6/29/2023, 2:18:52 PM
「入道雲ってソフトクリームみたいだね!」
「どっちかというと綿飴じゃない?」
「えー、暑いからソフトクリーム食べたいー」
「それ、ただ食べたいだけじゃん」
食いしん坊な彼女は
なんでも食べ物に例えて話す。
ビーズはキャンディーみたい。
タイルやレンガはチョコレートみたい。
屋根瓦はクッキーみたい。
見事に甘いものばかり。
これでは、お菓子の家ができてしまう。
「そのうち人もお菓子に見えたりして…」
小さく独り言ちる。
その声が聞こえたらしく彼女は振り返り
にっこり笑って言う。
「人間は、甘いだけじゃないからねぇ」
6/28/2023, 11:00:53 AM
蒸し暑い空気。
ジリジリ照りつける太陽。
キラキラ輝く海。
真っ青に晴れ渡る空。
吹き抜ける癒しの風。
風鈴の爽やかな音。
夏祭りのお囃子。
屋台のかき氷やりんご飴。
夜空に咲く大輪の花。
楽しい夏はもう間近!!
6/27/2023, 11:41:11 AM
ここではないどこか。
それは、行きたくて行けない場所。
ここよりもきっといい所だと期待してる場所。
存在するようで、存在しない場所。
『ここ』以外に世界はない。
6/26/2023, 12:02:34 PM
またこの季節がやってきた。
満開の紫陽花に、しとしとと雨が降る。
屋根のない駅のホーム。
傘をさして電車を見送る。
「またね」と言ったあなたの
悲しそうな笑顔が忘れられなくて。
わたしは毎年同じ日の同じ時間の
電車を見送っている。
6/25/2023, 1:33:54 PM
そよ風でも折れてしまいそうで
小雨でも散ってしまいそうで
僅かな光でも萎れてしまいそうで
虫が傍を飛んだだけで枯れてしまいそう。
だから目が離せない。
だから仕舞っておかなくちゃ。
可愛い可愛い私の大事な宝物。