四つ。それは、そこら辺にポイ捨てした夢の数。
最初はたしか、アラジンになりたくて、次は夢の国のホテルの従業員、そこから、獣医、教師で、今迷走中。
現実を見ちゃうと、収入とか、世間体とか、自分の知能とか、もろもろが邪魔をしてくる。
1番最後に辿り着く目標は、もう親に決められている。それまでの、あと約10年で、わたしには何ができるだろう。
わたしが1番やりたいものはなに?
わたしがやらなきゃ行けないことはなに?
わたしがなりたいものはなに?
人間としてなれる範囲はどれくらい?
夢があるから、現実があり、現実があるから、夢がある。
必要十分条件。残酷。でもきっと、それくらいが面白い。
「ソーシャルディスタンスを守って…」
と言われてから早くも約4年が過ぎた。
明日からテストが始まる今、「もう一度オンライン授業に切り替わっちゃったりしてもいいんですよー」なんて思ってしまう。
友人と距離を置きたくはないが、テストとはぜひ距離を置かせていただきたい。
泣いて欲しいと願われた人生の始まり
泣いても良いと言われた人生
泣かないでと思う人生の終わり
この関係を今終わらせれば、あのメンヘラから逃がせると思ってたんだ
これまでずっと、クラス違ったのにさ、今年同じクラスになれちゃって。もしかしたら、修学旅行も同じ班で、同じ部屋で、マスクももうしなくていいからさ、余計きみの笑顔がキラキラして見えて、未練引きずってさ。だっさいなって思うけど、あのままだったらわたし、いよいよ終わってたよなって
下の名前で呼んでって言ったきみ
「ふたりのときだけね」って返したわたし
実はデートの時何着たら良いか悩んでたきみ
知らなかったから嬉しくってもだえたわたし
「クリスマス空いてる?」ってさりげなく聞いてきたきみ
「今この瞬間埋まりそう」ってこたえたわたし
オンライン授業の間に電話かけてきて、「〇〇不足だよ」なんて珍しく言ってきたきみ
テンパってzoomから退出しちゃったわたし
あーあ全部覚えてら
「終わらせないで」って、あの日一言言ってくれてたら…
まあ君に限って、わたしの思うとおりの行動なんかするはずないんだけどさ。
いまだに頭文字打つだけで、変換候補の1番上に来るきみの下の名前
ねぇ、わたしいま頑張って男の人と付き合ってるんだ。でも、だめだったよ。全然好きになれなくてさ。ああ「終わらせないで」っていうのはわたしだったかな。でもきみは最高にかわいいからさ、最高にかっこいいからさ、素敵な人に会うんだろうな。
また付き合ってくれなんてワガママ言えるはずない
だって、終わらせるべきだった。後少しで手が出るところだった。何度も、何度も、何度も、手を出したかった。気持ち悪いよな。でもきっと君は、優しい人だから、わたしの手を取ったんだろう?わたしのこと、恋愛的に好きじゃなかったろ?
わたしはすきだったよ。自分でも自分に引くくらい好きだったよ。でも、それに気付いたのは最近だったりするんだ。
ねぇなんでさ、別れよって言った後で、あんなにイライラして友達にあたってたの??どうして、今もわたしを下の名前で呼ぶの?言葉数が少なすぎるんだよ。「〇〇が別れたいなら」って言ったよね?君の気持ち、あの時ちゃんと聞き出せてたら。まだ続いてたかな?
「同情するなら金をくれ!」テレビの中で少女が叫ぶ
わたしがそれを言い換えるなら
「金をよこすなら愛情をくれ!」
歴史の流れがそうさせるのか、はたまた、境遇故にこんな思考をするのか。
金だけを月に一度与えて、家から去る父親が憎い。
そしてその金額が年々、もしくは月によって釣り上がるのが寂しい。まるで、愛してる証だと言わんばかり。
わたしが欲しいのは金じゃない。
わたしは別に、高価なバッグや財布などいらない。
高いご飯なんか、味の良し悪しがわからないので、家で納豆ご飯を食べる方が良い。
昔日のあの日のように、ただ抱きしめてくれたら、わたしの話を聞いてくれたら
それだけで年端もいかぬ小娘の心は埋まるのだ。
一度与えておいて、二度と与えぬつもりなのか?
金よりも価値があるものが私は欲しい。
この思いは強欲で汚らしいとも思う。そして、ついぞ叶うことはないだろうと諦めている。
それでも私は 愛情 がほしい。