『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「ごめんね」
あの時君に伝えれたら
君は今でも僕の隣に居てくれのかな
「ごめんね」
「ごめんね」
鏡に映る私にそっとつぶやく
知っているつもりでいたけど
気づかずにいたんだね
今日はゆっくり休もう
明日は笑顔で会えますように
「ごめんね」
「あんた、朝昼置いておくから食べてなさいね」
きいい、ばたん。一軒家のドアが閉まって、カチャカチャと鍵の音。自室のベッドに寝転がった朝七時、至って健康な私はブランケットの中で丸まっていた。
学校に行けない。出席率がどんどん減り、このあいだついに六割になった。息継ぎみたいに学校に行けば、担任や養護教諭に留年の話をされる。「大丈夫?」という言葉はもはや辞書どおりの意味なんてなく、取ってつけたような都合のいい言葉として発されていた。世界が私を拒んでいる、みたい。起き上がることすらできないのにお腹は空く。本当は消えてしまいたいのに。例えば食べずにいればいい、みたいなことを思っても実行できないのは、私の弱さなんだろうか。世にはそれを容易く実行する人間もいるわけで、その様な些細な比較が私の身体すべてをチクチク刺していた。
親の人肌すらなくなったリビングで、スーパーで値切られたサンドイッチを飲み込む。一口噛んで、咀嚼を何回か、そしてすぐお茶で胃に落とす。繰り返し。手にあったひとつのハムサンドを三十分近く掛けて食べきると、もう癖になった鎮痛剤を飲み込む。偏頭痛というより眠気に近いそれは吹き飛ばされることがなく、食品特有の口臭をせぬよう息を抑えながら、そっとベッドに滑り込んだ。
「ごめんね」 泣きながら母は謝った。
そんな顔を見ているのがとても辛くて、
今すぐにその場から去ってしまいたかった。
私がいるその場には、みんなの泣き声と、
母親の「ごめんね」という声だけが響いた。
謝らないで。お母さんは悪くないよ。
誰も悪くないんだよ。
仕方がないことなんだよ。
「丈夫に産んであげられなくってごめんね」
私が死んだのは、私の体が弱いから。
でも、誰も悪くないよ。
お母さんも私も望んでこうなったんじゃない。
だから、泣かないで。
あぁ、今日もまた、私と同じように
病気に苦しむ人がいるんだなぁ。
でも、何だか楽になったなぁ。
#ごめんね
「ごめんね」よりも「ありがとう」の方が言われて嬉しいってことを私は知ってる。
でもどうしても自分の行動が心配で「ごめんね」という言葉を多用してしまう。
だから「ごめんね」よりもたくさん「ありがとう」と言えるように頑張りたい。
#ごめんね
いつもの口ぐせ
ごめんね…って
そんな言葉が欲しかったんじゃない
何か言ってよ!なんて
ホントは言葉さえ要らなかった
黙って強く抱きしめて
苦しいくらいに
そして涙を拭って微笑ってよ
それがわからないあなたなら
もういいのかな
最後のごめんねは
私から言わせて…
#「ごめんね」
#4話
素直に謝られる子って尊敬する。
私は、あまり謝られないから。
「ごめんね」
って言いたいんだけど。
「ごめん」が言える関係っていいね
「ありがとう」が言える関係ってもっといいね
家族でも恋人でも友人でも
どんな関係でも
素直になるって大事
ちょっとの勇気で
新しい明日が待ってる
『ごめんね』
そんな言葉が聞こえてきて、作業の手を止め振り返る。
だがそこには誰もいない。それもそのはずだ、この部屋にいるのはもう自分一人だけなのだから。
首をひねってから、また目の前の作業に戻る。
そうして二、三分もしないうちに、再びどこからか『ごめんね』という声が聞こえた。
さすがに二度目となると何だか気味が悪くて、作業の手を止めると声の出どころを探す。
しかし部屋中くまなく探したのに、その発生源は見つからなかった。
気味が悪い、そう思いつつも早く目の前のこれを始末してしまいたかったから、また作業に戻る。
パチンパチン、パチ、パチン、パチパチ。
思い出をひとつずつ丁寧に切り落として、箱に詰めていく。
楽しかったこと、嬉しかったこと、悲しかったこと、腹を立てたこと。
最後の一片を慎重に切り落として箱にしまうと、それを今度は鞄に詰め込む。そうしてバラバラになった『思い出』を連れて、この部屋に別れを告げた。
「ごめんね、痛かったでしょう?でもこれで……ずっと一緒だよ」
「ごめんね」
心のなかでは言える。
言葉にはできない。
その一瞬の勇気で笑い合えるのに。
#17 本音は…
━━━ᗢᘏڡ━━━━━━━━━━
異性が 『ごめんね…』と
謝る時、本音は、きっと…
コレだと思う…
✼••┈┈┈••✼
5割くらい
面倒…
寝ていい?
✼••┈┈┈••✼
※1文字目を縦読みすると…
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『
ご
め
ん
ね
』
今日も、普通に学校に行って、普通に勉強して、普通に家で休んで、普通に寝て、当たり前の様に「明日」がくる。
家に帰ったら毎日聞く「ごめんね」お母さんは毎日私に謝りながら泣いている。何があったのか、今の私には、知る由もなかった。
続き出します!!
「ごめんね」
親と喧嘩した。
自分の気持ちが上手く伝えることができなくてつい強く当たってしまった。
本当は抑えたいこの気持ち
思春期って、こんな感じなのか…
#1
「ごめんね」
何度謝っても足りないと思う
あの時の君の悲しみを、私も味わおうと思って…
そうやってここまで来たけど
やっぱり君は君で 私は私で
おんなじ思いをしたところで、代わってはあげられないんだなぁって。無力だなぁって思った。
君は結婚するのかな。
いつかの傷が癒えて、幸せに笑える結婚だといいなぁ。なんて我儘を未だに未練たらしく思ってる。
何よりも貴方の幸せを1番に願ってるから。
幸せになってね。
貴方が笑えてれば、私もきっと笑ってると思う。
想い出をたくさんありがとう。
…さようなら。
ごめんね
「ごめんね」なんて無責任で都合の良い奴だ。それを言えば許されると思って、ごめんごめんごめんごめんごめん。こんな自分が大嫌いだ。
気づかなくてごめんね
鈍感でごめんね
闇を出してごめんね
病気になってごめんね
弱くてごめんね
助けられなくてごめんね
遠足や童歓声水面かな
かき氷ゆる~く笑ふ最後まで
ペンキ塗り鞄に付けた薫る風
遠足や黄色い帽子こんにちは
姫路城白い革細工の財布かわいい
海遊館巨大水槽いい時間
「ごめんね」33
後悔と過ちを含んだ言葉
もう届かないあの人に
伸ばした手が空しく宙をつかむように
私の声はただ闇の中に溶けていく
それでもなんども声にだす
喉が枯れて痛んでも叫ぶ
ごめんね、ごめんなさい
それはあなたへの言葉なのか
それともわたしの中のわたしへの言葉なのか
許して欲しい
だれに?
自分自身に?
【「ごめんね」】
父が購い与えてくれた唯一の絵本を売りはたいてしまったと、家に帰りはたと気が付いたとき、これはヴァージンをも売るしかないと思ったのです。それは酷い、酷い、絶望でありました。人でなしでありました。
「ごめんね」
何度そう謝っただろう。
とても無責任な人だと思われただろう。
実際、そうだったのだ。
本当は、やりたくもないことをずっとやっていた。
みんなこうしているから。
守るものがあるから。
そんなのは全部言い訳だった。
全員が全員、そうじゃなかった。
守られていたのは私だった。
もうやめよう。
謝ることも、人のせいにするのも。
テーマ「ごめんね」
謝ることって意外と難しいことなんじゃないのか
と思う。
喧嘩した時の“ごめん”
素直になれなくて言えなかったりする。
逆に少しのミスですぐ謝るひとの“ごめん”
それが鬱陶しくていやになる人もいる。
人にとっての“ごめん”は価値観が違うこともある
“ごめん”って難しいなぁ...。