No.218『明日に向かって歩く、でも』

明日に向かって歩く、でもそれは私の望んだことじゃない。
明日が来なければいい、そう願うのに世界がそれを許してくれない。
昨日に向かって歩くことを神様は許してくれない。
ああ、これを後悔っていうのかな。

No.217『ただ一人の君へ』

君は君のこと「いてもいなくても変わらない価値のない存在」とか「自分の代わりになる人間なんていくらでもいる」なんて言うけどさあ。
今僕の前に立ってるのは他の誰でもない、君しかいないんだよ。
……僕がこうやって話しかけてるのも！僕が手を掴んでるのも！！僕がこうして涙を拭いてるのもっ！！全部君だ！！君だけだ！！ふっざけんなよ！！僕の大切な人を侮辱して！僕の大切な人を傷つけて！！
っ…僕の大切な人は君ただ一人しかいないんだよ……

No.216『手のひらの宇宙』

私は頭がそんなに良くないからこういう表現は分からないけど、「私たちは宇宙にある星の数ほど選択肢を持ってる」っていうことなのかなと考えると少しだけ心が軽くなった。

No.215『風のいたずら』

風のいたずらで今すぐ君のところへ連れて行ってくれないだろうか。
……むりか。だって僕には飛べる翼はない。
だから自分の足で君のところに行かないと。

No.214『透明な涙』

なんで涙は透明なんだろう。
そのせいで君の涙に気づけなかった。
隠すのが上手い君なのに、涙も透明じゃどうにもならないじゃないか。
…なんて、ごめんね。君は何も悪くないのに。