No.18『失恋』
あなたに恋をした。
だが分かっている。
この恋は失恋で終わることを。
この想いを伝えることもできず、ただ朽ち果てていく恋だと。
そもそも、私はあなたに恋をしてはいけない生き物だったのだから。
恋は自由なんて嘘だよ。
どうしても越えられないものを私は持っている。
例え、この恋が叶わなくても…どうか願わせてほしい。
私が恋したあなたが、どうか幸せでありますように。
No.17『正直』
私の人生は嘘だらけ。
なんなら嘘だけでできていると言っても過言ではない。
インターネット上にいる私も、友人の前にいる私も、家族の前にいる私も…全部が嘘で、私自身も本当の自分が分からない。
私の中にある本音を正直に話せたら、心はもっと楽になるのかな……。
No.16『梅雨』
私の心は梅雨のようにジメジメしている。
でも梅雨はあっという間に終わり、夏が訪れる。
それを待とう。例え、夏の訪れが遅いとしても、夏は必ず訪れて私たちを照らしてくれるのだから。
No.15『無垢』
純粋無垢なんて、子供にしか持てないものだと私は思う。
あの頃は何も知らなかった。幼い頃の私は自分の世界しか知らなくて、他の世界を知らなかった。
でも大きくなっていくうちに他の世界を知った。
他の世界は汚かった。
よくも分からないことで人を傷つけ、よくも分からないことで戦争をしていた。
なんでそんなことをしてるの?
私たちはなんのために戦争という悲劇の歴史を学んできたの?
戦争をなくそうと思わせるためなんじゃないの?
それなのになんで武器を持とうとするの?
なんで戦争するの?
暴力でねじ伏せるって何?
なんで世界を平和にしようと、戦争のために使うその知識を使わないの?
使わないならなんでそんな知識を持ってるの?
多くの人が平和や幸せを願っているはずなのに、たった数人の行動のせいでその願いは叶わないのはなんで?
ああ、まだ無垢の心を持っていたあの頃に帰りたい。あの頃のまま、何も知らずに生きていきたい。
でも、私はもう知ってしまった。
だからもう、後戻りはできないのだ。
No.14『終わりなき旅』
終わりなき旅、そんなもの本当に存在するのだろうか?
夢を追うことを終わりなき旅だというのならば、その夢は叶うか、諦めるか、叶わず終わるか、どんな形でもそれは終わる。
生きることを終わりなき旅だというのならば、生きている私たちは必ず終わる。
でも終わりなき旅があると信じたいと思った。
終わりなき旅を信じて最期の瞬間まで生き抜きたいと思った。
そう。それが私の生き様だ。