日は傘がいらなかった
✴️58✴️あいまいな空
色を塗って名前をつけて線を引いて区別して
まるで本当のことを知ったつもりでいたいの
「あいまいな空」
かよ 「最近、なにもかもうまく行かないんだよなぁ」
はな 「天気も悪いともいえないし……」
かよ 「あいまいすぎるって」
はな 「もっと上手く行けばよかった」
空から堕ちてきた…
君は天使…
雨粒…
大地を潤い…
心を満たす…
君は天使…
灰色の空は…
もうじき…
君に天使を…
憑き物が落ちてすっきりしたような
これからのことに不安が押し寄せるような
この気持ちに名前をつけられない
あいまいな空
晴れているの?雨が降るの?
降水確率50%
はっきりしないね
わたしと、おなじで
#あいまいな空
こんなものを書いてなんだが、言葉にすると薄れてしまう感覚はいつもある。
自分の中を100%表せる語彙力など求めてはいないが、言葉の宝探しの中で黄金を見つけられる探知機は欲しいものだな。
曖昧な情報
私は小学生のとき噂を流されました.
それはAくんと付き合っているという嘘です。
なので私は違うよ!というと恥ずかしがるなよーと言われます。
なので私は無視をしていました。
するとは?なんなのと怒ります。
そしてその噂を流している子が私が8人と付き合っていると噂を流しました。
それはもちろん嘘で瞬く間に広がりました。
ですがもうそんなにからかわれたことはないです。
もしかしたらそれが私のモテ期?かもしれませんでしたw
天気予報では、雨は降らないと言っていた。けれど空には厚い雲がかかっている。
雲の切れ間から見える空は青空とは言い難く、薄っすらと灰色がかっていた。
日差しがない分涼しいかと思ってベランダに出てみると、お世辞にも心地よいとは言えない夏の前の暑さが肌に触れる。
春とも夏とも言えない、曖昧な天気。
昨日は気持ちよく晴れていたのに。
この時期の日ごと目まぐるしく変わる天気が苦手だ。
さらっとして包み込むような春風から、梅雨そして厳しい夏が訪れるのを予言するようなじっとりとした風に変わり、気温も暑かったり寒かったり、どうしてこんなにも人類を振り回すのか、と地球に問いかけたくなる。
おかげで明け方寒くて再び引っ張り出した毛布やら、昼間あまりにも暑くて慌てて出した夏物の衣装ケースやら、かと思えば涼しい夕方に羽織ったカーディガンやらで、部屋の中も目まぐるしい様子になってしまった。
来週には梅雨入りするらしい。
ゆううつ。
子供の頃は雨が続く梅雨も日差しが降り注ぐ夏も素直に受け入れていて、いっそ非日常感があって楽しかったのに、いつから苦手になってしまったんだろう。
きっと、それにまつわる面倒ごとをたくさん覚えてしまったからだ。
わたしがおとなになったせいだ。
もう水たまりに飛び込んだり、傘を逆さにして雨を貯めたり、タンクトップ1枚で外を歩いたり、ホースの水を浴びたり、そういうことはできないおとななのだ。わたしは。
「あいまいな空」
晴れてるのに
雨がふってたり
雨が降ってるのに
太陽が顔出してる
そんな時
俺は、ひとりで
ワクワクしてる
このどっちにでも
行ける空の
顔は、
何だか
楽しい事が
起こる前触れみたいで
俺は、
ひとりで
ワクワクしてる
あいまいな空
あいまいまいまいあ
まいまいまいあ
いまいまいないな
なまなまいあない
あまないなまいあ
さてこの文字の中に空が隠れています
ど〜こだ?
……
……そう
その通りだ
今貴様がこの文章を読んでいる間に
我が刺客が貴様の大事なものを潰しに行ったのだ
あるはずのない空を探している腑抜けめ
咽び泣くが良い!!
え?
大事なものなんてない??
別れたばかり??
うっそ〜ん
寂しいな貴様 失恋したのか それはつらいな
逆に外に出たほうがいいよ 刺客には我が言っとくからさ
よく寝て良いもの食べてさ
ニコニコしてたらあっという間に恋人なんていっぱい出来るだろ
なんなら刺客紹介しよっか??ちょっと鼻息荒いけど…
あらら泣いちゃった やだった?元気出しなよ〜
おわれ
「あいまいな空」
この雲、私の心を表してるみたい
彼氏と別れた今日、なんとも言えない気持ちが私の中をうごめく。
どうしても忘れることができない彼のこと。
私の心はぐちゃぐちゃだ
あいまいな空
梅雨の時期の空はあいまいだ
あまりにも暗く曇っているから雨が降るのかな?
と思いきや雨は降らず曇り
人も同じで
なぜそうなったのか?を問うと
はっきりしない口調で濁される
はっきり答えて欲しい時ってありませんか?
何でもかんでもはっきりすれば正解
というわけではないが
はっきり言ってもらえたら頭の中のもやもやが
整理整頓される
そんな時ってあると思います
誰にでもどんな時もはっきり物事を言えたなら
スッキリするのかな?
それとも余計モヤモヤするのかな?
人はやっかいな感情のせいで
悩むしよけいややこしくなる
あいまいだから安心で安全な時もあるのかもしれないけれど
それは相手の事などいっさい考えてないからできる
のかもしれない
まぁ自分さえ良ければ良い時代ではあるが
できれば
自分も良し相手も良しみんな良し
でありたいなぁ
そう思う
"曖昧な空"
「はぁ……」
ため息を吐きながら、灰色の雲に覆われた空を見上げる。
六月に入ってから、ハッキリと晴れている日が片手で数える程しかない。大体雨かどんよりとした曇り空。
今日も今日とて降水確率はビミョーな数字。折り畳み傘が手放せない。今週だけでもう四回は活躍した。
ハナが急に立ち止まったかと思うと、前足を器用に使って顔を洗い始めた。ちなみに散歩に出る前にも顔を洗っていた。
「また降るのか……」
ジメジメしているせいか、周りも自身も精神的に暗くなっている。
「今日もジメジメで嫌ですねー」
ハナを抱き上げながらぼやくと「みゃあん」と鳴きながら、胸元にスリスリと頬を擦ってきた。
すると、辺りの空気が少し変わった気がした。見上げると、先程よりも灰色が濃くなっている。
「今日もUターンかよ」
そう吐き捨てると、身体の向きを百八十度変えて小走りで元来た道を戻って、散歩を中断した。
あいまいな空
恋という魔法は
曖昧な空のように
わからない…
秀でたり
前髪センサー
高感度
半刻以内に
傘で溢れる
【あいまいな空】