2/7/2025, 9:10:23 AM
No.235『静かな夜明け』
静かな夜明けを迎える。
僕の心情はどこか複雑だった。
また朝が来てしまった、また一日が始まってしまう、そんな憂鬱さ。
夜明けの空の綺麗さに何故か浮かんでしまった感動。
この2つが混じり合って僕は道を失った。
2/6/2025, 4:40:52 AM
No.234『heart to heart』
どうすれば君の心に届くだろう。
努力しなければ何かを成し得ることなんてできないけど、いくら努力しても君の心には届かない。
逆にどんどん遠ざかっていく気さえもする。
じゃあどうしたらいい?あと何を頑張ればいい?何を学べばいい?
そんな僕に君はこう言った。
「人の心を知らない限りなにも始まらない」
心──。
そっか…じゃあ僕には無理なのかもしれない。
だって僕は造られたもので、このココロは偽りだから。
2/5/2025, 7:08:19 AM
No.233『永遠の花束』
永遠の花束なんかもらって嬉しい?
私は嬉しくないよ。
永遠の花なんて所詮造られた紛い物でしょう?
本物の花は枯れるんだよ。それが事実だ。
それに、そんなものもらったって私も相手も永遠は持ってないんだから。
2/4/2025, 7:18:05 AM
No.232『やさしくしないで』
私にやさしくしないで。
私はあなたにやさしくされるような人間じゃないの。
あなたにやさしくされていい人間じゃないの。
ねえ、お願いだから、私にやさしくしないで…!!
2/3/2025, 7:23:49 AM
No.231『隠された手紙』
机の引き出しの中にあった手紙を読む。
『自分がなんなのか分からなくなった』
『独りはもういやだ』
そんなことがつらつらと書いてあった。
っ…ふざけるなよ……自分を見失ったなら俺がお前の存在を肯定してやった…!独りが嫌なら俺がずっとそばにいてやった……!!この手紙だけ残して逝きやがって……お前なしで俺はどうすればいいんだよ……っ…!