そんなのなかったように思う
気付いたら好きなっていた
わたしだけのものにしたい
わたしを彼女のなかで1番にしてほしい
わたしが彼女を1番に扱う権利が欲しい
いつのまにか芽生えた独占欲が自分を突き動かしていた
今覚えはあれは恋なんかじゃなくて、束縛だった
今までずっときみに未練を持っていた
でもこの間わたしの尊敬する人が言ってたんだ
「恋を引き摺る人は引き摺りたいから引きずってるのよ」
わたしはもう君を引き摺るのは辞めるよ
そろそろきみも痛いだろう
きみの誕生日まであと4時間
さようなら17歳の、わたしが愛したきみ
こんにちは18歳の、私が愛さないきみ
明日世界が終わるならなにをするか
ちょっと真剣に考えてみようか
1.一通りパニックになる
「いやだ!!死にたくない!!やだーー!」なんて叫ぶ泣き喚く、人類の醜態全てを晒すかの如く惨めに泣いてみる
2.受け入れる
死ぬのか…そっか…的なマインドになり
「今までありがとうね」と友人にLINE
3.親友に会いにいく
もちろん母親と可愛い猫を連れて。人生最後の日は大切な人たちと過ごしたいしね
4.今までの話をする
ずっとついてた嘘だったり、罪悪感だったりをひたすら話す
5.抱き合って終わりを迎える
まだ学生のわたしにはこれくらいしかできない
けど、もし、将来夢が叶って、憧れの夢の国で働いてたとしたらわたしはその日も休まず仕事に行って1番大好きな場所で死のうとするかもしれない。
映画が好き
時間を忘れて物語に浸るひとときがわたしを自由にする
わたしはわたしであり
どれだけ裕福になっても根底は変えられず
人の知恵は自然に打ち勝つ時もあれば
どうしようもないチカラにひれ伏す時もある
猫を助けたら不思議な旅に出かけられたり
逆に愛しい人をかけて強大なものに立ち向かったり
部活は愛おしいものであることも
乗り越えられないものはないことをも教えてくれる
星に願えば願いは叶い
少女はお姫様になれて人形は意志を持てる
人生の教科書と言っても差し支えない映画が好きだ
二人だけの秘密は一個しか当てはまらない
きみがわたしにだけ教えてくれた弱点
ここにも書きたくないくらい、わたしだけの秘密にしたい
きみは優しい人だった
それがわたしを傷つけた
きみはモテる人だった
だからわたし以外にもきみに好意を抱いている人がいた
その子の告白を断って、わたしを受け入れてくれたね
なのにわたしと付き合っているはずなのに
きみはその子と二人で遊びにいくのを辞めなかったね
それがわたしをどれだけ傷付けたかわかっていた?
それと同時に、
その子をどれだけ傷つけていたかもわかってた?
できることなら、優しくしないで欲しかった。