今年はどんな年だっただろう。
紅白を見ながら、漫画を読み、ゲームをしているあたりかなり自堕落な一年であったように思う。
来年はきっとものすっっっごく忙しくなる。
大学受験が控えている。
逃げてしまいたいと思うけれど、楽しみとワクワクも同じくらいある
ああ、来年の今頃もこうやってダラダラできていますように!
みなさま 良いお年をお迎えください。
なんか冴えない冬休み
いつもはもっと遊ぶんだけど、毎週木曜日呪われた塾に行かなきゃいけんので、気が気じゃない
呪われたっていうのはそんなスピリチュアルなんじゃなくて、存在がもう精神を摩耗させてくるから、呪いの塾って思ってる
だってさ、毎回25点満点のテストがあって、20点以上取らんと不合格で、不合格になると追試があって、追試2回で退塾なんだぜ?
わたしは今、崖っぷちなんだ
ぶっちゃけ、逃げられる。だって塾だから。
わたしと同じ学校に通ってる子はみんな辞めた。
そりゃ辞めたくなるよ、苦しいよ、テストの時の心音マラソンの後ぐらいあるよ
でも、それでも、なんか辞められないの
辞めますって今日言おうと思ってたんだけど、なんか、この場所いいなって思っちゃうんだよね
あーあ、なんかパチスロにハマるってこんな感じなのかな笑
「祇園精舎の鐘の声。諸行無常の響きあり。沙羅蒼樹の花の色、盛者必衰の断りを表す。奢れるものも久しからず、ただ、春の世の夢の如し。猛きものもついには滅びぬ。ひとえに風の前の塵に同じ。」
ー平家物語 冒頭ー
変わらないものはないと言われれば思い浮かぶ一例だ。
わたしはこれを小5の時に暗唱テストがあったので、覚えた。「ぎおんしょうじゃかっけぇー!!」程度にしか理解していなかったが、中学へ進学し、本当の意味を知った。確かに、変わらないものなんてないのかもしれないと思うけど。
わたしが家族を思う気持ちは、なにがあっても変わらないだろうと思う。
毎日同じ時間、同じ音とともに出発の時を迎える。
朝のホームはひんやりと冷たくて、眠気でとろけそうになっていた自分の体を元に戻してくれる。
思えばベルの音で一喜一憂している。
乗り遅れたことも、ちゃんと乗れたことも示してくれるベルの音。ギリギリの時間に着く電車に乗っているので毎日極限状態なのだ。同じ電車に乗っていると、見知った顔が増えていく。
わたしの使う沿線は、ご老人や、身体、または精神的に障がいを持っている方が多く使っている。だから毎朝何かがおこる。あるときはご老人の昔話に耳を傾けたり、閉所恐怖症の男性と会話して気を紛らわせたり、綺麗なご婦人に声をかけられて舞い上がったり、二重人格っぽい男性のわたしには見えない誰かとの会話を聞いていたり…。
なんだかちょっとヘンテコな毎日
たまに怖いと思う時もあるけれど、人が人といることで人になれるなら、わたしは今日も寄り添おう。
わたしは今ホームで25分後にくる電車を待っている。
今日は今月最低気温の日らしい。
頬と足を撫ぜる風が異様に冷たくて体の先は冷え切ってしまった。自販機を探してホームを一周し、改札へ行ってようやくお目当てを見つけた
自販機の文字通り「あったか〜い」と思いながらペットボトルをつかみ、ほっと一息つく。
そして思う。「とうとう冬が来た。」
取り留めのない日常の話。