今日、学校の授業で最高に面白いアクティビティがあった
人の自己肯定感についてを勉強してるんだけど
その一環で
自分の背中に紙を貼って、そこにみんなから自分の好きなところを書いてもらう
昨日から見てくれてる人がいたら、
話が続いててわかりやすいと思うんだけど
あの子が、全員が書き終わった後で、一人でなにかこそこそ書いてくれているなと思ったら
あの子が、わたしの紙に
「あと大好き」と書いた
心臓が止まるかと思った
大慌てで、紙をもらってわたしも同じ言葉を書いた
明日学校に行くのが楽しみになった
10年後のわたしから、手紙が届いて欲しいとこんなに思ったことはないかもしれない
10年後のわたしの隣に立ってるのは、もしかして
約束通りあの子なんですか?
どーせ渡す相手もいないし
女子校だし
みんながくれるやつ食べてお返しすればいっか!
そんなことを考えていた矢先だった
わたしの人生は小説みたいってよく言われる
だって、彼女がいたんだ
自分はどうしたって女なのに
去年ひどい言葉を浴びせて一方的に別れた
本当の理由は全部隠して
絶対傷つけた。
だって、別れた直後学校に来なくなったから。
まあすぐ戻ってきて、新しい友達作ってたけど…
それなのに、きみは今年チョコをくれた
わけがわからない。
二年間付き合ってたのに一回もくれなかったくせに
突然わたしがご飯食べてるとこに来て
しかもなんで
なんで
食べさせてくれたの??
なんで「あーん」って言ったの???
そんなのまるで前みたいじゃん。
わたしまだきみのこと好きなんだよ
席が隣で、それだけで苦しいのに。
ずるい人
バレンタインなんて だいすきだ。
「お前のおかげで立ち直れたわ」
「〇〇のおかげでこの間の問題解決したよ!」
「お前のおかげでこないだのテスト平均点こえたよ」
「「「私の救世主だよ!!」」」
そう言われている裏で、わたしは震えている。
本当にうまく助けてあげられたかな
もっとかけるべき言葉があったんじゃないか
今困っている人はいないかな
いつのまにか誰かを助けるのが当たり前になって、困ってる人を見捨てられなくなって、自分で自分はもう限界だってわかってるのに助けてあげるのがやめられなくて
いつのまにか軋んだ体と、悲鳴を上げる感情がわたしの中でのたうち回る
「ああ、だれか私を助けてよ…」そんな言葉をつぶやいてベットの上で丸まっている
ごめんね、助けてあげられなくて。もう少しまっててね。
全部助けたその後で、救ってあげるから。
でもそれは、きっと永遠に来ないけど
心許ない2本の鎖に繋がれて
足をブンブン振って、高さを競って
まるで人生みたいだなって
思ったりなんかしちゃって
自分の悲壮感に驚いた
わたしにとっての鎖はなんだろう
今はきっと母親とプライド。
どちらかが切れた途端
わたしはどうなるのだろう
砂漠をいくのは誰のため?
煌めく星の下で凍てつく息
太陽の偉大さを見に沁みて感じる
たった一つの宝を探して
アルフ・ライラ・ワ・ライラ
その果てに待つもの
甘美で耽美な宝物か
はたまた
危険で身勝手な運命か
続けよう
この旅を
最果ての結末は誰も知らない。