3/27/2026, 1:49:43 AM
ないものねだり
貴方は明日を欲しがるね。未来に希望をみて先に進むことを望む。毎日そんなに疲れ切っているのに、それでもまだ笑えるんだ。
私はね、毎夜泣いてしまう君をみて、どうにか、どうか、終わってくれないかと願ってしまうよ。
2/21/2026, 1:52:12 AM
同情
涙をぽろぽろと溢すあなたが綺麗で憐れだった。君のその涙を拭っていた人はもういないし、誰も彼もが君を遠巻きにした。無論僕もその1人。でも勘違いしないでほしい。僕は君への憐れみで遠巻きにしたんじゃないよ。君がそういうのが好きって知ってるから、だからそうしたんだ。僕だけじゃないみんなみんなわかっているんだよ。ああ、お可哀想に。そんな女に捕まったせいで、君が悲劇になってしまった。
2/12/2026, 4:06:55 PM
伝えたい
こんな世界なんかどうでもいいって思ったの。私に優しくないこんな世界はさっさと滅んじゃえば良いんだって。もう早く終わらせたかったの。
家に帰っても暗いままのリビング。返事の返ってこない台所。ずっと冷気が漂ったお風呂。世界に私しか存在しないんじゃないかと思うほどの静寂。
全部全部うんざりだった。いつも帰るのを先延ばしにして、寂しさを紛らわした。
そんな私の嫌なところを、貴方には知られたくない。どうか知らないままでいて。
1/9/2026, 4:14:46 PM
三日月
月の欠けている様は弧を描くだとか微笑んでいるようだとか詩的に素敵に著される。だのに、こと人間においては満ち欠けはそのまま良し悪しの評価になってしまう。不思議な話だ。君もそう思うだろ。
1/7/2026, 4:15:20 PM
雪
手のひらにふわりと落ちて、音もなく消えていく。
君はそれを幻想的だと笑ったね。君の笑顔につられて私も笑っていた。消えてしまう様が寂しいとは言えなかったんだ。なんとなく。