1/9/2026, 4:14:46 PM
三日月
月の欠けている様は弧を描くだとか微笑んでいるようだとか詩的に素敵に著される。だのに、こと人間においては満ち欠けはそのまま良し悪しの評価になってしまう。不思議な話だ。君もそう思うだろ。
1/7/2026, 4:15:20 PM
雪
手のひらにふわりと落ちて、音もなく消えていく。
君はそれを幻想的だと笑ったね。君の笑顔につられて私も笑っていた。消えてしまう様が寂しいとは言えなかったんだ。なんとなく。
1/6/2026, 4:59:19 PM
君と一緒に
ずっとずっと前から想っていたんだよ。私では君に不釣り合いで、私に君はあまりに遠い。わかっていた。それでも願ってしまったんだ。
どうか、一緒に終わってくれないかって。
12/9/2025, 3:36:28 PM
凍える指先
「もう、届きませんね。」
11/6/2025, 12:28:42 PM
時を止めて
「貴方はいつまでも褪せることがないね。」
穢れを知らない真白なワンピースから惜しげもなく晒されるすっと長い手足。可憐で不適な笑みを浮かべる君に僕は淡い想いを抱く。
年季の入った椅子に腰かけ、日々に思いを馳せた。
いつまでそうしていたのだろう。穏やかな日差しを右頬に感じて体を起こす。その暖かさに少しの憂いをもって窓へと視線をやった。綺麗な夕焼け空。
「綺麗だ。あの日もこんな晴天だったよね。」
「帰りがけ君が引いてくれた手を思い出したよ。」
「…」
「そっちでも楽しくやっているのかな」
窓に映った自分と目が合った。あの頃よりも伸びた背。あの頃よりも低くなった声。あの頃よりも増えた皺。
君の清廉なそのワンピースも、可愛くて大好きな笑みもなにもかも変わらないのに、僕だけがどんどん変わっていってしまう。僕だけが時を重ねてしまう。
貴方の記憶はいつか褪せてしまうのだろうか。
君が進んでくれないのなら僕だって進みたくなかった。